エントリーシートの自己PRが書けない人必見!書き方とテンプレ紹介

エントリーシートに必ずと言っていいほど記載しなければならない「自己PR」。何を書けばいいのか思いつかない、自分をPRするのは苦手、という就活生に向けて、書き方のコツと主な業界ごとに自己PRのテンプレをご紹介します!

エントリーシートの自己PR欄がスラスラ書けるコツ

エントリーシートの自己PRは、「この学生はウチの仕事ができそうかな?」と企業の採用担当が想像できる内容であることが重要です。自己PRだけでなく、全体を通して「この学生さんの話をもっと聞いてみたい」と思わせる内容でないとエントリーシートの選考を突破できません。エントリーシート選考を通過するためには、「私はこんなことができます+このような経験をしてきましたから」を基本的な構成にしましょう。

▼結論は先に書く
「サッカーを小学校からはじめて、中学では~高校では~」という書き方はNGです。「サッカーをしているのが、どうしてウチの仕事と繋がるの?」となってしまいます。「私は◯◯ができます。なぜなら小学生からはじめたサッカーで…」という順番で結論から記載しましょう。

▼説得力を持たせるために具体的な根拠を記載する
私は◯◯ができます、と書くだけではなく、それを信じてもらうための根拠を書かなくてはなりません。
「私は協調性があります。友達と意見が別れたときはいつも相手を優先しています。」…これは協調性とは言いません。協調性とは、周囲の人と環境や立場が異なっていても、力を合わせて同じ目標に向かって行動できるという能力であり、「相手の言うことに従う」ということではありません。
「私は協調性があります。所属していた自治会のイベントでは、利害関係の対立する団体間で意見の調整をする役割を任されました。両者の妥協できるポイントと譲れないポイントをピックアップし、最終的には全員が納得できる内容にまとめることができました」このように、きちんと「協調性」を表した内容になっているかチェックしてください。
自分が思っている「自分のできること」と、「世の中が思っている能力の特徴」の内容やレベルが違うことはよくあります。自分だけでなく、一般的にそうと言えるレベルか?ということを意識しましょう。

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エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【金融業界】

▼金融業界「求める人物像」からイメージした自己PR:継続性・正確性・目標達成力など

【例1】目標を達成するまで諦めない粘り強さがあります。大学時代入部したボート部は、万年2部クラスで、1部昇格は絶望的だと代々言われ続けていました。私は「絶対に無理だ」と言われれば言われるほど「やってやろう!」と奮起するタイプです。自分たちの代が主力となる3年までに達成しようと、1年次から体力面・戦術面・チームワークの3つの分野で計画を立てて実行しました。体力面ではトレーニング時間をまず自分が通常メニュー以外に週3時間増やし、メンバーを募りました。戦術面は過去5年遡って試合のビデオを見直し、他校の練習風景も見学するようマネージャと交渉、最も重要と考えたチームワークは、学年キャプテンという新しい制度を発足させ、コアメンバーに低学年から参加してもらうようにしました。細かいことを少しずつ積み重ねた結果、今年1部昇格を果たすことができました。

※客観的に見て難しいだろうと思われること、周囲の誰もが諦めていたことにチャレンジし、長期的な視点で取り組み、実行した点が評価されます。

【例2】物事を確実に、正確にすすめていくことができます。所属しているインカレは、8大学、300人が所属する大規模な団体です。学生以外にも、OBや協力してくださる社会人、地域の方など、多いときには1000人近いメンバーとやり取りをする必要があります。私はその団体の庶務の責任者を2年つとめました。私の代になってから、使途不明金や申請書類のミスは1件もありません。

※具体的に数字で「仕事の大変さ」が想像することができ、きちんとした事務作業を行わないとこの結果を生むことはできないな、と実感できる点が評価されます。

エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【マスコミ業界】

▼マスコミ業界「求める人物像」からイメージした自己PR:行動力・論理的思考力・共感力など

【例1】思い立ったらまず行動、という瞬発力が強みです。例えば趣味で行なっていたボルダリングのサークルが大学にないな、と思った当日にはSNSを作ってメンバーを募り、翌日には大学に届けを出し、他大学のサークルに視察の申込みをしました。現在は60人が所属する公式団体になっています。ほかにも、写真展をしてみたい、ヒッチハイクをしてみたい、と思った当日には行動をおこしています。

※行動を起こした、という具体的な事例がひとつではなく複数あることで、習慣化されていると感じる点が評価できます。

【例2】常に複数の視点をもって物事を考える習慣が身につきました。私の所属するゼミナールでは、毎回1時間のディベートタイムがあります。ディスカッションは学生対院生で行われ、判定は教授が下します。単眼的な視点では、絶対にディベートに勝利することはできません。実際、経験を積んだ院生に学部生が勝利することはそれまでほとんどありませんでした。しかし、「相手の思考をたどる」ことを意識し始めてから、ゼミで唯一、私が院生に勝利できるようになりました。それまで、「自分の意見を押し通すための材料探し」をしていましたが、「相手の意見をより強めるための思考」に変えることことで、逆にこちら側の弱点や新しい問題点に気づくことが増えたということが最も影響しました。

※ディベートという第三者が「勝負」の判定をする場面で技術的に向上した、というエピソードは、「複数の視点」という抽象的な力の裏付けとして納得感があります。

エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【食品業界】

▼食品業界「求める人物像」からイメージした自己PR:社交性・企画力・交渉力など

【例1】初対面の方を含め、相手がどんな方でも、交流を続けることができます。所属しているボランティアサークルでは、学生以外にも子どもからお年寄り、お勤めの方、外国からの留学生までさまざまな人と年間500人近くのかたと交流します。「鈴木さんは、どんな相手でもすぐに笑顔でおしゃべりできるね」と団長に「おもてなし係」を任されました。今では直接面識のある方だけで、2000人のフォロワーと交流を楽しんでいます。なかには、アルバイトを紹介してくださる方、地元へご招待くださる方など、ボランティアをこえてお付き合いを続けていただいています。

※その場だけではなく、その後も継続して交流が続いていること、さまざまな層の方とお付き合いができることが想像できることが評価できます。

【例2】どんなときも、企画者、発案者として行動します。入部したワンダーフォーゲル部では、1年生から唯一企画責任者として短期合宿を運営しました。アルバイト先の居酒屋では、社員も含めた全従業員中で、1番「新商品アイデアコンテスト」で入賞しています。ゼミナールでも、「今までのゼミ発表のなかで、最も興味深い発表だった」と教授からお褒めいただくことができました。例えば居酒屋の「新商品アイデアコンテスト」では、すでに使用している食材で居酒屋ならではのメニューを作りたいと思い、酒器を利用して、10種の突き出しから3種類選んで「利き酒」ならぬ「利き突き出し」をチョイスしてもらうプランでは、お客様とスタッフの距離も近くなったと好評いただきました。

※常に「発案者」として行動する実績が複数ある点、単なる思いつきではなく、理由や根拠がある企画を意識していることが伺える点が評価できます。

エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【自動車業界】

▼自動車業界「求める人物像」からイメージした自己PR:適応力・チームワーク

【例1】新しい環境にすぐに適応することができます。大学時代には大学留学、◯◯大学単位交換プログラム、半年間の海外留学、1年休学しての実務インターンシップという「環境がガラッと変わる経験」をいくつも体験しました。アルバイト、サークルといった小さな環境変化も含めて、どんな場面でもスムーズに受け入れてもらえたという自信があります。自分から自己開示を積極的に行なうこと、その組織の「ルール」を早く理解すること、最初の2日間で、メンバーの名前とポジションを全員覚えることがコツだと考えています。

※具体的に「どのようにしたら環境に馴染むことができるか」という方法論を自分なりに確立している点が評価できます。

【例2】リーダーとして、新しい組織をまとめることができます。大学時代、3つの「新組織の立ち上げ」に関わることになりました。1つ目は所属した体育会に新設された「学外広報部」、2つ目が新しい教授をお迎えしてのゼミナール、3つ目がアルバイト先の新店舗です。それまで、中高の部活のキャプテンなど「すでにある組織」のリーダーは経験がありましたが、イチから立ち上げるのははじめてでした。組織としてのルールをつくること、作業をリーダーが抱え込まず、メンバーに割り振ること、それをきちんとリーダーが把握すること、この3点をはじめから意識できたアルバイト先の新店舗では、アルバイト退職者0人という記録を全20店舗で唯一継続しています。

※リーダーとしての経験が確かにある、と第三者から見ても納得感のある実績が評価できます。

エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【家電・総合電機業界】

▼家電・総合電気業界「求める人物像」からイメージした自己PR:忍耐力・対応力

【例1】逆境に負けない力があります。むしろ逆境を楽しむことができます。一番の逆境は、10年レギュラーを守り続けた野球部で、交通事故での怪我のために大切な試合前に一軍落ちしてしまったときのことでした。普段からメンテナンスに気を配り、体を作ってきただけに、「交通事故の被害者になる」というアクシデントはショックの大きいものでした。しかし、純粋に「考えること」ができる貴重な時間ができたと頭を切り替え、事故の3日後には入院中の病室からみんなに自分が抜けた後のチーム采配を伝えました。自分の言葉がチームを動かしている、という実感を強く感じ、ひと言ずつ、相手がどういう気持ちで自分の言葉を受け取るかを考えながら伝えることで、伝言でも人は動かせることを学びました。

※多くの人が共感する「逆境」のなかで、新たに「学んだこと」がある点が評価できます。

【例2】柔軟な対応力があります。1年生の時から、学祭実行委員を続けています。学祭にはさまざまな外部の方との折衝があります。予算、納期、学生からの陳情などの調整をしながら、「その場で、責任を持ってベストの選択をする」という役割を果たしてきました。例えば3つの枠しかない舞台に、例年の2倍、8団体が申請した際のことです。公平性だけならクジでよいのですが、学祭という舞台では、学祭そのものを成功に導くような「期待」が感じられることが必要になります。そして、それは定量で図ることが難しいものです。例年にない事態を逆手に取り、「学祭前夜祭での本番舞台決選投票イベント」を作って、投票で本番出場団体を決定することにしました。それが評判になり、翌年もさらに希望団体を募り、定番のイベントになっています。

※自分1人ではなく、周囲を巻き込んで行動し、結果を出している点が評価できます。

エントリーシート(自己PR欄)のテンプレ紹介【化学・医薬品業界】

▼化学・医薬品業界「求める人物像」からイメージした自己PR:向上心・信頼性

【例1】目上の方からの信頼を得ることができます。アルバイト先では、50代から80代の方向けに、パソコンの操作方法をお教えする講師の仕事をしていました。単にパソコンの知識がある、という点だけなら、他の講師の方々に圧倒的に差がありましたが、はじめて半年で、リピート率全15教室でナンバー2になることができました。お客様がほしいのは「技術そのもの」ではなく、「昨日より少し上手になった実感」ではないかと思い、何ができるようになるのか、具体的に何度も伝えて褒めたことが満足度をあげたからだと考えます。

※「お客様に知識を伝えて満足してもらう」というシチュエーションが仕事を具体的に想像させる点が評価できます。

【例2】目標に向けて、常に向上心をもって行動することができます。大学入学時に、卒業までに勉強したいことのリストを作成しました。そのリストの中でもっとも難関だったのが、TOIEC850点とMOSの取得のために同時並行で勉強をしたことです。それ以外に授業のレポートなどもあったため、1日の勉強時間は授業以外に8時間近くになりましたが、3ヶ月間続けて、クリアすることができました。

※客観的な「事実」があり、向上心だけでなく継続性・努力も伝わる点が評価できます。

「エントリーシートの自己PR欄は、いちばん大切なスペース!」

業種ごとに、「求める人物像」をイメージした自己PRの例文をご紹介しました。しかしもちろん、これらの能力だけがその業界の「求める能力」ではありません。あなたの「一番の強み」をもっとも納得感のある形でアピールできる自己PRで、「ぜひこの学生さんに会ってみたい」と思われるエントリーシートを作成しましょう!

関連リンク

エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。