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「サイレントお祈り」って?就活で結果を確認する時のマナーとは

就職活動では、企業から選考結果で不合格時に、連絡が来ない場合があります。連絡が来るかもしれないと期待して、気持ちの切り替えができないのでは困ります。こうした事態を招かないための予防や対策方法をご紹介します。

就活をしていると耳にする「サイレントお祈り」とは

 「お祈りメール」をご存じでしょうか。日本の学生の就職活動で生まれた用語の1つで、応募した企業から、メールで届く不採用通知のことをいいます。
不採用を知らせるそれらのメールには、必ずといって良いほど、末尾が、「〇〇様の一層のご活躍をお祈り申し上げます」とか、「貴殿のご健闘をお祈り申し上げます」となっており、「祈られる」ことから「お祈りメール」と呼ばれるようになりました。
それでは、「サイレントお祈り」とはなんでしょう。これは、採用結果を合格者にだけ連絡して、不合格者には不採用メール(お祈りメール)を送信しない(=サイレント)ことをいいます。
「サイレントお祈り」にも2つの種類があり、1つは採用試験の際、「合格者には〇月×日までに連絡をします」、「2次試験へ進む方には来週中に連絡します」と連絡期限を明確にするものです。こちらなら、期限が過ぎれば、「ああ、ダメだったか」と諦めもつきます。
しかし、もう一方は、いつまでに連絡をするか、不合格者には連絡をするかしないかを明確にしてくれません。そのため、就活生は連絡を期待していつまでも待ってしまうのです。
これでは、なかなか次へと気持ちを切り替えられず、その後の就職活動にも影響が出てしまいます。

f:id:hito-contents:20170928170026j:plain出典:写真AC

「サイレントお祈り」を企業がする理由

「サイレントお祈り」は、就活生にとっては大変酷なことです。しかし、企業側も意地悪でやっているわけではなく、「サイレントお祈り」をせざるをえない事情があるのです。

(1)内定辞退対策として補欠をキープしておきたい
新卒採用では、内定辞退という頭の痛い問題があります。企業としては、内定辞退者が多数出て、その年の採用予定人数を満たせなければ、企業活動にも支障が出てきます。といって、内定辞退が出てから、慌てて追加募集をかけるのは、時間的にもコスト的にも難しいのです。
そこで、不合格者にあえて不採用通知を送らず、内定辞退が出た場合の補欠候補としてキープしておくのです。

(2)不合格者フォローまで手が回らない
人気企業は、採用予定人数の何十倍、何百倍のエントリーシートが送られてきます。選考が進み、各段階で合格者が出ると、合格と次の選考に進むことを知らせる連絡に追われるわけです。その何十倍、何百倍もいる不合格者への対応まで手が回らないという事情があります。

(3)送信ミスなどのトラブルを回避するため
メールは沢山の人に一斉に遅れて大変便利なものです。しかし、送信先を間違えて、BCCにしなかったために受信者のメールアドレスが漏洩してしまったというミスも起きやすいのです。
新卒採用時にも、合格者と不合格者のグループに逆の通知をメールしてしまったとか、BCCにしなかったために応募者のメールアドレスが表示されてしまったというミスが過去に起きています。そこで、企業側としても、そういう送信ミスが起きるのを回避するために、あえて不合格者への「お祈りメール」は送らないという事情もあるのです。

こうすれば就活の「サイレントお祈り」を防げるかも

企業として「サイレントお祈り」を選ぶ事情はあるとしても、応募者側としては不合格なら早く結果を知って、気持ちを次へと切り替えたいのが本心です。それでは、「サイレントお祈り」を回避するための方法はないのでしょうか。
以下の方法で、「サイレントお祈り」を防ぐことができるかもしれません。

(1)選考時に結果通知について確認する
選考時に担当者に、結果はいつ頃出るのかを確認しましょう。また、その際に、合格者だけに連絡するのか、不合格者にも連絡するのかなども確認できるといいでしょう。

(2)採用試験後に担当者宛にお礼メールやお礼状を送っておく
試験後は、採用選考を受けさせてもらったことへのお礼などをメールやハガキで担当者に送付します。こうすることで、沢山の応募者がいる中で、その学生だけは無碍にできないような気持ちを担当者に残す可能性があります。また、もしその学生が合否線上にいたとしたら、お礼メールやハガキのおかげで「サイレントお祈り」以上の良い結果につなげられるかもしれません。
お礼メールの例を以下に紹介しますが、忙しい人事担当者がすぐ見てわかるよう件名はわかりやすく、また文章も簡潔にまとめるといいでしょう。

(例文)
件名:採用試験の御礼(XX大学XX太郎)

株式会社XXXXX
人事部XX課 XXX様

お世話になっております。
XX大学XX学部XX学科のXX太郎と申します。
先日は、採用試験の機会をいただきまして、ありがとうございました。
試験を通してますます貴社に魅力を感じ、是非とも貴社の社員として働きたいと強く感じております。
選考結果を待つ間も、立派な社会人になれるよう学業に励む所存です。
是非とも良いご連絡がいただけますよう祈っております。
末筆ながら、貴社のご発展と皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。

XX大学XX大学XX学部XX学科
XX太郎
メール:XXXXXXX
電話:XXX-XXXX-XXXX(携帯)

また、企業への働きかけではありませんが、応募した学生同士で連絡を取り合い選考結果が出ているか確認をしたり、「みん就」などの就職情報掲示板や、SNSを活用したりして他の応募者から選考状況を知ることも可能です。

就活で結果を確認する時のマナー ~電話編~

いつまで待っていても、採用結果の連絡がなく、諦めきれない場合は、電話やメールで結果を確認してみることも検討しましょう。ここでは、結果を確認する場合の電話のかけかたを紹介します。
電話は、企業が忙しい始業時間の直後や就業時間間際は控えましょう。また昼休みの前後と昼休みも避けるようにします。

(問い合わせの例文)
「お忙しいところ恐れ入ります。
私、××大学××学部の××と申します。
先日の第2次選考の結果について伺いたく、お電話させていただきました。
人事部××課の××様はいらっしゃいますでしょうか。」
担当者に替わったら、
「お忙しいところ恐れ入ります。
私、××大学××学部の××と申します。
今、お時間よろしいでしょうか。
先日はありがとうございました。
第2次選考の結果について、選考状況を教えていただきたく、お電話させていただきました。
差し支えなければ、結果をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
もし、残念な結果だとしても、丁寧にお礼をいって電話を切りましょう。
選考の際、いつまでに連絡するというはっきりとした期日が知らされないまま、選考から2週間以上待っても連絡がない場合は、電話をしてみてもいいでしょう。
もし、「まだ選考中です」という答えがあったら、
「それは大変失礼いたしました。それでは結果をお待ちしています。お忙しいところ申し訳ございませんでした。」と丁寧に謝って電話を切りましょう。

就活で結果を確認する時のマナー ~メール編~

ここでは、選考結果をメールで問い合わせする場合についてご紹介します。
採用担当者は、おそらく1日にものすごい量のビジネスメールを受け取っています。送るメールは、選考試験のお礼メールでもご紹介したように、件名で何の用件かわかるようにし、文章も忙しい担当者が読みやすい短い文章にまとめましょう。

(例文)
件名:第2次面接の結果につきまして(XX大学XX太郎)

株式会社XXXXX
人事部XX課 XXX様

お世話になっております。
XX大学XX学部XX学科のXX太郎と申します。

先日はお忙しい中、第2次面接のために貴重なお時間をいただき
ありがとうございました。

選考結果についてご返事をお待ちしておりましたが、その後の選考
状況はいかがでしょうか。

お忙しい中、このように催促するようなメールをお送りして大変恐縮ですが、
ご連絡をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

XX大学XX大学XX学部XX学科
XX太郎
メール:XXXXXXX
電話:XXX-XXXX-XXXX(携帯)

問い合わせをして、もし残念な結果だったとしても、わざわざ返事をくれたことに対して、お礼のメールを返しましょう。もう縁のない企業だからとそのままにするのではなく、お礼メールを送ることで自分も気持ちの切り替えができますし、これから社会人になって働く時にその丁寧な対応の経験は活かせるでしょう。

就活で結果を確認する際は慎重に

選考結果が来ないから即不合格ではなく、合否ラインにいて補欠候補となっているという可能性もあります。サイレントお祈りを防止し選考結果を知るために、こちらから問い合わせをする場合は、失礼にならないようマナーを守って慎重に行いましょう。

関連リンク

不採用通知を供養するのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

 

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著者:R.Sasa

大手メーカー管理部門、人材紹介会社マーケティング部門で勤務の後、都内国立大学で学生支援の仕事をしていました。現在は介護のため離職して、ライターとして活動しています。