面接では美人とイケメンが有利!?顔採用の真偽と業界の傾向

顔採用を実施している企業があるという噂を耳にしたことがあるでしょうか。言葉遣いやビジネスマナーは訓練で矯正することができますが、顔は持って生まれたもの。もしも顔採用があるとすればどういう業界なのか?その真偽と傾向に迫ります。

面接で本当に顔採用があるの?

結論から言うと、面接での顔採用はあります。そもそも顔採用とは、本人の能力や経験をいとわず、ビジュアル(見た目)だけで採用することを言います。採用に関わらない第三者からすると、公平ではないという意見や採用後の能力不足を心配する声があります。しかし採用側からすると「容姿もひとつの能力である」と結論づけています。

顔採用をする理由としては、「顔を売りにしている」、「容姿の良さが業績に結び付く」、「窓口に立つ人は第一印象が全て」ということが理由として挙げられます。しかし顔の構造ではなく、顔の印象が大切であると付け加えておきます。綺麗な顔立ちをしていたとしても、冷たい印象やプライドが高そうな印象では「お高く留まっている」という印象を与えマイナスです。それよりも口角が上がった優しい印象の笑顔、清潔感のある爽やかな印象はプラスになります。

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面接での顔採用があると言われている業界ってどこ?

男女問わず顔採用があると言われている業界は、マスコミやモデル業界。アナウンサーやテレビ関係の業界は端麗な容姿を持つ人たちを好みます。見た目の良し悪しが仕事の成果に多少なりとも影響を与えるからです。

美容業界も顔採用があると言われています。これは企業の特色によって変わりますが、例えば化粧品であれば売り手が「綺麗な顔立ちだから商品が売れる」とする考えと、売り手が「綺麗な顔立ちになっていくから商品が売れる」とする考えがあります。前者の場合は顔採用です。

航空業界も有名です。これはテレビドラマの容姿端麗な女優のイメージが強いせいもあって、「客室乗務員=美人」という印象が世間に浸透しているため、顔採用がある業界として有名です。

アパレル業界や宝飾品業界などの接客業は、身に着けている人の見た目も商品の一部という考えがあり、顔採用の傾向があります。

業界によって男女の偏りがあるとすれば、商品やサービスの顧客ターゲットが明確になっている場合です。例えば、主婦を相手にする清掃用品を販売する場合、見た目の良い男性営業マンであると受け入れてもらいやすい場合があり顔採用される可能性は考えられます。

男性と女性では、やはり女性の方が顔採用をされる傾向にあります。応募が殺到する女性に人気の業界は、応募者に比べると採用数は低くシビアな空席争いになり、選考の初期段階からハードルの高い選考を強いられます。役員面接以降は、「一緒に働きたいか」、「部下として欲しいか」という採用基準も含まれるため、同じ評価であれば印象の良い方を採用するということが起こります。
メラビアンの法則(アメリカの心理学者、メラビアンが提唱したデータ)から、「話の内容:7%」、「話し方:38%」、「見た目:55%」というデータがあり、目に見えるものが印象の5割を占めるため顔採用は深く根付いていると言えます。

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面接での顔採用がないと言われている業界ってどこ?

公務員は試験の結果が全てですので、顔採用はありません。他、チームプレイの業界は、顔採用ではなく中身(性格、適正、コミュニケーション能力)であるとしています。

製造派遣を専門に行う人材会社の人事は、容姿が良い人よりは性格が真面目な人を採用すると言います。「男性社員が顔が良いことを生かせる場面は少ないです。あるとすればパートの女性たちから可愛がってもらえるくらいでしょうか。それよりも勤務態度が真面目で、きびきび行動してくれる社員を何よりも求めます。」と語っています。

ある物流業界の人事は、「当社では、コミュニケーションが高くユーモアのある人材を求めます。仕事はチームで行いますので、周囲と円滑な関係を築ける人は高く評価します。」として顔よりも性格の部分を重視しています。「個」ではなく「多」で動くチームプレイの業界では顔採用の傾向は低いと言えます。

面接での顔採用は増えている?減っている?

一部の人気企業を除いて、顔採用は減少していくと考えられます。

・少子化により学生の絶対数が減少している。
就活生の数は減っています。企業にとって採用予定人数を下回ることは深刻な問題になり、人員確保の観点からすると顔採用による応募者の足切りは減少していくと言えます。そして顔が良ければ仕事を続けてくれるかは別問題です。人物重視の採用が増え、仕事を辞めずに続けてくれる学生を採用したいはずです。

・コミュニケーション能力を重視している
採用側が新卒に求める能力の№1は「コミュニケーション能力」だと言われいます。「同年代だけでなく、年齢の離れた相手とも楽しく話せる」ことや、「自分の意見を言うだけでなく、相手の意見も聞ける」といった能力は重要視されるポイントです。この点は顔だけでは判断ができず、会話のキャッチボールで評価されます。

顔採用が絶対に無くなるとは言い切れません。良い印象を与える人はプラスに働き、それだけで戦力になります。しかし、容姿の良さではなくあくまでも「印象の良さ」に重点を置くことが大切です。

面接で顔採用をしそうな企業を見抜くポイントとは?

顔採用をしそうな企業を見抜くポイントは、まずは人事を見ることです。
採用選考の中心となるのは人事担当者です。その人事担当者が学生と対話する際、どのような受け答えをするかに注目してみましょう。そして「どのような人材を求めているのか」という質問があった際、「目力がある、男らしい」といった顔に関する回答があった際は、顔採用の要素が含まれていると考えられます。好印象となる要素であることは言うまでもありませんが、「会社の理念に共感できる」といったマインドの部分を求める発言があるかないかは確認を取っておきたいところです。

他にも在籍している社員を見ることも有効です。容姿が良い社員が揃っている場合は顔採用の傾向はあると言えます。

面接で顔採用に負けない好印象を与える表情の作り方

顔採用に負けない好感を与える表情は作れます。

・顔の表情が広く見えるような髪型にすると清潔感が出る。
男性の場合はついボサボサになりがちです。髪型は眉毛にかからず、耳にかぶらず、襟足も切ってサッパリとした印象が有効です。当然ながら面接会場には十分な余裕を持って行きます。汗で髪の毛が濡れていたり、皮脂脂に塗れていたりすると清潔な印象に欠けます。

・口角(口の端)を上げてはにかむような優しい顔は好感度が高い。
男女問わず優しい表情はそれだけでコミュニケーション能力の高さを感じさせます。話しかけやすい人の表情を研究してみましょう。目元が優し気で、口角が上がっているはずです。鏡を見て口角を上げる訓練をしてみましょう。

・猫背にならず軽く胸を張って背筋を伸ばすと堂々とした表情に繋がる。
自分に自信が無くても自信があるように見せることが重要です。そのコツは胸を張って背筋を伸ばし、猫背ではないことです。面接中は座っているため立っている時よりも緊張が緩みます。いつもの癖で猫背になってしまうことがありますの注意が必要です。

面接では顔採用を意識しすぎないようにしよう

顔採用の有無に関わらず、面接においては清潔感と優しさを感じさせる人柄、堂々とした印象を意識することが大切です。
顔採用を意識しすぎて自分の長所をアピールできないようになってはいけません。面接時は魅力的な笑顔を心がけ、また会いたいと思える立ち居振る舞いを心がけましょう。

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著者:藤信 明憲(ふじのぶ あきのり)

GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格所有
私立大学でキャリアカウンセラーとして勤務。大学在籍時は、就職相談の他、合同説明会の運営リーダーを担当し、各種就活対策セミナー講師としても年間50本以上の登壇を行う。リピート指名ナンバーワンの実績を誇り、何よりも傾聴を心がけている。
現在はフリーランスで、学生や社会人へのカウンセリング、次世代社長や大人向けの勉強会のファシリテーターや講師を行う。