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公務員のインターンシップを徹底解説!民間企業との違いとメリット

公務員にもインターンシップがあることをご存知ですか?民間企業のインターンシップと比較すると大きく取り上げられることが少ないので、早めの情報収集は重要になります。この記事では公務員インターンシップについて解説していきます。

公務員にもある、インターンシップ

f:id:hito-contents:20170929160514j:plain出典:写真AC

インターンシップは、採用面接やエントリーシート作成の練習、企業の実態を知って適性のミスマッチをなくす研修の意味で重要度が高まっています。
民間企業のインターンシップが注目されがちですが、公務員にもインターンシップがあります。

時期は、民間企業と同じように、サマーインターンシップ(夏季)、オータムインターンシップ(秋季)、ウィンターインターンシップ(冬季)で行われます。

就職先として公務員を考えているのなら、大学の就職部やキャリアセンターの募集情報を注意深くチェックしてください。関心のある地方自治体のホームページで公募されることもあります。霞が関の各省庁は内閣人事局から告知されます。
民間企業のインターンシップのように大きく取り上げられることが少ないので、早めに進路の選択肢のひとつとして考えておくことが重要です。

地方の公務員の場合、インターンシップの内容は、水道局の仕事、消防士、高齢者や身体障がい者の支援、花火大会など公共イベントの運営、議員秘書など多岐に渡ります。

議員秘書の場合には、地域の有力者と会ったり地域行政の勉強をしたりと、貴重な体験ができますし、広報物の制作やブログ、SNSの運営という仕事もあります。代理で会議に出席するようなことを任されることもあるようです。ただし、基本的に議員インターンシップの期間は春(2~3月)もしくは夏(7~8月)。議員によっては延長する場合もありますが、秋季以降には募集していないことがあります。また、デスクワークだけではなく、議員のチラシをポストに投函したり、歩いて行政の実態を調査したりといった、体力が要求される仕事もあります。

公務員のインターンシップでは、社会的に価値ある体験ができます。ビジネスマンの一般的なマナーを学ぶのであれば民間企業のインターンシップに参加すべきですが、社会貢献の意義について考えるならば、公務員のインターンシップは良い機会になるでしょう。

民間企業に就職すると、さまざまな行政の仕事内容を知ることは困難です。就職活動の時期に公務員のインターンシップを体験しておくと、社会的な視野が広がるかもしれません。

民間企業のインターンシップとの違い

(1)報酬は支払われない

多くの民間企業では、長期の場合、報酬を支払う就労型のインターンシップが一般的ですが、公務員のインターンシップでは報酬は支払われないケースが一般的。交通費や参加中の経費も自己負担というところもあります。

公務員は住民の税金が資金源であり、どの自治体も財政難を抱えています。ボランティアではありませんが、報酬が動機であれば考え直した方がよいといえます。自ら受講料を支払って、研修を受けるような意識で臨む姿勢が適切です。

 (2)希望する職場で必ずしも働けるわけではない

自治体単位で参加者を募集しているため、希望する職場で働けないことも多くあります。応募者多数の場合は抽選で決定する場合もあるので、公務員でも特定の仕事に就きたいと考えている場合は要注意です。 

 (3)内定に直結するものではない

民間企業で特にベンチャーではインターンシップの参加が内定につながることが多くありますが、公務員の場合は公務員試験があるので内定に直結ということはあり得ません。
しかし最近では、公務員の採用においても面接が重視される傾向にあるようです。したがって、インターンシップの体験を志望動機に組み込むと、面接時にも説得力がある内容を話すことができます。

公務員のインターンシップ、参加のメリット

それでも公務員のインターンシップに参加するメリットはあります。

 

(1)行政の実態を知り、理解することができる

皆さんは、市役所で実際に職員がどのような仕事をしているのか、想像できないことが多いのではないでしょうか。情報開示を掲げている行政が増えたとはいえ、現場の仕事はなかなか分かりにくいものです。インターンシップによって公務員の現場を知ることで、より公務員に対する知識を深めることができます。また、地域の人々とのふれあいは、福祉サービスなどの民間企業を志望するときにも体験として参考になります。

 (2)体験によって公務員への志望動機を深められる

安定性などの理由から公務員を志望する学生も多いかもしれませんが、インターンシップによって実際に仕事を体験し、自分の動機をみつめ直す機会になります。
希望する職場で働けないことが公務員のインターンシップのデメリットとはいえ、逆にまったく知らなかった部署で働いて、あらたにやりたいことを発見するチャンスがあるかもしれません。
ホームページや資料では知ることができなかった体験を通じて、公務員の仕事を選択する動機を深めていくことが可能です。

 (3)幅広い人脈ができる

職員はもちろん、議員や地方の有力者、あるいは地域に住む高齢の方や障がいを抱えた方など、さまざまな人々との交流によって人脈が広がります。
公務員に就職しなかったとしても、インターンシップを通じた人々との出会いが、どこかで仕事につながり、あらたな活動のきっかけになることもあるでしょう。

公務員のインターンシップでの注意点

民間企業でも言えることですが、インターンシップ中は情報漏えいや個人情報漏えいには十分に注意しましょう。また、インターンシップ中に得た情報や仕事内容などをSNSなどで公開することは控えましょう。

 

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監修:川村祐司

10年間、就職アドバイザーとして面接代行、大学や高校での就職課常駐。
その後IT系上場企業で5年勤務。
現在はプロジェクトマネジャとして部門を担当する傍ら、新卒採用に関わる。
・朝日新聞就職サイトでの覆面面接官記事連載
・某就職サイトでの相談コーナー担当