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OB訪問のマナー!手土産・食事・会計などにまつわる疑問を解決

就職活動でOB訪問は、先輩から生きた企業情報を聞く機会として大変有効な方法です。しかし、いくら学校の先輩だからといって気軽に訪問するのは考えものです。そこで、知っておくべきマナーについて、まとめて解説します。

OB訪問の手土産に関するマナー

OB訪問当日に手土産がいるかどうか、気になるところです。お世話になる以上、マナーとしてなにか手土産を持って訪問した方がいいのではないかと思いたくなります。しかし、結論からいえば、OB訪問に手土産は控えた方がいいでしょう。OB自身が負担に感じる、ということもありますが、大きな理由としては、企業によっては手土産を賄賂と解釈する可能性があるからです。

OB訪問を受ける先輩は、どちらかと言えば会社業務の一環として企業情報を提供したり就職相談に乗るのが前提なので、それに対して何か金品をもらってしまうと、本来の業務以上に学生に便宜を図ってあげたのでは、と誤解されかねません。お菓子程度ならと思うかもしれませんが、金額の高い安いが問題ではありません。
特に、官公庁や公務員の場合は、一切のものがNGと徹底していますので十分注意しましょう。

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OB訪問の場所や食事等に関するマナー

OB訪問をお願いすると、先輩の方から場所を指定してくる場合と、学生の都合に合わせる場合の2通りがあります。それぞれの面談場所で守るべきマナーを紹介します。

1.会社内の応接室など
先輩があくまで会社業務として、自社内での面会を指定してくる場合です。これは会社訪問と同じなので、受付経由なのか待ち合わせ場所指定なのかよく確認します。受付経由であれば、受付の方に学校名と名前と訪問目的をしっかり伝えます。また、社内のどこかで待ち合わせる場合は、社内で出会う人たちへの目礼や会釈を忘れないようにします。

2.カフェやレストランを指定された場合
先輩が行きやすい場所ということで社外のお店などを指定してくる場合は、自分の都合は関係なく快く受けるようにします。先輩が基本的によく知っている店なので、オーダーはあれこれメニューを物色せず、先輩に任せるか先輩と同じものにするのが無難です。マナーとしては、当然周囲の目や耳があるので、大きな声を出さないように気をつけます。
特に注意したいのは、レストランなどで当日、食事になる場合です。先輩がOB訪問を受けられる都合のいい時間として、自分の食事時間を指定する場合がよくあります。飲み物だけなら、いろいろ尋ねても差し仕えありませんが、食事の場合は食べ終わるタイミングを見てから質問するようにします。ただし、先輩が食べながら「何でも尋ねてよ」と言った場合はお言葉に甘えます。

3.面談場所を任された場合
先輩によっては、帰社後に途中で立ち寄れるところや、営業マンなので外出先近所などを指定して、具体的な場所は学生に任せるという人もいます。この場合は、会う場所を自分で設定しなければなりませんが、まず「ご希望はありますか?」と尋ねた上で適当な場所を探します。
具体的には、駅前など交通的に便利なところ、わかりやすい場所を前提とします。次に、ゆっくり話せることが大事なので、静かなカフェや喫茶店、ファミリーレストランなどを選びます。
静か過ぎて話す内容が周囲に聞こえたり、反対にいつも満員で落ち着いて話せないなど、利用して初めて気づく雰囲気がありますので、できれば下見をしておくことをおススメします。

OB訪問に先輩の話を聞く理想的な態度

実際に先輩から話を伺うとなったとき、どんなポイントに気をつければいいのか、心掛けたいマナーについて説明します。

1.最初の対面時に挨拶をしっかりと
待ち合わせた場所で会ったときに、しっかり挨拶をします。自己紹介に続き、「この度は大変お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。」とお礼を述べます。

2.いただいた名刺を確認
いただいた名刺は、すぐしまわずにテーブルの上に置きます。そして、「所属部署」「役職名」などに目を通し、質問するときの手掛かりにします。

3.質問はあらかじめ用意しておく
会った直後からいきなり、「何でも聞いて下さい」と言われることもあるので、質問事項は順序だててあらかじめ用意しておきます。

4.先輩が話しているときは目を見る
背筋を伸ばし、先輩に真っすぐ体を向けて目を見て話を聞きます。

5.話にしっかり反応する
大事なことは、話の内容に対してしっかり反応することです。メモを取る、ポイントはうなずく、いいお話には相づちの言葉(「そうなんですか!」「すごいですね!」など)を入れる、といったようにしっかり反応することがマナーです。

6.人を紹介してもらうときのマナー
先輩経由で社内の別の人を紹介してもらうときは、お礼を述べるとともに、その方の社内でも部署、立場、特にどんな話を聞き出せばいいのかなど、アドバイスを受けておきます。

OB訪問の食事後の会計に関するマナー

OB訪問で一緒に食事をした場合、食事後の会計が気になります。一般的なマナーとしては、依頼やお願い事をした方が支払いを持つと考えます。しかし、就活のOB訪問では、先輩・後輩という立場の関係や、収入があるかないかの理由で、先輩が後輩の学生にごちそうするパターンが多いです。しかし、だからと言って学生が先輩の言葉にすぐ甘え、当然のように支払ってもらうのを待っているのはマナー違反です。

学生側のマナーとしては、まず支払伝票は先に自分が取るなり、会計に走るなどし、あくまで支払いはお世話になった自分が行うつもりであるという意志を示します。そこで先輩から「ご馳走様」と言われれば、当然支払います。
しかし、先輩の方から「私が支払うよ」と意思表示があった場合は、「本来は、お世話になった私がお支払いしなければならないのに申し訳ありません。お言葉に甘えさせていただきます。ご馳走様です。」と丁重にお礼を言って、感謝の気持ちを表しましょう。

OB訪問のお礼に関するマナー

OB訪問が終わり、お世話になった先輩にお礼の気持ちを述べるタイミングとマナーについて説明します。まず、お礼を述べるタイミングは、面談終了後のその場です。会社内であれば、応接室などで双方が席を立ったときです。

お礼の述べ方は、「本日は大変お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき本当にありがとうございました。今日のお話を是非参考に、就活を頑張りたいと思いますので今後ともご指導よろしくお願いいたします。」と述べます。その際、必ず席を立ってお礼を述べるのがマナーです。また、応接室を出たあとや会社の玄関口など、最後に別れるときにも、再度「ありがとうございました。」と言います。

カフェやレストランなどのお店では、周囲の目があるので座ったままお礼の言葉を述べます。あるいは、席では簡単にお礼を述べておき、支払いが済んで外に出た段階できちんとお礼を述べます。また、先輩にごちそうになった場合は、通常の時間を取ってもらったお礼に加えて、「また、本日はごちそうになり重ねてありがとうございました。」と伝えます。

会社内でのOB訪問後は、見送られる側かもしれませんが、カフェなど外のお店などで会った場合は、最後まで見送るのは学生側なります。店を出て、先輩がその後駅に向かわれるのか、車で帰られるのかを確認し、見えなくなるまでお見送りするのがマナーです。

どんなときもOBへの気配りと謙虚さを忘れずに!

OB訪問は単に先輩から会社情報や就活のアドバイスをもらうのだけが目的ではなく、先輩から好印象をもってもらうことで人事部への推薦にもつながる可能性がある重要なステップです。先輩に失礼のないよう気配りと謙虚さを心がけることで、常識を兼ね備えた就活生として好印象を与えることができます。

関連リンク

OB訪問OG訪問のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。