就活中のTwitter大丈夫?人事に見られても安心なSNS利用法

皆さんの中には、SNSを利用しているという方も多いのではないでしょうか。実は皆さんのSNSを、人事担当者がチェックすることもあります。そこで今回、万が一人事にSNSを特定されても安心な利用法を紹介します。

就活でSNSを利用する就活生や人事の割合は?

就職活動において、SNSの利用は必須と言える時代になりました。
現在、就活生の3割が、社会人の約5割がSNSを活用しています。学生にとって社会人勉強という側面を含む就活において、息抜きの1つとして訪問途中の風景を撮影したり、行動の記念として企業の写真を撮影したりすることがあります。近年ではインスタグラムという新たなSNSの台頭により、活用の割合は更に増えていると言っても過言ではありません。

しかしながら、SNSを利用する際の情報公開に関しては、社会人に比べると就活生の意識は必要な知識を持っていない可能性があります。情報に関するリテラシー(理解力)は、大抵の場合社会人になってから、企業研修等で教わることが多いからです。
例え仲の良い友人であったとしても許可なく一緒に映っている写真を投稿することは、ネットマナー違反となるため注意が必要です。

f:id:hito-contents:20171005095028p:plain出典:ぱくたそ

人事が就活生のSNSをチェックする理由とは?

これにはいくつかの理由が存在します。

・学生本人の素顔を知りたい。(応募書類や面接では見ることのできない普段の本人を知る材料とする)
・自社や他社企業の悪口や噂話(説明会の内容や人事担当者の批判や情報漏洩)を発信していないかをチェックしたい。
・採用選考の内容(面接時の質問内容やグループディスカッションのテーマ)を投稿していないかをチェックしたい。
・悪ふざけ自慢(未成年の飲酒や喫煙、暴力行為や社会規律違反、アルバイト先での不正)していないかをチェックしたい。
・差別発言(国家や人種、信仰に関する批判めいた内容)がないかをチェックしたい。
・交友関係の確認をしたい。

人事は、就活生の人となりを探るという名目で就活生と同じようにSNSを閲覧します。現在の記事もチェックされますが、当然ながら過去の記事も全てチェックをされるということになります。

以前コンビニの冷凍ケースに入って写真を撮ったことで、コンビニが閉店に追い込まれたニュースがあり、社会の問題になったことがあります。このような悪ふざけが取り返しがつかない事態に及んでしまうことがあり、SNSでの発言に問題がないか、ネットでの言葉遣いは適切かを見るようになりました。
Facebookは実名で登録をする必要があり、利用している年齢層も社会人が大半を占めています。個人の特定がされやすいため投稿の際には、上記のような要素を含む書き込みではないか特に注意が必要です。Twitterはニックネームで登録することができ、Facebookよりも特定はされる可能性は低いと言えます。

しかしながら、どちらの場合においても、自分自身の写真や発言を投稿する際は、社会規律違反ではないか細心の注意を払う必要があることは言うまでもありません。

人事は就活生が実名でSNSに登録していないと怪しいと感じることも

実名で検索しても何の情報も出てこないのは、不信感を持つという人事はいます。
SNSはその人の「性格」や「裏の顔」といった本質が出るものですから、人となりを知る材料になります。つまり採用選考が深まる中で評価の高い学生の素行を確認するためにSNSリサーチを行うということです。

学校などの教育機関では、就活用のSNSを作成するよう呼びかけ、また過去のSNSを凍結するなどして、予めSNSに対策を講じるよう指導しています。そのため素行を疑われるような書き込みの露出は減少している傾向にあります。

特にFacebookは実名での登録が求められるため、就活生として相応しい行動をしていることの証明のために活用する学生は多くいます。実名で登録するということは、自身の行動に責任を持っていると言えますので、実名での登録が推奨されます。

しかしその一方で、SNSには注目を浴びたがるために誇大表現を繰り返して、周囲から顰蹙を買ってしまうこともしばしばあります。そのため実名ではない方が自己顕示欲が抑えられているという見方をする人事も存在します。
結果としてどちらが良いのかは学生個人の判断に委ねられることになります。

就活生がSNSを特定されて不採用になる例とは

ケース1:他社選考とブッキングした際、自社を軽んじる発言をして他社を優先したことが発覚
「書き込みを見つけた時はとてもショックでした。電話での受け答えの印象や、志望動機もとても説得力があるもので、期待を込めてうちが第1候補ですか?と聞いたら、元気良く返事してくれましたので信用していました。しかし、SNSでは弊社のIR情報を元に他社より劣ることを発言し、他社の選考を優先したようです。実際、時間を変更してほしいと連絡がありましたので。不誠実な対応が人を傷つけるということを痛感しました。信用し過ぎたこちらにも非はありますが、私たちも人である以上心を持っているんですよと伝えたかったです。この方は不採用とさせていただきました。」(アパレル業界・人事)

ケース2:匿名での書き込みだったが、個人が特定された
「当社では最終選考で多岐にわたる質問を行いますが、その内容は学生によって全て違います。ある学生に質問をした内容が、某就活の掲示板に書かれていました。その学生だけにしかしていない質問でしたし、書き込みの日時が最終面接日と同じでした。それで個人が特定でき、選考情報の漏洩は公平ではないという観点から不採用にしました。私たちも就活サイトは見ていますよ。」(商社・人事)

ケース3:面接の様子を事細かに書き込み、面接官を強く批判していた
「まず判明したのは書き込みの日時です。学生さんは誰にも相談できなかったんでしょうね。今日面接したことを細かく書き記していたんです。そこまでは大目に見ますが、その後でしたね。我々面接官が語る内容を胡散臭いやら、頭が悪いだのと書かれていました。その日話したことはやはり覚えていますよ。熱く語ったことをそう簡単には忘れないですし。お客様の情報を漏らしかねないという判断の下、学生には不採用のメールを送らせてもらいました。」(金融業界・人事)

SNSを活用している就活生は日々の活動の投稿において、特に気をつける必要があります。企業の批判はたとえ事実であったとしても見ている側は気持ちの良いことではありませんし、これから選考を受ける学生にとっては先入観を植え付けてしまうことになります。採用活動の営業妨害とも言え、不採用とされても致し方無いことです。

人事に特定されてもOKな就活でのSNS利用法

SNSを利用する際は、人事に特定されても困らないように活用すれば、就活仲間を増やすことや、就活生向けのイベント情報を収集できるなど就職活動を大いに助けるツールになります。

Twitterでは企業のアカウントがあればフォローすることで、ホームページやナビサイトでは公開されない情報が収集できるようになります。仮にご自身の実名で登録していたとしても、閲覧程度に使用している場合は不利になることはありません。
企業が社内の出来事やイベントをツイートした際は、コメントを書き込むことで興味を持っていることをPRすることが可能です。企業以外では、同じ就活仲間を励まし合うなどの前向きな発言が多い書き込みは人柄が感じられます。

Facebook上では趣味のことを書き出したり、読み手が安心できるような記事だったりすれば特定されても問題はありません。例えば旅行を趣味としているなら、旅行先の記録を書いたり、旅費を安く済ませたりしたということは計画性のPRになります。趣味の裏付ける記事があると信憑性が増します。
また、いいねやコメントで他人との交流が多く、ページ全体が活性化されている場合は、発信力や協調性が感じられますし、対人関係をPRすることにも繋がります。

実名で登録するFacebookでは情報を発信し、多くの情報が飛び交うTwitterでは情報収集を行うなどSNSを使い分け、就活生も見られる意識を念頭に置くことが求められます。

就活中は特にSNSの利用に注意を払おう

就活生の多くが利用し、社会人も利用をしているSNS。就活生の素顔の部分が垣間見えるSNSの書き込みは、人事にとって身辺調査を行うには有効なツールだと言えます。ネガティブな書き込みはしない、情報漏洩になるようなことは書き込まないなど、就活中は特にSNSの利用に注意を払いましょう。

関連リンク

人事に本音を聞くのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:藤信 明憲

GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格所有
私立大学でキャリアカウンセラーとして勤務。大学在籍時は、就職相談の他、合同説明会の運営リーダーを担当し、各種就活対策セミナー講師としても年間50本以上の登壇を行う。リピート指名ナンバーワンの実績を誇り、何よりも傾聴を心がけている。
現在はフリーランスで、学生や社会人へのカウンセリング、次世代社長や大人向けの勉強会のファシリテーターや講師を行う。