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PHPを使ってできることは?苦手でできないことや学習方法についても紹介

PHPを利用することでどのようなことができるようになるのでしょうか。この記事ではPHPを使ってできることやできないこと、PHPのスキルを身につける方法などを紹介していきます。PHPに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

「PHPはどんなことができるプログラミング言語なの?」
「PHPでできないことや不向きなことがある?」
「PHPのスキルを身につけるにはどうすればいい?」
このように、PHPに興味を持っているという人もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、PHPの概要やPHPを使ってできることについて解説しています。この記事を読むことで、PHPがどのようなことができるプログラミング言語なのか把握できるでしょう。

 

また、PHPを使って作られたサービスの例についても紹介するため、PHPを使ってWebサービス開発を行いたいと考えている人も参考にできます。

 

PHPを使ってできることについて知りたい人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

PHPはどのようなプログラミング言語?

出典:PIXTA

PHPは、もともとは「Personal Home Page Tools」という名前で開発されたプログラミング言語です。最初は履歴書公開用のツールでしたが、進化するうちに、Webアプリケーション開発に特化した言語となりました。

 

PHPはサーバーサイドのプログラミング言語となっており、文法が簡単であるため初心者でも習得しやすい言語です。そのため、初めてプログラミングを学ぶ場合の言語としてもおすすめです。

PHPを使ってできること14選

出典:PIXTA

PHPはサーバーサイドでのWeb開発に特化したプログラミング言語ですが、具体的にどのようなことができるのかイメージしにくいという人も多いのではないでしょうか。

 

ここではPHPを使ってできることを紹介していくため、参考にしてみてください。

1:ブログを簡単に作成できる

世界的なシェアを獲得しているオープンソースのブログ・CMSプラットフォームである「WordPress」というソフトウェアは、PHPで開発されています。PHPを扱うことができればWordPressをカスタマイズすることもできるようになるため、ブログを簡単に作成できるでしょう。

 

WordPressは専門的なプログラミングスキルがなくても扱うことができるため、PHPの知識があるだけで自分に合ったブログが作れるようになります。

2:検索機能を実装できる

PHPを利用すれば、Googleのような検索機能を実装することも可能になります。インターネット上にあるショッピングサイトなどには検索機能が付いていますが、PHPを利用することでデータベースから情報を取得し、表示するという検索機能を作ることが可能です。

 

たとえばレストラン予約サイトではエリアやジャンル、日時、人数といった条件でレストランを検索することができますが、この検索機能もPHPで作成されています。

3:ECサイトを開設できる

PHPを利用することでECサイトを開設することが可能です。一般的なECサイトに求められる機能として、会員情報の登録や削除、更新、商品の購入、決済処理、管理側での商品の管理、売り上げの管理機能などが挙げられます。

 

PHPであれば、ECサイトに実装するべきこれらの機能を開発することができます。

4:予約システムを実装できる

インターネット上にはホテルやレストラン、美容院のものなどさまざまな予約サイトがあります。このような予約サイトで利用されている予約システムの開発も、PHPを使ってできることに挙げられます。

 

予約システムでは、指定した日時や人数などで施設の空き情報を調べ、画面上に表示することが可能です。また、24時間いつでも予約することができ、店側も電話を受ける必要がないため、顧客側にも店側にも便利なシステムとなっています。

5:ログイン機能を実装できる

ログイン機能を必要とするWebサービスは非常に多いです。たとえば、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNS、オークションサイトなどのあらゆるWebサービスでログイン機能が実装されています。

 

PHPを利用すれば、このようなログイン機能も簡単に実装することが可能です。

6:SNSサービスを作成できる

PHPでできることには、TwitterやFacebookなどのSNSサービスの作成があります。SNSに必要な機能としては、アカウントの登録や削除、投稿内容の作成や削除、ダイレクトメッセージのようなメッセージのやり取り機能、コミュニティの作成機能などが挙げられます。

 

これらの機能はすべてPHPを使って作成することが可能です。

7:お問い合わせフォームを作成できる

インターネット上にあるWebサイトの多くにはお問い合わせフォームが用意されています。お問い合わせフォームでは、氏名や電話番号、メールアドレスなどの必須項目の入力欄と、問い合わせ内容を記載するテキスト欄が設けられています。

 

このようなお問い合わせフォームも、PHPを利用すれば簡単に作成することが可能です。他のプログラミング言語でも作成することができますが、PHPであればより簡単に作成することができるでしょう。

8:グループウェアを作成できる

グループウェアとは、企業などの組織で利用されているコミュニケーションの促進や業務効率化などを目的としたソフトウェアです。グループウェアには社員一人ひとりのスケジュール管理機能やタイムカード機能などが用意されています。

 

また、表示したカレンダーに予定を追加したり、削除したりすることもできます。このようなグループウェアに必要な機能も、PHPを使えば開発することが可能です。

9:社内管理システムを作成できる

企業が社内で利用している社内管理システムもPHPで作成することができます。たとえば勤怠管理システムや顧客管理システムなど、基本的な社内管理システムであればいずれもPHPで作成することができます。

 

少し前までは紙で管理していたような情報も、PHPで社内管理システムを作成すればブラウザ上で簡単に管理できるようになるでしょう。

10:データベースと連携ができる

PHPはサーバーサイドでの開発に特化した言語であり、データベースとの連携が簡単に実現できる言語となっています。

 

データベース管理システムにはMySQLやSQLServerなどさまざまな種類がありますが、SQLと呼ばれるデータベース言語を利用することで、どのデータベースでもデータの保存や取得、削除などが行えます。

 

PHPを利用すればデータベースに連携し、データベースの操作もPHPから行うことが可能です。

11:API連携ができる

PHPでできることとしては、API連携があります。APIとは他のサービスが提供している機能のことで、API連携を行うことで既存のアプリケーションやサービスの機能を利用できるようになります。

 

PHPでWebサービスの開発を行う場合、さまざまな既存サービスとAPI連携を行うことがあるでしょう。多くのWebサービスで利用されている代表的なAPIとしては、Facebookのログイン機能やTwitterのつぶやき機能などが挙げられます。

12:ファイル操作ができる

PHPを利用すればファイル操作やファイル作成なども行えます。たとえばログファイルの作成や画像ファイルの作成、ファイルのアップロードやダウンロードといった操作が行えるため、幅広いシーンでPHPを活用することができるでしょう。

 

また、データベースに保存する必要がない情報をファイルに書き込んだり、サーバー内にある設定情報を読み込んだりすることも可能です。

13:バッチ処理の作成ができる

バッチ処理とは、行わなければいけないデータ処理を夜間などのシステムを利用していない時間にまとめて実施する処理のことです。バッチ処理の内容はさまざまですが、たとえば業務時間外にバッチ処理でまとめて計算を行っておけば、業務に影響がでることもありません。

 

また、一々データを取得して処理を行うよりも、まとめて後から処理する方が効率的です。PHPを利用することで、このようなバッチ処理を作成することもできます。

14:広告配信システムの開発ができる

PHPでできることの中には、広告の配信システムの開発も挙げられます。インターネット上の広告はユーザーの属性や興味関心などに合わせて表示する広告を変えていますが、このようなシステムはユーザーの検索履歴などの情報をもとに適した広告を選出しています。

 

このような広告配信システムも、PHPを使うことで開発可能です。

PHPを使ってできないことは?

プログラミング言語にはそれぞれ得意なことと不得意なことがあります。PHPの場合は、デザインやシステムの土台を構築することなどができないこととして挙げられます。

 

また、デスクトップアプリの開発も不得意だと言えるでしょう。このような分野はPHPで対応してもメリットがないため、他のプログラミング言語を使った方が効率的です。

PHPに不向きな作業は?

PHPは基本的にコンピュータに負荷がかかるような作業が苦手です。たとえば高密度な図形の描画や大量のデータを使った計算などの作業は、PHPでできないというわけではありませんが不向きです。

 

PHPでこのような作業を行う場合、作業速度が非常に遅くなる可能性があるでしょう。そのため、より作業に適した言語を利用するのがおすすめです。

PHPを使って作られたサービスの例

PHPはWebサービスの開発に適した言語であるため、実際にさまざまな有名Webサービスの開発にも用いられています。どのようなサービスにPHPが用いられているのか知ることで、PHPでできることのイメージもしやすくなるでしょう。

 

ここではPHPを使って作られたサービスを紹介していきます。

Wikipedia

Wikipediaは無料で利用できるインターネット上の百科事典です。Wikipediaは誰でも自由に編集することができ、検索すれば簡単に情報を取得することが可能です。

 

このWikipediaもPHPによって作成されています。

ココナラ

ココナラは個人のスキルを販売できるスキルマーケットですが、ココナラもPHPを使って開発されています。ココナラはPHPのフレームワークの中でも知名度の高い「CakePHP」というフレームワークが利用されています。

ぐるなび

ぐるなびはレストランや居酒屋などさまざまな飲食店の情報を集めた大手グルメ情報サイトです。ココナラはPHPのフレームワークである「CakePHP」が採用されていましたが、ぐるなびでは「Laravel」が採用されています。

 

レストランの検索機能などもPHPを使って作成されています。

Slack

Slackはビジネス用のコミュニケーションツールです。ブラウザ上で手軽に利用できるビジネスチャットツールとなっており、近年多くの企業がリモートワークを取り入れたことで活用されています。

 

SlackはPHPやJavaScript、Javaなどのプログラミング言語を組み合わせて開発されているのが特徴です。

WordPress

WordPressはWebサイトやブログの作成、管理ができる世界的に有名なCMSです。WordPressを利用することで、誰でも簡単にWebサイトの作成やコンテンツ管理が可能になります。

 

この記事でも紹介したように、WordPressはPHPで開発されているため、PHPを利用することでWordPressのカスタマイズもできるようになります。

Facebook

SNSの中でも有名なFacebookも、もともとはPHPを使って開発されていました。現在では、Facebook社がPHPを改良して開発した、独自言語であるHackを利用して開発されています。

 

Hackの構文はPHPによく似ており、現在ではオープンソースの言語として利用することができるようになっています。

PHPのスキルを身につける方法

出典:PIXTA

PHPは他のプログラミング言語と比較しても文法がわかりやすく学びやすい言語であるため、初めてプログラミングを学ぶ方にもおすすめです。ただし一朝一夕で習得できるわけではないため、自分に適した学び方を選ぶことも大切です。

 

ここではPHPのスキルを身につける方法を紹介していきます。

プログラミングスクールに通う

初めてプログラミングを学ぶ初心者の場合は、プログラミングスクールに通って習得するのがおすすめです。PHPは比較的習得が簡単な言語ですが、プログラミング経験がない人が独学で学ぼうと思うと、途中で挫折してしまうリスクがあります。

 

しかし、プログラミングスクールであれば、わからないことがあってもその場で質問できるため、挫折するリスクを軽減できるでしょう。

独学で身につける

PHPはメジャーな言語であるため、書籍や学習サイトなど独学で習得するための環境が整っています。そのため、他のプログラミング言語を扱える人やもともと独学が得意な人であれば、独学で習得することも可能でしょう。

 

ただし、PHPを習得するにはHTMLやCSSなど他の言語も併せて学ぶ必要があります。ここでは独学でPHPを習得するための方法を紹介していくため、参考にしてみてください。

HTMLとCSSでシンプルなWebページを作ってみる

PHPでWeb開発を行うためには、Webサイトの開発に必須なHTMLとCSSも押さえておく必要があります。そのため、まずはHTMLとCSSを使ってシンプルなWebページを作成してみると良いでしょう。

 

HTMLはWebサイトの枠組み、CSSはデザインを設定することができます。この2つの言語を使ってWebページを作成することで、Webサイトの構造を理解できるようになるでしょう。

PHPの構文を覚えていく

PHPの構文を習得していきましょう。PHPは比較的構文がシンプルなので習得しやすい言語ですが、文末にセミコロンをつけなければいけない点や、出力時には「echo」をつけなければいけない点など、PHPの基礎文法は押さえておかなければいけません。

 

他にも変数やif文、関数、ループ処理などプログラミングの基本を押さえておきましょう。

Webアプリケーションを自作してみる

実際にPHPを使ってWebアプリケーションを開発してみましょう。本格的にWebアプリケーションを開発する場合は、データベースやPHPのフレームワークの知識も必要になります。

 

最初に作る簡単なWebアプリケーションとしては、「お問い合わせフォーム」がおすすめです。お問い合わせフォームを作成することができれば、PHPでできることの幅も広がるでしょう。

データベースやJavaScriptの勉強をするのもおすすめ

ここまで紹介したように、PHPはWebサービス開発に強みを持つ言語です。PHPでWebサービスやWebアプリケーションを開発したいのであれば、併せてデータベースやJavaScriptの勉強もすると良いでしょう。

 

データベースはさまざまなデータを保存しておき、必要なときに取り出せる倉庫のようなものです。データベースはWebアプリケーションを作成する際には必須となるため、スキルを身につけておく必要があります。

 

また、JavaScriptを利用すればリッチなWebサービスが開発できるようになるため、PHPと併せて扱えるようになると良いでしょう。

PHPでできることを知りスキルを身につけよう

出典:PIXTA

PHPを用いることで、ECサイトや予約システムなどの開発が可能になります。この記事で紹介したPHPを使ってできることやPHPで作られたサービスの例などを参考に、PHPのスキルを身につけてさまざまな開発に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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