商社を目指す就活生必見!面接でよく聞かれる質問&回答例

商社で働くことを第一志望にしている人なら是非知りたい、商社ならではの採用面接の特徴があります。総合商社と専門商社、どちらも共通でよく聞かれる質問例と背景にある意図を解説しながら、採用担当者を惹きつける回答例を紹介します。

【面接前に知りたい】総合商社と専門商社の違いと、商社に向いている人が持っている特徴3つ

最初に、総合商社と専門商社の違い、そして商社に向いている人が持っている特徴について整理しておきます。
総合商社は何でも扱うので、ビジネスの自由度もスケールも無限といっていいかもしれません。一方、専門商社は扱い品目が得意分野に特化しているため、深くきめ細かなビジネスが得意といえます。
いずれも、経済に影響を与えるビジネスを手掛けるのが商社なので、向いている人の特徴も次のように際立っています。

1.広い視野と好奇心を持っている

商社ビジネスに定石はないといわれます。変化する経済最前線で、常に多方向にアンテナを張り巡らせビジネスのシーズをつかむために、広い視野と好奇心を持っていることが大切です。たとえば面接で趣味や特技を聞かれたら、回答は多趣味で好奇心旺盛であることをアピールします。

2.徹底した探求心がある

ビジネスのシーズを捉えたら、ライバル社にさきがけてチャンスをものにするのが商社ビジネスの鉄則です。そのために、自分が確信したことには徹底して追いかける探求心が大切です。面接で学生時代の「こだわり」を聞かれたら、「誰にも負けない」こだわり例を用意しておくことです。

3.人間的魅力がある

商社ビジネスは、仕入れ先と売り先の間でいかに付加価値を生むかですが、ビジネスを成立させるのは介在する「人」です。意外と人間的魅力やコミュニケーション力といった人間臭さで支えられているのが商社なのです。面接で学生時代の交友関係を聞かれたら、クラブ活動での信望などエピソードなど用意しておきます。

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商社での面接で採用担当者が見ているポイント3つ

採用担当者が面接で応募者を見ているポイントは大きく分けて3つあります。

1.商社の仕事の広がりに対し、どれだけ可能性を持った人材であるか

  • 好奇心が旺盛であるかどうか、多趣味であるか、視野が広いかどうかを聞き出しながら、将来いろいろな商品分野で総合的に活躍できる可能性を見ようとします。
  • 物事の探求心や分析力の深さを見ながら、特定の専門商品分野にこだわりのある人材か、あるいはコーポレートスタッフ適材かを見ようとします。
  • 海外渡航や生活経験、外国語レベルを見ながらグローバル人材の適否を見ようとします。

2.仲間や友人が多く、人的ネットワークを作るのが上手な人材であるか

  • 人的ネットワークが鍵となる商社では、学生時代、どれだけ仲間や友人を作ってきたかという営業センスを見ます。
  • 仲間や友人たちとどんな関わりを持ってきたか、メンバーの中でリーダーシップや役割を聞きながら、人間関係での影響力や管理適性を見ます。

3.粘り強さとこだわりを持った意志の強い人材であるかどうか

  • 困難な問題が起こった時、どのようにして解決してきたのか、どう立ち向かっていったのかという粘りのエピソードを聞きながら見ます。
  • 困難な問題が発生しても、方針を変えず初志貫徹してきた事例などを聞き出し、意志力の強さを見ます。

商社での面接でよくされている質問例と意図、採用担当者を惹きつける回答例

1.あなたは自分をどのような人間だと思いますか?
<意図>
本人に自己分析させ、自社への性格適性や強み・弱みの参考にします。一方で、面接者は本人がどのようなタイプかの仮説を持っていて、答えと比較しながら「正直さ」や「虚言性」などを判断します。
<回答例>
はい、性格は非常に好奇心旺盛です。いろいろなことに興味を示し、何でも経験してやろうといったタイプの人間です。一方、これと決めたことは最後まで追及しこだわります。友人や仲間が多く、一緒に勉強したり遊んだりするのが好きです。体力的にも精神的にもタフさには自信があります。

2.人生のターニングポイントはいつだと思いますか?
<意図>
人生の節目である進学、就職、結婚や、その他個人的なメモリー場面の中からどれをチョイスするかで応募者の価値観を見ようとします。面接官の意図は、就職とか仕事といったビジネスに関連した答えを求めているのでそのつもりで答えた方がいいでしょう。仮に、他の答えにする場合、次に来る質問の「なぜそう思うの?」に対して納得できる答えを用意する必要があります。
<回答例>
はい、就職です。正確にいえば、御社の採用面接を受けているこの瞬間がまさに私の人生のターニングポイントといえます。なぜなら、第一志望である御社の面接で私自身をうまく表現できるかどうか、また御社が私を評価していだだけるかどうかで今後の私の人生が大きく変わると考えるからです。
さらに申しますと、私が御社に入社でき営業の最初の仕事で契約を成功させた時が、御社に初めて貢献できたというターニングポイントになると考えます。

3.あなたはどのような社会人になりたいですか?
<意図>
一般的にもよくある質問ですが、商社の面接でこれを聞く意図は、入社後の進路や希望も含めての質問と捉えた方がいいでしょう。商社への就職を目指しているのですから、どんな商社マンになりたいのか、商社マンになってやりたい仕事はどんなことかが語れるようにします。
<回答例>
今回、第一志望である御社に入社することが私の最大の夢なので、入社できた暁に、「商社マン」として活躍できることが私のなりたい社会人です。「商社マン」としての夢はたくさんあります。特に御社は、総合商社の中でも海外事業に最も強い商社であり、私としては欧州戦略の先頭に立って活躍したいという夢を持っております。

4.他業界ではどこを受けていますか?
<意図>
この意図は、志望する業種の軸がどこにあるかということで、ベストな答えは商社業界のみを志望している、つまり他業界は受けていないという答えです。しかし、仮に他業界を受けている場合、正直に言うことは差し支えないですが、志望の共通軸としてたとえば「海外営業で活躍したい」といったように、軸はぶれていないという答えは用意しておかなければなりません。
ただ、3つも4つも異なる業界を言うと、無理が出てくることがあるので注意します。いずれにしろ、「商社が第一志望?我が社は第一志望?」と問い詰める意図もあるので、問い詰められても最後のセリフは、「御社が第一志望です。」と言い切ることです。
<回答例>
はい、他業界は受けておりません。業界は商社だけで、総合商社での営業が私の第一志望です。中でも御社が第一志望ですが、他企業研究ということでA社とB社は企業説明会に参加しております。

5.なぜ当社が第一志望ですか?
<意図>
総合商社はライバル意識が非常に高い業界です。特に、同時に受験している同業他社の状況は確実に聞いてきます。「御社が第一志望です!」といったとたん、他業界は?商社の中で他社は?専門商社は希望していないの?という一連の質問で詰め寄ると思って下さい。また、このようにストレートに「なぜ?」と聞くこともありますが、当然、御社しかない!という回答となぜそうなのかという的確な理由を求めています。
<回答例>
はい、理由はいくつかありますが、一番の理由は、私なりに企業研究した結果、成長性、戦略性、財務体質とも最も評価が高かったのが御社です。次に、OB訪問で先輩から勧められたというのが二つ目です。こういう社会人になりたいと思わせてくれる、尊敬できる先輩です。そして最後が、私の希望しています鋼材事業部が他社の追随を許さないというこの3点です。

商社の面接では伝える力がより重要になる

商社の求める人材は、事業の広がりと奥行きから多岐にわたるというのも事実ですが、特に面接の中で見る「対人能力」は商社ビジネスの基本であり、口頭表現力つまり伝える力がより重要になります。どんな質問にもしっかりと自分の言葉で考えを伝えるようにしましょう。

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。