必見!医薬・化学業界の面接でよく聞かれる質問&回答例

医薬、化学業界の面接には何か特徴があるのでしょうか?医薬、化学業界を志望する人なら必ず準備しておきたい質問とその回答例を質問の意図とともに紹介します。面接本番に自信を持って臨めるよう、万全の準備をしておきましょう。

【面接前におさえておこう】医薬、化学業界で求められる人材と採用担当者が見ているポイントとは?

f:id:hito-contents:20171109112749j:plain出典:pixta

面接において採用担当者が重視しているのは、応募した学生が「求める人材」に近い人物かどうかという点です。
ここでは職種ごとに求められる人材と採用担当者が見ているポイントについてお伝えします。

■技術職
技術職は主に理系の大学院生が入社することになる職種です。大学や大学院で研究したことを活かして、企業でも研究開発に臨むケースが多いです。
そのため、採用担当者が見ている一番のポイントは大学や大学院で研究してきたことと企業がこれから開発していきたいと考えている技術が合致しているかどうか、その上で企業に貢献できるだけの専門的な知識があるかどうかという点です。研究テーマについて深く、様々な角度から質問されると考えておきましょう。

もちろん研究に必要な知識や知能だけあればいいというわけではありません。研究は多くの人と協力して行いますし、成果を伝えることも重要な仕事なので、協調性や物事をわかりやすく説明できる力も重要です。
研究に絡めて人間性をチェックされるケースも多いため、どのように研究を行ったか、苦労したことは何かなど、研究のプロセスについてもチェックされていると考えておきましょう。

■医薬業界の営業職(MR)
新薬を開発、提供する医薬品メーカーの場合、技術職以外だとMRという営業職で入社することが多いです。
営業先は医療機関で、医薬品を正しく使用するための情報を医師などに提供したり、収集したりする役割を担います。営業職であるため、提案力はさることながら、積極的に薬品や医療に関する知識を学ぶ必要があり、知的好奇心の高さや向学心が重要です。また、医療機関でコミュニケーションをとる相手が時間のない医療従事者であることも多く、短い時間で物事をわかりやすく説明する力や粘り強さもポイントになります。

■化学業界の営業職、事務職
化学メーカーは医薬業界ほど営業職の人員は多くない傾向にあり、全体の採用人数も少なめです。もちろん営業以外の人事や経理といった部署で働くこともあり、営業職と事務職は事務総合職として一括で採用されるケースが多いです。

面接のなかでは数あるメーカーのなかで、なぜ化学メーカーなのか、またなぜ他の会社でないのかといった点をしっかり伝えることが大切です。BtoBのビジネスであるため、製品自体に馴染みがないという人が多いと思いますが、「この会社に入りたい」という熱意を示さなければなりません。
また、内需が縮小傾向にあり、今後は海外展開がますます加速することも予想されます。そのため、グローバルな視野をしっかり持ているかという点もチェックされている可能性があります。

医薬、化学業界の面接でよくされている質問例と採用担当者を惹きつける回答例

次に、実際の面接ではどのような質問をされるか、それに対してどう答えるべきかを見ていきましょう。
ここではこれらの業界ならではの質問例と回答例を紹介します。

■医薬・化学業界 技術職
・質問例:「研究で行き詰まったときどう対処しましたか?」
・回答例:「ノートにできる限り多くの方法を書き出し、それぞれにメリットとデメリットを整理し、自分の考えを持ったうえで、研究仲間や先生と相談しました。」

<質問の意図>
技術職として入社し、会社で研究をするにあたって、研究で行き詰まることももちろんあるでしょう。この質問には、壁にぶつかったときに他人任せになってしまわないか、もしくは一人で抱え込んでしまわないかという点をチェックする意図があります。回答のように自分で精一杯努力をした上で、他のメンバーと相談するという姿勢を示すことが大切です。

近年、薬の開発において、難易度の高い領域や希少性病薬の開発が重要となっています。また、化学メーカーも内需が縮小基調である現在、技術力で差異化できる素材の開発に力を入れています。難しい研究に取り組む可能性が高い業界だからこそ、たずねられる可能性の高い質問です。

■医薬業界 営業職(MR職)
・質問例:「苦手だなと感じる相手と接するときに心がけていることは何ですか?」
・回答例:「相手への感情はひとまず置いておいて、コミュニケーションの目的を意識して、誠実に対応します。」

<質問の意図>
営業という仕事柄、多くの人と接するため、誰とでもコミュニケーションを上手にとる必要があります。「苦手だな」と感じる相手でも、コミュニケーションの目的を達成できなければ、自分の役割を果たしたことにはなりません。苦手だという認識は変えられなくても、コミュニケーションの方法なら改善できるはずです。苦手だということを言い訳にせず、自分の役割を果たそうという姿勢を持るかどうかが問われているのです。実際に、コミュニケーションで苦労しつつも成果を出した経験があれば、面接官との会話のなかで話してもいいでしょう。

■化学業界 事務職
・質問例:「団体活動のなかで学生時代に最も力を入れたことは何ですか?またそのなかで特に苦労した経験があればそれをどのように乗り越えたかもあわせて教えてください。」
・回答例:「最も力を入れたことは留学先の中国の大学で現地の学生らとともによさこい節を踊るイベントを企画したことです。そのなかで現地の大学生が練習に突如参加しなくなるという苦労もありましたが、一方的にこちらの要望を伝えるのではなく、相手の立場になって物事を考えることで信頼関係を結べることを学びました。」

質問の意図:行動力や自分自身で考える力、本質的な課題を自ら見出す力などが試されています。実際にこのような力は大手化学メーカーの求める人物像としてもよく登場する言葉です。質問をこのように重ねられると、焦るかもしれませんが、落ち着いて一つずつ答えましょう。もちろんこのあとでさらに具体的に突っ込まれることも想定しておく必要があります。

医薬、化学業界の面接で受け答えするときのコツ

医薬・化学業界で求められる人材、面接の場での質問・回答例をご紹介して来ましたが、最後は実際の面接で受け答えするときのコツを紹介します。

■医薬・化学業界 技術職
研究について深く聞かれても問題ないように準備すると同時に、簡潔に説明できるように準備しておくことが重要です。

技術職では大学や大学院の頃の研究テーマについて聞かれることが多くあります。深く聞かれることもありますが、面接官のなかにはそのテーマについて知識をあまり持たない人がいる可能性もあります。面接官とのやりとりのなかで、相手が自分のしてきた研究に対してどの程度の理解度を持っているのかが推測できるでしょう。どんな質問であっても対応できるよう準備するとともに、簡潔な表現で伝えられるよう練習することも大切です。身近な人を思い浮かべて、その人に伝えることをイメージしながら練習するのもいいでしょう。

■医薬、化学業界 営業職&事務職
学生時代の経験についてあらゆる角度から質問が来ることを想定し、準備しておくことが重要。医薬、化学業界では学生時代の経験を深く聞かれることが多いです。学生時代の経験について聞くことで、自己分析力やコミュニケーション能力が高い学生なのかを判断している場合があります。また、「なぜそのような行動をしたのか」や「どのように行動したのか」など自問自答を繰り返し、揺るぎない自分の答えを考えておきましょう。

医薬、化学業界の面接では、どのように今までの経験を活かせるか自信を持って話すことが大切!

医薬、化学業界の面接では、技術職、営業職、事務職などにかかわらず、今までの経験をどのように活かせるのか、自信を持って話すことが大切です。今までの経験と、企業が欲している人材をすりあわせて、面接では知識のない面接官にもわかるよう丁寧に説明するよう心がけましょう。

参考

[1] 杉村太郎、熊谷智宏
[2]2015/9/4
[3]絶対内定2017 エントリーシート・履歴書
[4]ダイヤモンド社

[1](編)東洋経済新報社
[2] 2016/8/26
[3]「会社四季報」業界地図 2017年版
[4]東洋経済新報社

関連リンク

医薬/化学/化粧品の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:沖 圭祐

関西在住のライター、キャリアコンサルタント。 総合大学卒業後、大学受験予備校で進路相談の職員を経験。大学職員として勤務した後、ライター、キャリアコンサルタントとして独立。 現在では就職活動、転職活動、働き方といった分野を中心に記事を書いています。履歴書、エントリーシート、小論文作成のアドバイスや添削といった仕事もしています。食べることが大好きで、お土産やグルメの記事も執筆中。教員免許や国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も所持しています。