アパレルで活躍したい就活生必見!面接でよく聞かれる質問と回答例

ファッションが好きで、アパレル業界での活躍を目指して就活をしている人に、是非覚えてほしいのが「好き」をアピールする以外の方法です。採用面接でよく聞かれる、アパレル業界ならではの質問と差がつく回答例を紹介します。

面接で採用担当者が見ているポイント3つ

面接で採用担当者が見ているポイントは3つあります。

(1)ファッション性
アパレル業界での具体的な仕事はいくつもありますが、どんな仕事をするにせよ本人のファッション感度は必須です。季節やTPOに応じて着こなしを変えられる人かどうか、またコーディネイト力や色彩感覚などトータルなセンスが求められます。

(2)トレンドへの関心
ファッションは個性なので、他人を意識する必要はまったくありませんが、ビジネスとなると事情が違ってきます。今、何が主流なのか、これから何が流行るのかを自分の好き嫌いは別にして、知っている、感じ取れる能力がトレンドへの関心です。

(3)営業力もしくは販売力
ファッションが好きでトレンドを知っていることと、ビジネス現場で影響力を発揮できるのとは別の能力です。(1)(2)をベースに持ち、取引先の専門店に自社ブランドを自信持ってすすめられる営業力や、ショップなどの店頭で顧客にコーディネート提案のできる販売力があるかどうか、などを見ようとします。

f:id:hito-contents:20171019143802j:plain出典:Pixabay

面接でよくされている質問例やその意図と採用担当者を惹きつける回答例

ここで、アパレル業界ならではの具体的な質問例と意図、そして回答例を紹介します。

Q.アパレル業界を志望した理由は何ですか?               

<意図>
他業界でもありうるオーソドックスな質問ですが、誰もが言う「ファッションが好き」という理由以外の答えを聞き出し、ファッションへの興味度合い、どんな仕事がしたいのかという、後の突っ込み質問の材料にします。
<回答例>
A.はい、アパレル業界を志望しました理由は、私自身ファッションが大好きということもありますが、私と同じようにファッションに興味があり毎日おしゃれを楽しむ人たちに、もっと新しい着こなしやコーディネートを提案できる仕事に就ければ最高だと考えたからです。また、先々の夢ですが日本、あるいは世界に向け新しいトレンドの発信者になれればという思いもあり志望いたしました。
<解説>
「ファッションが好き」と一旦述べた後、むしろ「もっと新しい着こなしやコーディネートを提案できる仕事に就ければ嬉しい」という、働く立場での志望理由を述べています。また、将来のやりたい仕事を語ってトータルで「アパレル業界志望」の理由を説明するのがポイントです。

Q.当社のブランド以外にどんなブランドが好きですか?

<意図>
当社のブランドは好きであるという答えは想定内で、あえて自社ブランド以外を尋ねることでファッション感性や興味度の幅を見ようとします。
<回答例>
A.はい、私の一番好きなブランドは御社の〇〇ですが、同じエレガント系では△△とか□□です。△△の特徴は同じエレガントでも〇〇より大人びた感じなので、私の年代的には御社の〇〇が最も合うかなと思っています。□□も同じエレガント系なのですが、品質の割に値段が少し高めなのと、色遣いがもう少し明るければいいのになと思っています。
社会人になって収入が増えれば、もっといろいろファッションを楽しみたいと考えています。
<解説>
まずは、応募先企業のブランドのファンであると述べた後に、他社ブランドで気に入っているものを述べます。比較についてはそれぞれのブランドの特徴をしっかり押さえた上で評価しますが、最後はやはり応募先ブランドが一番好きだという落としどころがポイントです。

Q.よく利用する店舗と印象について教えて下さい。

<意図>
アパレルビジネスの最前線は、ショップの店頭です。これまで一顧客として見てきた視点から踏み込んで、自分がそこで働くとなった時にどんなふうに見ているかを聞くことで、アパレル業界でのビジネスセンスを見ます。
<回答例>
A.いつもよく利用する店舗は百貨店の〇〇や、ファッション専門店の△△です。百貨店の〇〇は学校の帰りによく立ち寄りますが、印象としては、最近ショップがリニューアルされ大変見やすくなりました。シーズン前の季節感のあるディスプレイが好きで、今年のトレンドはここで見るようにしています。
何度かの買物で、ショップの店員さんが私の名前を覚えてくれていてすごいなと感心しています。特に、私の好みをよく知ってくれていて販売員になるならあのような人が理想とさえ感じます。
専門店の△△は都心にあり休みの日によく出かけます。百貨店のショップとは違った店づくりで、店舗面積は小さめですが、上手に工夫してスペースを使い、お客様の立場に立った品揃えをしているなと感じます。
<解説>
よく行くショップが、自社ブランドを扱う店が基本です。商品そのものを見る以外に、ショップの雰囲気やディスプレイ、そして販売員の動きまで注意してみていることをアピールすることがポイントです。

Q.アパレル販売員に一番大切なことは何だと思いますか?

<意図>
アパレル業界の最前線の仕事である販売という仕事に対する考えを尋ねています。販売員としての姿勢、考え方、適性をこの質問から読み取ります。
<回答例>
A.私自身が買い物をしている時にもよく感じるのですが、お客様は押し売りされると一気に興醒めすると思います。大切なのはとにかくお客様のニーズをうまく引き出すことだと思います。それも、「ご予算は?」「サイズは?」と一気に質問攻めするのではなく、会話をしながら自然にニーズを聞きだし、一緒に商品探しのできる力が必要だと考えます。
次は、やはりファッション情報だと思います。商品を売るだけでなく、今年のトレンドや流行の色、コーディネート方法などをお客様に提供できる力だと考えます。それも、自分の知識をひけらかせたり無理やりすすめたりするのではなく、「聞いて良かった!」と思ってもらえるような自然な形での提供が大事だと考えます。
<解説>
常に顧客の立場に立って考えられることが基本です。回答としては、「お客様への情報提供」や「お客様の満足」というスタンスを持ち、自身も販売することに楽しさを感じるように答えるのが正解です。

Q.将来やってみたい仕事はありますか?

<意図>
将来の夢や希望を尋ねています。単なるアパレル業界への憧れだけなのか、あるいはこの業界で自分の成長を考えてステップアップしていきたいのかを尋ねています。
<回答例>
A.入社後はショップの販売員として、最前線での接客からお客様のニーズを学び、その後ひとつのショップやブランドを管理できるショップマスターになれればと考えています。
また、ディスプレイに大変興味があるので、各ショップを順にまわりシーズンごとのディスプレイ指導のできるコーディネイターにも大変興味があります。
さらに将来の夢ですが、海外事業部にも興味を持っています。御社の手掛けておられるインポートブランドがもっと日本で評判になるよう、マーケティング的な仕掛けのできる部署も経験したいと考えてます。
<解説>
販売員からスタートするが、就職するのはあくまで企業なので、将来的にはしっかりした夢を持っていることをアピールするのがポイントです。

アパレル業界の面接で受け答えするときの考え方のコツ3つ

アパレル業界を志望して面接を受けるとき、是非心得ておきたい考え方のコツがあるので紹介します。ひと言でいえば、アパレル業界ならではの「コミュニケーション力」のアピールです。具体的には、

(1)人が好きであることをアピール
面接で対面する採用担当者も「人」です。面接は誰もが緊張すると思いますが、ここで「すぐ打ち解けられる人懐っこさ」を見せます。ポイントは「笑顔」と「相づち」です。面接官を正面からしっかりとらえて、優しい表情を心掛け、面接官の言葉には相づちやうなづきなどで反応を示します。これは、アパレル業界の仕事が、お客様はじめ取引先など人と接する機会が多いためです。

(2)仲間や友人の多さをアピール
コミュニケーション力のある人は、仲間も多くいろいろな人との交流があります。たとえば、学生時代に頑張ったことを聞かれた時は、クラブ活動や学園祭などを材料に、メンバーその他の人たちと力を合わせて作った実績や成果をアピールします。人的なネットワークの強みは、仕事上でもさまざまな情報収集に役立つことにもなるし、ブランドのファンづくりにも繋がります。

(3)臨機応変に対応できる力をアピール
顧客との接客が特にそうですが、相手の質問などに対して意図や趣旨をよく理解し、臨機応変に対応できる感度です。面接の受け答えで「あの~」とか「え~っと」といった余計な言葉を挟まず、「ハイ!」と返事をし、即答するようにします。これは、接客時のセールストークにも通じることです。

アパレル業界での面接のOKファッションとNGファッション

アパレル業界での面接は、「服装自由」「スーツ・私服どちらでも可」といった表現で、面接時の服装を指定する企業が多くあります。アパレル業界の会社でこういう指定がある場合は、普通のリクルートスーツ以外の服装で行くのがよいでしょう。実際の面接でも着ている服装について、「今日のポイントは?」と必ず聞かれると思っていてください。

ベストな選択は応募企業のブランドの服で、フォーマル(リクルート)使いをしても差し支えのないものです。「服装自由」という指定があったときは、はっきり「面接という場面に合わせ、ダークスーツ(ジャケット+スカート)をベースに自分なりにコーディネートしました。」というのが正面突破の考え方です。仮に服装指定がなかったり、アウターの自社ブランドを持たない企業でも考え方は同様で、「面接場面にふさわしいと考えた自分なりのコーディネイト」がベースです。リクルートスーツと呼ばれるスーツでもおしゃれなスーツはたくさんあり、自分でそれを選んだ理由が言えるかがポイントになってきます。

NGなのは、面接官が「この学生のファッションや雰囲気が自社ブランドに合わないな」と感じるようなファッションです。
新卒の就活では様々な企業を受ける場合が多いと思います。ラグジュアリー、ファストファッション、セレクトショップと、ブランドの色が全く違う会社を立て続けに受けることもあるでしょう。それぞれがターゲットとする顧客年齢層とブランドテイストに気をつけましょう。例えば、高い年齢層のラグジュアリーブランドなら、シックでアダルト寄りのコーディネイトを心掛け、雑貨や小物そしてヘアメイクで整えていきます。受験する企業のブランドを持っておらず、やむを得ずライバルブランドのものを身につけて面接に臨む場合は、「あえてこのファッションにしました」くらい言えるよう、きちんとそのファッションのポイントを答えられるように準備していきましょう。

アパレル業界での面接ではブランドとのマッチングも重要

アパレル業界は、ファッショントレンドに興味がある、御社のブランドが好きというだけでは通用しません。面接では、人当たりの良さやコミュニケーション力はじめ、ブランドとのマッチングを必ず見られます。目指す会社の店舗視察をしっかり行うなど準備をしっかりしておくことが重要です。

関連リンク

繊維/アパレル服飾の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)
面接/試験/資格の掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記) 

f:id:epb0804:20170818155353j:plain

著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。