エントリーシートの趣味欄の書き方とは?人事に評価される自己PR

2018-06-04 更新

エントリーシートや履歴書にある「趣味」欄。小さいスペースですが、採用担当者に自己アピールの材料を提供できる場所なんです。その理由を知って書くのと知らずに書くのは大違いです。実際に書き方の例もご紹介します!

採用担当者がエントリーシートの趣味欄で評価しているポイント3つ

エントリーシートの趣味欄は面接での会話のきっかけづくり

「どんな趣味を書けばいいですか?」そんな質問をする学生さんもいらっしゃいますが、「趣味がどういったものであるか」がポイントなのではありません。エントリーシートも履歴書も、その役割は書類選考だけで終わりません。面接本番で、学生と面接官がスムーズにやり取りをするための「面接シート」でもあるのです。
趣味という「比較的話をしやすいであろう内容」を通して、その学生の資質を評価しようとする「会話のきっかけづくり」に利用するものでもあります。趣味欄を通して評価している代表的なポイントを3つご紹介します。

▼ポイント1:興味・志向の方向性

集団行動を好むのか、知識の習得を好むのか、長い間同じことにじっくり取り組むのと、広く物事を知ることのどちらを志向するのかなど、その学生の資質を探るためのヒントとして趣味欄を判断材料の一つにします。もちろん、趣味そのもので「この人は◯◯だ」と断定するのではなく、「◯◯かな?面接で確認しよう」という使い方です。

▼ポイント2:気力・体力についての確認

気力・体力を必要とする趣味であれば、どの程度なのかが確認できます。

▼ポイント3:個性・オリジナリティ

「この人はなぜこの趣味に興味を持ったんだろう?」と面接官が確認したいような趣味を持っている場合、その学生なりの個性を感じ取ることができます。

▽エントリーシートに関するクチコミはこちら
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出典:fotolia

エントリーシートの趣味欄記入時に気をつけるポイント3つ

趣味に打ち込む熱意=仕事をする熱意につなげて自己PR

趣味欄の回答そのもので学生の資質を判断するわけではない、とご紹介しましたが、どんなことを記入してもいい、というわけではありません。その後の「合格」につなげるために気をつけるべきポイントを3つご紹介します。

▼ポイント1:嘘は書かない

ときどき、「ゴルフをしていると、ウケがいいらしい」「サッカーを見るのは好きだけれど、プレーはしない。でも体力あると思われたいし、集団生活に慣れていると思われたほうがいいから趣味はサッカーとだけ記入しよう。誤解してくれたらラッキー」「なにもないから読書って書いておこう」などと、嘘を記入する学生がいます。エントリーシートの合否だけなら問題になりませんが、面接では実際に質疑応答が行われるため、話の内容から嘘だと思われ評価を落とされてしまう可能性があります。

▼ポイント2:仕事につなげる

採用面接である以上、その先に「仕事をしている姿」が想像できるような書き方を意識しましょう。その趣味を通して、自分がどんな能力を発揮して、どういう価値観を持っているかを伝えるのだと意識してください。

▼ポイント3:面接で質問があった場合にもきちんと受け答えできる趣味を書く

「嘘は書けないから正直に趣味を書いたけれども、ちょっと恥ずかしくて人前ではあまり言いたくない」という趣味や、「あまりにもニッチすぎて、趣味について人に説明しようと思ったら1,2分ではとてもできそうにない」という趣味は、面接官の理解を得られにくいので、避けたほうが無難です。

エントリーシートの趣味欄に記入すべきでないもの2つ

基本的に「書いてはならない趣味」はありません。しかし、一部エントリーシート段階でも不合格になってしまう可能性がある趣味があります。

▼その1:公序良俗に反するもの

盗聴・盗撮、立入禁止区域への侵入、軽犯罪法違反など、犯罪や公序良俗に反するものは記入すべきではありません。例えば、「無人島でキャンプ」などは不法侵入でないことをきちんと記載する必要があります。

▼その2:ギャンブルを想像させるもの

こちらは、「まったく問題ない」という会社もありますが、良いイメージを持たない会社もあるので、避けておくほうが無難です。ただし、パチンコメーカーやホールを受験するなら、むしろ「趣味:パチンコ」を書いていないほうが目立つかもしれません。

趣味がない場合でもエントリーシートの趣味欄が書けるコツ

好きで続けている事をエントリーシートの趣味欄に書いてもよい

「趣味」といえば、読書や旅行、スポーツやドライブなど、一般的なものしか記入できないと思っていませんか?趣味欄は学生がどんな資質を持っているのかを知るための項目なので、普段自分では趣味だと認識していないことでも、評価ポイントになり得ます。好きなことや得意なことがあれば、積極的に趣味欄に記載してみましょう。

例えば、「電気店めぐり」や「カフェのはしご」「全国銘菓の食べ比べ」「最新スマートフォンのレビュー調査」「リンパマッサージ(自分にマッサージをするのも、人にしてあげることも)」「調子の悪いパソコン復旧・家族や親戚、友人など頼まれてこれまで数十台のトラブルを解決しました」「お気に入りマンガのレビューをサイトにまとめていて、1日5000PVの読者がいます」…など、普段好きで続けていることが、立派な「趣味」になります。

エントリーシートの趣味欄の記入例6つ

では、エントリーシートの趣味欄にどのように記載すればよいのでしょうか。ここでは、多くの大学生が楽しんでいる趣味について、趣味欄に記載するときの記入例をご紹介します。特に、「興味、志向の方向性」について想像できるようなエピソードを付け加えられるように意識してみましょう。

趣味欄の大きさが、それほど大きくない場合は他の欄の文字の大きさと合わせてシンプルに記載するだけでもかまいません。今回は趣味欄がある程度大きいケースでご紹介します。

▼例1:スポーツ

小学校から続けているバスケットを、地域の社会人チームに参加して続けています。貴社ではバスケットボールチーム支援も長年取り組まれており、昔から身近な存在として感じていました。

▼例2:カラオケ

大勢で盛り上がることも、1人で熱唱することもどちらも大好きです。地域のお祭りの会でもよくカラオケに誘われることもあり、70年代~90年代ソングも得意です。

▼例3:写真

高校時代に写真家の「◯◯」の写真展を見てから、写真が持つメッセージを伝える力に魅力を感じるようになりました。主に人物・風景写真を撮っています。

▼例4:旅行

これまで海外旅行に5カ国、国内旅行は数十回行っています。高校時代までは主に家族との旅行でしたが、大学入学以降は自分で旅費を貯めて、一人旅で各地を回っています。最長の旅行は大学3回生のときにした、アメリカヒッチハイク旅行です。苦労もたくさんありましたが、実り多い旅行になりました。

▼例5:読書

小さいなころから本が好きです。純文学、サスペンス、ミステリー、歴史小説、ノンフィクションと何でも読みますが、最近は外国古典文学が面白く感じています。月の平均読書量はハードカバー10冊程度です。

▼例6:散歩

知らない街や通りを散歩することです。事前に地図サイトでそのあたりの雰囲気を見てみることから散歩はスタートします。頭に入れた地図や写真で見た景色を実際に確認しながら歩くことで、よりそのエリアについて親近感を抱くことができます。

エントリーシートの趣味欄は自分の魅力をアピールするために活用しよう!

差がつけきにくい内容だからこそ、ちょっとした気配りで面接時に役立てることができるエントリーシート・履歴書の趣味欄。趣味の話で面接が盛り上がった、という先輩の例はたくさんあります。最大限に活用して、次のステップにつなげましょう。

関連リンク

エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。