金融業界を目指す就活生必見!面接でよく聞かれる質問&回答例

金融業界の面接試験を受ける際、金融業界ならではの特徴を踏まえておかなければなりません。実は、金融業界には特徴的な面接での質問項目があります。そこで、面接でよく聞かれる金融業界特有の質問と、その回答例についてご紹介します。

【面接前に知りたい】金融業界に向いている人が持っている特徴3つ

金融業界といっても、銀行の他にも証券、保険、信販、クレジットカードなどといったように、さまざまな業種が含まれていますが、このすべての領域に共通して「向いている」学生の特長があるのです。

(1)対人交渉が苦にならない

金融に限らずですが、ビジネスにおいては初対面から人間関係を築き、またそれを維持する力が重要です。
金融業界においては、たとえば金融商品に興味のない顧客に対しても営業・交渉を行い、金融商品の購入につなげるというように、顧客の態度を変容させることができるほどの交渉力が必要です。

(2)ストレスに強い

金融業界は銀行も、証券も、保険も信販も、「ノルマ」を達成できるかどうかが仕事ができる・できないを判定される大きなカギとなります。期限がせまってもノルマを達成できそうにない場合や、好調な業績を保つ場合、大きなストレスやプレッシャーがのしかかることになります。
ノルマ以外にも顧客や取引先との折衝など、タフさが求められる仕事が多い金融業界ですが、それに負けない強さや前向きさがあれば、乗り越えていけるでしょう。

(3)勉強や情報収集が苦にならない

特に経済活動、経済学、社会学など、日々目まぐるしく移り変わる金融業界に近接する領域についての勉強が必須です。これが苦にならなければ、他の就活生との差がつきます。

f:id:hito-contents:20171012105422j:plain出典:写真AC

面接で採用担当者が見ているポイント3つ

面接官が面接という限られた時間の中で、就活生のどんなところを見極めようとしているのか、きちんと把握しておくことによって、採用の確率を高めることができます。では、金融業界における面接官の多くは、就活生の何を見ているのでしょうか?

(1)金融に関する興味や知識があるか

金融業界は、専門用語が飛び交い、日々新しい情報が更新される業界です。
日本の政治・経済との関連が深く、金融商品も常に勉強しなければ、金融業界で生き残ることができません。
そのため、面接官は就活生がそもそも本当に金融に興味があるのか、そして金融に関する知識があるのかどうかを見ています。国内だけではなく、グローバルな視点で金融の動きを見ることができ、さらにそれが苦ではない就活生を採用したいと考えているからです。

(2)ストレス耐性があるか

金融業界では、個人・法人にかかわらず、いかに金融商品を売り込むかということも大切な仕事になります。また、一度に大きなお金が動く責任の重い仕事もあります。
このように、営業によって生じるストレス、そして金額の大きな取引などを担当することへのプレッシャーなど、金融業界にストレスはつきものです。
面接官としては、ストレス耐性がない人物はすぐに離職することが予測され、せっかく教育してもコストばかりかかって何も得られないという事態を避けたいと考えています。
よって、ストレス耐性のある人物かどうかという面接を通して知りたいと考えているのです。

(3)長時間の労働に耐えられる力があるか

金融業界の中でも、特に証券会社などは拘束時間が長く、株価の変動に敏感になっている状態で長時間に渡って勤務しなければならないことがあります。
また、銀行や保険といった業種でも、接待などを通して業務時間外で取引先と交流を持つことも仕事の一環をされます。
よって、金融業界は全般的に長時間労働の傾向にあるのです。
面接官には、就活生が長時間労働を苦にせず、勤務できる人物かどうかを見極めたいという目的があります。

面接でよくされている質問例と採用担当者を惹きつける回答例

よくある質問(銀行編)

「なぜ弊行(当銀行)を受験されたのですか?」
志望動機でも触れている就活生がほとんどだと思いますが、採用担当者は「同じ銀行でも、どうして他銀行じゃなくてウチを選んだの?」という理由を聞くとともに、就活生が受験先についてどれくらい研究してきたのかを知ろうとしています。
銀行といっても、メガバンク、地銀などがありますが、双方を例に回答例をご紹介します。

◆回答例(メガバンク編)
「私が御行を志望するのは、御行の金融を学ぶインターネット大学を拝見したことがきっかけです。個人業務を経営上最大の戦略分野と位置付け、最も信頼できる銀行の相談役としてCS(カスタマー・サービス)職を創設したということを知り、感銘を受けたため、貴行に勤務したいと心から感じました。
お客様にとっては、CSが「〇〇銀行の顔」であり、責任は重いと思いますが、同時にやりがいのある仕事だと考えております。CS職を生み出した貴行に勤務し、お客様のニーズに迅速かつ的確にお応えできる仕事がしたいと考え、志望致しました。」

◆回答例(地方銀行編)
「大学2年のときから継続して業界研究・企業研究を進めていく中で、御行が他の銀行よりも融資業務を通じて、中小企業のファイナンスを支えていると感じたからです。私は〇〇県出身なのですが、〇〇県には、”××珈琲”というブランドがあります。××珈琲は、貴行から融資を受けて、マーケットを〇〇県から全国へと拡大し、今では県を代表するブランドとなりました。
このように、地域の皆様の夢を、融資によって応援し、〇〇県発展のために貢献したいと考え、志望しました。」

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よくある質問(証券編)

「株価の動きを読むために、どんなことに気を付ければよいと思いますか。」
証券会社は、株式や証券などの有価証券の売買について、取り次ぎや引き受けなどを行っています。そのため、株価に敏感であること、株価を読む力などが問われます。この質問は、比較的ストレートにその力を試すための質問です。

◆回答例
「まだ株取引の経験はありませんが、ビッグデータや板を用いて株価の動きを読むという方法があることは存じています。しかし、学生の現時点で実際に肌で感じることは、グローバルな視野で世界の長期的な動きを予測することだと考えております。具体的には世界の経済を含むあらゆる動向を把握し、それが今後どう変化していくかについて、根拠のある推測を行うことに気を付ければよいと考えます。」
※調べればわかる専門用語についてはあらかじめ勉強しておきましょう。
その上で、リアルにあなたが考える株価を読む方法について、あなたの言葉で伝えることが大切です。

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よくある質問(保険編)

「ご自身の性格について、長所を教えてください。」
金融業界以外でも頻出の質問ですが、特に保険会社でこの質問をされたら、前項でご紹介した「ストレス耐性」「対人交渉」の2点を意識してください。
採用担当者はこの2点を知りたくて、この質問をしています。

◆回答例
「私の長所は、打たれ強いことです。小学校の頃から今まで野球を続けているのですが、レギュラーから外されて、監督から厳しい指導を受けても、すべてを成長のための材料だと考え、乗り越えて参りました。この打たれ強さが、高校の野球部で県大会準優勝という結果に結びついたと考えております。
また、部員と作戦会議をする中では、相手の意図を汲み取りながらも自分の意見を通すことを学びました。この長所を活かし、御社での営業活動においてもチャレンジ精神を持って、どんな仕事にも挑戦し続けていきたいと考えております。」
※ただ打たれ強いだけではなく、採用後に困難な仕事があっても耐えられる、そして対人交渉も可能、という具体的なイメージを採用担当者に持たせることができます。

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金融業界の面接で受け答えするときの考え方のコツ4つ

金融業界の面接は、ストレス耐性を測るためにわざと志望動機を詰められたり、専門知識を問われたりすることもあります。
しかし、根本的に以下の4つのことに気を付けていれば、金融業界の面接も攻略できるはずです。

(1)自分自身のストーリーを絡めてオリジナル性を出す

就活対策本にあるようなモデル回答をそのまま答えるのはNGです。業界研究をすると、業績、政策、データなど、数値化されたものはどの受験生もチェックしているものです。
他の受験生と差をつけるためには、学生時代から投資信託をしていた、〇〇銀行で人生初の口座を開設した、インターンやOB・OG訪問で独自に体験したこと(体験型インターンで、初めて銀行業務の裏側を見て、自分の几帳面さが活かせそうだと思った、など)を盛り込むことが必要です。

(2)いじわるな質問がきても動揺しない

ストレス耐性を試すために、圧迫面接のような形式で質問してくる企業・銀行もあります。また、質問自体が「財閥系も受験しているけど、金融ならどこでもいいの?」「イデコのシステムの概略を端的に説明してくれる?」など、いじわるで、学生の知り得ない専門知識を問われることもあります。
そのような場合は動揺せず、知らないことは「申し訳ございません。勉強不足のため、答えられません。入社までに勉強しておきます。」のように、知らないと答えればよいのです。圧迫面接の場合は、「面接官も私を試そうとがんばっているんだ」と客観的にその場をとらえるようにしましょう。

(3)事前準備は履歴書丸暗記よりも金融の基礎知識を

基本的に金融業界であれば、大学で学んできたこと、日ごろ金融について勉強しているか、知識をアップデートしているかどうかを知りたいと思って面接官は質問してきます。
あくまでも学生として学べる範囲の金融に関する基礎知識を、頭に入れておきましょう。

(4)選考状況についての質問には「一部」素直に答える

優秀な人材を取り合う金融業界。特に銀行などでは、就活生の選考状況を非常に気にしています。
「弊行以外にも受験している企業はありますか。それはどこですか。」
「弊行の志望度はどれくらいですか。」
このように質問されることが多いですが、他に受験していないなどと嘘をつかず、他行も受験している場合は素直に答えましょう。ただし、最後に「弊行が第一志望です。」と、嘘でも答えることが大切です。

金融業界の面接では堂々とすることが重要

金融業界の面接では、とにかくストレス耐性が試されることが多くなっています。どんなに準備していても、予想もつかないような質問をされることもあります。
どんな質問がきてもうろたえずに、堂々とした受け答えができるように練習をしておきましょう。

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著者:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。