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IT営業ってどんな仕事?やりがいやおすすめの資格についても解説

IT営業はどのような仕事をするかご存知でしょうか。本記事ではIT営業の具体的な仕事内容や向いている人の特徴、取得してほしい資格や未経験から目指すための方法について解説しています。IT営業にチャレンジしたいと希望している人は、ぜひ本記事をチェックしてください。

「IT営業になるためには、資格は必要なの?」
「IT営業になりたいけれど、どうすればいいのかしら」
「IT営業って、何を売るの?」
IT営業を目指しているけれど、仕事の内容がわからなくて不安や疑問を抱いていませんか。

 

本記事では、IT営業の仕事内容や適性、必要なスキルやおすすめの資格についてまとめました。併せて、IT営業のキャリアパスや未経験から目指す方法についても紹介しています。

 

本記事を読めば、IT営業の仕事内容がわかるだけではなく、向いている人の特徴やおすすめの資格についても理解できるでしょう。それらの知識や情報があれば、IT営業になるための具体的な方法が把握できるため、前向きに取り組むことが可能です。

 

IT営業になりたいと思っている人は、ぜひ本記事をチェックしてください。

そもそもIT営業とは?

出典:PIXTA

IT営業とは、ネットワーク機器やWeb制作、システム開発や運用などITに関連した商品やサービスを販売する営業職の1種です。

 

IT営業は営業スキルだけではなく、自社商品やサービスの内容、ITに関する専門的な知識などが求められます。

IT営業の仕事内容

IT営業は、どのような仕事をしているのでしょうか。通常、クライアントの課題を聴き取った上で、解決につながるような自社商品やサービスを提供します。また、クライアントと自社のエンジニアとの橋渡し役も務めています。

 

多くのIT営業が担当する仕事の範囲は、クライアントへのヒアリングや提案、販売やアフターフォローまでです。ただし、具体的な仕事内容は企業によって異なるため確認が必要でしょう。

 

IT営業はクライアントとのコミュニケーションを任されているだけではなく、社内外のエンジニアやデザイナーへの連絡も取らなければなりません。クライアントや社内外スタッフとのコミュニケーション、案件管理が中心です。

 

IT営業は取り扱う商品やサービスによって「ハードウェア営業」「SI営業」「SaaS営業」の3つに分かれています。

IT営業に向いている人の4つの特徴

出典:PIXTA

IT営業に向いている人にはどのような特徴があるのでしょうか。IT営業は、クライアントや社内外のスタッフなどさまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。したがって、コミュニケーションが得意な人が適しているでしょう。

 

また、IT関連の商品やサービスを取扱うため、専門的な知識も身につけなければなりません。ITに対する興味や関心を持ち、常に勉強し続ける人が求められるでしょう。

 

本章ではIT営業に向いている人の特徴を4つ挙げ、それぞれについて解説しています。

  • 人との信頼関係を築くのが得意な人
  • プレゼンが得意な人
  • スケールの大きな仕事をしたい人
  • 課題解決が得意な人

1:人との信頼関係を築くのが得意な人

IT営業に向いている人の特徴に「人との信頼関係の形成が得意な人」が挙げられるでしょう。信頼関係を得るためには、相手の立場や目線で考えられる力が求められます。

 

クライアントの話をしっかりと聴き取った上で課題を正しく把握し、適切な解決策を提案できる人が適しているでしょう。

2:プレゼンが得意な人

プレゼンが得意な人もIT営業に向いているでしょう。営業職は、クライアントに対して自社のサービスや商品をプレゼンする機会が多くあります。プレゼンの能力が高ければ、商品やサービスの魅力をしっかり伝えられるため、受注アップにつながる可能性があるでしょう。

 

プレゼンに求められるスキルとしては、リサーチ力や資料作成力、説明力などが挙げられます。

3:スケールの大きな仕事をしたい人

スケールの大きな仕事をしたい人も、IT営業に向いているでしょう。特に、営業対象が法人の場合、金額だけではなくビジネスのスケールそのものが大きい場合があります。

 

また、ビジネスのスケールが大きければ大きいほど、高度なスキルや知識が必要です。スケールの大きな仕事をしたい人は、スキルや知識を身につけるために勉強したり、経験を積もうと意欲的に働いたりするでしょう。

4:課題解決が得意な人

IT営業は、課題解決が得意な人にも向いているでしょう。トラブルが発生したときに、冷静でスピーディに解決する能力が求められています。

 

たとえば、システムに不具合が発生した場合、原因を早く見つけて分析し、どのような方法で解決すればよいか判断する必要があります。

 

クライアントと適切なコミュニケーションを取りながら、トラブルに対して迅速に対応しなければなりません。

IT営業に必要とされるスキル

IT営業に必要なスキルを紹介しましょう。IT営業として活躍するためには、さまざまなスキルが必要です。

 

たとえば、法人対象のIT営業の場合、クライアントの課題を聴き出すヒアリング力、わかりやすい話し方などが挙げられるでしょう。

 

また、ITに関する専門知識や技術があれば、クライアントに安心感を与えることが可能です。本章ではIT営業に必要なスキルを4つ紹介します。

プレゼン能力

IT営業に必要なスキルの1つにプレゼン能力が挙げられるでしょう。IT営業は、自社商品がいかに優れているか、商品を採用すればどのような利益を得られるのか、といった魅力をアピールする必要があります。

 

クライアントに対してわかりやすく説得力のあるプレゼン能力が求められるでしょう。

マネジメント能力

マネジメント能力もIT営業に必要なスキルです。マネジメント能力とは、さまざまな職種の人たちを巻き込みながら、業務やプロジェクトを推進する力を指します。

 

IT営業は、クライアントの課題に適切な商品やサービスを提供するために、社内外のエンジニアやクリエイターとコミュニケーションを取りながら進めなければなりません。

高い説明力

IT営業に必要なスキルに「高い説明力」があります。基本的に、営業は自社の商品やサービスの魅力をクライアントにわかりやすく説明しなければなりません。IT営業も他業界の営業職と同じようにわかりやすく説明する力が求められています。

顧客の業務に対する理解

IT営業に必要なスキルとして「顧客の業務に対する理解」が挙げられます。IT営業は、クライアントの課題を聴き取り、課題解決に適切な商品やサービスを提供します。それらを実現するためには、顧客の業務に対する理解が必要です。

 

たとえば、金融業やサービス業、製造業など特殊性や専門性の高い業界の場合、クライアントの業務を理解しなければ、課題解決は難しいでしょう。

IT営業におすすめしたい5つの資格

出典:PIXTA

IT営業になるためには、資格は必要なのでしょうか。IT営業は資格がなくても仕事に就くことは可能ですが、資格があれば就職活動時のアピールに役立つでしょう。

 

また、IT業界で働き続けるためには絶えず勉強する必要があります。資格取得は勉強の目的として最適です。

 

本章では、IT営業におすすめの資格を5つ紹介します。ぜひ、参考にしてください。

1:ITパスポート試験

ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明できる試験です。ITを利用する全ての社会人、これから社会人になる学生が受験対象者になります。

 

ITが発達する現代では、どのような業界や職種であってもITに関する知識が欠かせません。ITパスポート試験は、ITだけではなくマネジメントや経営管理なども問われる試験のため、就職活動を目指す学生にもおすすめです。

 

活用事例としては「就職活動中の学生がエントリーシートに記載する」といった例が挙げられるでしょう。

 

試験では、ITの知識、AIやビッグデータなどの新しい技術や手法の概要や知識、プロジェクトマネジメントの知識、経営全般の知識など幅広い分野の知識が問われています。

 

出典:ITパスポート試験|情報処理推進機構
参照:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
アクセス日:2022年5月13日

2:セールススキル検定

セールススキル検定とは、営業力に欠かせない能力を測定しスコア化することで、営業力を認定する試験です。どの程度の営業力を持っているのか、客観的に証明できます。

 

セールススキル検定は1~3級まで設定されており、3級から1級に向けて難易度が高くなっています。

 

3級は営業未経験者や学生も受験可能です。営業を遂行するために必要な知識がどの程度あるのか測定します。2級は「全体の80%を売上げる20%の人材」に該当する実力のある人が対象です。

 

1級は営業に関する能力を総合的に身につけ、経験・実績・知識・スキルを兼ね備えているレベルになっています。

3:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は、高レベルなIT人材であることを証明する試験です。ITに関するスキルや管理、経営といった幅広い知識や応用力を身につけられます。また、IT基盤構築やシステム開発といった場面でも発揮できる資格です。

 

応用情報技術者試験に合格すれば、ITエンジニアだけではなくIT営業にとっても大きな武器となるでしょう。応用情報技術者試験の合格者ならば、クライアントに対するヒアリングや商品の提案などで説得力のある説明ができるでしょう。

 

出典:応用情報技術者試験|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html
アクセス日:2022年5月13日

4:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、ITエンジニアが最初に受ける試験で、ITエンジニアの登竜門と言われています。基本情報技術者試験を受験することで、ITに関する基礎をしっかりと身につけることが可能です。

 

ITエンジニアだけではなくIT営業も、基本情報技術者試験に合格すれば、ITに関する基本的な知識やスキルを習得している証明になるでしょう。

 

出典:基本情報技術者試験|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
アクセス日:2022年5月13日

5:システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は、上級のエンジニアやプログラマーを目指す人が対象で、難易度の高いテストです。

 

システム開発の上流工程に必要な知識やスキルだけではなく、ビジネスに関する深い理解も求められます。

 

資格取得は決して容易ではありませんが、開発やビジネス、マネジメントなど高レベルな知識やスキルを有していることが証明できるでしょう。IT営業にとっては、これ以上ないレベルの資格です。

 

出典:システムアーキテクト試験|情報処理推進機構
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
アクセス日:2022年5月13日

IT営業のキャリアパス

そもそもキャリアパスとはどういう意味があるのでしょうか。キャリアパスとは、働く上での目標を設定し、そこに向けて進むための道筋を指します。基本的には、目標設定・適性把握・市場価値の把握という流れで進めます。

 

IT営業のキャリアパスにはどのようなルートがあるのでしょうか。おもなキャリアパスとしては、「エンジニアを経験してからIT営業になる」「未経験者からIT営業になる」といった事例が挙げられます。

 

さらに、IT営業から目指す目標としては「IT営業からITコンサルタントになる」「IT営業から管理職・マネージャーになる」といった道筋も挙げられるでしょう。

未経験でIT営業になるときのポイント

IT営業の経験がなくても就職できるのでしょうか。基本的には、採用側の企業によって条件が異なるため、自身に適した企業を選ぶことが大切です。

 

未経験者の場合は、Webサイトやコンテンツ制作など未経験歓迎といった求人を選べば、就職できる可能性がアップするでしょう。

 

また、未経験から就職するためには、前職の経験やスキル、資格を上手く活かすことも大切です。これから資格を取得したいと考えている人は、どのような資格が有利か調べておきましょう。

 

本章では、未経験からIT営業になるためのポイントを3つ紹介しています。ぜひ、参考にしてください。

  • ITに関する資格を取得する
  • 志望理由を明確にして面接に臨む
  • 企業で法人営業を経験する

ITに関する資格を取得する

未経験者でもエンジニア関連の資格があれば、就職を有利に進めることが可能です。代表的な資格としては「基本情報技術者試験」と「応用情報技術者試験」が挙げられます。

 

IT関連の資格があれば、採用試験や面接でアピールできるでしょう。また、ITに関する知識やスキルがどの程度あるか客観的に証明できます。

志望理由を明確にして面接に臨む

なぜ、IT営業を目指すのか明確にしてから面接に臨みましょう。採用する企業の多くはしっかりした志望理由を期待しています。たくさんある企業や職種の中から、なぜ選んだのか志望理由をはっきりと伝えることが大切です。

 

志望理由を伝えるときは、経験やスキル、目標などを盛り込みながら伝えましょう。

企業で法人営業を経験する

過去に法人営業の経験があれば、IT営業への転職が有利になる可能性があります。法人営業とは、法人の課題解決に適した自社商品やサービスを提案して契約を獲得する仕事です。法人営業の経験があれば、業界が異なるIT営業もスムーズに始められるでしょう。

 

法人営業では、法人であるクライアントの課題をヒアリングする力、プロジェクト全体を進行し管理する力が必要です。それらの力があれば、IT営業にも役立つでしょう。

IT営業について詳しく理解しよう

出典:PIXTA

IT営業にチャレンジするときは、仕事内容や適性、必要なスキルやおすすめの資格などしっかりと理解しておきましょう。

 

近年は、IT技術の進化に伴い、IT営業などIT関連の職種は常に人材を募集しています。IT営業に応募する際は、今まで培ったスキルや知識、資格を積極的にアピールしてください。

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