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新卒の未経験からAIエンジニアになるには?平均年収や就職先も紹介

新卒の未経験からAIエンジニアになるにはどのような方法があるのでしょうか。本記事ではAIエンジニアの平均年収やAIエンジニアに向いている人の特徴、新卒の未経験からAIエンジニアになる方法などを紹介するため、参考にしてみてください。

「新卒の未経験からでもAIエンジニアになることはできる?」
「AIエンジニアの仕事内容って?」
「AIエンジニアになるためにはどんな知識やスキルが必要なの?」
このように、AIエンジニアになりたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、AIエンジニアの仕事内容やAIエンジニアになるために必要なものなどを解説しています。本記事を読むことで、AIエンジニアがどのような仕事なのか把握できるでしょう。

 

また、新卒の未経験からAIエンジニアになるための就活方法についても解説するため、実際にAIエンジニアを目指そうと考えている人も参考にできるでしょう。

 

新卒の未経験からAIエンジニアになる方法について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

新卒の未経験でもAIエンジニアになれる?

出典:PIXTA

AI技術に興味がある人の中には、新卒の未経験からAIエンジニアになれるのかどうか気になっているという人も多いでしょう。結論から述べると、新卒の未経験でもAIエンジニアになることは可能です。

 

ただし、AIエンジニアに求められる知識やスキルは非常に高度です。そのため、就職に成功するには大学で理系の学部に通って必要な知識を身につけておくなど、事前の準備が必要になるでしょう。

AIエンジニアの平均年収

令和3年賃金構造基本統計調査をもとにしたAIエンジニアの統計データによると、AIエンジニアの平均年収は558.8万円となっていました。月額の平均賃金は29.7万円となっています。

 

出典:AIエンジニア|厚生労働省
参照:https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/325
アクセス日:2022.05.21

AIエンジニアの仕事内容

AIエンジニアは最先端分野のAI開発に携わる仕事であることは理解していても、具体的な仕事内容まではイメージできないという人も多いでしょう。AIエンジニアの仕事には、AI開発に必要なデータの準備なども含まれています。

 

ここではAIエンジニアの仕事内容について解説していくため、どのような仕事を行っているのか参考にしてみてください。

AIシステムの開発

AIエンジニアの仕事の一つが、プログラミング言語を使ったAIシステムの開発です。AI開発にはPythonが適しているため、Pythonを用いるケースが多いでしょう。

 

AI開発に用いられるPythonのライブラリとしては、TensorFlowやscikit-learn、matplotlib、Pandas、Numpyなどがあります。これらのライブラリによって、アルゴリズムを効率的に実装できるようになります。

機械学習などに必要なデータの準備

AIエンジニアは、機械学習やディープラーニングといった学習に必要なデータの準備を行うことも仕事です。多くのデータをコンピュータに与えることで、コンピュータがそのデータを意味のあるデータとして正確に判断できるようになります。

 

たとえばさまざまな動物の画像の中から「犬」を判別できるようにするためには、正解データとしての犬の画像データを与えて、コンピュータに正解のデータを学習させる必要があります。

開発したAIシステムのテスト・検証

AIシステムが開発できたら、AIシステムが期待した通りの動作をするかどうかテストや検証を行うこともAIエンジニアの仕事です。AIシステムのテストを実施する場合は、事前にAIシステムに学習させておき、実際に使用するデータで稼働させます。

 

さらに本番環境のデータで問題なく判定できるかどうかを確認し、問題があった場合や判定の精度が悪い場合は修正を行うことになります。

AIエンジニアに向いている人の特徴

AIエンジニアという仕事には向き不向きがあるため、人によっては向いている人もいれば向いていない人もいます。向いていない人がAIエンジニアになった場合、仕事がうまくいかず苦労する可能性も高いでしょう。

 

ここではAIエンジニアに向いている人の特徴について解説していきます。

  • 新しいことを学び続ける意欲がある
  • 論理的な思考力がある

新しいことを学び続ける意欲がある

AI技術は日々進歩しているため、AIエンジニアとして活躍し続けるには常に新しい知識や技術をキャッチアップする必要があります。そのため、AIエンジニアには新しいことを学び続けられる意欲のある人が向いています。

 

AI業界は今後も成長していくことが予想されているため、さまざまな変化に対応するためにも好奇心を持ってスキルを習得していける素養が求められるでしょう。

論理的な思考力がある

論理的な思考力とは、物事を筋道を立てて論理的に考え、結論を導き出す思考力です。エンジニア職には論理的な思考力が求められます。

 

特にAIエンジニアの場合は多くのデータや数字を扱うことになるため、論理的な思考力が必要とされるでしょう。また、前提条件として数学に抵抗がないことも重要です。

AIエンジニアになるために必要なもの

出典:PIXTA

AIエンジニアとして業務を行うためには、さまざまな高度な知識やスキルが必要です。新卒からAIエンジニアを目指すのであれば、事前にどのような知識やスキルが必要とされるのか把握しておきましょう。

 

ここではAIエンジニアになるために必要なものを紹介していきます。

数学的な知識

AIエンジニアとして業務を行うには、数学的な知識が必須です。大学レベルでの非常に高度な統計学や確率などの知識が必要になるため、事前に学んでおく必要があるでしょう。

 

AIエンジニアに必要な数学的な知識としては、統計学、微分積分学、線形代数学、確率、行列、ベクトルなどが挙げられます。文系の学生はもちろん、理系の学生でもこれらの勉強をしっかりと行っておきましょう。

データ分析の知識やスキル

AIシステムの開発工程の多くはデータ分析に関わる作業です。データ分析を行うためには、事前にデータに含まれる不要なものを取り除いたり、形を整えたりする工程が必要になります。

 

そのため、AIエンジニアにはデータ分析の知識やスキルが必要になるでしょう。AIシステムの精度はAIエンジニアが用意したデータの質や量に左右されるため、AIエンジニアには高度なデータ分析の知見が必要とされます。

データベースについての知識やスキル

AI開発のための機械学習やディープラーニングでは、大量のデータを扱うことになります。そのため、AIエンジニアにはデータベースに関する知識やスキルが必要です。

 

AI開発で必要なビッグデータを適切に利用するには、データベースの運用スキルを身につけていることが重要になるでしょう。また、データベースを操作するためには、データベース言語であるSQLのスキルも身につけておく必要があります。

機械学習やディープラーニングの知識やスキル

前述のとおり、AI開発では機械学習やディープラーニングといった技術を用いることになります。そのため、AIエンジニアには機械学習やディープラーニングに関する知識やスキルが必要になります。

 

機械学習とは、コンピュータにデータを学ばせることによってアルゴリズムを構築させることです。また、機械学習には教師あり学習や教師無し学習などの種類があり、ディープラーニングも機械学習の学習方法の一つとなっています。

AIが使われる分野に関する知識

AI技術は近年さまざまな分野で適用が進められています。しかしAIが使われている分野もあれば、あまり使われていない分野も存在しています。そのため、AIエンジニアにはどのような分野でAI技術が活用できるのか把握しておく必要があるでしょう。

 

たとえば、AIの画像認識技術を応用したスマートフォンの顔認証機能などはすでに実用化されているため、AI技術が活用しやすい分野だと言えるでしょう。

プログラミングのスキル

AI開発に携わる以上、AIエンジニアにもプログラミングスキルが求められます。特にPythonはAI開発に必須の言語となっているため、Pythonのプログラミングスキルは習得しておく必要があります。

 

また、機械学習を行う際にはPythonのTensorflowやscikit-learnといったライブラリを利用するケースが多いため、これらのライブラリの使い方についても押さえておきましょう。

新卒の未経験からAIエンジニアになるには?

出典:PIXTA

新卒の未経験からでもAIエンジニアになることは可能ですが、AIエンジニアは専門性が高い職種です。そのため、未経験からAIエンジニアを目指す場合、知識やスキルを身につけてからAIエンジニアに転職するのがおすすめです。

 

ここでは新卒の未経験からAIエンジニアになるための方法について紹介していきます。

AIについての知識やスキルを身につける

AIエンジニアに必要な知識やスキルは非常に幅広いため、まずはAIに関する知識やスキルを身につけることが大切です。

 

AIエンジニアに必要な知識としては機械学習や数学の知識、プログラミングスキルなどが挙げられますが、これらは書籍やスクールなどに通うことで習得していくことができるでしょう。

別のエンジニアとして就職して経験を積む

直接AIエンジニアへの就職を目指すのではなく、別の職種のエンジニアとして経験を積んでからAIエンジニアに転職すると良いでしょう。

 

エンジニアにもさまざまな職種がありますが、サーバーエンジニアやネットワークエンジニアなどのインフラ系エンジニア、データサイエンティストやデータベースエンジニア、プログラマー、システムエンジニア、Webエンジニアなどの職種がおすすめです。

 

これらのエンジニア職として経験を積み、さらにAIに関する知識やスキルを身につけてからAIエンジニアに転職すると良いでしょう。

新卒の未経験からAIエンジニアになるための就活方法

一度エンジニアとしての経験を積んでからAIエンジニアを目指す方法以外に、新卒でAIエンジニアとして就職する方法もあります。

 

ここでは新卒の未経験からAIエンジニアになるための就活方法を紹介していきます。

AIエンジニアとして活かせるスキルをまとめる

新卒でもAIエンジニアとして活かせるスキルを持っている場合、就職活動でもしっかりとアピールしていく必要があります。そのため、履歴書やエントリーシートなどの応募書類にスキルをまとめるようにしましょう。

 

新卒採用の場合は実務経験がないことが前提となるため、多くの企業でポテンシャル採用を行います。そのため、スタート地点ですでにAIエンジニアとして活かせるスキルを持っていることは良いアピールポイントになるでしょう。

 

AIエンジニアに関連した資格を取得している場合も、応募書類にしっかりと記載しておくとよいでしょう。

新卒の採用試験を受ける

新卒からAIエンジニアを目指す場合、新卒向けのAIエンジニアの採用試験を受けるのルートが一般的です。大学や大学院で理数系の知識やコンピュータサイエンスなどの知識を身につけていれば、AIエンジニアとして採用されやすくなるでしょう。

 

採用選考では書類選考やペーパーテスト、適性検査などが行われ、面接を受けて採用が決定するというケースが多いです。

ポテンシャル採用を目指す

ポテンシャル採用とは主に新卒や20代の若手人材に対して実施されるもので、経験がなくても将来性を期待して採用するというものです。

 

新卒や第二新卒であればポテンシャル採用枠として採用してもらえる可能性があるため、AIエンジニアとしての経験がなくても就職できる可能性があるでしょう。

 

AIエンジニアとしてのスキルを持った人材は非常に貴重であるため、企業の中には若手の未経験者を採用して自社でAI人材として育成しようと考えている企業も存在します。

AIエンジニアのやりがい

AIエンジニアとして働くことのやりがいとしては、AI技術という最先端分野に携われる点が挙げられます。もともとAI技術などに興味を持っていた人であれば、自分自身の手で新しい価値やサービスを生み出せることにやりがいを感じることができるでしょう。

 

また、AIエンジニアは貴重価値の高い人材であるため、優秀なAIエンジニアであれば高収入を得やすいこともやりがいにつながります。

AIエンジニアの大変なこと

AIエンジニアの大変なこととしては、常に新しい知識や技術を学んでいかなければならない点が挙げられます。業務を通して知識を得ることも可能ですが、業務時間外に自主的に勉強しなければならないケースも多いでしょう。

 

特にAI業界は新しい技術が次々登場しており、求められるスキルも高度であるため、一度就職できたからと言ってスキルアップを休むことはできません。

AIエンジニアの就職先にはどこがある?

AIエンジニアへの就職と目指している人の中には、具体的にどのような就職先があるのか知りたいという人も多いでしょう。一般的にイメージしやすいのはIT企業ですが、他にもさまざまなAIエンジニアの就職先があります。

 

ここでは最後に、AIエンジニアの就職先を紹介していきます。

一般企業

AIエンジニアの就職先としてはIT企業がイメージしやすいですが、一般企業の中にもAIエンジニアを採用している企業が存在しています。たとえば、自社の事業にAIを活用しているような事業会社などがAIエンジニアの就職先として挙げられるでしょう。

IT企業

AIエンジニアはスタートアップ企業やベンチャー企業、メガベンチャー企業やSlerなどさまざまなIT企業が採用しています。たとえばスタートアップ企業の場合はAIを活用した独自サービスを展開しているケースも多いです。

 

また、ベンチャー企業が進化したメガベンチャー企業も、同じようにAIエンジニアが活躍できるフィールドが整っていると言えるでしょう。

 

他にも、他社のシステム開発や運用を請け負っているSlerの中にもAI技術を活用している企業も存在するため、そういったSIerに就職すればAIエンジニアとして活躍できるでしょう。

外資系企業

外資系企業の中にもAIエンジニアの採用を行っているケースがあります。外資系企業にAIエンジニアとして就職する場合は、AI関連のスキルだけでなく英語力なども必要になるでしょう。

研究所や大学

AI技術の研究をしている研究所や大学なども、AIエンジニアの就職先の一つです。AI技術を活用したシステムやサービスを開発するわけではありませんが、AI研究者として仕事をすることができるでしょう。

新卒でAIエンジニアになるには自分のスキルをアピールしよう

出典:PIXTA

AIエンジニアは幅広い知識やスキルが必要とされる職業です。新卒からAIエンジニアを目指す場合は、ポテンシャル採用を目指してしっかりスキルやモチベーションの高さをアピールすることが大切です。

 

ぜひ本記事で紹介したAIエンジニアになるために必要なものや新卒の未経験からAIエンジニアになる方法などを参考に、新卒未経験からでもAIエンジニアを目指しましょう。

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