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【業界座談会#1】若手社員が銀行業界の現状と就活について語る「覆面座談会」開催!2/3

みん就・キャリマガでは、10月20日(日)に銀行業界で働く入行3年目から6年目の若手社員の方に出席いただき、覆面座談会を実施しました。 なぜ銀行業界を目指したのか、就職活動ではどのようにアピールをしたか、など銀行を目指す就活生が知りたい情報をどんどん語っていただいています! 成功談あり、しくじり失敗談ありの座談会、かなり盛り上がってきました。今回は、就活時の面接対策を中心にお話を聞いていきますよ。先輩の体験談って本当に参考になります!

座談会に参加して頂いた方々のプロフィール

Aさん(男性) メガバンク 慶應義塾大学 経済学部卒
・Bさん(女性) ネット銀行 大阪大学 外国語学部卒
・Cさん(男性) 外資系銀行 京都大学 農学部大学院卒
・Dさん(女性) 地方銀行  明治大学 商学部卒

就職課の効果は、大学によって千差万別!?

司会:就職活動においては情報収集がとても大事だと思うのですが、皆さんはそれぞれの大学の就職課をどのように活用されましたか。

Aさん(メガバンク):慶應の就職課の場合は、そんなに力を入れてなかったと個人的には思いましたね。私の場合は、特に利用はしなかったです。

司会:そうなんですね。大阪大学は、いかがでしたか。

Bさん(ネット銀行):友達は活用している人はいましたが、私は就職課という存在を知らなかったので、利用しなかったですね。

Cさん(外資系銀行):京都大学の場合、学校としてはあったんでしょうけど、私は全く活用しなかったですね。そういえば聞いた話ですが、学生団体が企業と学生の出会いをプロデュースしていました。大学院2年生の内定者が、自分の就職活動中に知り合った有名企業の採用担当者にメールを送って、「京大の学生300名呼びますけど、来ますか?」って営業かけていたようです(笑)。

司会:そういうイベントがあるんですね。就職課以外にもアンテナを張って、いろんなチャンスを活用するのは有効かも知れません。
明治大学は就職課が強いことで有名ですが、いかがでしたか?

Dさん(地方銀行)私は就職課を活用していました。就職課には常時相談員が7~8名いて、先輩の就職活動履歴データを見せてもらえるようになっているんです。企業の人事担当者に何を聞かれたのか、などのデータは参考になりました。あと私は色々な大学の学生が100名近く住んでいる学生寮にいましたので、そこでの企業の面接情報の交換はとても役立ちましたね。

司会:様々な情報収集の場があるものですね!学生寮は隠れた情報交流スポットですね。

面接を乗り切るポイントは「企業への思い」と「企業が求めている答え」

司会:次に志望動機や面接について、お聞きしたいと思います。やはり企業側からすると、どれだけ自社に熱意を持っているかを知りたいはずと思います。その辺は、いかがでしたか。

Aさん(メガバンク):私はこの銀行を受けた際に、素材系メーカーが全て落ちてしまったことを、正直に人事担当者にお話しました。すると「うちもそのメーカーと取引あるよ」と教えていただき、そこから打ち解けたんです。そこでなぜ当初素材系メーカーを志望したのか、その分野について自分なりに勉強したことを伝えたら、そこを評価して頂けました。

司会:ちょっと珍しいケースかも知れませんが、第一志望業界を落ちても、就職活動の最終戦で復活するパターンもあるんですね。就活生の方は勇気づけられると思います。最後まで諦めずに、正直に自分の思いや熱意を話してみるものですね!
失敗談でも良いので、何かありますか。

Bさん(ネット銀行):私は大手ばかり受けていたのですが、某鉄道系企業のリクルーターにお会いした時に、「何か、こんなサービスがあったらいいのにみたいなものってある?」と聞かれ、「エリアごとに分かれているものを互換性あるものに変えたら便利になりますよね」と言ったら、「それはもう進めてるよ。知らないの?」って、言われてしまいました(笑)。そういう時に無言になってしまわないようにネタを仕込んで、上手な切り返しができていればなあと、今から考えると思います。

司会:企業の採用担当も、学生さんがどれだけ本気か見てきますね。そうはいっても就職活動はたくさんの企業を受けるという一面があるのも事実ですから、バランスも重要です。そのあたりは、いかがでしたか?

Bさん(ネット銀行):そうですね。多くの会社を受ける上で、最初から「自分の強み」という軸をもっと考えておけば良かったかなと思います。就職活動の最後の方になってやっと自分をどう表現すれば良いのか掴めてきた感じでしたので、初期の段階でもっと練っておけば良かったと思います。あとは企業研究のためにも、インターンはやっておくべきでしたね。

Cさん(外資系銀行):私の場合は、本当に入りたい会社には自分の気持ちを正直に伝えるというよりは、「相手が求める答え」をどう先回りして答えられるよう準備できるか考えていました。
外資の面接は1対1の形で繰り返していくことが多いのですが、相手に即して答えていきましたね。「一番の自分らしさは、知的好奇心です」とアピールしたのですが、担当者が「最初の数年は雑用のような仕事ばかりだよ」と言われたので、「そういった仕事もとても大切だと思います」といった具合です(笑)。

司会:凄いですね。まず内定を取ることをGOALに、徹底してますね。

Dさん(地方銀行)私の場合は、志望動機の根本は「お金の勉強がしたい」なんですが、それを企業向けに「生きていくための重要な知識」と変換していました。それを銀行、生保、損保ごとに少しづつカスタマイズしていった感じです。

司会:ありがとうございます。本当にいろんなパターンがありますね。

早めに自己を設定し、場数を踏んで修正をかけていく

司会:では、みなさんの目の前に後輩がいるとして、「面接でこれだけはハズしちゃいけない!」というポイントを教えて頂けますか?

Aさん(メガバンク):今振り返ると、面接で「この会社に絶対入りたい!」というパッションを出すということが足りなかったのかなという反省があります。前半に受けて落ちた会社の面接では、担当者の質問に対して淡々と答えてしまいました。就職活動の最終局面では内定がない焦りもあったとは思いますが、その必死さが伝わったと思います。そういうパッションも、就職活動では重要だと思います。

Bさん(ネット銀行):就職活動当初は「営業でも何でもやります!」みたいなキャラじゃないと、採用してもらえないのかなと無理をしていました。そうやれば内定を取れると思って頑張ったのですが、二次面接ぐらいで偉い人が出てくると、その会社で何をやりたいかなどきちんと答えを準備していなかったせいで、何もしゃべれなくなり落ちてしまったんです。自分の強みや得意なことを根拠に、「こうなりたいです」と話せたらもっと違う展開になっていたかも知れません。

Cさん(外資系銀行):僕は場数も大事だと思いますが、もし入りたい会社が決まっているのであれば、その会社の人はどんな答えを喜ぶかを考え、徹底的に準備するのがいいかなと思います。ちなみに僕は、それは競合企業との違いをきちんと言えることなのではないかと思います。就活生の視点で見た競合企業との違いを、最近のニュースや事業内容を素材に自分なりのストーリーを作って熱く語れば、企業側は「そこまで考えているんだ」と感じてくれると思います。

Dさん(地方銀行)まず大切なのは自身の性格を客観的に見ることですね。あとは、“多くの経験”と“色々な人との会話”が面接には重要だったと思います。面接は、どこの会社でもいいからまず早く受けるべきです。私自身、最初は何もあとはラフに話せる先輩がいる会社を見つけて、その会社の雰囲気をつかむために女性のライフスタイルといったテーマで事前にお話を聞いておくのもいいと思います。

司会:ありがとうございます。みなさんの個人的な経験をここまで忌憚なくお話頂けて、かなり密度の高い座談会になってきました…!

次回は実際のお仕事の話をたっぷり語っていただきます!

次回はいよいよ、銀行に入る前と入った後のギャップのお話、そして仕事への思いや将来についても踏み込んでお聞きしたいと思います。

次回もお楽しみに!

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