「10年後の自分は?」面接でよく聞かれる質問への答え方

「10年後はどのような仕事をしていたいですか?」といった将来のビジョンに関する質問は、面接の中でも頻出する内容です。質問の意図を理解し、面接官に好印象を与えるためにはどのような回答が良いのでしょうか?ポイントを押さえて内定へ近づきましょう!

面接時の「10年後の自分」の質問の意図とは? 

面接の際によく質問される「10年後の自分」という質問には、あなたが「具体的に企業のことや職務内容を理解しているか」、そして「近い将来のビジョンを持っているか」の2点を確認したいという意図があります。

では、それぞれの内容についてもう少し具体的にお話ししましょう。

(1) 具体的に企業のことや職務内容を理解しているか

10年後の自分について質問することで、あなたがどれだけ業界・企業研究を行い、仕事について理解しているのかを測ることが可能です。

  • 入社後どのような仕事に取り組み、その時点でどのようなレベルに達している必要があるのか。
  • 企業は今後どのような事業に注力し、どのような人材を育てたいと思っているのか。
  • 業界全体は現在どのようなトレンドで、今後どのような未来が想定されているか。

このような観点を中心に、事実に基づいて質問に備えることが大切です。

(2)近い将来のビジョンを持っているか

企業や職務内容について理解した上で重要なのが、「あなた自身がどのように取り組みたいのか」という近い将来のビジョンです。入社後に自分の考えを持ち、積極的に仕事に取り組む資質があるかを見極める質問とも言えます。

入社後のことを想像するのは難しさもありますが、採用ホームページなどで公開される先輩インタビューや、OB・OG訪問などで情報を得て、自分なりのイメージを持つようにしましょう。

f:id:hito-contents:20170928102710j:plain出典:写真AC

面接で「10年後の自分」について質問されたときの答え方

では次に、「10年後の自分」ついて質問された際の回答方法を具体的にご紹介していきましょう。

《回答例》
私は10年後までに、新しいサービスを手掛け、責任者として世の中に広めていく役割を担いたいです。

貴社の掲げる「顧客第一主義」を実現するサービスを開発するために、入社後まずは貴社の既存のサービスや、お客様からどのような点をご評価いただいているのかを理解することが大切だと考えています。ですので、まずは営業として現場でどのようなものが求められているか、経験を積んで理解していきたいと思いこの職種を希望しています。

その上で、入社5年目頃までに企画部門へ異動し、サービス開発そのものの経験も積み、最終的に営業・顧客・開発それぞれの目線を理解してサービスを提供できる存在になりたいと考えています。

この目標を達成するために、入社前からサービスやトレンドに関する勉強を積極的に行い、入社後良い営業成績を出せるよう、そしてその後のサービス開発にチャレンジできる機会を逃さぬように、取り組んでいきたいと思います。


では、例文を踏まえて回答で盛り込むべきポイントを整理していきます。押さえておきたいポイントは以下の3つです。

  1. 10年後の自分=10年後どのような仕事に取り組んでいたいか、どのような社会人になっていたいかなどの観点から回答する
  2. 自分の理想像に近づくために、どのような経験を積みたいかを具体的に回答する
  3. 現在や内定後、この目標を達成するために行っていること・行おうとしていることを具体的に回答する

「10年後の自分」に関する質問では、あくまで仕事上の自分に関する内容を答えます。また、目標を掲げるだけでなく「どうすればその目標を達成できるのか」という具体的な内容が一緒にあることが必要です。

加えて、最後に現在その目標に対して現在取り組んでいることを紐付けてアピールしたり、入社前から積極的に勉強しようという姿勢をアピールしたりするなどの流れが一般的です。

その他、この回答を通じてさらに質問されそうな内容を想定しておくことも重要ですので、自分自身で深掘りして考えておきましょう。

▽10年後の自分に関するリンクはこちら
10年後の自分、また将来どんな人になっていたいですか?のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

「10年後の自分」は考えていたけれど、「5年後の自分」を聞かれたときはどうする?

「10年後の自分」がオーソドックスな質問ではありますが、場合によっては「5年後の自分」、「3年後の自分」について質問されることがあります。そのような場合、どのように回答するのが良いのでしょうか。

先ほどの「10年後の自分」に関する回答をベースに、「5年後の自分」について質問された場合の回答例を見てみましょう。

《回答例》
入社5年後には、営業経験を活かしてサービス開発の部門で活躍したいと考えています。

この5年後までの目標を掲げる理由は、私は入社10年後までに新しいサービスを手掛け、責任者として世の中に広めていく役割を担いたいというさらに長いスパンでの目標を持っているためです。

そのために、入社後まずは貴社の既存のサービスや、お客様からどのような点をご評価いただいているのかを理解することが大切だと考えています。ですので、まずは営業として現場でどのようなものが求められているか、経験を積んで理解していきたいと思いこの職種を希望しています。

この目標を達成するために、入社前からサービスやトレンドに関する勉強を積極的に行い、入社後良い営業成績を出せるよう、そしてその後のサービス開発にチャレンジできる機会を逃さぬように、取り組んでいきたいと思います。


「5年後の自分」の場合、このように「10年後の自分」を目指すための中間地点と捉えて回答することが可能です。そうすることで伝えるべき内容は実際には大きく変わらないことが例文からも理解できるでしょう。

その他にも「3年後の自分」という区切りも尋ねられるケースが比較的多いです。ですので、3年・5年・10年の3つの区切りについては、どのような目標を持って取り組み、それぞれのタイミングでどのようなキャリアステップを歩んでいたいか事前に考えておくと安心です。

面接で将来のキャリアプランについて質問されたときの答え方

ここまで「●年後の自分」について尋ねられた場合の回答をご紹介してきましたが、年数の括りが特になく「将来のキャリアプラン」について質問を受けるケースも少なくありません。

このようなケースでは、下記のようなポイントを押さえて回答しましょう。

  1. 会社の業務内容や方向性に沿った回答をする
  2. 具体的な社内での仕事内容に触れた回答をする(役職、部署などできるだけ具体的な内容を含む)
  3. 現在や内定後、この目標を達成するために行っていること・行おうとしていることも回答する
  4. 目標となる数字や期間、具体的なサービス・商品名を盛り込むなど、曖昧にならないよう心掛ける

基本的な回答スタンスとしては「●年後の自分」について質問された場合と変わりません。

一方で、年数という期間を指定されない分曖昧な回答になりやすい点は注意が必要です。自ら期間を設定したり、数値化した目標を述べたりするなど、具体的な回答となるような工夫をしましょう。


《回答例》
私は貴社に入社したら、将来は海外市場で新しいプロジェクトを立ち上げることに挑戦したいと思っています。

そのために、まずは入社後3年でトップセールスを目指します。この期間で仕事の基礎を身につけるとともに、貴社の扱う●●などの製品について徹底的に理解し、お客様のニーズに合わせた幅広い提案ができるスキルを獲得していきたいと考えています。

その上で、まだこれから市場が成長段階である▲▲(海外)などで、より多くの方に製品を手にしてもらえるよう、国内で培った知識・スキルを活かして仕事をしたいです。

将来そのようなチャンスを掴めるよう、現在はオンライン英会話のレッスン毎日受講して語学力を磨いたり、直近のTOEICでは■■点を獲得したりするなど準備をしているところです。

このように、期間や資格のスコアなどの数値、製品名や国名などの具体的な名称、取り組み方などなるべく具体的に考えたプランを伝えてみましょう。

面接での質問には具体的に答えよう

「10年後の自分」や「キャリアプラン」を問う質問はあなたの企業理解、ビジョンの有無を判断できることに加え、その具体性によって熱意の伝わり方も変化します。

志望企業についてしっかりと理解し、その企業だからこそ伝えられる内容を具体的に考えることで、内定に1歩近づきましょう!

関連リンク

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面接でこう聞かれたらのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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著者:山崎えま

大手人材会社にて新卒就活ナビの大学向けプロモーションを担当。都内私立大学を中心に年間5,000名を対象とした就活ガイダンスや面接・グループディスカッション講座などを実施。現在は海外在住で就活・キャリアライターとしてコラム記事執筆を中心に就活生を支援しています。