【質問例】インターンシップの面接で慌てない!3ステップの準備!

求められる能力は「対応力」と「機転」

学生が企業で一定期間実務を体験するインターンシップ。新卒採用を見据えた1日~1ヵ月の短期のインターンから、学生の就業を目的とした長期のインターンまで各企業様々な募集を行っています。

多くの学生が体験する短期インターンシップは、基本的には書類審査で合否が決まるパターンが多いですが、人気企業・人気インターンの場合は、面接が設定される場合もあります。

インターンシップの面接というと、身構えてしまう学生が多いようです。確かに人事担当の面接官と向き合うと緊張しがち。また他の学生に勝ちたい、差をつけたい意識が強まると余計な力が入ってしまうものです。

しかし、「特別なことを答える必要はない」という気持ちでリラックスしましょう。

自分を優秀に見せようとしたり、学生時代の経験を脚色したり、上辺だけ繕っても人事担当者は簡単に見抜きます。あらゆる学生が「クラブ活動ではリーダーを務めた」と語りたがりますが、面接官には響きません。

むしろ、当たり前のことを当たり前に答えることが大切です。基本は、面接官が「この質問では何を求めているのか?」という本質をとらえること。質問の意図を汲み取る「対応力」が面接の基本です。なぜこれが求められるかというと、仕事の基本はコミュニケーションであるからです。すべての仕事には、報酬を支払う顧客がいて、更に一般的な社会人であれば給与を支払う会社という第二の顧客がいます。最低限「誰かのために、仕事をする」ことが求められる以上、相手が何を望んでいて、そのために何を提供するかというのはビジネスの基本です。

コミュニケーションを簡単に分解すると、以下のようになります。

  1. 相手の真意や求めていることを理解する力(ヒアリング力、懐に飛び込む力、理解力など)
  2. それに応える力(論理的思考力、プレゼン力など)

面接でも上記2点について最低限の能力があるのかは見られています。

例えば、「学生時代に経験したことを話してください」と質問をしているのに、「自分のよいところは・・・」と話し始めたら「質問の意図を理解していない」と見なされます。内容が優れていてもアウトです。

長々と説明しなくても構いません。本質を見抜いて、ひとことで言い切る方が好印象を与えます。

「私の長所は柔軟性があることです。なぜなら・・・」のように、まず結論を述べ、次に理由を説明する論理的な話し方も効果的です。

対応力とともに求められるのが「機転」です。これもコミュニケーションの一環として「予測しないことを求められても、ちゃんと打ち返せる、場を作れる力」やその基となる「精神力・自信」を見られています。失言した!と思っても、ミスを引き摺らずに「このように失敗もありますが、立ち直りが早いのが私の長所です」のように、うまく話切り替えます。

難しいことを問われても、必ず正解を出さなければいけない訳ではなく、きちんとコミュニケーションができればOKです。あわてず「考えたことがなかったので今すぐに答えは出せません」「少し考える時間を頂けますか?」といった回答でも問題ありません。

とはいっても、思うようにならないのが面接。場数を踏めば慣れるかもしれませんが、いきなり第一志望の面接を受けなければならないこともあります

そこで大切なことは、「準備を万端にしておくこと」です。

準備には、「自分に関する質問をされたときの準備」、「企業と就職に対する質問をされたときの準備」、そして「あらゆる質問の想定」という3つのステップがあります。

ステップ順に面接に臨む準備を整えていきましょう。

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ステップ1:自分に関する質問のために準備する項目

まず整理することは、自分の経歴、学生時代の経験、趣味などから価値観や信条などの人生に対する考え方などです。カードに書き出してまとめるとよいでしょう。主要な項目を挙げます。

  • 人となりを簡潔に知るための質問
    性格・長所(強み)・短所(弱み)
  • 成果を出せる人材かを聞く質問
    学生時代頑張ったこと・失敗したこと

基本的には「自社や求人職種で成果を出すための能力・価値観を有しているか否か」をはかるための質問ですので、上記は必ず準備しておきましょう。

そのほかには、以下について質問されることもありますので、簡単にまとめておくと慌てずにすみます。

  • 出身地
  • 家族について(父親、母親、兄弟)
  • 学歴(小学校から大学まで)
  • 学部・学科・専攻
  • 部活/サークル
  • 家族、友人からどう言われることが多いか
  • 取得資格
  • 特技
  • 趣味、休日の過ごし方
  • 好きなもの
  • 嫌いなもの
  • 座右の銘
  • 大切にしていること、信条、価値観
  • 最近感動した小説・映画・音楽
  • 最近大笑いしたこと
  • 最近号泣したこと
  • 最近激怒したこと
  • これまでいちばん嬉しかったこと、成功したこと
  • これまでいちばん辛かったこと、失敗したこと
  • 尊敬する人物、憧れる人物
  • 国内・海外旅行の経験
  • アルバイト、インターンシップの経験
  • 自分を動物にたとえると、食べものにたとえると
  • 最近注目した時事問題、ニュース、それに対する考え
  • いまいちばん関心があること

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自己分析のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

ステップ2:企業と就職に対する質問のために準備する項目

自分のことを整理しても、インターンシップの志望先企業や業界について研究不足であれば片手落ちです。企業概要や特長、志望動機から、職業観、キャリアの計画、将来の夢などを整理します。主要項目を挙げます。

  • その企業への志望動機
    なぜその会社に魅力を感じたか(業界・ポジション・理念・提供価値・仕事内容・具体的な先輩など)
  • インターンへの志望動機
    ○○を学びたい、○○能力を身につけたい
  • 自己PR
    「その企業で成果を出す能力があるか」の積極的な自己PR。その企業で求められる能力(コミュニケーション力、論理的思考力、行動力)が自分にあるか

そのほか、以下について質問されることもありますので、こちらについても簡単にまとめておくと良いでしょう。

  • 志望先企業の主力業務は何か
  • 志望先企業の企業理念は何か
  • どんな職種に就きたいか(営業、企画、エンジニアなど)
  • 仕事で重視することは何か(勤務時間、給料、やりがいなど)
  • 業界についてどう考えるか
  • リーダーシップはあるか、具体例
  • 協調性はあるか、具体例
  • 行動力はあるか、具体例
  • コミュニケーション能力はあるか、具体例
  • チャレンジ精神はあるか、具体的にどのような部分でそう言えるか
  • キャリアアップについてどう考えているか
  • 現時点で即戦力の能力、資格、特技は何か
  • 将来の夢、5年後あるいは10年後にどんな社員になりたいか
  • 社会人として足りないと考えている能力は何か
  • どのような点で自分は志望先企業に貢献できるか
  • 会社に期待することは何か
  • 就活の状況、他に志望している企業、志望順位

ステップ3:あらゆる質問の想定主要項目

「備えあれば憂いなし」といいますが、時には学生を困らせるような質問を投げかけることもあります。先輩の話、市販本、インターネットなどで調べて、あらゆる質問を事前に想定することが大切でしょう。シミュレーションを完璧にしておけば、どんなにイレギュラーな質問が出ても困りません。

  • 笑わせる小ネタ、一発芸
  • 「日本に何台ピアノがあるか」というような質問の対策
  • 「インターンに受からなかったらどうする?」など圧迫面接的な質問への切り返し方
  • 「質問はありますか?」といわれたときの質問内容

ピアノの台数のような質問は、コンサルや論理的思考力を求める企業で質問されることがありますので、考えておくとよいでしょう。また、企業への関心を伝えるためにも「質問」は重要です。「質問はあるか」と言われなくても面接の最後に「すみません、1つ質問させて頂いてもよいですか?」と聞くのも良いと思います。

関連リンク

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監修:おくいはつね

2006年より人材系企業にて、中途採用営業、営業支援、新規事業を経験。その後、東証一部上場企業などの採用コンサルティングや組織開発、研修プログラム開発、新卒採用ツール企画制作などに携わる。慶應大学などの教育機関でキャリア開発ワークショップを実施。また人材育成領域の事業立ち上げやマーケティングも行っている。