面接の自己紹介や自己PRが得意になれる!制限時間別の対策とコツ

2018-06-04 更新

面接で必ずといっていいほど聞かれるのが自己紹介や自己PRです。しかも、制限時間が指定される場合もあり、その中で自分の良さを伝えなければなりません。効果的にアピールできる基本構成やコツについて具体例を交えて紹介しましょう。

面接の自己紹介と自己PRの共通点と相違点まとめ

自己紹介や自己PR、この2つは似ているようですが違う点もあります。最初に、2つの共通点と相違点をまとめてみました。人事担当者によっては厳密に分けて質問する人もいますので、しっかり区別してアピールするようにしましょう。

共通点

自己紹介も自己PRも、自分のことを相手に伝えるという「目的」は同じです。就活では、面接を通じて自分自身のことを面接官、ひいては志望企業にわかってもらうのが目的なので、この点は共通しています。また、「伝え方」も自分のことを自分の口で伝えるので、何を取り上げて何を話すかは、どちらの場合も本人に任されています。

相違点

「自己紹介」は、伝える内容が事実のみ(プロフィールや属性)が基本ですが、「自己PR」はその事実に何らかの付加価値をつけ相手に積極的にアピールしています。たとえば、「私の大学の所属学部は、経済学部です。」は「自己紹介」で、プロフィールのひとつの項目を伝えていますが、「私の所属は経済学部で、経済常識や動きについて知識があります。」と言えば、事実にプラスして「経済学部だから、こんな力がある」とPRしています。

したがって、「自己紹介」と「自己PR」を区別して尋ねる面接官の特徴として、面接の冒頭で「では、はじめに〇〇さんの自己紹介を(名前、大学、専門科目など履歴書に沿って)お願いします。」といったようにまず概略を尋ね、詳しい「自己PR」は後ほど聞くという使い分けをする傾向があります。

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面接の自己紹介・自己PRで制限時間内に十分アピールするためのコツ

「自己紹介」にせよ「自己PR」にせよ、実際の面接では短い時間での発言を求められるので、アピールするためのコツが必要です。だらだら話すのはNGなので、ここでは、具体的な基本構成と骨子案を紹介するとともに、合わせて、話し方、目線、表情など気をつけるべき点についても言及します。

自己紹介・自己PR共通!基本構成の骨子例

1.自身の所属大学名と氏名
「〇〇大学〇〇学部、〇〇と申します。」
2.面接の機会をいただいたお礼の一言
「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。」
3.面接への意気込み
「御社を第一志望と考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。」
4.志望企業に興味をもったきっかけ、エピソード
「この度御社に興味をもちましたのは、…というきっかけがございました。」
5.自分の出身地・性格などのアピールすべき特徴
「私の出身(性格など)は〇〇で、大学入学と同時にこちらに越してまいりました。」
6.自分の特徴を客観的に理解(証明)できるようなエピソード
「私の性格的な特徴を証明できる出来事として、…なことがありました。」
7.仕事を通じて実現したい将来の夢・キャリアプラン
「私が社会人(御社に入社)となった時に実現したい夢は、…です。」
8.締めの言葉
「以上が私の自己紹介です。本日はよろしくお願いいたします。」など

面接で好印象を与える姿勢とは?

1.背筋を伸ばし、視線はまっすぐ面接官に向ける。
2.全体に体の力を抜き、下腹部で呼吸し息を整える。
3.あごを引き気味にし、口角を上げて柔らかい表情を心掛ける。
4.最初の名前の発声に特に気をつけ、いつもより少し大きめの声を出すようにする。
5.話し出す時と話し終わった時は、面接官に軽く一礼する。

【制限時間1分】面接での自己紹介・自己PRの基本構成と具体例

基本骨子を組み合わせて、まず「1分間で」と指定された場合の、自己紹介の例文を紹介しましょう。骨子の「1.2.3.5.8.」からピックアップしていますが、PRの中心は「5」にします。1分間で話す内容は字数にすると、約300~350文字と言われますが、「5」で全体の約7割(230文字=約40秒)を使う構成になっています。

短い時間での自己紹介は自己PRを中心に話す

1.~3.基本紹介 10秒

5.自分の出身地・性格などのアピールすべき特徴 40秒

8.締めの言葉 10秒

「〇〇大学 〇〇学部からまいりました、〇〇〇〇(姓名)と申します。本日はお忙しい中、面接の機会をちょうだいし誠にありがとうございます。
まず、私の出身は〇〇県でございます。履歴書にございますように、〇年に地元の高校を卒業、同年に〇〇大学に入学し、こちらに越してまいりました。

性格は、ひと言で申しますと、明朗快活であること、そして何事にも積極的に行動できることです。学生時代は、〇〇サークルに所属しておりました。サークル活動では周囲からも慕われ、副部長を任されていました。特技は英会話で、昨年秋に英検2級を取得いたしました。また、好奇心が旺盛なところがあり、趣味で親しい友人と休日にはグルメ探訪を行っています。以上簡単ではございますが、私の自己紹介とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。」

【制限時間3分】面接での自己紹介・自己PRの基本構成と具体例

制限時間が3分になると、字数換算で一気に900~1000文字に増えるので、その分を基本構成の「4」(志望企業への興味のきっかけとエピソード)と、「6」(自分の特徴を証明するエピソード)を加えます。1分に比べ時間的余裕もあるので、「4」「5」「6」のエピソードは時間配分(合計140秒)を見ながら、1件ないし2件用意しておきます。また、1.~3.および8.は、ゆっくりと時間をかけても大丈夫です。

自己PRを証明できるエピソードを盛り込む

1.~3.基本紹介 20秒

4.志望企業に興味をもったきっかけとエピソード 40秒

5.自分の出身地・性格などのアピールすべき特徴 40秒

6.自分の特徴を客観的に理解(証明)できるようなエピソード 60秒

8.締めの言葉 20秒

「(4)私が御社に興味をもったきっかけは、先日行われました合同企業説明会において、ご担当の方が説明された事業内容を説明です。もともと興味のある分野でしたが、詳細をお聞きすることでさらに興味が深まり、御社を志望することにしました。特に新規事業では同業他社が未進出の分野に、先陣を切って進出されるとお聞きし特に興味を持ちました。

(6)私の性格は、明朗快活で積極的であるという自負がありますが、その証拠としてサークル活動で副部長として頑張った実績があります。それは、当初20名ほどしかいなかった人数を副部長である私が先頭に立ち、倍の40名に増やしたということと、とにかく明るく元気なサークルにして県大会入賞を目指そうという目標を立てたのですが、昨年の秋についに目標を果たしたことです。

また、特技においては英会話がありますが、2回生の秋にアメリカに短期の語学留学を決心し、その結果英会話力のレベルアップにつなげることができました。そして、当時交流のあった友達とその後もSNSで交流を続け、英語力の向上や海外情報の収集に努めています。今保有している英検資格の2級から上を目指し、日常会話にとどまらず今後はビジネス英語も挑戦していきたいと考えています。」

【制限時間5分】面接での自己紹介・自己PRの基本構成と具体例

制限時間が5分となると、単純に字数換算では約1500~1800字となり、かなりの情報量でてPRすることができます。3分間との比較では、基本骨子の「7」(仕事を通じての夢)がさらに加わることになります。しかし、単に「7」で2分間分を増やそうとすると、どうしても間延びしてしまうので、「1.~8.」全体の時間を再配分したうえで、「7」について述べます。

長い時間での自己紹介は話に強弱をつけるのがポイント

1.~3.「基本紹介」 30秒

4.「志望の興味やきっかけ」 30秒

5.6.「性格・特徴などPRと具体的エピソード」 2分
 (1)「性格、強み、長所」とエピソード
 (2)「大学時代に学んだこと」とエピソード
 (3)「趣味その他」とエピソード

7.「将来の夢」 1分30秒
 (1)社会人としての夢
 (2)希望する職種
 (3)会社にどんな貢献をしたいか

8.「まとめ」 30秒

自己紹介、自己PRの中心はやはり、5.6.です。全体が5分ともなれば、ここを膨らませ、上記のように細分化したうえでそれぞれにエピソードを交えて話します。ただし、聞く方としては羅列で言われると冗長的で聞きづらいものです。そこで、「私が最もPRしたい点は…」とか、「中でも強調したいのは…」といったように、強弱をつけ結論から先に話すようにします。

また、「7」も、細分化しじっくり時間をかけ話すとメリハリができて、聞きやすくなります。そして、締め括りが「7の(3)」(会社への貢献)と「8.まとめ」です。これは、自分がこれまで述べた数々の自己PRで「御社に必ず貢献できる」と宣言するためのものです。以下に、具体例を紹介します。

「(7)私の将来の夢は社会人となって、周囲の顧客や先輩から信頼される人間となることです。特に御社で入社できました暁には、将来は営業マンとして活躍したいと考えています。営業マンの基本はお客様にどれだけ信頼していただけるかで、これにつきましては、前段に述べました私の性格や学生時代での頑張り、そしてさまざまなことに興味をもっている私の個性で、必ず御社に貢献できるものと考えておりますので、是非、ご採用を検討いただきますようよろしくお願いいたします。」

最大のアピールポイントは冒頭におき、エピソードも適宜活用しよう!

制限時間をうまく使うには、基本構成をしっかりもっておいて、制限時間ごとに骨子のどの部分を強調するかというメリハリを考えます。いずれにしろ、面接官の興味を引き出すためには、一番の「売り」は何かというPRポイントを早めに出すのと、理解を促すためにエピソードをうまく絡ませることが大切です。

関連リンク

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。