エントリーシートや履歴書の字が下手だと不利?書き方&修正方法を伝授!

初めてエントリーシートを書くときは、誤字をしないか、字が上手に書けるか不安気になる学生も多いのではないでしょうか。そこで、エントリーシートを正しく丁寧に書く方法や、修正の仕方などについてご紹介します。

エントリーシートの文字の上手い・下手は選考に影響する?

エントリーシートは、企業があなたの志望動機などの情報について、初めて目にするものです。インターネット上で提出できる場合もありますが、現在でも大半の企業は手書きでの提出を求めています。

しかし、普段はPCやスマホばかりで字を書くことに慣れていない人は、いざエントリーシートを書くとあまりキレイに書けず、不安な気持ちになるのではないでしょうか。
では、エントリーシートの字の上手い・下手は実際の選考に影響を及ぼすのか、ということについてご紹介します。

<字が上手い方が印象はよい>
字がキレイだからと言って採用になるわけではありません。
しかし、採用担当者からすると、下手な文字よりも、上手に書かれた文字の方が当然読みやすいですし、負担もかかりません。
よって、字が上手ければ、好印象を与えることは確かだと言えるでしょう。
しかし、字が非常に上手くても、それだけで採用になることは珍しく、やはりエントリーシートの中身の方が重視されます。
字の上手さは、よい中身を味付けする役目と考えればよいでしょう。

<字が下手=不採用ではない>
もちろん「下手」のレベルにもよりますが、一見して読めないほどの字の場合、採用担当者にかなりの負担をかけてしまいます。
採用側は、一度に何十通、何百通というエントリーシートを読み込んでいます。
1通のエントリーシートにかかる時間が多くなれば、「もっとキレイに書いてくれればいいのに」とネガティブな感情になることはあるでしょう。だからといって不採用に直結するわけではありませんが、あまりにも読むのに苦労する字の場合、内容を見られずに不採用になってしまう場合もありますので気をつけましょう。

f:id:hito-contents:20171012103643j:plain出典:写真AC

字が下手な人でもエントリーシートを丁寧に書くコツ

字が下手だからと言って、開き直ってしまってはいけません。
以下にご紹介するような方法で、字が下手でも少しでも丁寧に書くよう努力してみましょう。
字が下手だという意識がある人ほど、丁寧に書くことが必要なのです。

(1)字のバランスを保つために、鉛筆等で罫線を引く

字の下手な人の共通点として、字のバランスが悪いことが挙げられます。
しかし、エントリーシートはたいてい罫線のないただの空欄のため、なおさら字のバランスが取れずに「下手」と呼ばれる筆跡になってしまうのではないでしょうか。
このようなことを避けるためにも、下書きの時点で鉛筆やシャープペン等で罫線を薄く引いてから文字を書きましょう。

(2)パソコンで文章をつくり、トレースする

エントリーシート用紙が薄い場合や、普通のコピー用紙の場合に使える方法です。
まず、パソコンのWordやExcelでエントリーシートに記入する文章を作成します。
このとき、あらかじめエントリーシートに合わせてフォントサイズを変えたり、改行位置を変えたりしましょう。
フォントはゴシックや明朝体だとわざとらしさが出るため、手書き風の文字にするとよいでしょう。例えば「ちはやゴシック」や「あずきフォント」などがおすすめです。
パソコンの下書きが終わったら、用紙をエントリーシートの下に置き、その文字をトレースします。
不自然にならないよう、フォントのサイズにはくれぐれも注意しましょう。

(3)練習あるのみ

トレースすることが難しいシートだった場合は自分の字で対応するしかありません。
2014年頃から流行した「美文字練習帳」のようなものを購入し、よく使う文字だけでも練習しましょう。
それを文字ではなく「絵」「形」「図」だと認識することによって習得できるという見方もあります。
キレイな文字を書くためには、自分の字は置いておき、キレイな字の形を学習するという心持が大切です。

エントリーシートで書き損じてしまったときの修正の仕方

気を付けて書いていても、失敗してしまうのが「エントリーシート・履歴書作成あるある」です。
とくにエントリーシートは企業によって文章だけではなく写真やイラストで書くことを求めてくるところもあり、修正したい!という機会も多くなるでしょう。
はたして、エントリーシートに修正液や修正テープを使用するのは許されることなのでしょうか。そして、企業側の印象を悪くしたりしないでしょうか。
そこで、エントリーシートを作成する際の修正方法についてご紹介します。

<訂正は、二重線プラス訂正印で>
エントリーシートを書いていて、誤字をしてしまったり、単語を抜かして書いてしまったりした場合、間違えた箇所に定規を使って二重線を引きましょう。
このとき、1文字の誤字だとしても、決してフリーハンドで線を引かないようにしましょう。
誤字をした上に訂正も雑となると、よい印象を持たれにくいからです。
誤字をしても、丁寧に訂正すればよいのです。
そのため、二重線は必ず定規を用いて引きましょう。
二重線を引いたら、その中央に訂正印を押します。
訂正印とは、書類などの訂正をする際に、該当箇所に押印する印鑑を指します。
訂正・修正専用の印鑑で、通常の印鑑よりも小さく、直径6mm程度です。通常使用する認印の直径が10mm~13mm程度ですから、サイズに明確な違いがあります。

訂正印がない場合は、認印などの印鑑でも構いませんが、就活をするにあたって、1本作っておくことをおすすめします。
シャチハタ(浸透インク)は使用しないようにしましょう。

エントリーシートや履歴書のNG修正方法

(1)修正液・修正テープはNG

大学のノートや、友人への手紙などで使うことがある修正液・修正テープですが、履歴書やエントリーシートのような公的な書類に使用することは避けましょう。
その理由は、公的な書類の訂正方法(前項でご紹介しました)を知らないと思われてしまうからです。
また、知っていても修正液・修正テープを使用するなら、問題が起きると簡単な方法に逃げてしまうのではないかと推測されてしまうからです。

(2)消せるボールペンを使用するのもNG

修正液・修正テープを使用しなくても、消しゴムで消せるタイプのボールペンを使えばいい!
…このように考えて、消せるタイプのボールペンを使用した学生がいましたが、書類がそのまま返送されてきたということがありました。
この背景には、「消せるタイプのボールペンは、コピーに弱い」という問題があったのです。
エントリーシートや履歴書などの書類は、たいてい社内でモノクロコピーにかけられ、面接官や採用担当などの複数の社員に配布されます。
しかし、消せるタイプのボールペンは熱に弱く、コピー機の熱によって字が印刷できないことがあるのです。
修正が楽だからという理由で、消せるタイプのボールペンを使用するのは控えた方がよいでしょう。

(3)二重線プラス訂正印x10ヵ所=悪印象!?

ご紹介した正式な訂正方法は、「二重線プラス訂正印」でしたが、何度でも限りなく使用できるというわけではありません。
履歴書でもエントリーシートでも、このような公的な文書では、多くても3回の訂正が限度という傾向にあります。
3回以上間違ってしまったら、素直に新しく書き直した方がよいでしょう。

エントリーシートや履歴書を書き損じないための方法

(1)下書きをする

ベーシックな方法ですが、この方法が最も間違いが起きにくいでしょう。
鉛筆やシャープペンならいくらでも修正できるわけですから、下書きの時点で完璧にしておけば、書き損じも少なくなるでしょう。

(2)一行ずつ書く

連続して何十行も書いていると、途中でどの行を書いているのかわからなくなったことはないでしょうか。
それを避けるために、下敷きなどで書き終わった行を隠しながら、一行ずつ書くことで書き損じを減らせるかもしれません。

(3)一度に書かない

1時間以内に絶対に全部終わらせる!などの無理な目標を立てると、焦りと苛立ちからミスが多発するということはよくあることです。
急がば回れという言葉もあるように、書き損じをなくすためには一度にすべてを終わらせようと思わず、こまめに休憩をはさむことで、集中力がリセットされます。
集中力の途切れは生理現象ですから、休憩しながら書くと書き損じも少なくなるでしょう。

それでも自信がなければ手書きではなくエントリーシートは印刷で

丁寧に書いても、休憩をはさんでも、練習しても、何をしても納得のいく字が書けなかった…。
そのような場合は、最後の手段として、パソコンに頼るという方法もあります。
もちろん、募集要項に「エントリーシートは手書きに限る」などの文言があれば、この手は使えませんが、PCでエントリーシートを作成して印刷することを許容している企業もあります。

<PC作成でもOK!の傾向にある業界>

(1)IT関連
仕事でパソコンを扱う業界であることから、エントリーシートの段階でパソコンOK(もしくはパソコンのみに限る)の企業が多い傾向にあります。
(2)ベンチャー企業
新しさ、ユニークさを問うベンチャー企業においても、字よりも中身を重視するためにパソコンOKにしている企業もあります。

<PC作成はNG!の傾向にある業界>

(1)金融
金融系は保守的な傾向にあるため、応募書類は手書きに限定している企業が多い傾向にあります。

(2)公務員
金融と同じく、書類は手仕事という文化が残る業界ですから、パソコンNGの自治体が多い傾向にあります。


下手な字で自信も持てずに書いて、連絡が来るまで字のことで頭がいっぱい…という事態になるよりは、パソコンで自信の持てるエントリーシートを提出した方がよいでしょう。ただし、本当にパソコン作成でOKかどうか不確かで不安な場合は企業側に確認してみましょう。

PCで作成する場合はExcelなどで規定されているエントリーシートの枠の幅などを再現した上で、規定の枠からはみ出さないように十分に配慮しながら作成しましょう。

エントリーシートを書く際は丁寧にゆっくりと

エントリーシートは完璧に書こうと思うあまり誤字・脱字などが起こりやすいものです。
エントリーシートは、ゆっくり焦らず丁寧に書くことで、文字へもその作成した際の姿勢が投影されます。
時間にゆとりを持って、休み休み丁寧に作成しましょう。

関連リンク

エントリーシートのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。