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SEの適性検査ができる種類とは|適性がある人に見られる8つの特徴も解説

SEの適性検査にはどのようなものがあるのでしょうか。本記事ではIT企業が行う適性検査の内容や適性検査の種類、SEへの適性がある人の特徴などを紹介しています。SEへの就職や転職に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

「SEにはどんな適性が必要なの?」
「SEの適性検査問題にはどんな特徴があるの?」
「SEへの適性がある人ってどんな人?」
このように、SEという職業に興味がある人の中には、SEの適性検査の特徴について知りたいという人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、SEに必要な適性やSEの適性検査問題に見られる特徴について解説しています。本記事を読むことで、SEの適性検査問題にどのような特徴があるのか把握できるでしょう。

 

また、SEの適性検査の種類や勉強方法についても解説するため、適性検査対策をしたいと考えている人も参考にできます。

 

SEの適性検査について知りたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

SEに必要な適性とは?

出典:PIXTA

SEに必要とされる適性として、ITに関するスキルや技術力をイメージする人は多いでしょう。しかしITスキルは仕事を通して身につけられるため、就職活動を行う時点で高度なスキルを保有していることが必須というわけではありません。

 

SEに求められる適性としては、技術力よりも論理的思考力やコミュニケーションスキルの高さの方が重要だと言えるでしょう。

IT企業が行う適性検査内容

IT企業がSEを採用する場合、SEとしての適性をチェックするために適性検査を実施するケースが多いです。IT企業が実施している適性検査の内容としては、CAB適性検査が用いられるケースが多いでしょう。

 

CAB適性検査の「CAB」とは「Computer Aptitude Battery」を略した言葉で、プログラマーやSEなどの採用を行う際に用いられる適性検査となっています。

SEの適性検査問題に見られる特徴

SEの適性検査問題の出題パターンはそれほど多くありません。適性検査では特定の分野ではなく横断的なスキルを測るため、範囲も広いような印象がありますが、大学入試よりも問題のパターンは少ないです。

 

そのため、販売されている適性検査の対策本を使って事前に勉強をしておけば、実際の適性検査でも同じような問題にあたる可能性が高くなります。試験で必要となる知識も、そのほとんどは義務教育の範囲内だと言えるでしょう。

SE適性検査の種類

SEの採用選考で用いられる適性検査の種類には、CAB適性検査以外にも複数の種類があります。

 

また、同じ適性検査でもマークシート版の試験とウェブ版の試験があるため、それぞれの検査時間なども把握しておく必要があるでしょう。

 

ここでは、SE適性検査の種類について解説していきます。

CAB適性検査

CAB適性検査はIT系の職種に用いられることが多い適性検査です。CAB適性検査の測定科目は「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」「パーソナリティ(OPQ)」となっています。

 

また、検査時間はマークシート版が95分、ウェブ版が72分です。SEやプログラマーとしての職務適性だけでなく、バイタリティやチームワークなどの特性についても測定されるテストです。

玉手箱

玉手箱は自宅受検型のWeb適性検査でのシェアが高く、大手企業や人気企業で採用されることが多い適性検査です。玉手箱の測定科目は、「玉手箱I Ver.2」の場合はアンケートのみ、「玉手箱III」の場合は「計数」「言語」「英語」「パーソナリティ(OPQ)」となっています。

 

また、検査時間は「玉手箱I Ver.2」の場合は約11分、「玉手箱III」の場合は49分となっており、いずれもウェブ版のテストとなっています。

GAB

GABはコンサルや金融といった難易度の高い企業で採用されることが多い適性検査です。GABの測定科目は「言語理解」「計数理解」「パーソナリティ(OPQ)」となっています。

 

また、検査時間はマークシート版が90分、ウェブ版が80分です。主に新卒の総合職の採用向けに開発された適性検査で、知的能力、パーソナリティの測定と同時に、バイタリティやチームワークなどの特性、マネジメント適性や職務適性について測るものとなっています。

ATPP

ATPPはエンジニアやプログラマーの適性を測るために開発された適性検査です。ATPPの測定科目は「数列」「算数」「様々な文字を含んだ5×5のマトリクス」となっています。

 

また、検査時間は63分です。ATPPに関しては問題集などが販売されていないため、ATPP対策を行う場合は問題の傾向が似ているCABの対策本を活用すると良いでしょう。

SEの適性検査問題への対策

SEの適性検査は、事前にしっかりと対策を取ることが重要です。前述のとおり適性検査は大学入試などよりも出題パターンも少ないため、しっかりと対策を取っておけば対応できるようになります。

 

ここでは、SEの適性検査問題への対策方法について解説していきます。

論理的思考力を伸ばす訓練を行う

SEの適性検査問題では論理的思考力を問われる内容が出題されます。論理的思考力はすぐに身につくものではありませんが、訓練を行うことで伸ばしていくことが可能です。

 

そのため、日頃から論理的思考力を磨いておくようにしましょう。

問題を事前に繰り返し解いておく

前述のとおり、適性検査の問題は問題のパターンが限られています。また、過去問を使いまわしているケースも多いため、問題集を利用して事前に問題を繰り返し解いておくのも効果的です。

 

繰り返し問題を解いておけば問題の解き方のコツも掴めるため、本番の試験にも対応できるようになるでしょう。

SEへの適性がある人に見られる8つの特徴

出典:PIXTA

SEの採用選考で適性検査が用いられることからも分かるように、SEという仕事には適性が必要になります。SEを目指している人の中にも、自分にSEへの適性があるのかどうか知りたいという人もいるでしょう。

 

IT人材不足の状態ということもあり、SEになること自体は難しくはありません。しかし適性がない場合、仕事を始めてから苦労する可能性があります。

 

ここでは、SEへの適性がある人に見られる特徴について紹介していきます。

  • コミュニケーション能力が高い
  • 忍耐強い
  • 体力がある
  • 論理的な思考能力を持っている
  • 柔軟な思考力を持っている
  • 学習意欲を持っている
  • 効率的に作業したいと考える傾向にある
  • 地道な作業が得意である

1:コミュニケーション能力が高い

SEは社内の開発メンバーやクライアントなど様々な人と関わり合う仕事です。そのため、コミュニケーション能力が高い人材はSEに適性があると言えるでしょう。

 

開発作業や複数人のチームで行うケースが多いため、SEは開発メンバーと情報共有する必要があります。コミュニケーション能力の高いSEであれば、プロジェクトを円滑に進められるでしょう。

2:忍耐強い

SEとして仕事をしていると、急なトラブルなどによって残業が発生することも多いです。また、プロジェクトの納期前のタイミングではどうしても忙しくなることも多く、クライアントからの要望で仕様変更が発生し、スケジュールが遅延することも珍しくはありません。

 

そのため、SEには忍耐強い人が向いていると言えるでしょう。SEには様々なトラブルに見舞われても最後までやりきる精神力が必要とされます。

3:体力がある

SEなどのエンジニア職はデスクワークであるため、椅子に座って行う仕事というイメージがあります。しかしシステムの納期前などは残業や休日出勤などが発生して非常に忙しくなるため、体力が必要な仕事だと言えます。

 

そのため、忙しさを乗り切れるような体力がある人はSEに適性があると言えるでしょう。また、新しい技術を身につけるには業務時間だけでなく休みの日にも勉強する必要があるため、体力が必要です。

4:論理的な思考能力を持っている

SEなどのエンジニア職には論理的な思考力が必要とされます。論理的な思考能力とは、物事を筋道を立てて考え、結論を導き出す思考スキルのことです。

 

SEの場合はシステムの要件定義や設計作業など上流工程の作業を行うため、論理的な思考能力がなければ効率的なシステム設計を行えなくなります。また、クライアントにもなぜこのような仕様になったのか説明するため、論理的な思考能力が必要とされます。

5:柔軟な思考力を持っている

IT業界は他の業界と比較しても技術革新のスピードが速く、次々に新しい情報や技術が生まれています。一昔前までは主流となっていた技術がいつの間にか廃れており、新しい技術がトレンドとなっているということも珍しくはありません。

 

そのため、SEにもIT業界の変化に対応できる対応力が求められます。柔軟な思考力を持ち、変化に対応していける人であれば、SEにも適性があると言えるでしょう。

6:学習意欲を持っている

前述のとおり、IT業界は日々新しい技術が生まれる変化の激しい業界です。このようなIT業界でSEとして働くためには、自分自身で新しい知識や技術をキャッチアップしていく姿勢が必要になります。

 

そのため、高い学習意欲を持っている人はSEに適性があると言えるでしょう。SEにはセキュリティやネットワークなど様々な知識が必要とされるため、専門性の高い知識を吸収していければ、SEとしても需要の高い人材になれるでしょう。

7:効率的に作業したいと考える傾向にある

SEとしてシステムを開発することは、クライアントの作業を効率化させるという仕事でもあります。そのため、常に効率的に作業をしたいと考える人はSEに適性があります。

 

様々な手法を取り入れて作業を効率化していける人であれば、SEとして仕事をしていてもやりがいを感じやすいと言えるでしょう。

8:地道な作業が得意である

SEの仕事には仕様書の作成作業やシステムの手直しなど、地道な作業が必要なものもあります。そのため、地道にコツコツと作業することが得意な人はSEへの適性があると言えるでしょう。

 

作業時間が長くなることも多いため、地道な作業が苦にならないタイプの人の方がSEには向いています。

SEへの適性がない人に見られる4つの特徴

ここまでSEへの適性がある人の特徴を紹介してきましたが、逆にSEへの適性がない人の特徴もあります。IT業界は技術革新のスピードが速いため、適性がない人がSEになってしまうと、適性がある人よりも辛い思いをする可能性もあります。

 

ここでは、SEへの適性がない人に見られる特徴を紹介します。

  • 細かい作業に苦手意識を持っている
  • ものづくりへの興味が薄い
  • 大雑把な所がある
  • 集中力がない

1:細かい作業に苦手意識を持っている

SEの仕事は地道で細かい作業も多いです。たとえば仕様を作成する場合、細かい部分まで詰めていかなければ、後から開発の工程で仕様段階でのミスが見つかり、作業が遅延する可能性もあります。

 

そのため、細かい作業が苦手な人はSEに向いていないと言えるでしょう。SEには、細かい作業でも地道にコツコツ進められる人が向いています。

2:ものづくりへの興味が薄い

システム開発はゼロから新しいシステムを作っていくというものづくりでもあります。その中でもSEの仕事は、クライアントのニーズをヒアリングし、クライアントの希望をシステムとして具現化することであるため、ものづくりに興味がない人はSEには向いていません。

 

ものづくりへの関心が薄い人は、自分からクライアントに提案をしながらより良いシステムを作っていこうという気持ちにもならないでしょう。

3:大雑把な所がある

SEはシステム開発においてシステムの設計を行いますが、設計書を作成するためには緻密な作業が必要になります。そのため、性格的に大雑把な人はSEへの適性がないと言えるでしょう。

 

設計書を作成する際に雑な仕事をしてしまうと、システムの実装段階で様々な仕様上の漏れやミス、バグなどが発生する可能性があります。また、できあがったシステムにも雑さが出てしまうでしょう。

4:集中力がない

SEとして仕事をしていると、一度作成した設計書を何度も訂正したり、システムの検証を繰り返したりすることも多いです。そのため、集中力のない人はSEへの適性がないと言えるでしょう。

 

SEの仕事には一見地味な単純作業も多いため、集中力がない人はミスを見逃してしまう可能性も高いです。

SEになるための4つの勉強方法

出典:PIXTA

たとえSEとしての適性があったとしても、SEに必要な知識やスキルを全く身につけていなければSEに転職することは難しいでしょう。SEを目指すのであれば、自分でもしっかりSEに関する知識を勉強しておくことが大切です。

 

ここでは、SEになるための勉強方法を紹介します。

1:動画学習サイトを使う

動画で学べる学習サイトを活用するのも独学におすすめです。学習サイトの場合は書籍を使った学習よりも学習のハードルが低いため、気軽に勉強を進められます。

 

また、動画で学べるサイトの場合は静止画よりも情報量が多く、プログラミングやシステム開発などのイメージも掴みやすいでしょう。また、ブラウザ上で実際に手を動かしながら勉強できるサイトもあるため、活用すると良いでしょう。

2:本を使って学習する

SEの勉強を独学で行う場合、本を使った勉強はスタンダードな方法だと言えます。本であればスクールなどに通うよりも費用を抑えられるだけでなく、知識を体系的に学べます。

 

ただし、分からない点があったとしても自分自身で調べて解決していく必要があるため、途中で挫折してしまう可能性があるでしょう。

3:スクールを活用する

プログラミングスクールなどの社会人向けのスクールに通うことで、効率的にSEに必要なスキルを身につけられます。スクールであれば専門的なカリキュラムに沿って講師から直接指導してもらえるため、着実に知識やスキルを身につけていけるでしょう。

 

独学に比べて短期間で実力が身につくため、急いでいる場合はスクールを利用するのがおすすめですが、費用は高額になるケースが多いです。

4:基本情報技術者試験の学習をする

基本情報技術者試験とは、ITエンジニアの登竜門に位置付けられているIT系の国家試験です。情報処理技術者試験の中では基礎レベルの試験となっていますが、試験範囲が広いため試験勉強を通してSEに必要なIT知識を網羅できます。

 

また、資格を取得できればSEへの転職にも有利になるため、基本情報技術者試験の勉強を行うのもおすすめです。

 

出典:基本情報技術者試験(FE)|IPA
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
アクセス日:2022.06.15

その他エンジニアの適性を調べられる4つの方法

適性検査以外にもSEの適性を調べる方法があります。インターネット上で手軽に、かつ無料で利用できるものが多いため、SEへの就職や転職を目指している人は活用してみるのがおすすめです。

 

ここでは、その他エンジニアの適性を調べられる方法を紹介していきます。

1:エンジニアリング協会の適性診断で調べる

エンジニアリング協会の「エンジニアリング業界への適性診断」を利用することで、エンジニアリング業界への適性を判定できます。

 

この適性診断では、仕事の進め方や考え方についての15問の質問に答えていくことで、自身がエンジニアリング業界で活躍していくのに向いているかどうかを診断できます。

 

プロジェクトを進めていくうえで取るべき行動をベースに問題が作成されていますが、状況を細かく指定しているわけではないため、場合によっては別の行動が正しいケースもある点は押さえておきましょう。

2:マナラボで調べる

マナラボは就職や転職に役立つ情報を紹介しているサイトです。マナラボでは適性診断も用意されているため、マナラボの「CABテスト」を活用すると良いでしょう。

 

本記事でも紹介したようにCABテストはSEやプログラマーへの適性を調べられる適性診断となっているため、事前にマナラボでチェックしてみると良いでしょう。

3:Study Proで調べる

Study ProはSPIの無料学習サイトです。SPIだけでなくCABにも対応しており、問題だけでなくイラスト付きの解説も用意されています。

 

そのため、適性のチェックだけでなく、適性診断の対策にも活用できるでしょう。

4:Geek Jobで調べる

Geek Jobは初心者向けのプログラミングスクールです。Geek Jobは就職支援も行っており、プログラマーへの適性やプログラマーへの転職後の想定年収、プログラミング適性が分かる適性診断も実施しています。

SEの適性がないと思ったときの考え方

自分にSEとしての適性がないと思ったとしても、SEになることをあきらめる必要はありません。現在SEやエンジニアとして活躍している人の中には、もともと適性がなかった人も存在しています。

 

現在はSEへの適性がなかったとしても、行動を変えることでSEとして活躍できる可能性は十分にあります。そのため、適性がなくても継続的な学習によってSEを目指してみると良いでしょう。

SEの適性検査を試してみよう

出典:PIXTA

SEの使用選考では適性検査が実施されることも多いです。適性検査は出題される問題のパターンも少ないため、事前に問題集を利用して勉強しておくことで充分に対策を行うことが可能です。

 

本記事で紹介したSEの適性検査の種類やエンジニアの適性を調べられる方法などを参考に、SEの適性検査を活用してみてはいかがでしょうか。

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