業界研究を始めよう!テレビ業界人気ランキングトップ5

就職人気ランキングで常に一定の人気があるテレビ業界。この業界の人気の理由はどこにあるのか、業界研究の第一ステップとして特に人気が高い5社の研究からはじめてみましょう。研究が終わる頃には業界地図が頭に広がりますよ。

人気ランキング第5位 WOWOW

テレビ業界で売上高ランキング第8位のWOWOWは、日本初の民間衛星放送会社です。企業理念は”私たちはエンターテインメントを通じ人々の幸福と豊かな文化の創造に貢献します”。

WOWOWの事業の特徴は「有料放送」であること。NHKのような「公共放送」やスポンサーからの広告収入で番組を制作する「広告放送」と違い、加入者から得られる視聴料を元にして番組を制作しています。そのため、加入者が観たいと思うような番組作りが第一に重要となります。
WOWOWでも従来より映画・音楽・ドラマ・スポーツなどの質の高いコンテンツを世界中から集めて放送してきたのに加え、近年ではオリジナルコンテンツの制作にも積極的に取り組んでいます。2007年からは自社映画レーベル「WOWOW FILMS」による映画事業もスタートしています。
さらに、2012年にはテレビ会員限定の無料番組配信サービス「WOWOWメンバーズオンデマンド」をリリースし、放送と連動したサービスを提供することで、会員とのデジタルコミュニケーションを強化しています。

参考:企業理念 | WOWOW CORPORATE INFORMATION

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人気ランキング第4位 TBSテレビ

TBSはホールディングス全体の売上高で、放送業界ランキングで3位に位置しています。
本社は赤坂サカスにあり、TBSグループ全体の企業理念は、”
「最強」のコンテンツを創り出す、
「最良」のメディア・グループを目指して
~人と社会とつながる企業体へ~”。

TBSの放送事業の特徴としては、ドラマ制作への投資がキー局の中でもトップクラスということです。2017年秋には火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が総合視聴率33.1%を記録。出演者が主題歌に合わせて踊る「恋ダンス」が話題になったりと、社会現象になりました。過去にも「下町ロケット」「半沢直樹」「オレンジデイズ」「花より男子」など、ヒットドラマを多数生み出してきました。
さらに放送事業のほかにも、ディズニー・オン・クラシックやピクサー展などの催事事業、舞台「髑髏城の七人」「俺節」「ハイキュー!! “勝者と敗者”」などの興行事業にも取り組んでいます。また海外では1997年より日本で親しまれてきたTBS発のスポーツエンターテイメント番組「SASUKE」が大ヒットしており、2017年度現在では世界165の国と地域で放送実績があります。さらに現地版の制作も16ヶ国にまで広がっています。

参考:TBSグループ行動憲章・行動基準 : コーポレート・ガバナンス | TBSホールディングス

人気ランキング第3位 フジテレビジョン

フジテレビジョンは、ホールディングス全体の売上高で業界1位の企業です。
企業理念は”メディアを通じて人々に感動を与え、放送文化に寄与する”。

フジテレビジョンの放送事業は近年、収益減が目立ってきていますが「めざましテレビ」「とくダネ」「ノンストップ」等のデイタイムの報道番組は根強い人気があります。またFNS歌の歌謡祭など大型番組や、アニメ「ワンピース」でも高い知名度を誇っています。
従来の放送事業のほかにも、CS放送やインターネットで視聴ができる有料チャンネルも運営しており、スポーツ・バラエティ専門チャンネル、ドラマ・アニメ専門チャンネル、F1やサッカーなどのプレミアムチャンネルの3チャンネルを展開しています。また、過去にフジテレビで放送されたドラマや番組の配信をする、有料動画配信サービス「フジテレビオンデマンド(FOD)」も。
さらに映画事業も手がけており、邦画興行ベスト10にランクインするような映画も数多く生み出しています。
このほか、シルク・ドゥ・ソレイユ「トーテム」やブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」などの興行事業、「忍者展」や「ポール・スミス展」などユニークな催事事業も展開しています。

参考:フジテレビCSR活動方針・行動宣言|CSR-フジテレビ

人気ランキング第2位 日本放送協会(NHK)

NHKは日本で唯一の公共放送です。経営スタイルや放送コンテンツなど様々な点で、公共放送であることの特徴が出ています。
まずは放送コンテンツの特徴としては、収益の96%が国民の受信料によって成り立っているため、視聴率や特定の団体、スポンサーなどに影響されずに中立な立場で制作できるということが挙げられます。そのため、視聴者数が限られるような福祉番組、子供向け番組、教養番組などの制作にもコストをあてることが可能です。
また、国際放送として日本の情報を海外に向けて放送する役割も担っています。外国人向けに24時間英語で日本の情報を伝える「NHKワールドTV」のほか、在外邦人向けに日本語でニュースを届ける「NHKワールド・プレミアム」、これらの番組をインターネット上で視聴できる「NHKワールド・オンライン」を運営しています。
さらには売り上げに直接的な貢献をしない、放送技術向上のための研究や、映像アーカイブの制作、文化促進への貢献、国際共同制作などにも積極的に関与することができているのも公共放送ならではといえます。
今後は、他の民放キー局と同様に2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた体制強化を計画しています。またインターネットの積極活用でテレビ離れが進む若年層へのリーチも強化していく予定です。

参考:NHKについて ~概要・沿革・業務内容など

人気ランキング第1位 日本テレビ放送網

売上高でテレビ業界第2位に位置する日本テレビ放送網の企業理念は、“見たい、が世界を変えていく。”

汐留に本社を構え「日テレ」の愛称で親しまれる日本テレビ放送網は、高視聴率を獲得するバラエティ番組を数多く制作していることが特徴的です。特に、日曜日のゴールデンタイムの「ザ!鉄腕!ダッシュ!」「世界の果てまでイッテQ!」「行列のできる法律相談所」の3番組は長年にわたって平均して高い視聴率をキープしており、日曜日の一家団欒の時間に定番化しつつあります。他の曜日・時間帯でも「世界まる見え!テレビ特捜部」「人生が変わる1分間の深イイ話」「嵐にしやがれ」など、子供から大人まで一緒に楽しめるような番組があります。
またこうした人気バラエティ番組で「イモト」や「ミヤゾン」などの人気タレントの発掘・育成することができている点も強みの一つだと言えます。
日本テレビ放送網のIR資料によると、今後の企業成長に向けて、さらにグループ企業全体での連携を強化していく計画があるとのことです。最近ではコンテンツの価値を最大化する目的で、トータルメディア戦略の司令塔を担う「総合編成部」を新設。グループ企業各社が持つコンテンツ制作力と伝送路を組み合わせ、より多くの視聴者に情報を発信する方法を模索していいます。

参考:日テレ ビジョン|日本テレビ

業界研究をすることで企業の魅力や強みが分かる

いち消費者として何気なく視聴しているテレビ。なんとなく違いが分かっているつもりでも、企業や業界の内部までは理解できていないもの。しっかりと業界に属する企業を分析し業界研究を進めることで、より就職活動を有利に進めることができます。早いうちから少しずつ、企業・業界研究に取り組んでいきましょう。

関連リンク

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著者:中山 綾香

大手人材系企業、IT系ベンチャー企業を経て独立。現在はWEBサイト・WEBコンテンツ制作を中心にフリーランスで活動しています。