webテストの対策はいつからはじめる?代表的な4種類の特徴を徹底解説

2018-06-04 更新

インターネット上で受けるwebテストは、多くの企業が採用選考に利用し、就活生が避けてとおれないものになっています。今回は、様々な種類があるwebテストの中で、よく使われる4種類のwebテストの特徴や対策などをお伝えします。

【webテストの種類】よく使われるwebテスト4つ

企業はエントリーした学生の選別にwebテストを利用しますが、企業が独自に作っているわけではありません。専門の会社が作成したテストを購入し、選考に利用するのがほとんどです。また、「テストセンター」と呼ばれる専用会場でwebテストを受ける場合もあります。どちらにしても、様々な種類のwebテストが実施されており、いくつかのテストを組み合わせる企業も増えています。数多くあるwebテストの中で、よく使われるものは「SPI」「玉手箱」「GAB」「CAB」の4種類。就活生は1社の選考で、これらの中から段階的に複数のwebテストを受けることになります。例えばエントリー時に「玉手箱」、1次面接後に「SPI」の受験案内を受けるというイメージです。

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webテストの特徴と対策(1)SPI

リクルート社が提供する適性検査で、多くの企業に選ばれる定番テスト。ペーパーテストもありますが、webテストは自宅のパソコンで受験する「webテスティング」、専用会場で受験する「テストセンター」、企業内に設置されたパソコンで受験する「インハウスCBT」の3方式となります。

<特徴>

  • 全体の制限時間のほか、問題ごとの制限時間もあり。制限時間になると次の質問に進む仕組み。
  • 受検者のレベルや回答状況によって出題問題が変化。正解すれば難易度が上がり、難易度が高い問題に正解すると高評価に。
  • 企業ごとに合格ラインが違うので、同じ結果でも通過するかどうかは不明。結果の使い回しは慎重に。
  • インハウスCBTの出題範囲はwebテスティングと同じ。
  • 一部の企業はオプションとして英語、構造的把握力を実施。

<出題科目> 

  • 言語(国語)
  • 非言語(数学や算数)
  • 性格テスト

<対策・練習方法>

  • 問題パターンが決まっているので対策問題集で反復練習が有効です。まずは1冊でOK。短期決戦なら、異なる出版社の問題集を2冊以上揃えるのがおすすめ。練習できる専用のwebサイトも活用しましょう。
  • 多くの問題に答えるにはスピードアップがカギ。時間を計りながらの練習が効果的。
  • 志望企業が採用しているSPIを調べ、集中的に受験対策するのが最も効率的。

SPIのテスト対策は問題集を繰り返し練習することが有効

SPIの対策として効果的な方法は、問題集を繰り返し解くことです。この繰り返しは非常に重要で、SPIを攻略するうえで2つの要素を身につけることができます。1つ目は、問題に馴染ませることです。SPIは考えれば解答できる問題ですが、一問に時間をかけては点数を伸ばすことはできません。時間を計って効率よく数をこなしていく必要があります。2つ目は、苦手分野の割り出しです。試験勉強と同じく、繰り返し反復することでよく間違える問題の傾向を把握することに役立ちます。苦手分野の対策を繰り返し行い、点数を稼ぐことが重要です。

webテストの特徴と対策(2)玉手箱

トップシェアを誇るSHL社の総合適性テストで、大手・人気企業で広く採用されています。問題形式は科目ごとに複数あり、企業ごとに独自の組み合わせで実施。自宅で受験する「webテスト」とテストセンターで受験する「C-GAB」の2方式です。

<特徴>

  • 1問に使える時間が短いため、スピードと正確性が求められる
  • 問題形式は、計数と言語は各3種類、英語は2種類
  • 同じ問題形式では1種類の問題だけが続く
  • webテストでは電卓を使用できるが、C-GABでは電卓を使用できない
  • スピードと正確性が求められるので、特に金融などの業界で需要が高い
  • 商社、証券・投資銀行、総研などの業界で頻出

<実施企業>

  • みずほフィナンシャルグループ
  • 野村証券
  • 三井物産
  • アクセンチュア
  • 住友商事
  • 三井住友銀行
  • 日立製作所
  • 日産自動車
  • キリンホールディングスなど

<出題科目>

  • 計数(数学)
  • 言語(国語)
  • 英語(GAB形式あるいはIMAGES形式)
  • 性格テスト

<対策・練習方法>
玉手箱の対策は、スピードアップと正確性の向上がメインとなります。

  • 短時間で効率よく解答できるように、問題形式の理解度を上げる
  • スキミングとスキャニングの技術を身につけ、長文読解のスピードをアップ
  • 英語の語彙を増やしながら、苦手な文法から復習する
  • 読めない漢字は即調べる
  • 問題集やwebの活用
  • 電卓の使い方をマスターする

玉手箱のテスト対策はスピードと正確性を鍛える

玉手箱の問題は電卓を使うことを前提として作られています。電卓の使い方を覚えることを対策方法として挙げている理由はそのためです。しかし、電卓が得意とする計算もあれば、分数計算を苦手とする電卓もあります。計数理解では、繰り返し問題を解いて、問題自体に慣れていく必要があります。電卓は確かに正確ではありますが、筆算よりも劣る場面があることも事実です。スピードを改善していく課題に対しては、電卓と筆算の使い分けもポイントとなります。より多くの問題で練習して速やかに対応できるよう準備しておきましょう。

webテストの特徴と対策(3)GAB

新卒採用でよく使われるSHL社の総合適性テスト。商社をはじめ、証券・投資会社、総研などの業界に特化しています。ペーパーテストは90分ですが、webテストは10分短く設定されている分、難易度が高いと言われています。

<特徴>

  • 9特性と職務適性8項目が予測される
  • 英語版もあり外国人も受験できる
  • 総合職の適性がチェックできる
  • 出題数が多いので速さが求められる
  • 正確性とスピードが必要な金融・コンサルティング業界で人気だったが、近年では多くの企業が採用

<実施企業>

  • 三井物産
  • サントリーホールディングス

<出題科目> 

  • 計数(複数の図表に関する計算問題)
  • 言語(論理的読解)
  • 性格テスト

<対策・練習方法>
【言語】
評論文、物語、古文、漢文などから幅広く出題されます。短めの文章に対し、4つの質問に答えていくのが基本。文章の理解力、スピード、正確性などのスキル向上が対策のポイント。古文や漢文の基本的な文法は確認しておいた方がいいでしょう。

【計数】
図表に対する質問に答えていく形式。図表の読解力はもちろん、計算問題を読み解く力も必要です。基本の計算式は確認しておきましょう。一朝一夕の対策では通用しない部分もあるので、問題集や参考書、webを活用した反復練習が必須。
他のテストと同様に時間を設定し、時間内に効率的に問題を解くスキルを身につけましょう。時間内に解答できなかった場合は、その原因を突き止め、苦手な問題からじっくり取り組んでみてください。

GABのテスト対策は効率的に問題を解くスキルを身につける

GAB試験の対策は、効率的に問題を解くスキルを身につけることが重要です。そのスキルとは、テストの解き方を学ぶということです。就活のwebテストやどのような筆記試験は難しく作られていますが、参考書などには解き方を解説しています。その解き方を理解して反復することで、解答力を高められます。考えれば解けることは当然ですが、数をこなさなければ点数を得られないことを念頭に置いて取り組む必要があります。

webテストの特徴と対策(4)CAB

玉手箱やGAB と同様にSHL社の適性テストですが、コンピュータ関連の職業に特化した内容となっています。ペーパーテストもありますが、webテストの時間の方が短い設定になっているのはGABと同じです。

<特徴>

  • コンピュータ関連の職業への適性と特性を測定
  • SEやプログラマーの思考を図るため暗号系の問題が多い
  • 難易度が高い

<実施企業>

  • 富士通
  • 大日本印刷
  • フューチャーアーキテクト
  • NTTコミュニケーションズなど

<出題科目>

  • 暗算
  • 法則性
  • 命令表
  • 暗号
  • 性格テスト

<対策・練習方法>
高得点を狙うには苦手な分野を把握する必要があります。なぜなら、暗算、法則性、命令表、暗算という4つの出題科目は対策が異なるからです。まずは、苦手分野の把握からはじめてみましょう。

【暗算】
9分で50問に答えなければならないので時間との勝負。暗算で高得点がとれないのは、早いけどミスが多い人か計算が遅い人。早いけどミスが多い人は、問題の下一桁だけ検算し直してみましょう。下一桁だけなら、それほど時間的なロスもなく確認できるはずです。計算が遅い人は、15秒などタイムリミットを決め、時間がかかる問題は諦めましょう。1問にかけられる時間は10秒ほど。解ける問題を逃さないためにも、タイムリミットは必要です。

【法則性】
法則性の問題は、「移動の仕方」「個数などの増減」「図形の変化」「色の変化」「大きさの変化」「規則性を元にした図解の回転」というパターンの組み合わせ。図形や色などの要素に分解し、そこに規則性があるかを考えてみてください。そうすることで全体の法則性が見えてくるはずです。

【命令表】
命令表の通りに図形や式を変化させるだけ。頭の中でイメージできなければ、紙に書いてみましょう。効果的な対策はありません。問題に慣れるまで続けください。

【暗号】
法則性と同じように図形や色などの要素にわけ、指示記号の意味にある法則を予測してみましょう。

CABのテスト対策は苦手分野を把握してそれぞれ練習する

苦手分野を把握するためには、前説したとおりまずは実際に問題を解くことからはじめます。CABの試験対策の本などで出題科目を一通り把握したあと、問題集や過去問を模したテスト問題を解いてみましょう。しかし、1、2回解いただけでは把握することは不可能です。また、良い点をとることも大切ですが、継続するモチベーションをキープすることも重要です。点数が伸びないからといって一喜一憂するのではなく、繰り返し問題を解き、よく間違える科目や理解に悩む科目を割り出すことを目的とした勉強方法は、モチベーションをキープする手段のひとつです。

webテストは種類を特定して対策するのもひとつの手段!

一言で「webテスト」と言っても、種類や内容は様々。満遍なく対策ができるに越したことはありませんが、かぎられた時間の中では難しいものです。自分が受ける企業のwebテストの種類を見定め、優先順位をつけて効率よく準備するのが得策かもしれませんね。

いつから対策したらいい?webテストで高得点を狙うには

まずは3年生に上がった段階で意識をしましょう。就活が本格化する4年生からはじめては勉強時間に余裕が持てません。大学によっては3年生の就職セミナーやガイダンスで対策本の配布や書籍の購入を促すところもあります。そして夏休みやほかの時期に対策講座があれば可能なかぎり参加しましょう。過去に解いたことのある問題を改めて自己学習することと、全く知識がない状態からはじめる自己学習では理解に大きな差が生じます。少なくとも就活解禁日までには一通りの対策を終えておくことが望ましいと言えます。webテスト対策は計画的に進め、高得点を狙うためにも反復練習を継続することが重要です。

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。