生命保険・損害保険会社ランキング!人気5社から始める業界研究

2016年卒「新卒人気企業ランキング」では、総合ランキングの他に19の業界別ランキングを掲載しています。ここでは、生命保険・損害保険会社のトップ5を紹介し、その人気とランクインした理由を探っていきます。

f:id:hito-contents:20170929161034j:plain出典:写真AC

みん就で発表している2016年卒 新卒就職人気企業ランキング - みん就(みんなの就職活動日記)では保険業界の順位に昨年度と変化はなく、1位には東京海上日動火災保険がランクインしました。東京海上は全体のランキングでも14位に位置する人気の企業です。
業界全体としては、人口減少と高齢化の影響を受けています。人口減少によって一時的に需要は減少しますが、高齢化に伴ったケガや病気に供えるための保険の需要が見込まれます。また老後に備えるための生前給付型に注目が集まっています。
さらに社会の複雑化やICT化が進んだ影響で、ニーズが多様化している背景から提供する保険商品にも企業ごとに特色が見られます。

第1位:東京海上日動火災保険

去年に引き続き人気ランキング1位を獲得したのは、メガ損保で首位を走る東京海上日動です。三菱グループに属し純利益でみても、他の企業を大幅に引き離しています。また海外保険事業は欧米を柱としたM&Aで急拡大し、今とても勢いに乗っているといえます。営業・販売は代理店に任せ、自社では保険商品の開発や実際の保険金支払いまでのフローを一貫して行っているのが特徴です。昨年度の台風の影響を受け、保険金の支払いが多く前年度に比べると利益は落ち込んでいます。

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第2位:損害保険ジャパン日本興亜

損害保険ジャパン日本興亜が2位にランクインしました。事故の減少や商品内容の改定により、柱の自動車保健商品に伸びが見られました。生命保険関連はシステムの先行投資によって、費用が増大しました。グループ企業の中に、介護事業の経営管理会社を設立し、今後介護分野にも注力していく姿勢が見られます。さらに企業の健康経営を支援するヘルスケア事業として「健康経営推進営業サービス」を提供しています。欧州・中東・オセアニア・米国をはじめとする32カ国211都市に拠点を展開しており、世界中からの収益が見込めることが特徴です。強固な財産地盤により、安定した経営が可能となっています。

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第3位:三井住友海上火災保険

親会社は、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)で損保首位級のグループ会社です。傘下には三井住友海上をはじめ、あいおいニッセイ同和を抱えています。三井海上火災保険と住友海上火災保険が合併し、三井住友海上火災保険が発足。あいおいニッセイ同和はトヨタと組み、米国で移動体通信技術を活用した自動車保健を提供し始めました。
三井住友海上火災保険は、三井グループと住友グループに属する企業が抱える顧客の損害保険需要に対応しています。そのため、経営基盤が堅実なことが特徴です。また自動車・火災・傷害保険と幅広くを取り扱っており、介護分野にも進出しています。代理店営業が主体で対面営業が軸となっていますが、ネット保険として三井ダイレクト損害保険を同グループ内に抱えています。

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第4位:第一生命保険

人気ランキング第4位は、生命保険最大手の第一生命保険です。営業利益としては、東京海上日動に続く第2位に位置しています。契約者数は800万人と業界でも最大数を誇ります。1902年創業の110年以上の歴史を誇り、この長い歴史と開拓心をもとに新しい挑戦を続けています。
契約者だけがお客さまであるとした考え方を捨て、ご家族にとっても「一生涯のパートナー」でありたいという企業理念のもと様々な商品を展開しています。また11年連続顧客満足度を上昇させています。
コンサルティング対面販売を主軸とし、他の保険企業と競争力を強めています。さらにアジア・ 太平洋地域を中心とした海外アセットマネジメント事業を成長市場と位置付け拡大を狙っています。

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第5位:日本生命保険

日本生命保険が人気ランキングで5位にランクインしました、総資産ではかんぽ生命保険に次ぐ業界2位を誇ります。1889年に創業、日本で3番目に古い生命保険会社です。1899年に保有契約高が業界首位となり、保有契約数と保険料収入ではいまでも最大手をキープしています。株式会社ではなく、相互会社という企業形態で、株式を発行していません。50兆円の資産規模を持つ機関投資家として、「民間最大の機関投資家」と呼ばれています。
もともとは生命保険のガリバーと呼ばれていましたが、業界第2位の第一生命保険に抜かれたことで転落。その理由は、第一子会社であるフロンティア生命保険が、外貨建て個人年金保険を大量に売ったためです。

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ライフイベントへの注目の高まり

少子化・高齢化が急速に進む日本において、一つ一つのライフイベントの重要性が高まっています。それに伴い、保険や損害賠償など手厚いリスクヘッジを求める声が増えています。さらにはビックデータ分析による先回りした保険の提案、予防医学への関心の高まり、相次ぐ地震の影響など、保険・損害賠償業界だけでなくITや医学との関わりがより一層密接になると考えられます。様々な視点から分析する必要がある業界です。

参考

会社四季報別冊 2016年07月号(2016年6月13日発売・東洋経済新報社)

関連リンク

生命保険/損害保険の就活情報・新卒採用クチコミ - みん就(みんなの就職活動日記)
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監修:藤信 明憲(ふじのぶ あきのり)

GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格所有
私立大学でキャリアカウンセラーとして勤務。大学在籍時は、就職相談の他、合同説明会の運営リーダーを担当し、各種就活対策セミナー講師としても年間50本以上の登壇を行う。リピート指名ナンバーワンの実績を誇り、何よりも傾聴を心がけている。
現在はフリーランスで、学生や社会人へのカウンセリング、次世代社長や大人向けの勉強会のファシリテーターや講師を行う。