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就職活動中のトラブル「オワハラ」とは?知っておきたい意味と対策

就職活動で、なかなか「内定が出ない」と悩む就活生が多いですが、一方で内定を出すことを条件に今後の就活を終わらせようとする、いわゆる「オワハラ」に悩む学生も少なくありません。オワハラとは何か、そしてその対策を紹介します。

就職活動中の学生を悩ませる「オワハラ」とは

「オワハラ」の意味は、「就活終われハラスメント」の略語で、内定を出すことを条件に今後の就職活動を終わらせようとする、文字通り企業の就活生に向けたハラスメントです。就職活動は、本来学生の自由な職業選択のもとにされるべきものですが、「オワハラ」は、企業が採用したいと目を付けた学生に対して、公平・公正な就職活動の邪魔をするものです。オワハラの内容によっては、脅迫や強要に相当するものもあり、厚生労働省から事業主に対して行き過ぎた行為がないよう注意喚起しています。

背景には、企業が内定を出した後も学生は就職活動を進め、他社への就職を決めた結果、内定辞退となり、企業側としては採用したい人数確保ができないというケースが多発したという事情があります。そのため、企業側は採用したい学生をつなぎとめるために、いろいろな策を講じていますが、思い余ってオワハラという反則手段を使ってしまう企業が出てきました。また学生側も第一志望は決めていても、スベリ止めの感覚で何社も受けるのが普通で、第一志望の会社から内定をもらっていない時点では、受かった会社の内定を辞退することはしません。

特にオワハラが増えるのは、求人の多い売手市場が続いている場合。こういった状況では、人材不足という点から学生の方が優位になります。すると、内定をたくさん持ちながら就職活動をすることになり、辞退を止めたい企業側は強硬策に出てしまうという背景が強く影響しているのです。しかし、だからといってオワハラが正当化される理由はまったくありません。

▽オワハラに関する就活生の声はこちら
面接でオワハラされたらのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

就職活動中のトラブル「オワハラ」とは?知っておきたい意味と対策 出典:写真AC

就職活動中に起こりやすいオワハラの具体例