内定したのに単位が足りなくて卒業できない!?救済方法を教えて!

一生懸命就活して、第一志望の内定が出た!あとはバイトに卒業旅行に…と思っていたら、卒業単位が足りないかもしれないことが判明。そんなの立ち直れない…!そのまま諦める前に、最後まで試してみてほしい方法をご紹介します!

まずは本当に卒業できないのか確認しよう

成績証明書を他学部の友人と見比べていたら、「これって卒業できるの?留年にならない?」と尋ねられて、「卒業できない!?」と思い込んでしまうケースは、毎年発生しています。同じ大学でも、学部によって卒業要件は異なります。「おかしいな?」と思ったら、友人同士でチェックするだけではなく、必ず学部事務室などで、正確に単位を再度計算してもらいましょう。
もしも、本当に単位が足りない場合は、その場で以下の3点を必ず確認をしてください。

1.何の単位が何単位足りないのか
2.今の時点から、それをリカバーする方法はあるのか
3.方法があるのなら、手続きはどのようにすればいいのか

試験後の成績発表の場で、単位を落とすことが判明した場合ですが、評価について「出席も提出物もきちんと規定をクリアしているはずなのに」といった不明な点があるものがあれば、判定についても合わせて確認してみましょう。問い合わせ先は教授、学生課、学部事務室など大学によって指定先が異なりますので、確認しましょう。どんな対策をとるよりもまず先に、「現状確認」をすることがマストです。

▽単位に関する就活生のクチコミはこちら
単位が足りないのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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内定したことを教授に報告し、単位について相談してみよう

単位についての相談が可能になるのは、「成績判定前」というタイミングだけです。一度正式に判定された単位を覆すことは、明らかな判定ミス以外はもちろんありません。成績判定を待たなくても、テストの出来具合の感触や出席日数などで、「この単位、落とすかもしれない」という予想はできるはずです。できればテスト期間中や、テスト直後など、教授がまだ成績判定に入る前の時期がよいでしょう。

単位ごとに、教授を訪問します。その際は、「単位取得についてご相談があります。お時間をいただけますでしょうか?」と丁寧に依頼してください。時間をもらうことができたら、教授に本題の相談をしましょう。

<例>
「おかげさまで、株式会社◯◯に内定をいただきました。今まで就活で思うように学業とのバランスがとれず、お恥ずかしい話ですが、今回の単位について、テスト本番だけでは確実な単位取得の自信がありません。なにか、テストに加えて単位取得を認めていただける可能性はありませんでしょうか?」

レポートや追試、なかには「休暇中に教授の学会のお手伝いをすること」など、さまざまな方法で、救済のチャンスを設定してくれる教授も少なくありません。もちろん、そのためにはあなたが「努力をする」という意欲と姿勢を見せることが何よりも大切です。

資格などで卒業単位になりうるものがないか確認してみよう

すべての大学で認められている制度ではないため、大学ごとに確認が必要になりますが、TOEICや簿記などの資格を取得することで、卒業単位に認定する制度を設けている場合があります。なかには、入学前に取得した資格であっても単位として認められるケースも。
特に、日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)、財団法人全国商業高等学校協会主催簿記実務検定(全商簿記)、社団法人全国経理教育協会主催簿記能力検定(全経簿記)といった簿記系を会計学の単位として、基本情報技術者、初級システムアドミニストレータ、ITパスポートといったIT系を情報技術学の単位として認めることがあります。

これらの資格は受験機会が年に複数回あるものが多く、就職活動中も、就職後も評価される資格でもあります。資格取得を検討している場合は学部事務室に確認をしておくとよいでしょう。逆に、シラバスに載っていても「資格単位は卒業単位には算入しない」という大学もあるため、注意が必要です。

手を尽くしても留年したことが決まりそうなら内定先企業の人事に相談しよう

実は、「卒業できなかったときは絶対に内定取り消しになる」とは限りません。内定承諾書の「内定取り消し事由」のなかに「201●年3月時点で大学を卒業できなかった場合」との文言が入っている場合でも、企業によっては、前期分である半年間、もしくは翌春までの1年間、内定者として入社を待ってくれることがあります。また、「仕組みとして一度201●年入社としての内定は取り消すけれども、翌年の新卒採用で、最終面接から選考に参加可能」など、選考を優遇するというケースもあります。

しかし、卒業見込み証明書を提出し、翌春の入社を誓約して入社試験を受けたわけですから、学生側から「留年したのでもう1年待ってください」とお願いすることは失礼にあたると感じられることも。会社に連絡をする際は以下のように問い合わせてみましょう。

<例>
「お恥ずかしい限りですが、すべての単位が取得できず、留年が決定してしまいました。来春入社ができず、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。留年となってしまいましたが、御社で働きたいという気持ちに変わりはありません。また翌年、再度入社試験を受けさせていただくことはお許しいただけますでしょうか。」

会社によっては「受験機会は一人につき一度だけ」と定めているところもあります。その上で、会社側の判断に従ってください。

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もし留年と内定取り消しが決定してしまったら留年期間を無駄にしない努力を

まずは確実に単位を取得するのは当然のことです。一度の留年は不問でも、二度の留年は無条件で不採用、という企業も存在します。履修登録のときには自分だけでなく、ゼミの担当教授や教務課・学部事務室で卒業単位についてもう一度相談し、確実に卒業単位を取得できるように履修登録をプランニングしてもらいましょう。残り単位が1コマ、2コマといった少ない数であった場合は、単位取得以外にも留年期間をさらに充実したものにすることで、時間を無駄にしないように行動することをおすすめします。
就職活動についても、「もし自分が3年生からやり直すとしたら、こんな風にしてみよう」と思っていたことを、ぜひ実際に取り入れてください。

「なぜ留年をすることになったのですか?」「留年をしたことで学んだことはなんですか?」という面接での質問にきちんと答えられるように、早めに準備をすることも必要です。また、短期留学やボランティア活動、入社してから役に立つような資格取得にチャレンジするなど、「去年より成長したと胸をはれる環境」を作っていく意欲が大切です。単位数によっては前期で卒業可能な場合もあるでしょう。学費と就活状況など総合的に検討し、どのタイミングで卒業するか、最終判断してください。

内定しているのに卒業単位が足りない場合は、分かった時点で迅速に動くことが大切

「せっかく第一志望の内定が出たのに卒業できない」というもったいない事態を避けるために、単位がぎりぎりの人、3年生までに一つでも必修単位を落とすことがあった人は、一日でも早く行動することが卒業への鍵。最後まで諦めずに動きましょう!

関連リンク

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。