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SNSや新聞をどう使う?就活で情報収集をする際の注意点

現在、商品・製品のPRだけではなく、新卒獲得のためにもさまざまな企業が複数の種類のSNSを活用しています。そこで、ここでは就活生が就活をする上で情報収集を行う際に気をつけておきたいことについてご紹介します。

就活は情報戦になってきている

なぜ就活が情報戦と呼ばれているのでしょうか?

それは、インターネットやSNSが当たり前のように普及している今、過去の受験者などが就活の情報をオープンにしてしまっているからです。
企業を受験した就活生は、「株式会社○○の筆記試験は××のタイプだった」「××商社ではグループディスカッションでこんなテーマを扱った」などと、受験の情報についてインターネットやSNSに書き込みます。すると、それを知っている就活生と知らなかった就活生の間に大きな開きができてしまうのです。
知っていた就活生は焦点を絞って十分に対策できますが、知らなかった就活生は、何が試験に出るかもわからず、闇雲に努力するしかありません。「知らない人が損をする時代」になったため、就活は情報戦と呼ばれるようになってきました。

また、企業が募集をかけるのもインターネットやSNS発信が増えてきており、知らないうちに募集期間が終了していた…ということもあります。

知らない人よりも、知っている人が就活で勝ち残れる。だからこそ、就活は情報戦なのです。

f:id:hito-contents:20170928153637j:plain出典:写真AC

就活の情報収集でSNSを使うメリット&注意点

就活の参考書を見ると、2013年頃から「SNSを積極的に活用しよう!」という文句が増えてきました。SNSには「情報発信」という側面と、「情報収集」という2つの側面があります。
就活では、情報発信も大切ですが、企業研究などに役立つ情報収集という側面をより重視すべきでしょう。でも、SNSで情報収集する上で、メリットはもちろんのこと、注意しなければならない点もあります。

SNSで情報収集するメリット(1)企業の最新情報がわかる
あなたの志望する企業がどのような商品・製品を新しく発表したのか、もしくはどのようなシステムを開発したのか、どのような事業を展開したのかということについて、最新の情報を知ることができます。
たとえば企業のtwitterやインスタグラムをフォローすることによって、企業が発信したと同時に新情報を入手できるのです。これは志望動機を作成し、面接で上手に利用すれば、「この学生はうちにかなり興味を持っているな」というように企業側に与えるイメージもよくなります。

SNSで情報収集するメリット(2)採用担当者の趣味・価値観などがわかる
たとえば企業の説明会で、あなたが採用担当者や人事の氏名を把握しているのであれば、facebookも活用できます。facebookは基本的に本名での利用が原則となっているので、担当者の氏名で検索し、公開されていれば担当者の詳細について把握することができます。
どんな趣味を持っていて、どんな人脈があって、どのような価値観で生きているのかということについても知ることができるかもしれません。
その上で面接に臨めば、価値観の共有から好印象を与えることができるでしょう。

しかしながら、SNSで情報収集することには、ある程度のリスクも伴います。リスクと言っても、対策できることなので、知っておけば恐くはありません。それは、「あなたの情報も収集されているかもしれない」ということです。
特にtwitterやfacebookはあなたの情報も企業側から簡単に見られるものですから、普段の私生活に知られると不都合なことがある人は、注意が必要です。
実際に、応募していた企業からtwitterにアップしていた不適切な写真を見られ、面接時に指摘されたという学生もいます。思い当たる節のある人は、非公開設定にするか、そのような投稿を削除しておきましょう。一番望ましいのは、「見られて困る情報をアップしない」というリテラシーを身に着けておくことです。

就活の情報収集で新聞を使うメリット&注意点

SNSが登場する遥か以前から、就活生の情報収集の方法として用いられてきた歴史がある新聞。新聞でも就活の情報収集を行うことは可能であり、それどころかいくつかのメリットもあります。

新聞で情報収集するメリット(1)情報源としての確実性が高い
現在人事で力を持っている世代の中には、やはりまだSNSの使用に抵抗のある社員は確実にいます。
そのような中で、面接や履歴書において「SNSで拝見したのですが…」と言うよりも、「×月の○○新聞で拝見したのですが…」というように、新聞を情報源として活用している人物への評価は悪くなることはあり得ません。
新聞というメディアは、保守的・封建的な採用担当だけではなく、一般的に情報源として誠実で、確実だというイメージが強いのです。
そのようなイメージがあなたのイメージに成り代わる可能性があるため、人物評価にもポジティブな影響を与えることができるでしょう。

新聞で情報収集するメリット(2)新聞を購読しているということへの評価
数ある媒体の中で、この時代に新聞を購読している、もしくは逐一チェックしているということ自体が評価される可能性があります。インターネットやスマホで簡単に情報収集できる時代に、あえて新聞をチェックするということが、企業側の関心を買える要因となります。

新聞で情報収集するメリット(3)新聞記者の取材力
SNSから発信される情報は、あくまでも企業側からの情報に過ぎません。でも、新聞には高い取材力を持ったプロの新聞記者が独自に取材した内容が記載されています。企業を第三者目線で分析した記事を読むことで、企業研究を他の受験者とは違った目線で行うことができます。


ただし、新聞で情報収集をする際には、1社のみの新聞に頼っていると、情報の見方が偏るという注意点があります。新聞社には、その新聞社独自の価値観、スタイル、イデオロギーがあります。
1社のみの新聞を熱心に読み込んでいると、その新聞社の見方でしか企業を見られなくなる恐れがあります。そのため、新聞を読むなら、複数の新聞社のものに目を通すことをおすすめします。

就活の情報収集で企業の口コミや評判を参考にする際の注意点

実際に企業で働いていた人の口コミや評判は、勤務する前である程度社内の実情を把握できる手段です。給与体系から有給の取得の難易度まで、幅広い情報を得られるのは魅力的です。
現在、さまざまな口コミサイトがありますが、それらのサイトを見る際には、いくつかの注意点があります。それは、口コミの信憑性です。
このような口コミは100%と言ってよいほど匿名で投稿されています。
そのため、本当に勤務していた人が書いているという保証はありません。また、口コミサイトを見て、自分が書いたということがバレるのを恐れて、多少脚色して投稿する人も中にはいます。
そのため、投稿されたすべての情報を鵜吞みにすることは危険です。
あくまでも、就活の「参考」程度にとどめておきましょう。

就活生同士の情報収集で情報掲示板を使う際の注意点

SNSが普及している現在でも、匿名の情報掲示板もまた、根強く情報収集の方法・手段として活用されています。匿名性が高ければ高いほど、実際の名前では投稿できないような真実とともに、嘘もまぎれていることに注意が必要です。
また、就活生同士の情報交換では、「騙し合い」に陥ることもあります。
就活は、敵を減らしていくことも戦略と考えている就活生もいます。
そのような場合、実際の筆記試験ではSPIが出たのにSCOREが出たとか、面接官は気さくで接しやすくてすぐに終わった(本当は圧迫面接に近い厳しい面接だったにもかかわらず)というように、相手を陥れるための情報が飛び交うことがあります。企業の情報や試験の情報など、重要な情報について調べる時には、1人の匿名の投稿だけで判断してはいけません。あなたという敵を減らそうとしているライバルの就活生が仕組んだ罠という可能性もあるのです。

就活の情報収集にはさまざまなツールを使おう

SNSでも新聞でも、口コミサイトでも掲示板でも、発信される情報にはある程度の偏りがあります。媒体によってメリットやリスクは異なりますし、企業の見方もさまざまです。就活でより真実に近い情報収集をするためには、1つのツールに頼らず、複数のツールを目的別に上手に使いこなしましょう。

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みん就(みんなの就職活動日記) - 就活・新卒採用のクチコミサイト

 

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著者:小室直子

臨床発達心理士
中級教育カウンセラー
東北福祉大学大学院修士課程卒業後、専門学校専任講師、大学の非常勤講師として心理学系科目の講義を行うかたわら、のべ200名の就職支援の経験を持つ。