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面接前にもう1度企業研究を!面接に役立つ企業研究のポイントとは

エントリーシートなどの書類選考を通過し、いよいよ面接にすすめることになった時、面接対策として企業研究をさらに深め他の就活生と差をつけておくことが必要です。最終確認として、企業研究のチェックポイントをアドバイスします。

企業研究をしないと面接で落とされる理由とは?

面接で聞かれる質問の中で、志望企業についてどれだけ研究しているかを試す質問はよく出ます。具体的には、「当社を志望する理由」や「当社の同業他社との違い」など、企業研究をベースにした質問がありますが、これらの質問には当然他の就活生も狙いを定めて研究してきます。まったく答えられない、あるいは違った応答をしてしまうとそれが理由で落とされることも十分ありえます。
なぜ落とされるのか、具体的には以下のような理由です。

  1. 入社意欲が薄いとみなされる。
  2. 志望順位が低いとみなされる。
  3. 自社に適合していると勘違いしているとみなされる。

採用する側からすると、自社について掘り下げて研究していないということは、志望意欲が低いと理解します。就活生が短期間に多くの企業研究をすることは限界がありますが、志望意欲や志望順位の高い企業は必死に研究するはずなのに、研究不足だと当然意欲や志望順位は低いと判断されてしまいます。
とくに同業他社やライバル社との違いを言えないと、志望順位が下位に見られても仕方ありません。いくら「御社が第一志望です」と言っても、信用できないからです。
また、企業研究が浅いにもかかわらず、入社後に希望する職種や仕事を熱心に語っても、あまり知らないくせに適当なことを言っていると解釈されてしまいます。

f:id:hito-contents:20171004153641j:plain出典:写真AC

企業研究はみんなやっている!どこで差をつける?

他の就活生が同じレベルで企業研究をしてくる中で、彼らに差をつけようとすると一般的な基礎情報に加え、次に紹介するポイントを外さず質問に答えることが必要です。

  1. ライバル社との違いを明確に言える。
  2. 数字で語れる部分は数字を覚える。

企業研究の項目は、定番として企業理念、事業内容、経営方針、組織、成長性などが一般的ですが、各項目について志望企業のライバル社との比較を語れるようにします。
面接官はもとより、企業の社員は企業間競争に明け暮れる毎日を過ごしており、業界内でのポジションやライバル社を念頭においた就活生には好感を持ちます。もちろん、志望企業の方が他社より勝っている、あるいは自分に合っていると強調することで、「御社が第一志望」を結果的に語ることになります。
また、企業研究の内容を語る時、数字で語れるものは数字で語ります。たとえば、成長性を志望動機とした時、扱い額、直近の伸び率、成長率、他社との比較などは是非具体的数字を覚えておきます。 これはビジネス感覚を持っていることをPRするのに効果的です。

企業研究のやり方、情報の見方

企業研究は基礎情報と更新情報(最新情報)に分けて研究します。基礎情報は一般的によくやりますが、面接が決定してからは日々動いている情報としてニュースを中心に収集しておきます。

1.面接前に基礎データには必ず目を通しておく

面接を直前にした企業研究では、基本項目のおさらいをしておきます。基本項目は、入社案内、企業のIR冊子や企業ホームページを基本に押さえておきます。企業理念、事業内容、組織、トピックスなど暗記ものはしっかりと最終確認をします。

2.更新の可能性がある企業ニュースを直前チェック

IR冊子関係は変更されることはありませんが、ホームページやFacebookは最新の更新情報が入りますので面接前チェックは重要です。「海外拠点開業」「新製品発表」など大きなニュースが入ることもあるので要注意です。また同様に検索サイトで企業ニュースチェックを行います。直前の企業ニュースは会社内でも話題になっているはずなので、「今朝ニュースになっていましたが、当社が○○事業に参入しまして…ご存知ですか?」などと質問がくるかもしれません。

3.業界ニュースから関連経済ニュースのチェック

ニュースは志望企業のものだけに限らず、所属する業界ニュースや関連する経済ニュースも直前にチェックしておきます。銀行であれば金融業界ニュース、百貨店であれば流通業界ニュースなどです。これらは、志望理由などを話す時に関連情報として企業研究に怠りがないことがPRできます。
例えば、銀行であれば、業界再編成のニュースから「新たに注目されている御行にますます興味を持った」や、衣料メーカであれば、夏物衣料活況のニュースから「衣料に強い御社の牽引力を感じた」などと述べることで、情報収集の努力を感じてもらえるはずです。さらに、関連経済ニュースでは、たとえば輸出関連企業であれば、為替価格変動ニュースや海外の政変などが志望企業のビジネスに影響するのは必至で、うまくコメントできるようにしておくとポイントが上がります。

4.ライバル社の動きにもアンテナを

業界ニュースの中でも、ライバル社と目される企業の情報は必須です。企業は常に競争をしており、ライバル社の動きに常にアンテナを張っています。どの企業がライバルかは、「〇〇業界企業ランキング」で簡単にポータルサイトから検索できます。業界2位の企業は常に1位を狙っています。たとえ10位であっても9位を追い越そうとしています。そして、情報整理のポイントは志望企業が他社と比べて誇れる強みや特徴を探し出すことです。ここを第一志望の理由に繋げると非常に説得力があります。

以上の情報は「最近見たニュースで印象に残っているのは?」という質問にも必ず役立ちます。

企業研究で「仕事内容」をきちんと理解しておこう

企業研究の中で重要ポイントがあります。それは組織と仕事です。「入社後の希望職種」を聞かれた時に必要になります。入社案内、会社案内でだいたいの組織や職種の輪郭を把握することができます。
とくに就活生が知りたいのは、入社して数年後に自分がどんな職場でどんな仕事をしているかという情報ですが、多くは入社案内(冊子や新卒者対象サイト)に先輩たちの入社後の活躍がインタビュー形式などで紹介されているので、参考にしてみましょう。もしなければ、会社説明会やOB訪問で情報収集しておいたものをベースにして、入社後の夢や抱負を語れる準備をしておきます。
組織図の細部ごとに具体的な仕事内容を把握することは難しいですが、大きく4つぐらいに分けて、管理系(人事部、経理部)、営業系(営業部、販売部)、企画系(経営企画、宣伝部)、技術系(IT、生産管理、研究部門など)のどこで活躍したいのかをPRできるように調べておきます。
ただし、ジョブローテーション的には入社当時は現場(営業、工場、販売など)からスタートし〇年後をめどに企画や管理部門で活躍したいと述べる方が現実的です。

企業研究で「会社の文化」を知って、企業から求められる新卒になろう

自己PRにも繋がる企業研究のポイントは、「会社の文化」です。これを知るには、入社案内や企業IR情報誌にある「沿革史」から辿る方法があります。そこには、創業時の創業精神が紹介されています。企業文化や企業風土とも言われ、ある程度歴史を持つ企業は代々その精神を引き継いでいるから今の発展があると言い切っています。
また、企業理念や企業紹介の冒頭部分に「当社の特徴は…」「我が社の理念として…」という出だしで自社をひと言で語る部分があります。これは言い換えれば、この文化に賛同できる人を求めていると言っているわけです。たとえば、「チャレンジ精神あふれる企業文化」とか「進取の精神を持ち続ける」といったように、象徴的な言葉で表現されています。
大切なことは、自己PRの時にこういった精神や理念に自分自身のPR部分を重ねることです。「御社の企業文化であるチャレンジ精神は、私の生き方と同じで、私も学生時代に…」といったように、フィーリングを合わせられる考えやエピソードの準備をしておくことです。

賢い企業研究をすれば、自信を持って面接に行ける!

志望企業の研究は、就活生の誰もがひと通りは必ずやるものですが、面接前に想定質問を意識して強弱をつけて整理することで、ライバルに差をつけることができるということがわかっていただけたでしょうか。面接は堂々と自信を持って臨むことが一番大切で、この直前の面接対策が必ず効果を上げることになります。

関連リンク

業界研究書の掲示板・クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:GAKUSUI

◆一部上場企業で人事・採用・能力開発を約15年経験。採用では、新卒を中心に面接官はじめ採用選考実務と管理職(採用課長、能力開発部次長)を経験。
◆採用業務だけでなく、人事異動、能力開発、教育訓練等トータルで経験。
◆上記企業で営業部、販売部、企画部で実務から管理職まで経験。また、転職経験もあり(中堅商社6年、国家公務員2年)。
◆新卒専門のキャリアコンサルタント(国家公務員)として直接大学生に対面指導。模擬面接、ES添削、自己分析指導等、就活カウンセリングの実務全般を2年間経験。その間、大学キャリアセンターと連携し講演実績あり。