地方学生は約1.5倍!?就活にかかる平均費用の実態を徹底調査!

スーツやバッグ、靴、対策本、証明写真・・・就活にあたって揃えなくてはならないものは意外と多いもの。それに加えて、遠方の企業へ出向くための交通費など、就活は何かと物入りです。2017卒生を対象にした調査結果を元に、就活と費用について見ていきましょう。

就活にかかる費用は全国平均約16万円

f:id:hito-contents:20170929134812j:plain出典:写真AC

新卒採用支援事業を行うサポーターズが、2017年卒生を対象に就職活動実態調査を実施しました。

その結果によると、交通費や飲食費、リクルートスーツ、就活用品など、就活にかかった費用の全国平均は約16万円。地域別にみると、関東の学生の平均費用が約13万円なのに対し、地方の学生の平均費用は約19万円と、1.5倍近い差があることが明らかに。中でも四国地方の学生が就活に使った費用の平均は約43万円とダントツで高く、次いで高いのは中国地方の学生の23万円となっています。
関東と地方の格差は非常に大きいため、全国平均のデータなどを鵜呑みにして就活を進めていくと、予想外の出費に頭を抱えることにもなりそうですね。

積み重なる交通費が大きな負担に…

就活の費用の内訳で最も大きな割合を占めたのが交通費。5万~10万円かかったという回答が全体の23.1%ともっとも多く、3万~5万円、10万~15万円と続きますが、20万円以上かかったという回答も8.1%を占めています。

また、就活中に上京した回数は、5~10回が最も多く、全体の27.3%。3~4回という回答が次に多く、18.5%。16回以上上京したという回答も、10.9%あります。
平均滞在日数は、全体の40%以上が2~3日と回答していますが、一方で、13.8%が4~7日と答えています。地域によっては格安の交通手段が使えないケースもあり、地方からの上京には大変コストがかかります。これらの交通費や宿泊費が、関東と地方の学生の間の就活費用に格差を生んだ、大きな要因といえそうですね。

親からの支援があるも就活費用は学生の悩みのタネ

その他にかかるのが、就活用品の購入費用。3万~5万円という回答が最も多く29.2%。1万~3万円、5万~10万円という回答が続きます。飲食費は、1万~3万円使ったという回答が最多という結果に。

決して安くはないこれらの就活費用を、就活生はどのようにして捻出しているのでしょうか。最も多い方法は、自分でアルバイトをして稼ぐというもので、全体の61.1%を占めています。更に、貯蓄をしていたものを就活費用に充てたという就活生も36.1%にのぼり、就活費用を視野にいれてしっかりと対策をしている就活生が多いことがうかがえます。親からの支援があったという回答も多く56.0%に。キリキリ舞いで就活を頑張るなかでの家族の協力はありがたいですね。

しかし、備えやサポートがあったとしても、就活費用は学生にとって大変大きな負担となっているよう。「就活前の悩み」、「就活後に大変だったと思うこと」の回答をみていくと、就活費用の悩みは就活前には第4位だったのに対し、就活後に大変だったことでは第1位にランクアップしています。

出費を見越した事前準備を

調査の結果から、就活費用は決して少なくなく、就活生にとって大きな悩みのタネとなっていることがわかります。スーツや鞄など就活の準備に必要な費用というのはある程度計算しておくこともできますが、実際の就活費用で大きな割合を占めているのは、交通費や宿泊費用など、就活を継続する限りは積み上がっていく部分です。
就活費用が足りないことで、希望の企業を受けることができなかったり、妥協して内定先を決めなければならないということにならないよう、自分の状況(住んでいる地域、志望先の所在地etc.)に合わせて、事前に交通費なども含めた試算を出しておくことが必要です。

また、就活が本格的に始まる前にアルバイトで蓄えをしておく、就活の費用について親御さんときちんと話をしておくということも大切。就活中は飲食費や交通費をできるだけ節約できるよう、リサーチしておくといいですね。

チリも積もれば…就活費用節約術

(1)Web説明会・面接を利用する

最近はWebで説明会や面接をする企業も増えています。Web上での説明会参加や面接が可能な会社をピックアップし、同じ大学や地域の友人で共有するのも手です。

(2)複数の会社を同日に回る

1日に複数の会社を回ることができるように予定を調整することで移動の回数を減らすことができ、交通費を節約することができます。

(3)格安の交通手段を利用する

新幹線やJRでは学割を利用することができます。チケットを購入する前に確認してみましょう。飛行機の場合は、LCCや期間割引などを利用することができないか、調べてみましょう。学生向けのマイレージサービスがある場合もあるため、活用できると良いですね。
また、新幹線などと比べると料金が格段に安いため、深夜バスを使う手もあります。中には「深夜バスは寝れない」「疲れが溜まる…」という人もいるかもしれませんが、そういう人は帰りだけ利用してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、企業によっては二次面接以降は交通費を支給してくれるところもあります。

(4)宿泊には就活シェアハウスを利用する

就活シェアハウスは、安く泊まれる上に、就職活動生で情報交換ができると最近人気が出ています。物件によっては社会人と共同の住まいもあり、さまざまな業種の社会人からリアルな仕事事情を教えてもらえることも!
就職活動期間に何度も移動を重ねるのも疲れます。1週間の滞在で回れる説明会をすべて回り、少し期間を空け複数社の面接をまとめて受けて帰るといった学生もいます。上手に活用してみましょう。

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(5)コンビニやカフェの利用を減らす

就活中は、予定の時間までの空き時間を過ごすのに、ついついカフェやコンビニに立ち寄りがち。1回の利用は数百円だったとしても、回数を重ねると大きな金額になります。飲み物やおにぎりなどの軽食を持参することで、かさむ飲食代を節約することができます。

(6)業種を絞って活動する

業種を絞ることで、業界研究などの対策に必要な参考書等にかかる費用を抑えることができます。受ける会社が絞られることで、移動が少な目になるという効果も。

 他にも、図書館を利用する、証明写真のデータをもらっておく、就活を終えた先輩から余った履歴書などを譲ってもらっておくなど、様々な節約の方法があります。有給インターンシップへの参加なども視野に入れられるといいですね。

万全の対策で無用のストレスを排除!

いかがでしたか?就活中、かさんでいく出費が思わぬストレスになってしまうことは珍しくありません。気兼ねなく受けたい企業を受けることができるように、事前に費用対策をしておきましょう。

 

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監修:おくいはつね 

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。