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就活浪人は就職活動で不利なのか?メリットやデメリット・成功のポイントを紹介

就活浪人の就活対策や企業側からの扱いがわからず、困っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、就活浪人に対する企業側の対応を解説しながら、就活浪人として就活を成功させる方法などを紹介します。就活浪人として不安を持っている方はぜひチェックしてみてください。

「就活浪人は新卒なのか?既卒なのか?よくわからない。」
「就活浪人は就職活動に不利なのでしょうか?」
「就活浪人として期間中にやるべきことは?」
このように、就活浪人として成功させるポイントなどを知りたい人には、たくさんの疑問や不安があるのではないでしょうか。

 

本記事では、就活浪人の意味や就職留年との違いなどに加えて、就活浪人のメリットやデメリット、就活浪人から就活を成功させるポイントなどを紹介します。この記事を読むことで、就活浪人に対する企業側の視点や、就活浪人中の過ごし方などを把握できます。

 

ここから得られた知識によって、就活に対する心構えがはっきりとするでしょう。就活浪人として就活に対する対策などを詳しく知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

就活浪人とは

出典:PIXTA

就活浪人という言葉は学生側の言葉です。一旦卒業した者に対して採用する企業側にあるのは「既卒者扱い」で、採用方法としては「中途採用」というくくりになります。

 

ここからは、就活浪人に関連して就活浪人と就職留年の違い、就活浪人している人の割合、就活浪人を選ぶ理由について順を追って紹介します。

就活浪人と就職留年の違い

「就職留年」とは簡単に言うと、就職活動を続けるために留年をすることです。では、就活浪人と就職留年の大きな違いはなんでしょうか。結論から言えば、留年は身分が学生のままなので、翌年に「新卒」として採用選考のテーブルにのることが可能ということです。

 

あくまで新卒での就職を目指すなら、就活浪人と比べメリットがあるのは事実です。では、翌年度の新卒採用にはどんな影響があるのでしょうか。メリットがある反面、デメリットもあります。

就活浪人をしている人はどのくらい?

就活浪人は卒業した人の中でさまざまな理由により就職できず、就職活動をしている状態を指します。令和3年度学校基本調査の大学卒業後の状況によると、進学でも就職でもないことが明らかな人は卒業者全体の9.6%です。

 

これが就活浪人であって、令和元年度の6.7%から以降年々割合が増加しています。

 

出典:令和3年度学校基本調査(確定値)報道発表資料|文部科学省
対象:幼稚園,幼保連携型認定こども園,小学校,中学校,義務教育学校,高等学校,中等教育学校,特別支援学校,大学,短期大学,高等専門学校,専修学校及び各種学校並びに市町村教育委員会
情報:2021.12.22 時点
参照:https://www.mext.go.jp/content/20211222-mxt_chousa01-000019664-1.pdf

就活浪人を選ぶ理由

就活浪人を選ぶ理由はいくつかあります。しかし、その前提となることは満足な就職活動ができず、結果として自分が志望する企業から内定を得られなかったためです。

 

就活浪人はメリットやデメリットがありますが、メリットの方が大きいという観点から、自己の判断によって就活浪人を選択します。

就活浪人のメリット

出典:PIXTA

就活浪人にはメリットもありますがデメリットもあります。また、就活浪人のメリットはさまざまな理由があります。ここからは、就活浪人のメリットについて主要なものを3点紹介しますので、しっかりと押さえておきましょう。

  • 大学での学業がなく就職活動に専念できる
  • 就職活動の経験を活かせる
  • 社会人の友人からアドバイスをもらえる

大学での学業がなく就職活動に専念できる

学業と就職活動の両立では、日程調整などに時間を費やされ就職活動に集中できないことが、大学の最終学年において経験済のことでしょう。

 

また、就職留年の場合は卒業のために授業に出席したり、学内試験への対応に追われたりします。その点、就活浪人は大学に通うなど学業を気にすることなく就職活動に専念できます。

就職活動の経験を活かせる

「働くこと」あるいは「職業」には無限の可能性があります。就活浪人をすることによって、心機一転働き方について考える機会になるでしょう。

 

たとえば、公務員への挑戦や自由業、自営業などの選択肢もあります。さらには、将来的な独立開業を目的にした就職や、公的資格取得に挑戦する人も増えてきています。

社会人の友人からアドバイスをもらえる

大学の卒業生全員が就活浪人しているわけではありません。就活浪人をせずに社会で活躍している友人もいます。就活浪人のメリットのひとつとしては、このように就職をした社会人の友人からさまざまな情報をもらえることです。

 

社会人としての状況や就職活動の経験を聞いて、自分の就職活動に役立たせ、就職活動に新たな視点を持って臨めるでしょう。

就活浪人のデメリット

出典:PIXTA

就活浪人は大学を卒業しているため、就職活動に専念できます。しかし、大学とのつながりは薄くなり、また友人の大半は就職するため、孤独や不安を感じてしまう場合もあります。

 

自分の目標とする企業などへの就職活動には、ゆるぎない信念とプラス思考が必要です。ここからは、就活浪人となる際のデメリットを紹介します。しっかりと押さえておきましょう。

大学での就活サポートが利用できない

大学では学生への就職支援のために、就職活動をサポートする部署があります。そこでは、OBやOG、企業を紹介してもらえるなど、さまざまなサポートや相談が可能です。さらに、エントリーシートなどの書類作成指導や面接対策などの具体的な就職活動の支援もあります。

 

しかし、就活浪人は大学を卒業してしまうため、在校していた時のような就活サポートを受けられない場合があります。

新卒採用のみの企業に応募できない

就活浪人は企業の判断にもよりますが、多くは既卒扱いとなります。そのため、企業によっては応募の際は新卒枠での採用はしません。就活浪人は既卒や中途採用扱いになる場合があるため、しっかりと押さえておきましょう。

 

また、一度受けた企業への再応募は企業によって対応が異なりますが、再応募を受け付けているところもあります。しかし、新卒優先という企業もあるため、再応募して企業へ就職することは難しいと言われています。

孤独や不安を感じやすい

就活浪人は大学に通うことなく、友人も就職などそれぞれの道を歩んでいるため、孤独や不安を感じやすくなってしまいます。また、大学や友人からの情報も得にくいため、自分自身で就職活動しなくてはなりません。

 

目標に向かって意欲的に取り組んでいる人もいますが、孤独や不安を感じる人もいるでしょう。

就活浪人が不利と言われる理由は?

ここまで就活浪人のデメリットとしての主なものを3つあげました。このデメリットに関連して、就活浪人が不利と言われる理由を5つ紹介します。

 

これらの不利と言われる理由に対応することで、就活浪人としての就職活動にプラスになることもあります。順を追って紹介しますので、しっかりと押さえておきましょう。

就活浪人の理由を聞かれる

採用する企業側は面接において、就活浪人となった理由や就活浪人中の過ごし方を聞いてきます。就活浪人でなければこのような質問はしないため、ハンデであり不利な理由となるでしょう。

 

就活浪人となった理由がマイナスなものであっても、できる限りポジティブな回答にすることが重要です。志望する企業への熱意をアピールするなど、質問に対して前向きに答えるようにしましょう。

第二新卒と比べられる

第二新卒は卒業後就職をした人で、数年の内に離職して求職活動している人のことを言います。数年の内に離職した人ですが就業経験があるため、無職やアルバイト経験のみの就活浪人とは比較されます。

 

企業側も就業経験のある人の方を重視するため、就活浪人は第二新卒と比較されがちになることから不利といえるでしょう。

新卒と同じレベルの仕事を求められる

就活浪人に対しては、新卒と同じレベルの仕事を求める企業もあり不利に感じることがあるでしょう。また、第二新卒と比較されたり入社後のギャップに戸惑ったり、就活浪人で入社したことで悩む人もいます。

 

すべての企業がこのような状況であるとは一概には言えませんが、対応するための心構えは持つようにしましょう。

負のイメージを持たれることがある

就活浪人が不利とされることは、企業から負のイメージを持たれることです。特に、面接においては企業側から負のイメージの先入観を持たれる場合があります。

 

そのため、面接時における立ち振る舞いなど、面接官に誤解されないようにしっかりと面接対策をしておかなければなりません。就活浪人に限らず、面接対策は就活において重要なポイントです。

精神的に辛くなる可能性がある

就活浪人する場合は孤独や不安を感じるとともに、精神的に辛くなる可能性があることも不利な面のひとつです。大学時代の友人は大半が就職し、自分が取り残されたような感覚になるでしょう。

 

また、友人からの情報が限られてしまうことも原因のひとつです。就活浪人といって閉じこもらず、積極的に情報を得るようにしたり、友人との連絡を絶やさないようにしたりしましょう。

就活浪人をして就活を成功させるポイント

就活浪人には不利な点もありますが、それぞれの対応策を把握することで道は開けます。就活を成功させる方法として、ここから4つのポイントを紹介します。

 

詳しく解説していくため、しっかりと押さえて就活浪人としての就活に役立たせてください。

  • 就活浪人に至った理由を素直に伝える
  • 就活浪人中に何をしてきたかエピソードを用意する
  • 新卒として扱ってくれる企業を探す
  • 就活浪人中にスキルの向上や資格取得を目指す

就活浪人に至った理由を素直に伝える

就職試験の面接の際に、就活浪人は面接担当者からいろいろと質問されます。その中でも、就活浪人に至った理由については面接の冒頭に聞かれる可能性があります。面接担当者としてはここが一番聞きたいところでしょう。

 

ここで大事なことは、いろいろと言い訳をすることなく、素直に就活浪人に至った理由を伝えましょう。脚色した理由を伝えると逆に不信感をもたれ、印象が悪くなってしまいます。

就活浪人中に何をしてきたかエピソードを用意する

面接の際に聞かれるもうひとつのことは、就活浪人中に行ってきたことです。就活浪人中は大学に行っていないため、面接担当者は「その期間何をしてきたのか」について興味があります。

 

「就職活動です」と答えてしまうと、ありきたりのものになってしまいます。そこで、いろいろなエピソードを用意しておくことが重要です。ボランティア活動など就職活動以外に行った、話題となるようなことを用意しておくと良いでしょう。

新卒として扱ってくれる企業を探す

就活浪人は卒業後就職していないため、企業からは既卒として扱われることが多いですが、国は卒業後3年以内は新卒として扱うように企業に要請しています。しかし、あくまでも要請であるため拘束力はなく、企業は既卒として扱うことが多いでしょう。

 

中には新卒扱いとしてくれる企業もあるため、それぞれの企業の採用情報を調べておきましょう。

就活浪人中にスキルの向上や資格取得を目指す

就活浪人は就職活動のかたわら、スキルの向上や資格取得を目指すことも大切です。採用要件に資格取得はないという企業もありますが、資格を取得していると自分の能力をアピールできるため、無駄ではありません。

 

また、今後転職する際にも有効な「自分の武器」となります。簡単な資格でも構いません。スキルの向上とともに資格の取得を目指しましょう。

就活浪人の期間を有意義に過ごし就活を成功させよう

出典:PIXTA

ここまで、就活浪人のメリットやデメリット、就活浪人として就活を成功させるポイントを紹介してきました。就活浪人は不利な面もあるため、就職活動に逆風が吹く場合もあります。

 

しかし、就活浪人という現在の立場を自覚して、不利となる理由に対して対策を立てることが重要です。就活浪人である状況を逆手にとって、貴重な経験と思い、就活浪人の期間を有意義に過ごしてください。

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