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就活生必見!業界研究のための「業界地図」の見方・役立て方

「業界地図」という便利なツールをご存じでしょうか。業界研究で関心のある業界を、ひとつひとつ丁寧に研究していく時間は就活生にはありません。「業界地図」を使った、エントリーシート作成や面接時の役立て方について紹介します。

業界研究に使う「業界地図」とは?四季報とはどう違うの?

就職活動で、企業情報を調べる書籍というと、「四季報」を思い浮かべるかもしれません。
いわゆる「会社四季報」は、上場企業の業種など企業情報と、今後注目すべき点、財務内容、株価の流れまでが一目でわかる言わば企業辞典で、春号・夏号・秋号・冬号と年4回発行されています。また、就活生向けに、採用実績や待遇、福利厚生や離職率など、志望企業を選ぶに当たって、知っておきたい採用関連の情報が手厚く掲載されている「就職四季報」もあります。
一方、「業界地図」は、その企業が所属する業界を地図や図表など視覚的にまとめたもので、業界全体を俯瞰的に見ることができるものです。
「業界地図」は、東洋経済新報社や日本経済新聞社など、いくつもの出版社から発行されていますが、掲載されている業界数はいずれも170~180業界。まず、日本にそんなに多くの業界があることに驚かれるのではないでしょうか。
「業界地図」は、これらの業界をひとつひとつ的確に分析しており、業界研究になくてはならないバイブルとなっています。掲載されている内容は、業界の基礎知識、主な企業の紹介、企業同士の結びつきや、業界全体の景気動向、将来性など多岐にわたり、見開きカラーで直感的に目に飛び込んでくるようにまとめられています。
自分が関心のある企業が業界でどのような位置にいるのか、意外な企業と企業の資本関係や提携関係、今後成長が見込める業界なのかどうかなどがわかってきます。

f:id:hito-contents:20170928104955j:plain出典:写真AC

就活生が業界地図を業界研究に使うことのメリット

ここでは、就活生が「業界地図」を使うことのメリットを挙げてみましょう。

1.関心のある業界、志望業界の今とこれからがわかる
今興味がある業界、志望している業界の状況を知ることができます。憧れやイメージで選んでいた業界の、その本当のところを知ることができます。「業界地図」で見てみると、今は景気動向がよくても、今後は厳しいかもしれないなど、違う一面が見えてくるかもしれません。

2.業界にどのような企業があるかがわかる
業界にどのような企業があるのかがわかり、志望企業の候補を増やすことができます。たとえば金融業界、特に銀行を志望している場合、メガバンクに目が向きますが、地方銀行やネット銀行も含めると沢山の数の銀行があることがわかります。銀行という業界で自分の力を試したいと思うのなら、名の知れたメガバンクだけでなく、そういった銀行を選択肢に入れることで、自分の夢に近づくことができます。

3.今まで関心がなかった業界を知ることができ、選択肢が増える
今まで全く関心がなかった業界に、「業界地図」を見たこがきっかけで興味を持つということもあります。どの業界が自分に向いているのかと悩んでいるのなら、「業界地図」を見てまず関心を持てる業界を探すという方法が、志望決定の近道になることもあるでしょう。

業界研究するときの業界地図の見方とは?どこを見ればいい?

それでは、具体的に「業界地図」はどのような点を特に注目して見ればいいのでしょうか。

1.業界はどのくらいの規模があるか?将来的な展望はどうか?
「業界地図」では、業界全体の現状の景気や、今後の展望などがお天気マークなど一目でわかるように描かれています。また、注目すべき点が解説されていますので、それらを元に業界の将来性を考えることもできまう。業界規模が★の数や数値で出ている場合は、他の業界と比べてみるなどして判断してみましょう。

2.主要な企業名とその業績は?
その業界で主要な企業の名前とその業績が出ていますので、注目しましょう。

3.企業同士の資本関係、提携関係はどうなっているか?
業界の中の企業同士の資本関係、提携関係の結びつきが矢印で結ばれて一目でわかる図があります。たとえば、航空業界では、国内資本の大手キャリアの他に、外資のキャリア、そして格安航空会社(LCC)などが日本を舞台に競合しています。「業界地図」を見てみると、それらはスターアライアンスやワンワールド、スターチームなどの世界的な航空連合に分類される一方で、大手キャリアや外資キャリアとLCCが資本関係や提携関係にあることもわかります。その関係は大変複雑ですが、業界地図なら図解を用いて一目で理解することができます。

「業界地図」で業界全体の状況を把握し、興味のある企業が見つかったら、今度は「四季報」などで企業研究をするという2段階の研究をしてみましょう。

業界研究するときは業界地図で自分の志望企業をチェックしてみよう

ある程度、志望企業が絞り込めてきたら、その企業が業界の中でどのような立ち位置にあるのか、「業界地図」で確認してみましょう。業界でどのような力を持ち、どのような業績を残しているか、また将来的に業界内でのシェアは増えていくのかなどが把握できれば、自ずと志望するかどうか決まってきます。また、企業の強みや弱みを知ることは、企業研究の助けとなります。
「業界地図」では、その業界でトップ3の企業についてもぜひ見ておきましょう。やはり、志望するならトップの企業と思うかもしれませんし、もし志望企業がトップ3ではなかったとしても、トップとの差を知り、比較をすることで、より具体的な企業研究ができるでしょう。
それぞれの企業を知ることで、志望企業のライバル企業はどれかなど業界の構図もわかってきます。
憧れやイメージで志望して就職すると、入社後のミスマッチが起きやすくなります。業界地図を元に企業研究を進め、企業の立ち位置をよく理解して入社すれば、ミスマッチは少なくなり、やりがいを持って働くことができるでしょう。

業界地図で志望企業の特色がわかると、業界研究だけでなく選考対策ができる

「業界地図」を見ることは、業界研究だけではなく選考対策にも役に立ちます。
まず、興味を持った業界の業界研究のスタートで、この「業界地図」を使えば、ひとつひとつ調べる必要がないのでスムーズに進み、時間的な余裕ができます。ある程度、「業界地図」で業界研究が進んだら、業界セミナー、OB・OG訪問や企業説明会などでさらに深めていけばいいのです。最初の段階を業界地図で早めに進めることで、志望を固めていく時間がじっくり取れますし、早めにエントリーシート対策も行えます。
また、エントリーシートや面接での志望動機も、より突き詰めたものにすることができます。
企業はイメージだけで選ばれることを好みません。「業界の数ある企業の中から、なぜうちを選んだのか」を知りたいと思っています。その問いに答えるためにも、しっかりとその企業を調べることが大切です。
業界地図で同じ業界の中でも、それぞれの企業の立ち位置があり特色があることがわかります。それぞれの強みや弱みがわかってくれば、これらの企業側の疑問や不安を消し去るような志望動機を書き、そこに自己分析で得た自分の特性を掛け合わせて、自分が何をしたいか、できるかを話すことができるでしょう。業界地図は選考対策にも役立てることができるのです。

業界研究では業界地図を使いこなし、就活を有利に進めよう!

業界地図は、就職活動だけではなくビジネスでも使えるツールです。内定後や企業に入社してからも役立ちます。自社を知り、ライバル会社を知ることができますし、他の業界を知ることで顧客開拓の突破口となることもあります。このようにビジネスシーンでも利用できる業界地図を、これからの就職活動に利用しない手はありません。業界地図を使って、就職活動を有利に進めていきましょう。

関連リンク

業界研究のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:R.Sasa

大手メーカー管理部門、人材紹介会社マーケティング部門で勤務の後、都内国立大学で学生支援の仕事をしていました。現在は介護のため離職して、ライターとして活動しています。