就活するならまとめておきたい!業界研究ノートの書き方

就活を円滑に進めるために不可欠な「業界研究」。知らぬ間に情報が膨大になってしまうことがあるので、できるだけ「業界研究ノート」を作るようにしましょう。そこで、「業界研究ノート」作成のメリットやポイントについて紹介します。

業界研究ノートを作るメリット

就活するならまとめておきたい業界研究ノート。では、なぜ必要なのかを考えたことがありますか?それは、以下のようなメリットがあるからです。

(1)志望業界を絞ることができる
興味がある業界はもちろん、その他の業界の情報を得ることで自分の志望業界を明確にすることができます。志望業界を明確化できれば、戦略的に就活を進めることも可能になるでしょう。また、業界の将来性を見極めるのにも役立ちます。

(2)志望動機を考えるのに役立つ
業界研究を進めていくと、その業界あるいは企業で求められる資質や能力が分かってきます。それが分かれば、後は自分が持つ経験等と比較しながら、説得力のある志望動機を考えていけばいいだけ。面接時のアピールとしても役に立ち、他者と差をつけることも可能となります。

(3)情報をすぐに確認できる
何度も同じ業界を調べるのは時間のムダです。情報をすぐに確認できるようにしておくのが、効率的に就活を進めるための重要なポイントとなります。

(4)ミスマッチを防ぐ
憧れやイメージにとらわれ、業界や企業のことを知らずに入社すると、「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを引き起こす恐れがあります。業界や企業の良い面だけでなく、負の要素もしっかり調べるようにしましょう。

(5)自分の興味の変化を記録できる
ノートに記録していくということは、自分の興味の変化も確認できるということ。自分の変化を分析することで、面接や志望動機に真実味が増します。

業界研究ノートは1冊で就活全てが把握できるように、就活スケジュールや企業研究も併せてまとめるようにすると合理的です。

f:id:hito-contents:20171031161342j:plain出典:写真AC

業界研究ノートの書き方

では次に、業界研究ノートの基本項目について紹介していきます。

・業界名
・業界規模
・仕事内容
・具体的な職種
・平均年収
・魅力
・特徴
・主要企業
・気になる企業(入社したい企業や魅力的に見えた企業など)
・関連業界

上記のような項目について情報収集し、業界に対する知識を身につけていきます。もちろん、知識だけではなく、今後の動向や将来性、国際性などにも目を向ける必要があります。これらの情報を同じ形式で1業界を1ページにまとめるようにすると見やすくて合理的です。興味のある業界だけでなく、関連業界や全く異なる業界なども研究すると視野が広がるでしょう。

すでに入社を希望する企業がある場合は、併せて企業研究も行いましょう。企業研究の主な項目は、以下の通りです。

・企業名
・業界
・事業内容
・代表者
・歴史
・経営理念
・待遇(基本給、年間休暇日数など)
・本社所在地
・視点・営業所の有無あるいは所在地
・連絡先

業界・企業研究を深く掘り下げるためには、日頃から社会・経済情勢に対するアンテナを高くし、幅広い情報を得るようにすることが重要です。

また、興味がある業界や企業が見つかった場合は、そのページに一目で分かるような印をつけておくと見つけやすいでしょう。さらに、興味を持った箇所に色づけしておくこともおすすめします。

業界研究はどのように進めればいい?おすすめの2つのアプローチ

業界研究を進めるにあたり、志望業界が決まっていない人と決まっている人とではアプローチが異なってきます。

志望業界が決まっていない人は、どこから始めればいいのか迷ってしまうかもしれませんが、まずは興味がある仕事や企業を起点に目星をつけて、業界研究を始めるといいでしょう。興味がある業界があれば、1業界で3~5社程度研究し、自分の適性に合っているか、本当に自分がやりたいことかなどを探っていきます。
また、興味がある業界に関連する業界にも目を向けると、視野が広がり、そこからまた関心が持てる業界がひらけてくることもあるかもしれません。興味がある仕事や企業がない人は、街中や自分の生活の中に存在する業界を突破口にするといいでしょう。世の中には多くの業界が存在しますから、何かしら見つかるはずです。そこから、興味の幅を広げていきましょう。

特定の志望業界が決まっている人は、まずその業界から始めていきます。その後は、周辺業界に目を向け、各業界に関してより深い知識を身につけるようにしましょう。
例えば、一言で「情報・通信業」と言っても、そこには携帯電話やインターネット等を扱う通信系、新聞、テレビ、出版などのマスコミ系、ソフトやシステムの開発・運用を扱う情報サービス系があります。周辺の業界を研究することは、業界全体を理解する上で役立つだけでなく、新たな発見にもつながることがあるので調べるようにしましょう。

業界研究ノートを作るタイミングはインターン前がおすすめ

業界研究ノートの作成は、説明会が解禁する3月1日までには遅くても終えないと、余裕を持ってエントリーシートが作成できません。では、いつから始めればいいのでしょうか?

<一般的な就活全体スケジュール>
・インターンシップ:前年6月~9月、あるいは10月~翌年2月
・自己分析:前年6月~翌年2月
・業界研究:前年6月~翌年2月(説明会開始までに終える)
・職種・企業研究:前年9月~翌年5月(試験・面接までに終える)
・エントリー・企業説明会:3月~5月
・エントリーシート:4月~5月
・試験・面接:6月~9月
・内々定:7月~9月

上記スケジュールの通り、自己分析や業界研究は前年6月ごろに始めるのが理想です。6月頃から開始することで、秋のインターンシップ前に関心のある業界や企業を多少調べておけるので、秋インターンシップの企業も決めやすくなります。

外資系企業ではインターンで能力が認められると、早期に内定が出ることもあります。また、日本企業でも、インターンシップで活躍することで他者とは異なる選考ルートにのり、内定を受けやすくなることがあります。従って、インターンシップを活かすためにも、業界研究ノートを作るタイミングは、インターンシップ前がおすすめです。業界研究が遅れるとエントリーも遅れてしまうので、早めの行動を心がけるようにしましょう。

業界研究が終わった後の注意点

業界研究はノートの作成が終わったからと言って、完了したわけではありません。そこから興味・関心のある業界・企業をピックアップし、興味・関心がある業界の共通点を明確にしていきましょう。これにより「どうしてこの業界を選んだか」が分かるはずです。その理由が明確になれば、進む道がはっきりし、面接やエントリーシートの志望動機も考えやすくなります。

また、気になる企業があれば、積極的にOB・OGを訪問し、現場の雰囲気や業務内容などを直接尋ねるようにしましょう。実際に働いている人からは、インターネットなどでは得られない信憑性が高い情報も教えてもらえるはずです。さらに、収集した情報を上手く活用するために、面接で話題になりそうなことを掘り下げてみたり、最新の業界ニュースから目を離さないようにしたりすることも重要です。

丁寧に業界研究ノートを作って、自己分析や企業研究につなげよう

業界研究ノートは作って終わりというものではなく、その都度見直すことで志望動機や自己分析が明確になることも多々あります。3月に就活の広報活動が解禁されると、その後は駆け足で進んでしまうので、まだ始めていない人は明日から実践するようにしましょう。

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著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。