志望動機が書けない…就活で熱意をみせるための動機作り3ステップ

2018-06-04 更新

興味のある企業に対して、「応募してみたいけど、ちゃんとした志望動機が思いつかない…」と履歴書やエントリーシートを書く筆が止まってしまう人は多いでしょう。そこで今回は、熱意が伝わる志望動機の書き方・3ステップをご紹介していきます。

就活で採用担当者に熱意が伝わる志望動機とは?

「興味がある企業だけど、履歴書や面接で伝えられるだけの志望動機が見つからない・書けない」という人は少なくありません。就活で採用担当者に熱意が伝わる志望動機とは?「興味がある企業だけど、履歴書や面接で伝えられるだけの志望動機が見つからない・書けない」という人は少なくありません。

しかし、ポイントさえ押さえれば、そんな人でも熱意の伝わる志望動機を作ることが可能です。まずは下記の2つの熱意を伝えるためのポイントを理解した上で、次のステップへ進みましょう。

(1) 企業の特徴を理解し、「その企業だから伝えたいこと」が明確

最も重要なのが、「その企業だから伝えたいこと」になっているかどうかという点です。業界研究や企業研究を行い、下記のような特徴を踏まえての志望動機を考えましょう。• その企業の事業や社風など、どのようなところに関心があるのか• 競合企業と比較してどのような特徴があるのか• 業界内での立ち位置はどのような状況か などどんな企業でも言えてしまうありきたりな内容では熱意はまず伝わりません。企業の特徴を押さえて、携わりたい事業や、挑戦したい働き方などに触れるようにしましょう。

(2) 企業の求める人物像を研究した上で、自分の特徴を伝えている

次に挙げられるのが、求める人物像に即した自身のアピールです。独りよがりなアピールにならないよう、企業がなぜその人物像を求めているのか考えることが重要です。背景を考えた上で、「●●で培った経験を活かしたい」というように、アピールできる経験を志望動機に盛り込むと良いでしょう。今回の記事では、特にこの自分自身のことについてどのように考えを整理し、アピールにつなげられるかにフォーカスして志望動機の作り方をご紹介していきたいと思います。

▽志望動機に関するリンクはこちら↓
志望動機のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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出典:写真AC

ステップ1:志望動機が書けない時は自分の考えを整理してみる

熱意の伝わる志望動機を作りたいけれど、そもそも「何を伝えて良いのかわからない」、「やりたいことがわからない」という人は多いことと思います。そんな場合は、自分の考えを整理するところからスタートし、やりたいこと・理想の将来像を言語化できるようにしましょう。

(1)自己分析から、自分にできることや向いていることを考える

志望動機を考えるのに行き詰まった時は、まずは自己分析を行いましょう。過去の経験の整理をし、自分にできることや向いていることをその経験から見出します。そうすることで「これなら挑戦できそう」といった観点や、「こんな取り組みに嬉しさを感じる」という自分の考え方が明確になります。そして、そこからやりたいことや将来像を言語化していくと良いでしょう。

(2)企業の「共感できるポイント」から志望動機を考える

次に挙げられるのは志望企業の「共感できるポイント」を考えるという方法です。

• 事業内容

• 企業理念

• 働き方

• 社風

など共感ポイントはいろいろな内容を挙げることが可能ですが、重要なのは「なぜそこに共感するのか?」という点です。これを言語化できれば、それ自体が志望動機になる可能性があります。

(3)それでも志望動機が書けない時は、人に話を聞く&消去法を使う

前述した2つの方法で考えても、自分のやりたいことや理想像が思いつかない場合でも、まだ手立てはあります。まず、「就職活動を通じてたくさんの社会人から話を聞くこと」です。会社説明会やOB・OG訪問を通じて社会人から話を聞いていくなかで、具体的に挑戦したい仕事や理想の将来像を見出す人は実は少なくありません。ですので、自分からそのような機会を積極的に作ると良いでしょう。また、「やりたくないことを消去法で選択肢から外す」というのも1つの手段です。これは業界理解や企業理解をきちんと行わなければ少々リスクもありますが、「なぜやりたくないのか」を熟考すれば、それがやりたいことを考えるヒントになることもあります。

ステップ2:企業の求める人材を知り、自分に合う部分を探す

次に、企業の求める人材像を理解し、自分とマッチしている部分を探し出しましょう。企業には、仕事をする上でそれぞれ重視する能力や考え方があり、仕事の成果を左右するポイントでもあります。そうした能力や考え方を言語化したものが「求める人物像」です。これを理解せずに志望動機や自己PRを構成すると、企業にとって魅力を感じてもらえない可能性があります。

ですので、どのようなポイントが求める人物像と自分自身とでマッチしているのかを必ず整理しましょう。求める人物像とのマッチポイントを見出すには、自己分析が重要です。具体的に幾つかの手法をご紹介しましょう。

(1) 過去の経験を一覧化して、自分の特徴や強みを整理する

自分史とは、自分の過去の経験を一覧化し、そこから自分の特徴を見出す方法です。具体的には下記のような方法で進めると良いでしょう。

• 時系列で、過去の自分にとって印象的な経験できる限り書き出してみる自分の嬉しかった経験、悔しかった経験、挑戦して成功・失敗した経験、価値観を変えた経験など自分にとって重要なことであれば何でも構いません。

いつ・何に・誰と取り組んだか、なぜ取り組んだか、どのように取り組んだか、どのような結果だったか、それに対してどう思ったかなどの内容について、できる限り詳細に書き出すと良いでしょう。

• 書き出した経験一覧から「自分の特徴や強み」、「どんなことに喜びを感じるかなどの思考性」を言語化してみる。

• 自分の特徴が整理できたら企業の求める人物像と照らし合わせ、アピールにつながりそうな内容をピックアップする

(2) 就活仲間と一緒に他己分析をおこない、知らない自分を知る

他己分析とは、複数人の友人同士などで一緒に自己分析を行う方法です。自分の第一印象、長所・短所、グループのなかでどのような存在か、仕事をする上でどのような役割が向いていそうかなど質問をし合い、それぞれの特徴を言語化していきます。この手法は自分では気が付かない自分の強みを発見できる可能性があり、非常に有用です。

ステップ3:ステップ1・2をもとに、実際に志望動機を作ってみよう

ステップ1と2でやりたいこと・理想像と、求められる人物像と自分のマッチする部分を整理できたら、いよいよ志望動機の作成です。

整理した内容を踏まえて、下記のような構成で志望動機を考えてみましょう。

(1)その企業を志望する理由
- やりたいこと、目指したい将来像、その企業について共感している内容を含める。必ずその企業だから言えることを意識した内容にする。

(2)なぜそう考えているのか

(3)志望内容を実現するために、活かせる自分の特徴や強みは何か
- 前述の通り企業の求める人物像とマッチした部分を提示することが重要。

(4)その特徴や強みを実際に発揮したシチュエーションを端的に説明
- 特徴や強みのエビデンスとして端的に盛り込む。

(5)締めのフレーズ
- ここまでの項目のまとめ、一番伝えたいことの再掲、熱意を伝えるコメントなどを付け加えると良い。

ここまで整理してきた内容を活かした構成の一例が下記です。

例:
御社は地域密着型の建設会社として商業施設や公共施設を数多く手がけ、地元住民に貢献していくスタンスであるとお伺いし、私も是非共に仕事に取り組みたいと思い応募しました。(1)

私はゼミナール活動でまちづくりに関する研究しており、これからも実際に仕事としてまちづくりに携わっていきたいと強く思っています。(2)

決めた目標は達成するという強い意志を発揮して御社の仕事で貢献したいと考えています。私がその強みを培った経験は、ゼミナール活動では●●県▲▲市と協業で駅前商店街の賑わいを取り戻すためのプロジェクトである、地元農家の方々が日替わりで運営するコミュニティカフェの開設です。(3)

私はそのなかで出店に協力してくださる農家の方へアプローチする営業担当として2か月で約50件の市内農家の方にコンタクトをとり、共同出店者になってもらえるよう他地域の事例などを交えてご相談に伺い、無事目標であった5件の出店者を獲得しました。(4)

「まちの人たちと、共にまちを盛り上げる」というこの原体験で得た思いを、御社に入社してより多くの人と共有し、地域に貢献していきたいと思っています。(5)

いかがでしょうか。
志望動機を作る際には、企業理解や自己分析に基づいた具体的な内容で、その企業だからこそ言えることであることが重要になりますので、その点を忘れずに考えてみましょう。

就活でこんな志望動機はNG!

熱意が伝わる志望動機のパターンがある一方で、NGな志望動機もあります。どのような内容がNGになるのかもこの機会に理解しておきましょう。

(1)「お客さん視点」な内容である

例:私は旅行が好きで、学生時代にバックパッカー旅行でアジア各国を廻りました。この経験を活かして旅行の楽しさをもっと多くの人に伝えられるように、貴社で仕事をしたいと思っています。

B to Cの企業を志望している場合に起こりやすい失敗ですが、「この商品・サービスが好き」といった自信がお客さん状態にとどまっている内容はNGです。
あくまでこれは関心を持ったきっかけ。仕事としてなぜ携わりたいのか、どのような強みを活かして働きたいかを必ず考えましょう。

修正例:私は旅行が好きで、学生時代にバックパッカー旅行でアジア各国を廻った経験から、旅行に携わる仕事に関心を持つようになりました。その後御社でのインターンシップに参加し、「女子学生向けの”女子旅”を企画する」という経験を通じてお客様のニーズに合わせた企画作りの面白さを実感し、是非仕事としてこれから挑戦していきたいと考えています。

(2)抽象的な志望動機

例:私は貴社の事業を通じて社会に役立ちたいと考えています。サークル活動で培ったコミュニケーション力を活かして、営業として多くのお客様に貴社の商品を提供し、貢献していきたいと思います。

「社会」、「コミュニケーション力」などは曖昧な内容になりやすい言葉の代表です。自分の考える定義を明確にした書き方や、実体験からより落とし込んだキーワードで記載するように心がけましょう。

その他、「求める人物像を踏まえていない独りよがりな内容」、「福利厚生や給与だけに魅力を感じているかのような内容」などもよくあるNG例です。
企業の求める姿にどう答えるのかという視点を忘れず、オンリーワンの内容を考えてみてください。

修正例:私は御社の事業を通じて、忙しい多くの人の食卓作りが楽になるよう、●●という商品の普及に一緒に取り組みたいと思っています。所属しているダンスサークルでは広報を務めており、公演の集客のために他大学も含めた100団体にアプローチして相互にチラシの配布や掲示機会を提供し合うためのSNSグループを作成することを提案し、集客をよりスムーズに行えるようになりました。この取り組みで培った他者を巻き込む力を活かして、営業として多くのお客様に御社の商品の価値を伝え、貢献していきたいと思います。

3つのステップで、自分にしか書けない志望動機を作ろう

志望動機を考えるためには、企業理解、自己分析の両面が重要です。これを行えば今回ご紹介したように「やりたいことがわからない」というところからでも、十分魅力ある志望動機を考えることが可能になります。
まずは考えを整理するところから、スタートしてみましょう!

関連リンク

履歴書・エントリーシート・志望動機・自己PRのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
楽天みん就 求人サーチ - 新卒・インターン・アルバイト・転職の求人検索サイト

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著者:山崎えま

大手人材会社にて新卒就活ナビの大学向けプロモーションを担当。都内私立大学を中心に年間5,000名を対象とした就活ガイダンスや面接・グループディスカッション講座などを実施。現在は海外在住で就活・キャリアライターとしてコラム記事執筆を中心に就活生を支援しています。