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飲料、食品業界を目指す就活生必見!面接でよく聞かれる質問&回答例

就活生から人気の高い飲料・食品業界。面接での質問には特徴があり、その回答例を把握しておくことは、ライバルに差をつけるためにも重要です。よく聞かれる質問と回答例を紹介しますので、参考にしつつ自分の面接準備をしましょう。

【面接前におさえておこう】飲料、食品業界で求められる人材と採用担当者が見ているポイントとは?

(1)飲料・食品業界の現状と求められる人物像
最初に、最近の飲料・食品業界の就活市場と動向について説明します。
まず就活市場についてですが、大手メーカーでは職種によって内定獲得倍率が200倍を超えるものもあるなど、学生は激しい就活競争にさらされているようです。
市場動向としては、国内飲料・食品企業大手は買収や資本提携などを海外で積極的に進めるなど、いずれも企業同士の厳しい競争が続いています。さらに平成25年以降の円安基調も逆風の要素となっています。

様々な課題のある飲料・食品業界で、求められる人物像とは「単なるその企業の商品のファン」ではなく、「自社のことをしっかり理解し、主体的な発想を持って、発展に貢献してくれるだろうと期待できる人物」です。
ただ単に「私は御社の○○という商品が大好きで志望しました」というよりも、「これから業界全体が○○となっていく中で御社の○○をヨーロッパやアジアでもさらに広めていきたい。御社のチャレンジする人を称賛する社風であれば、それができると信じています」という風に、その企業の現状と特徴を絡めて話をした方がプラスの印象が残ります。
こういったことからも企業や業界の動向分析は必須であり、分析ができている学生は企業からも求められる可能性が高くなります。

(2)採用担当が見ているポイント
採用担当官と話をする際に覚えておいてほしいことは「企業は、就活生が即戦力になることを期待しているわけではない」ということです。本当に即戦力を求めるのであれば、企業は経験のある中途社員を雇用したほうが早いです。よって、皆さんにまず求められるのは「将来性とポテンシャル」です。例えば「一度説明を失敗してしまい、その後から急に消極的になってしまう」というのも損です。それよりも、「すいません。説明を間違えてしまったので、訂正させてください」と言って「非を認めて、リカバリーをしようとすることができる子だ」と思ってもらえるほうが、結果的にプラスになることもあります。将来性もポテンシャルも十分感じてもらえるでしょう。
また、併せて「自身の製品への想い」を伝えられると尚良いでしょう。なぜなら飲料・食品という生活に身近なものにも、どれだけ意識を向けて思考できているかを人事担当者は見ているからです。重要なのは、「現実的に実行可能かどうかではなく、自分なりのストーリーが語れるか」です。
具体的には、下記のような内容です。

「私が御社を志望した理由は、製菓の取り扱い最大手の御社において世界をリードするような製品を開発し、より多くの人々を笑顔にしたいと思ったからです。今後、少子高齢化の影響により国内の製菓の売り上げは下がると予想されますが、そんな中でお菓子の売り上げを伸ばすためには、私は食育が必要だと考えています。例えば自分が部活動をしていた際には、試合前の栄養補給に御社の製品をよく食べており、栄養補給の重要さを感じていました。お菓子類は肥満の原因のように、悪者扱いされることが多い昨今ですが、正しいタイミングで正しい栄養を補給していけば、それは健康に繋がるということをより多くの人に知ってほしいと感じています。それが多くの人をより幸せにしていくと思うため、私は御社の中で正しい食育を広めて、より発展させていきたいと思います。」

上記を読んでいただくと気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、必ずしも論理的とはいえない部分があります。「お菓子の売り上げを伸ばすためには食育が必要だ」というのは、もしかすると間違いかもしれません。しかし、自分自身でしっかりと企業研究をして臨むことで、自分なりのストーリーを語ることが出来るようになり、そのストーリーが人事担当者の方に想いを伝えるポイントになるのです。実体験を交えるのも一つのコツです。
「しっかりと自己分析・企業研究をして、それを簡潔に伝える」ということを意識しつつ、「自分の気持ちを素直に、相手に伝わりやすいように表現する」工夫もしてみてください。

出典:pixta

飲料、食品業界の面接でよくされている質問例と採用担当者を惹きつける回答例