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【業界研究でひも解く】コンサル・シンクタンク系企業人気ランキング

就活の第一歩となるのは、業界研究を始めることです。コンサル・シンクタンク系を目指す学生のために、人気企業ランキングで上位5社の特徴ややりがいをご紹介します。企業の考え方や経営方針などそれぞれの特徴を探ってみましょう。

f:id:hito-contents:20171115100152j:plain出典:fotolia

人気ランキング第5位 アビームコンサルティング

・業務領域:戦略・経営・業務・ITコンサルティング
・本拠地:日本・東京
・売上高:673億円(2016年3月期)
・従業員数:4,717名 (2017年4月1日時点 連結)

社名・アビームは「Asian Beam(アジアの光線・力)」に由来します。デロイトコンサルティング・監査法人トーマツという世界有数のファームから、「日本発、アジア発のグローバルコンサルティングファーム」を掲げて2003年に分離。外資・日系の色を併せ持ち、日本企業のグローバル展開を多数支援しています。

大手企業のIT戦略やシステム開発を担当することが多く、中でも経理・人事や物流などを統合した企業の核となる大型システム・SAP社のパッケージ導入に知見を持っており、日本一SAP社の認定コンサルタントが在籍している企業です。また、総合コンサルファームであるため、IT領域以外にも戦略、会計、人事などを幅広くカバーし、さまざまな業界・領域に挑戦できる土壌があります。

また、近年では2年連続で「働きがいのある会社」ベストカンパニーに選出(2017年版)。働きがいを構成する「信用」「尊敬」「公正」「誇り」「連帯感」を満たしていると評価されています。

人気ランキング第4位 マッキンゼー・アンド・カンパニー

・業務領域:戦略・経営コンサルティング
・本拠地:アメリカ・ニューヨーク
・売上高:非公開
・従業員数:非公開 (グローバルでは世界60カ国、9000人以上)

アメリカの大手人材企業Vault社が発表した「最も権威あるコンサルティング会社」で10年以上NO.1を獲得し続けている、コンサルティングファームの代表的存在。世界の一流企業100社の9割、米一流企業100社の8割を顧客としています。日本においても産業界のトップ50社中7割が顧客です。

少数精鋭でグローバル企業の経営戦略や、M&Aやその後の統合戦略、新興国への進出戦略などさまざなテーマをサポート。圧倒的な成果主義で、能力に応じ次々に新たなミッションや役割が与えられ、20代で1,000万を越す給与を得る社員が多数いると言われます。

卒業生にも大前 研一、勝間 和代など有名人が多数。世界の産業を揺るがす大きなプロジェクトで個の力を磨ける場ですが、求められる成果は高く、新卒採用においても門戸は狭いと言えるでしょう。過去高い成果を発揮してきた自負がある学生にはぜひ挑戦していただきたい企業です。

人気ランキング第3位 PwCコンサルティング

・業務領域:戦略・経営・業務・ITコンサルティング
・本拠地:イギリス・ロンドン
・売上高:非公開
・従業員数:不明 (グローバルでは世界157カ国、208,000人)

世界4大会計事務所の一角を占めるプライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)のグループ企業。2016年のPwC japanグループ再編に伴い、ディールアドバイザリー部門を「PwCアドバイザリー合同会社」として分離、更に戦略系コンサル「ブーズ・アンド・カンパニー」を買収・吸収。激動の中「2020年までに国内ナンバー1グループとなる」を目標としています。

IT領域における売上が多い総合系コンサルの中では、「ブーズ・アンド・カンパニー」吸収により戦略部門にも力を入れていることが特徴のひとつでしょうか。また近年はIT系のコンサルタント拡大も目標としており、2012年100名程度だったテクノロジーコンサル部門を2015年には370人、2018年までに1200人を目指すなど積極的。新卒採用の間口も広がっていると言えるでしょう。

世界的には非常に人気が高く、ユニバ―サム社の世界人気企業ランキングではグーグルに次ぎ第2位にランクインを果たしていますが、海外に比べ日本での知名度はまだ低いPwC。就職先としては今、美味しい企業と言えるかもしれません。

人気ランキング第2位 野村総合研究所

・業務領域:シンクタンク・戦略・経営・業務・ITコンサルティング
・本拠地:日本・東京
・売上高:4214億円(2017年3月期・連結)
・従業員数:11,605人(連結)

前身は日本初のシンクタンク「野村総合研究所」と、システム開発会社「野村コンピュータシステム株式会社」。この合併により政策提言やリサーチ、コンサルティングからITソリューションまでをワンストップで提供する会社となりました。

他コンサルファームとの違いのひとつは、日系企業であること。外資・成果主義の会社が多い中で、野村グループの色であった体育会系の要素を受けてか、仲間意識が強い、30代半ばまでは年功序列などの社風の違いが見られます。

また、シンクタンクの印象が強いものの、全社的に見ると9割はシステム開発や運用サービスなどのIT領域が担っています(2017年3月期売上より)。特に強いのが証券、保険、銀行などの金融ITソリューション部門。売上の6割を支えており、野村證券とセブン&アイホールディングスのIT領域を担っている事でも有名です。

新卒採用の募集職種としては、主に戦略・経営コンサルタントとエンジニアに分かれています。大部分は後者の採用で、コンサルティングと言うよりはIT業界の色が強いと言えるでしょう。ただしエンジニアと言っても、野村総研におけるシステム開発は複数の業務パートナーを管理する立場であることが多く、直接手を動かしプログラミングを行うというよりはIT戦略の設計やマネジメント、もしくは業務課題や技術のスペシャリストになる事を求められます。

人気ランキング第1位 アクセンチュア

・業務領域:戦略・経営・業務・ITコンサルティング
・本拠地:アイルランド・ダブリン
・売上高:非公開(グローバルでは329億USドル/2016年8月末)
・従業員数:約8,200人(2017年5月末時点)

米国の元トップ監査法人「アーサー・アンダーセン」が起点。現在は世界55カ国・40万人超の社員を擁するグローバルカンパニーとなっています。その他の総合系コンサルと同様、主力はIT領域。企業の基幹システム開発では、アビームに次ぎSAP社の認定コンサルタント数2位の実績を持つなど、数多くの案件をこなしています。

近年では開発に留まらず、システム運用保守などのITアウトソーシング、更に経理や給与計算、物流業務を請け負うビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)といった新しいIT領域にも着手。コンサルティング案件と異なり安定的な利益が見込める市場を確保しています。
更に、デジタルマーケティング市場では世界の大手広告代理店5社に迫る成長を見せるなど、柔軟な事業運営もアクセンチュアの特徴と言えるでしょう。

社風は外資的な実力主義ながら近年は働き方改革を目指し、生産性の向上や、育児や介護などとの両立が図れる取り組みも実施しています。

業界研究を深めることでコンサル業界が理解できる

ひとえにコンサルティング業界といっても、その中身はさまざま。クライアントのどんな課題を解決したいのか自分の中で考えることが必要です。
また、同じ会社内でも部門によっては「実質はIT企業」という企業も多く存在します。業界研究では「その会社で具体的にどの業務を担当したいのか」も確認しましょう。

関連リンク

コンサル/シンクタンクの就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。