エントリーシートの自由記入欄で印象アップを狙う方法とその効果

エントリーシートに「自由記入欄」があることで、何を書いたらよいのか困る就活生は少なくありません。企業はなぜ自由記入欄を設けているのか?自由記入欄の攻略方法は?など、自由記入欄についてのあれこれをご紹介します。

エントリーシートに自由記入欄があるワケ

学生には負担感の大きい、エントリーシートの自由記入欄。「A3以内の大きさの用紙1枚以内・立体物は不可・自由にあなた自身をPRしてください」程度しか指定のない、自由度のが高いものもあります。まずは、企業側が自由記入欄を設ける意図をおさえましょう。

理由1:志望度の高い学生に応募してほしいから
自己PR・学生時代に取り組んだこと・壁を乗り越えた経験・志望動機など作成に時間がかかるような内容を、あえて自由に書かせることによって、エントリーのハードルを上げるという目的が1つあります。「面倒だから応募をやめよう」と考える志望度の低い学生をはずして、志望度の高い学生だけを取り込みたいという企業の思惑があるのです。

理由2:就活生の個性・創造性をみたいから
このような「自由に発想・自由にアピール」といった作業そのものが好きな学生、フォーマットにとらわれない自由なPRがしたい学生、創造力がある学生を見つけたい、という意図もあります。

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攻略法1:エントリーシートの自由記入欄に自己PR文章を書く

エントリーシートに記載することはすべて「この学生さんは我が社の仕事ができるだろうか?」という疑問に答えたり「この学生さんの話を聞いてみたい」と思わせたりするための内容を書くのが基本です。
指定フォーマットでは紹介しきれなかった「自分の良さ」を伝えるために、何を書くのが効果的か?という視点で選びましょう。

▼自己PR欄のボリュームが足りない!と感じるなら
「自己PRについての補足」「大学時代に1番熱心に取り組んだことと同じくらい頑張った2番めのことについて」などとタイトルを付けて、いちばん大切な自己PRを強化してしまいましょう

▼志望度合いの高さを伝えたい!なら
その会社の入社後の配属希望や、10年後のキャリアプランをテーマに記入しましょう。これらはある程度きちんとした企業研究ができていないと書くことができません。志望度合いの高さが伝わります。

▼面接で突っ込んでほしいポイントがたくさんある!なら
「自己PR」などでは、エピソードは大学時代のものが中心になります。しかし、「甲子園に出場したときの話をしたい!」「中学2年で英検1級を取得した話を聞いてほしい!」など、大学時代より前の「自分の輝きエピソード」を持っているなら、「自分史」や「私の年表」などをテーマにして、面接官の目を引くようなエピソードを散りばめるのも、エントリーシート通過後にも役立つでしょう。ただし、すごさをただアピールするだけでなくそのアピールポイントが志望企業にとってどう役立つのかをふまえて、作成するようにしましょう。

▽エントリーシートに関するリンクはこちら
履歴書エントリーシートの志望動機・自己PRの書のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

攻略法2:エントリーシートの自由記入欄にイラストを書く

自由記入欄に書く内容はその名のとおり「自由」です。内容は「文章を書くだけ」に限る必要はありません。デザインのスキルや、センスの良さなどをアピールするために、イラストを書くという方法もあります。デザイナー職希望などを除けば、「絵が上手であること」は必ずしも必要ではありませんが、自分の「想い」を伝えるために「イラスト」という手法が効果的であると感じたなら、取り入れてみてもよいでしょう。

例えば「子どもと触れ合う仕事がしたい」という希望の学生さんが、「学生時代からボランティアで子どものふれあい広場の指導をしています。貴社を目指していることをお母さん方に伝えたところ、応援のカードをいただきました。こちらをみていただくのが、私がどんな想いで活動をしているかお伝えできると思い、コピーを取って貼りました」というPRなら、「本人が書いたもの」でなくても充分PRになります。何を伝えたいために、どういう手法を使うのか、という点をきちんと説明できることが大切です。

攻略法3:エントリーシートの自由記入欄に写真を入れる

エントリーシートや履歴書に、必ず添付する「証明写真」。企業は当然、写真からの「情報」も選考の対象にしています。言葉では表現しにくい要素をアピールしたいのであれば、写真を利用するのも有効です。

特殊な趣味や、珍しいスポーツなどに取り組んでいて、それがどんなものか説明したいときなどに使用するのもよいでしょう。また、「さまざまな人たちと交流してきました」という状況を説明したいときのように、1件1件、どんな人たちだったのか個別に説明するのは大変なPRをしたい場合は、年齢・性別・国籍などの違いがひと目でわかるたくさんの人達との写真を「証拠」として使うという方法もあります。たくさんの写真をコラージュしたいときは、とくに剥がれやすいため、データをPCで取り込んでから、一枚の用紙にプリントアウトして貼り付けることをおすすめします。

いずれにしても紙焼き写真を使う際は、万が一剥がれたときに誰の写真かわかるように、「氏名+ID番号(エントリー者に発番されていれば)もしくは大学名」を裏面に記載しておきましょう。

エントリーシートの自由記入欄の使い方で注意すべきこと

エントリーシートにわざわざ自由記入欄が設けられている場合、そこに企業が最も注目していると言えるでしょう。企業にいちばん伝えたいことは何か、充分に考慮した上で表現方法を選択しましょう。表現方法は「自由」ですが、内容は「あなた自身が入社に値する人物かどうか」を伝えるものであることを忘れないようにしましょう。

▼とにかく派手に目立つようにすべき?…その必要はありません!
背景全面に色を塗る、「虹」をテーマに行を虹の形にして文字を書く、卒論の内容をビッチリと細かい字で書き込む、飲み会でウケた半裸写真を貼り付ける…これらは実際にあった自由記入欄のNG例です。
背景に色を塗ると、モノクロコピーした際には全面真っ黒で何が書いてあるのかわからない、という可能性があります。行のレイアウトが曲がっていたりするのは読みにくいだけです。また、自由記入欄であっても文字の大きさについては他の項目と同じように「適したサイズ」で記入しましょう。「相手の立場を考えられない」と判断されることさえあります。半裸の写真については「公的な場にふさわしいものかどうか」という基準から逸脱しています。単なるウケ狙い、どころか、「真面目に仕事として取り組む意欲に欠ける」と評価されてしまうかもしれません。

エントリーシートの自由記入欄は戦略的に活用しよう!

自由記入欄も、他の項目と同じようにあくまで「あなた自身を効果的にPRするためのもの」です。自分に合った自由記入欄の利用の仕方を選び、エントリーシート合格だけでなく、面接時にも役に立つ「ツール」として使えるように工夫しましょう!

関連リンク

エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。