キャリマガ
就活ノウハウ満載!
キャリアを広げるウェブマガジン
注目のタグ

ゲームクリエイターが持っていると有利な8つの資格|必要なスキルについても紹介

成長を続けるゲーム市場により、ゲーム業界への就職を望んでいる人は多いのではないでしょうか。この記事ではゲームクリエイターの仕事内容、持っていると有利な資格の情報や必要なスキルなどについてご紹介します。この記事を参考に就活を有利に進めましょう。

スマートフォン用ゲームアプリの普及により、ゲーム業界への就職を希望する人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、ゲーム業界で働くために必要になる資格や検定のほか、必須のスキルがあるのか、また、ゲームクリエイターにはどのような職種があるのかも気になるでしょう。

 

この記事では、ゲームクリエイターの仕事内容や、持っていると有利な検定や試験の資格情報、ゲーム制作現場において必要になるスキルなどについても解説していきます。そのため、この記事を読むことで、ゲームクリエイターについての理解が深まるでしょう。

 

この記事を参考にゲームクリエイターの職種を知り、各職種に有利になる資格やスキルを知って就活前に準備しておきましょう。

ゲームクリエイターになるには資格は必要?

出典:PIXTA

ゲームクリエイターになるために求められる必須の資格はないと言えます。しかし、職種によっては持っていると有利な資格があることも事実でしょう。

 

この点についてゲーム業界の職種の仕事内容などを紹介しながら、持っていると有利な資格やスキルについて解説していきます。

ゲームクリエイターの7つの仕事内容

ゲーム制作会社では、それぞれの分野を担当する専門職がチームを組み、分業制でゲーム制作を進めていくことが一般的だと言えます。ゲームクリエイターはゲーム制作に携わる各専門職の総称で、仕事内容も担当する分野で変わるでしょう。

 

ここではゲームを制作するにあたって、どのような職種があるのか、また、それぞれの仕事内容についても解説していきます。

ゲームグラフィックデザイナー

ゲームグラフィックデザイナーは名前の通り、ゲームの視覚的な部分であるグラフィックを主に担当します。

 

ゲームグラフィックは登場キャラクター、背景、アイテムなど、ゲームの印象を決定づける重要な要素だと言えます。また、動きを作るモーション、爆発や煙などのエフェクトなども、ゲームグラフィックデザイナーが担当します。

 

昨今では分業制が進み、キャラクターモデラ―、背景モデラ―、モーションデザイナー、エフェクトデザイナーなど、より専門性に特化した体制で製作を行っているゲーム会社が一般的でしょう。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーはプログラミングによってゲームの内容をカタチにしていく重要な仕事だと言えます。

 

例えば、ゲームプレイ中にストレスを感じさせないような操作性を実現したり、ゲームのデータ容量内に収めるために効率的なプログラム設計を考えたり、ゲームの品質に関わってくる土台の部分を担当します。

 

どれだけグラフィックにこだわっても、プログラミングが悪ければバグなどを引き起こし、ゲームが成立しなくなってしまうでしょう。

ゲームプランナー

ゲームプランナーとは、主にゲームの企画立案からゲームの構成を決める仕様書の作成、品質チェックなど、全体に渡ってゲーム制作に関わる仕事です。

 

ゲームプランナーはその仕事内容の多様さから、企画を考え出すアイデア力、プレゼン能力、コミュニケーション能力なども大切でしょう。

 

また、ディレクターやプロデューサーの代わりにスケジュールの調整管理をする場合もあると言えます。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは主にゲーム制作の予算管理やチームの人材編成、スケジュール管理などが仕事内容です。

 

プロジェクト全体を統括する立場のため、ゲームディレクターとして経験を積んだ人がキャリアアップで担当することが多いでしょう。

ゲームディレクター

プロデューサーは全体のリーダー的な立場ですが、ゲームディレクターは制作現場のリーダー的な立場です。

 

企画立案から完成まで、プロジェクト全体を通じて携わり、それぞれのスタッフに指示を出したり、全体の管理をしたりするなどが仕事内容です。

 

また、完成後のゲーム運用についても考えなければならないため、責任の大きい立場でもあると言えます。

ゲームシナリオライター

ゲームシナリオライターは世界観やストーリー構成を考え、ゲームの台本を作る仕事で、登場キャラクターの性格、セリフなど、その他ストーリー上必要になる細かな設定作りも担当します。

 

ゲームによってはマルチエンディングなどのストーリーが分岐するタイプもあるため、破綻のないストーリー構成を考えなければならないケースもあるでしょう。

ゲームサウンドクリエイター

ゲームサウンドクリエイターはゲームの音楽に関わる部分を担当し、テーマ曲やBGMから細かな効果音まで、サウンド全体を作り出す仕事です。

 

また、作曲以外にも、複数の音がある場合、それぞれの音響を調整する役目も担当します。

ゲームクリエイターになる2つの方法

出典:PIXTA

冒頭で説明したように、ゲームクリエイターに必要な資格はないといえますが、勉強はもちろん必要です。

 

ゲームクリエイターになる勉強方法としては、大きく分けて自分で学ぶ独学の方法と、学校などで学ぶ2つの方法があります。

 

ここでは、それぞれのゲームクリエイターになる方法について解説していきます。

1:自分で勉強して就職する

ゲーム制作に興味があり、ゲームをする時でも制作の意図を考えながらプレイしているような人であれば、独学でもゲームクリエイターになることは可能でしょう。

 

自分で勉強するには、ゲーム制作関連の書籍などがメイン教材になると言えますが、ネット上にもたくさんの関連情報やtipsがあり、動画などでも参考になる情報もたくさんあるでしょう。

 

他にも、現役で活躍されているゲームクリエイターのインタビューや公式のゲーム資料本なども教材として役立つと言えます。

 

プログラマーやグラフィックデザイナー、サウンドクリエイター、シナリオライター志望の人は、上記に加えて各種必要な専門書籍などで学ぶ必要があるでしょう。

 

また、自分で勉強して就職するためには、書籍や情報を参考にしながら、実際に簡単なゲームを自分で制作してみることが大切だと言えます。そうすれば、たとえ失敗しても、そこから様々なことが学べるでしょう。

 

自分で制作する際は、ゲーム制作に必要な部分をすべて1人で担当しなければならないため、自分が志望している以外の仕事への理解も深まります。

2:大学や専門学校を卒業して就職する

独学に比べると、経済的なコストはかかりますが、高校を卒業して、ゲーム関係の専門学校や大学からゲーム業界に就職する方法が一般的でしょう。

 

専門学校で知識や技術を学んでから就職するメリットとしては、ゲーム制作に特化した実践的な授業があることから、独学に比べると就職までの知識や技術の習得が早くなる点が挙げられます。

 

また、専門学校では、実際の現場に近い分業でのチームでゲーム制作に関わる機会があることや、分からない部分をすぐに質問できる環境も大きなメリットです。

ゲームクリエイターが持っていると有利な8つの資格

出典:PIXTA

繰り返し説明してきたように、ゲームクリエイターになるための資格はないと言えますが、業務に関連する検定や試験の資格を持っていれば就活時の書類審査で有利になるでしょう。

 

ここではゲームクリエイターの業務に関係する有利な資格をピックアップし、それぞれの資格内容について解説していきます。

1:CGクリエイター検定

CGクリエイター検定はCG映像の制作における知識や技術を評価する検定で、ゲーム業界では主にCGデザイナーやアニメーターのグラフィックデザイナーに関係する資格です。

 

また、検定にはベーシックとエキスパートの2種類があり、ベーシックでは基礎的な知識の理解、エキスパートではより専門的な知識と、それらを応用する能力が求められます。

2:CGエンジニア検定

CGエンジニア検定はCG分野でのソフトウェアやシステムの開発・設計における知識や能力を評価する検定で、ゲーム業界では主にプログラマーの仕事に関係する資格です。

 

こちらもクリエイター検定同様、ベーシックとエキスパートの2種類があります。

3:C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験はその名の通り、C言語の知識とプログラミング能力を測定する試験で、3〜1級までの3段階があります。

 

ゲーム業界でよく使用されるプログラミング言語のC++はC言語から派生したものであるため、ゲームプログラマーの仕事でも活かせる資格です。

4:Photoshop®クリエイター能力認定試験

Photoshop®クリエイター能力認定試験は定番のグラフィック編集ソフトであるPhotoshopの知識と技術能力を測定する試験で、スタンダードとエキスパートの2種類があります。

 

Photoshopはゲーム業界でも画像の加工や編集などでよく使用されるソフトウェアであり、グラフィックデザイナーの仕事に関係する資格です。

5:Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験はベクターイメージ編集ソフトウェアであるIllustratorの試験で、スタンダードとエキスパートの2種類があります。

 

IllustratorはDTP業界では定番のソフトですが、ゲーム業界でもパッケージ、マニュアル、ポスターなどの印刷物の他、ロゴ、UIなどのアイコン関連、バナー作成などレイアウト向けの業務によく使用されます。

6:マルチメディア検定

マルチメディア検定はビジネスにおけるマルチメディア関連のデジタルコンテンツやICT(情報通信技術)の知識や応用力を評価する検定で、ベーシックとエキスパートの2種類があります。

 

マルチメディア全般に関わる検定であり、プロジェクトを管理するプランナーやディレクター、プロデューサーなどの仕事に関連する資格です。

7:画像処理エンジニア検定

画像処理エンジニア検定はシステム環境・予算などの一定の条件下で画像処理分野に関する開発設計能力や知識を評価する検定です。

 

ゲーム業界ではプログラマーやグラフィックデザイナーに関係する資格です。

8:ORACLE MASTER

ORACLEMASTERはデータベース管理システムのOracle Databaseに関する知識や技術についての資格です。

 

主にデータベース関連の資格のため、ゲーム業界においてはプログラマーなどのエンジニアに関係してきます。認定資格にはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナなどのレベルがあります。

ゲームクリエイターに向いている人の6つのスキル

出典:PIXTA

ゲームクリエイターの仕事内容で解説してきた通り、ゲーム制作はチーム単位で行う分業制という環境から、知識や技術だけではない、ゲームクリエイター向きのスキルがいくつかあります。

 

ここでは、ゲームクリエイターに共通して求められる適性やそれぞれの役割に必要なスキルなどを解説していきます。

1:コミュニケーション能力が高い

ゲーム制作の現場においては、プロジェクトに対してチームで取り組むため、コミュニケーション能力はゲームクリエイターに共通して重要なスキルだと言えます。

 

分業制では他の分野を担当する人の意図を汲み取る必要も多々あると言えるため、コミュニケーション能力が高ければ、制作進行においても余計なトラブルや軋轢が生まれづらく、スムーズに進行する可能性が高いでしょう。

2:発想力が豊か

発想力の豊かさは主にプランナーに求められがちだと言えますが、各業務においても違った観点から考えられる能力があれば、技術的な問題やトラブルに対処できる力に繋がると言えるでしょう。

 

また、発想力が豊かな人は専門的な知識はもちろん、その他の知識も豊富で、アイデアが出やすい傾向にあると言えるため、チーム内の会議において、担当する業務に関しての新しい技術開発や提案も出せるでしょう。

3:粘り強く体力がある

ゲーム制作においてはプロジェクトの仕様変更やバグなどにより、長時間の業務になることも多いでしょう。

 

また、納期間近では時間の余裕がない中で、失敗のない作業を迅速に進めていかなければならないため、ゲームクリエイターには集中力を切らさず、長時間業務でも粘り強い忍耐力と体力も求められます。

4:ユーザーの立場に立って考えられる

ゲーム制作時にはユーザーのターゲット層を決めることから、個人的な判断で仕事をしてしまうとユーザーが不満に感じる恐れがあるため、ゲームクリエイターには常にユーザー目線で考えられる能力も重要だと言えます。

 

たとえ仕様書通りに制作しても、想像していた反応とは違ってくる場合もあると言えるため、常にユーザー目線を意識することが大切になるでしょう。

5:チームをマネジメントする能力がある

チームをマネジメントする能力は、主に制作進行を管理する立場のプランナーやディレクター、プロデューサーに求められるスキルでしょう。

 

決められた予算や時間の中でチームで制作していくゲーム業界では、なるべくスムーズに進行するようチームワークをマネジメントする必要があると言えます。

6:英語力がある

英語力はゲームクリエイターにとって必須のスキルではないと言えますが、就職に有利な点や、入社後に活躍できる仕事の幅が広がるメリットがあるでしょう。

 

プロジェクトによっては海外の会社やメンバーと関わる可能性もある他、制作したゲームを英語圏へ展開する必要が出た時など、英語力のスキルが役立つ場面も少なくないでしょう。

ゲームクリエイターの働き方とは?

ゲームクリエイターの働き方としては、ゲームメーカーや開発会社、関連会社に就職することが一般的だと言えますが、それ以外の働き方もいくつかあります。

 

ここでは、ゲームクリエイターの働き方について解説していきます。

ゲーム開発会社でゲームの開発を行う

他の方法に比べて多い働き方としては、ゲーム開発会社に就職し、ゲームの開発に携わる方法が一般的だと言えます。

 

ゲーム開発会社は、メーカーから開発を請け負う会社のため、ゲームメーカーに比べると就職におけるハードルが低いメリットがあると言えます。ただし、大手企業に比べると人員が少ないことが多いと言えるため、他の業務を兼任する可能性も高いでしょう。

 

他にもCG映像や音響などの関連会社に就職して、そこからゲームの開発に関わる働き方や、会社によってはアルバイトを募集している場合もあるため、そこから正社員になる方法もあるでしょう。

ゲームメーカーでゲームの製作に関わる

ゲームメーカーはゲーム開発会社に比べると大企業が多いと言えることから、内定倍率が高く、就活時のハードルは高くなるでしょう。しかし、入社できれば、福利厚生も充実していると言えるため、ゲームクリエイターの働き方としては理想的だと言えます。

 

有名な大手企業メーカーでは、開発会社に比べると学歴や資格が有利に働く傾向があると言えるため、ゲームメーカーに就職したい人は関係する検定や試験などの資格を持っていると、書類選考で選ばれる可能性も高くなるでしょう。

 

また、ゲームメーカーによってはプロジェクトごとに外部から人材を募集している場合もあり、例えば、任天堂では期間限定でプロジェクトごとの開発に携わる、プロジェクト契約社員の募集がされている場合もあるでしょう。

フリーランスとしてゲーム会社と仕事をする

主にゲーム制作経験者や、ゲーム開発に関する知識と技術に自信のある方向けのハードルが高いと働き方と言えますが、フリーランスとしてゲーム会社と仕事をするという働き方もあります。

 

フリーランスとしてゲーム会社から依頼を受けるためには実績が必要になるため、最初は小さな仕事を積み重ねて実績を作ることで、より大きなプロジェクトに関わるチャンスが広がるでしょう。

 

人脈があれば依頼も受けやすいと言えますが、実績のない初期段階では案件を取ることが難しいため、クラウドソーシングなどを利用して、少しずつ実績を積み重ねていきましょう。

 

また、フリーランスでは即戦力が求められることから、経験や実績はもとより、常に新しい知識や技術の勉強もかかせないと言えます。

ゲームクリエイターの平均年収はどれくらい?

ゲームクリエイターの正社員としての平均年収は500万円ほどと言われており、日本の平均年収と比較しても高給だと言えるでしょう。

 

また、キャリアアップによりディレクターやプロデューサーなどマネジメント業務を担当する役職になると収入もさらに高くなるでしょう。

ゲームクリエイターが持っていると有利な資格やスキルについて知ろう

ゲームクリエイターの内容について、それぞれの職種や仕事内容、持っていると有利な資格やスキルなどを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

職種によっては、今回紹介した資格以外にも、持っていると有利な資格があると言えるため、この機会に他の資格についても調べてみましょう。

 

様々なビジネスでデジタル化が進む現在においては、今回紹介した検定や試験などの資格はゲーム業界だけに留まらず、他の業界でも有利に働くことが多いと言えるため、積極的に挑戦して、就活に役立てて下さい。

楽天みん就

楽天みん就

就活に関するお役立ち情報を発信します♪