ライバルを減らせる!?就職活動で秋採用に挑戦しよう

日本の就職活動は、6月1日から一斉に選考活動がスタートする春採用が一般的。多くの企業が春採用のスケジュールで動き、秋頃に採用活動を終了させますが、中には秋採用を行う企業もあります。本記事では秋採用の概要をご紹介します。

就職活動における「秋採用」とは

日本での就職活動は、企業の広報活動が3月1日からはじまり、6月1日から選考活動がスタート、10月1日に内定が解禁するという流れの春採用(あるいは夏採用)が一般的です。
一方の秋採用は、8月〜9月頃からエントリーがはじまり、年内に選考活動が終了するスケジュールになります。

秋採用と聞くと、5〜6月頃に学期が終わる海外大学への留学生達が帰国をするタイミングでスタートするということもあり、留学生しか応募ができないのかと思われがちです。しかし、実は国内大学を卒業する大学生の応募を受け付けている、という企業は数多く存在します。

秋採用は春採用と比べると活動している企業数・学生数ともに規模が小さくなりますが、より納得感のある状況で採用活動・就職活動を終えるために、秋採用にチャレンジしているという学生は少なくありません。

f:id:hito-contents:20171031170715j:plain出典:pixta

企業と学生双方の視点から見る、就職活動における「秋採用」のメリット

秋採用には企業側・学生側ともに、一般的な春採用にはないメリットが数多くあります。

まずは企業側の大きなメリットとしては、春採用で十分な採用人数を確保できなかった場合の追加募集ができるという点があります。採用の目標人数が多い大手企業や、春採用で大手企業に応募が殺到したために十分に応募が集まらなかった中小企業がこういったケースに当てはまります。また内定辞退が想定より多く出てしまった、という時にも、秋に追加募集を出す企業が多くあります。

さらに、海外大生の卒業や留学生の帰国に合わせたり、秋入学の大学を卒業する学生や、休学留学のためのギャップイヤーを導入する学生など、多様なスタイルで学習をする優秀な学生を採用するため、春採用での一括採用ではなく、秋採用・通年採用など柔軟なスタイルをとっている企業も増え始めています。

一方の学生側が秋採用に挑戦するメリットとしては、まずは春採用で内定を獲得できていない学生が、もう一度卒業前に就職先を決めるチャンスがあるということです。卒業前に内定を獲得できなかった場合、卒業をせずに就職浪人をして次年度に再挑戦したり、内定がないまま卒業して第二新卒として就職活動を続けたりするという選択肢もありますが、どちらも資金が潤沢に必要となりますし、厳しい環境での活動となってしまうケースが多いです。それであれば、卒業を迎える前にもう一度、秋採用でチャレンジしてみる価値はありますよね。

すでに内定を獲得している場合でも、希望する業界・業種からは内定が得られなかった、もう少し視野を広げて活動をしていればよかったなど就職活動に後悔が残る場合は、もう一度秋採用で活動をしてみて、納得した上で就職先を決めることができます。

また、春採用の時期から就職活動をしている場合、自己分析や業界分析などの準備がより整えられていて、一層効率よく活動ができます。春採用ですでに複数社の面接を受けている学生は受け答えにも慣れてきているかと思いますので、アガリ症で面接時になかなか実力が発揮できない、伝えたいことを正確に伝えられないといったミスも、秋採用では克服できるかもしれません。

企業と学生双方の視点から見る、就職活動における「秋採用」のデメリット

秋採用は企業側にとって、人材確保のチャンスが再度巡ってくるということでメリットが大きいですが、一方でデメリットがあることも忘れてはいけません。
まず、秋採用は春採用と比べると活動をしている学生の母数が圧倒的に少なく、追加の採用コストをかけた割には学生があまり集まらない、といったリスクも小さくありません。また、春採用で志望度合いの高い企業の選考に落ちてしまったから秋採用で応募しているというケースが多いため、志望度の高くない学生が集まりがちです。
さらに次年度の採用計画を立案しなければならないなど、次年度の採用活動の準備を始めなければならないケースも多いため、秋採用に関わる業務にあまり集中できないといったことも。

一方の学生側のデメリットとしては、採用枠が春採用と比べると少なくなってしまうので、競争倍率が高くなる可能性があるという点が挙げられます。
また企業が緊急の追加採用として秋採用をしている場合、企業側が秋採用の採用コストを十分に確保できておらず、求人広告を大々的に出せない場合があります。そのため、大手就職サイトでは採用情報を見つけづらくなり、春採用と比べると募集情報をキャッチすることが難しくなります。
さらに春採用の選考が残っている場合は、秋採用の応募と同時進行になってしまうので、じっくりと自分を見つめ直したり、春採用の選考を振り返る時間が取れなかったりしてしまい、また心身の疲れが溜まった状態が長期にわたって続いているため、良いリスタートが切れないといったデメリットも。また、春採用よりも後がないのでプレッシャーに感じやすい点も挙げられます。

就職活動はどのように進める?秋採用の就活スケジュール

秋採用の就職活動でやるべきことは、基本的には春採用と同じです。ただし1点異なるところを挙げるとするならば、春採用での自分の就職活動を振り返る時間を作ることです。
自分は春採用ではどういった会社にエントリーし、どう選考が進んだのか。内定が出た場合、出ない場合はそれぞれどういう部分がキーポイントとなったのか、等を振り返り、秋採用でのゴールを明確にしていきましょう。
すでに春採用で内定が出ているけれども、秋採用でも活動を続けたいといった場合にも、どういった結果が得られれば納得ができるのか、何を持って秋採用のゴールとするのかを明確に設定しましょう。

秋採用は8月〜9月頃から募集情報が出始めますので、それまでには、上のように自分の就職活動を振り返り、秋採用に向けた準備を整えておきましょう。

就職活動シーズン終了寸前に始まることもある!秋採用を行う企業の探し方

秋採用では、春採用と異なり大手の就職サイトに情報が集約していないケースが多くあります。秋採用では、大学のキャリアセンター(就職課)やスカウトサービス、エージェントサービスを積極的に活用して情報収集をしていきましょう。
また、気になる企業の公式サイトのリクルートページを定期的にチェックしたり、企業のTwitterやFacebook、LINEなどの公式SNSアカウントをフォローしておくことも有効です。企業が採用コストをあまりかけられない場合、SNSなどで広報をする可能性があります。
さらに春採用では未登録だった就職サイトも積極的に登録して活用しましょう。メジャーでない就職サイトでも、求人広告の出稿費用の関係やタイミングなどで、他では出ていない情報が掲載されているということもよくあります。奇跡的な出会いが待っている可能性がありますよ。

秋採用を活用しながら、悔いのない就職活動を!

秋採用は春採用で自分の就職活動に納得ができなかった時のリベンジの場として活用できます。人生の中で幾度とない就職活動。悔いの残らないようにするためにも、秋採用へのチャレンジも積極的に考えてみてください。

関連リンク

秋採用のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

f:id:epb0804:20170929191927p:plain

著者:中山 綾香

大手人材系企業、IT系ベンチャー企業を経て独立。現在はWEBサイト・WEBコンテンツ制作を中心にフリーランスで活動しています。