【広告業界】インターンシップの選考内容って?応募前に知りたいこと

競争倍率の高い広告業界。そんな広告業界への就職を目指す際、事前にインターンシップに参加しておくと有利になる可能性があります。広告業界のインターンシップの選考内容や、応募の前に準備しておきたいことなどをご紹介します。

【広告業界のインターンシップ選考の前に】まずどのようなことをするのか把握しよう

独創性のある広告企画を世の中に提案していく広告代理店のビジネス。インターンシップでも、学生に対して「単なる就業経験」以上のものを提供するために、各社工夫をこらした内容を用意しています。

選考の流れは、ES→Webテスト→面接(1~2回)という、通常の採用選考よりも面接回数が少ないものになります。短期決戦な分、各ステップの選考倍率は高くなります。

企業がどのような能力や意欲がある人を求めているのかを踏まえて選考にのぞむために、希望する企業のインターンシップ内容は、かならずチェックしておきましょう。

まずは実際のインターンシップ内容を例に、自分ならどのように選考に備えるか考えてみてください。そのインターンシップで取り組むワーク内容に、「どのような人を求めているか」というヒントがあることが多いです。

例:【博報堂インターンシップ】
▼生活者発想合宿
本社での講義と課題演習(3日間)+のグループワーク(2泊3日)計6日間のサマージョブ。募集人数30名
「正解探しではなく、正解のない問いに対してチームで個性をぶつけ合い、アイディアを創出する楽しさ・難しさに挑んでいただきます」
▼クリエイティブサマーキャンプ
本社での講義と課題演習を組み合わせた5日間のサマージョブ。コピーライターコース、アートディレクターコース、インタラクティブプラナーコース 各15名の計45名
「アイディアで世界を変えたい人のインターンシップ」

上記の例から想定できることは、「チームを動かすリーダーシップ」と「広告世界のプロフェッショナルとしての発想力」を求められているということ。いかに「自分にはその力があり、その仕事をしたいと思っているか」をESや面接で伝えることが必要です。

▽博報堂インターンに関するリンクはこちら
博報堂/博報堂DYメディアパートナーズのインターン体験レポート一覧 - みんなのインターンシップ

f:id:hito-contents:20180105143857j:plain出典:pixta

【広告業界のインターンシップ選考1】エントリーシートも気を抜かない

広告代理店のインターンシップは、講義スタイルではなく、ワークショップが中心になることが多いです。そのため、参加人数は数十人程度とほかの業界の企業と比べて少なく設定されていますが、多いときはその枠に数千人の応募があります。広告業界は人気の業界であるため、エントリーシートを通過するのも狭き門なのです。
数千人の学生から面接への通過者を決定するために、エントリーシートの内容も独自性のある項目が設定されます。「自己PR」「大学時代に力を入れて取り組んだこと」といった一般的なものだけでなく、「アイディア・発想力」を問うものや、「問題解決能力」「発想力」「論理的思考」を問うユニークな設問が多い傾向にあります。また、エントリーシートを通過した後の面接でも、記載した内容について詳細を問われることも珍しくありません。
どのような設問が出題されたか、過去の設問例とそれに対する回答例をご紹介します。

博報堂 インターンシップエントリーシートより

設問:あなたの身の回りの「生活者」の行動で、気になっている「変化の兆し」を一つ挙げ、その理由を具体的に説明してください。(400字)

回答:「子どもが自分の時間の使い方を、決められなくなっていないか?」そう感じたのは、小学1年生のいとこと話をしたときのことです。「放課後おともだちとなにして遊ぶの?」と聞いた私に、「学校から帰った後は遊べないよ。お母さん同士が約束してないと。」家に帰ってランドセルを置いたら、公園で待ち合わせ!そんなイメージを持っていた私はびっくりしました。叔母に聞いたところ「高学年になったら自由に遊びに行く子もいるけど、まだ1年生だし、あまり自由にさせておくと心配なの」との説明。
「放課後は何をしよう、今日は天気がいいから鬼ごっこしようか、3人しか集まらなかったらなわとび?」そんな風に、時間の使い方を自分で考えて、毎日を過ごす機会がない。お母さんがあらかじめ決めてくれた遊び相手と、決まった時間に遊ぶ。安全のためには仕方がないことですが、「自分のことを自分で決める訓練」をするチャンスがどんどん減っているのではと感じています。

解説:必要なのは「大きな発見」「斬新な着想」とは限りません。この設問の場合、日常生活の中で、ふとした気づきや問題提起の意識を持つ訓練ができているか、そして他者に共感してもらえるよう論理的な文章が書けるか、という点が評価されるポイントです。もちろん、ほかにも評価ポイントは複数あり、選考担当者によってそのポイントは変わります。いずれかのポイントで評価を得られればよいでしょう。

▽博報堂のクチコミに関するリンクはこちら

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

【広告業界のインターンシップ選考2】クリエイティブテストでは視点の広さが重要

自己PRや長所短所などの一般的な「学生の能力・価値観・性格などを伝える項目」とは別に、 「日ごろから広い視野で物事を見ているか」「柔軟な発想力があるか」などが問われる「クリエイティブテスト」と呼ばれる項目がESで設定されるケースもあります。場合によっては、エントリーシート通過後、筆記試験や面接時に行われることもあるようです。
独創性があるかどうかに加え、なぜその内容にしたかという理由を論理的に説明できるかどうかの2点を見られていると考えておきましょう。まずは自分がその課題に対して「面白さ」を感じることができるかどうか、が最初のステップ。というのも、「仕事を楽しむ」という志向性が高い人たちのなかで一緒に仕事に取り組めるか、という点が大切であるからです。さらに、考えたこともないことに対して答えを導くためには、普段から「自分ではない複数の視点で物事を考えてみる」訓練が役に立ちます。「視点を変えて考える力」は広告の基本でもあるので、日ごろから意識して養っていきましょう。

例:【電通 インターンシップエントリーシートより】
「東京に何か1つ足して新しい東京を創って下さい」この回答は、A4用紙1枚に自由に表現してください。

▽電通のクチコミに関するリンクはこちら

電通の掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

【広告業界のインターンシップ選考3】個人面接・集団面接では具体性のある回答をする

広告業界のインターンシップ選考では、エントリーシートとWebテストで相当な人数が絞り込まれます。面接まで来たら、インターンシップ参加の切符はもうすぐです。それだけに、ここで落ちてしまうのは避けたいところ。面接での注意点について確認しておきましょう。

▼面接時間は意外と短い
学生の人数や面接官によって異なることもありますが、面接時間は基本的に10分~15分程度になります。その間、次々と質問が投げかけられるケースが多いので、じっくり考えたり、言葉を尽くして長々と説明したりする時間はありません。端的に、「聞かれたことに答える」ことを意識しましょう。

▼質問項目はエントリーシートの内容+発想力を問うもの
まずはじめにエントリーシートで提出した内容についての補足質問があります。エントリーシートに何を書いたか直前に確認しておきましょう。一般的な自己PRや志望動機を確認されることもあるので、エントリーシートに項目がなくても、この2点は考えて面接にのぞみましょう。さらに、学生によって異なる発想力を問うような、さまざまな質問がされることもあります。


質問例:
「センスがあるということはどういうことか、小学生に説明するならなんて言う?」
回答例:
「あやとりをやってる時ののび太は、センスがあるね。運動も勉強もダメなのに、あやとりだけはどんな難しいものでもささっとできちゃうでしょ?」小学生なら誰でも知っているのび太があやとりだけは天才級という例を使いました。

【広告業界のインターンシップ選考を突破するために】独創的なアイディアで問題を解決できる能力を養う

広告業界のインターンシップ選考の面接では、物事を多角的に捉える力、発想力、問題解決能力、論理的に物事を説明する力があるかを見られます。それらを身につけるために、日ごろから意識しておくとよいことをご紹介します。

▼興味を広く持ち、インプットとアウトプットの時間を増やす
「相手にわかりやすく伝える」ために有効な手法にたとえ話があります。「相手が知識として持っていること」が何か、ということがわかっていなければなりません。「サッカーでいえばボランチ的な役割だよね」とサッカーに詳しくない人に言っても伝わらないからです。自分と違う考え方、指向性、価値観を持つ人と交流するために、性別、国籍、年代などが異なるいろいろな人と話をする機会を増やしましょう。興味を広く持って情報をインプットし、それを伝えるアウトプットの機会も持つことが大切です。

▼社会人と関わる機会を増やす
同じ世代・趣味嗜好が近い仲間とのコミュニケーションが上手にとれることと、価値観や環境が異なる社会人とのコミュニケーションが上手にとれることはイコールではありません。バックグラウンドが同じであれば、「何となく伝わる」ものでも、異なる環境にいる人に自分の意見や考えを伝えるには、論理的な話し方やバックグラウンドへの配慮が必要になるからです。意識的に社会人と関わる機会を増やしましょう。

競争率の高い広告業界のインターンシップ選考は内容をきちんと把握しよう

広告代理店のインターンシップでは、インターンシップ内容や選考内容を十分に把握したうえで、それにふさわしい内容になるよう心がけて応募をしましょう。そして、日ごろからインプットとアウトプットの時間を持つように意識することが大切です。

関連リンク

広告の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

f:id:epb0804:20171018144023p:plain

著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。