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早期内定とは?メリットや内定をもらうためのステップについて解説

学生で就活を控えている方の中には、早期内定という言葉を聞く方も多いのではないでしょうか。この記事では就活における早期内定について、メリットや注意点などを詳しく紹介します。早期内定について興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

「早期内定って聞くけど、どうしたらもらえるのだろう。」
「早期内定をもらいたいけど、いつ頃から就活を始めればいいのかな。」
「早期内定をもらったけど、就活はもうできないんだろうか。」
就活をする時に気になるのが、早期内定です。早期とはいつからなのか、どうしたら内定を得られるのかなど、いろいろ疑問がわいてくるでしょう。

 

ここでは、早期内定のメリットや内定をもらうためのステップ、そして、早期内定に関する注意点について紹介します。

 

この記事で早期内定について知ると、計画的に就活に取り組め、就活で悔いを残すことは少なくなるでしょう。

 

早期内定について知りたい人や、不安をなくして就活に取り組みたい人はぜひ、この記事を読んでみてください。

早期内定はいつ頃出る?

出典:PIXTA

早期内定は、いつ頃出るのでしょうか。

 

一般的に、大学4年生の6月より前に出た内定のことを早期内定というため、4月に出た内定も、5月に出た内定もすべて早期内定になります。

 

企業によっては、大学3年生(修士1年生)のうちに早期内定を出すところもあります。大学3年生の秋頃になると、早期内定を出す企業の数が増えてくるといっていいでしょう。

企業はなぜ早期内定を出す?

企業が早期内定を出す理由は、優秀な人材を獲得するためでしょう。

 

採用選考の活動を開始できるのは卒業・修了年度の6月1日以降という就活スケジュールは、あくまで経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)が定めているだけです。経団連に所属していない企業は、優秀な人材を確保するため、採用活動を早目に始めることが多いです。

 

出典:2022年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について|日本経済団体連合会
参照:http://www.keidanren.or.jp/announce/2021/0401_betten.pdf
アクセス日:2022.04.12

早期内定をもらう3つのメリット

出典:PIXTA

就職活動をしている中で、早期内定をもらうメリットは当然あります。ここからは、早期内定をもらうメリットを3つ紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。メリットを大いに活かしてください。

  • 余裕ができる
  • 面接の練習になる
  • 本命企業に集中できる

1:余裕ができる

就活を行っている中で、内定がもらえない日だけが過ぎていくと焦ってしまうでしょう。早い時期に内定をもらうと、大学卒業後の自分の行き先が確保できたと心に余裕ができます。

 

早期内定をもらうと、余裕をもってその後の就職活動が続けられるというメリットがあります。

2:面接の練習になる

当然のことですが、早期内定をもらうには、一般の就活スケジュールで動いている他の学生よりも就活を始める時期を早くする必要があります。

 

採用選考では、たいてい面接が行われます。面接の回数をこなせば、その分慣れることができるでしょう。早期内定をもらうための就活は、面接の練習にもつながります。

3:本命企業に集中できる

内定を1社ももらえないまま、自分が本命としている企業の採用選考に臨むことは、かなりのプレッシャーになります。

 

1社でも早期に内定をもらうことで、その後に控える本命企業の採用選考に集中できます。

早期内定を出しやすい業界

出典:PIXTA

早期内定を出しやすい企業があります。それは、外資系企業やベンチャー企業などの経団連に加盟していない企業です。

 

ここからは、早期内定を出しやすい業界についてみていきましょう。

外資系企業

外資系企業は、本社が海外にあるため、海外の就活スケジュールで進められることが多いです。そのため、日本の就活スケジュールより早い時期から採用選考が始まります。

 

また、外資系企業は、仕事への意欲が高い人材の獲得を目指しています。そのため、早くから就活に取り組んでいる積極的な学生に対して、採用を進めていくでしょう。

 

▼関連記事
外資系企業の就活スケジュールをチェック!就職するための必要な準備とは?

ベンチャー企業

ベンチャー企業とは、新興企業のことで、革新的な考えや技術の用いて、今までに見られない斬新で新しいサービスやビジネスを行う企業のことです。新しいことを行う企業ということで、企業規模もそれほど大きくはありません。

 

そのため、ベンチャー企業には、他の大企業に優秀な人材を取られる前に確保しておきたいという思いがあります。また、ベンチャー企業は経団連に加盟していない場合が多いため、経団連の就活スケジュールに縛られることはありません。そのため、早期内定を出しやすいといえます。

広告代理店

広告代理店は、就活をする学生からの人気が高い業界です。そのため、就活で、内定を得るための競争が激しい業界の1つといえます。

 

広告代理店は、外資系の企業ではありませんが、インターンシップ参加者を限定として、大学4年生の5月ごろから内定を出し始めます。企業によっては、3年生の1月ごろから選考を始める企業もあり、複数回面接を行ったのち内定を出します。

 

インターンシップ参加者が優遇されるため、インターンシップに参加をすることで、一部の選考が免除されたり早期選考に参加できたりするのも特徴です。インターンシップに参加できるように、情報を確認しておきましょう。

中小企業

中小企業は、大企業よりも選考が早く行われます。大企業の多くは、経団連の就活スケジュールに則って採用選考を行うため、中小企業はそれよりも早い3~5月の間に選考をスタートさせる場合が多いです。

 

その理由として、大企業と採用選考を同じ時期に行うと、多くの学生が大企業に流れてしまい、中小企業の選考を受ける学生が少なくなることがあげられます。そのため、中小企業は大企業より先に選考を始めて、内定を出すことで優秀な人材を確保しようとします。

経団連加盟企業

経団連に加盟している企業は、経団連の就活スケジュールに合わせて内定を出すと紹介しました。採用情報が公開されるのは3月ごろからで、本格的な就活開始はそれ以降に行われるでしょう。しかし実際には、情報解禁前に内々定を出す企業も一部存在します。

 

それは、従来のやり方に捉われない企業が増えたことが理由です。また、社会の状況もあり、これまでの就活スケジュールにとらわれず採用を行う経団連加盟企業が出てきました。

 

出典:2022年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について|日本経済団体連合会
参照:http://www.keidanren.or.jp/announce/2021/0401_betten.pdf
アクセス日:2022.04.12

早期内定をもらうための方法

早期内定をもらうことは、心に余裕が生まれるため、その後の就活にもプラスに働きます。早期内定はどうしたらもらえるのでしょうか。

 

ここからは、早期内定をもらうための方法を紹介します。

 

▼関連記事
早期内定の取り方を徹底解説!早期選考に乗る方法とは?

就活エージェントの紹介

就活エージェントは、専門の就活アドバイザーが面談で学生の特徴を把握した上で、無料で企業を紹介したり選考の対策を行ったりしてくれます。就活エージェントは、学生の希望や適性に合った企業と学生の組み合わせを紹介してくれるプロです。

 

就活エージェントが紹介してくれる企業の中には、もちろん、早期選考を行っている企業も含まれます。ウェブサイトなどで自分の力で探すより、はるかに効率よく早期選考の情報が得られます。

インターンシップでの紹介

学生が企業で短期間業務を体験するインターンシップは、その企業に自分の熱意をアピールできる良い機会です。インターンシップで認められれば、逆に企業側からオファーをもらえることもあります。

 

もし、希望する企業が絞られているなら、積極的にインターンシップを参加することで、早期内定に近づくことができるといえるでしょう。また、インターンシップに参加しなければ受けられない早期選考もあるため確認をする必要があります。

早期選考のためのイベント参加

企業によっては、就職説明会などのイベントを実施するところがあります。その中には、早期選考を兼ねているものもあります。早期内定をもらいたい人は、こういったイベントを見逃すことなく、積極的に参加するようにしましょう。

逆求人サイトに登録

逆求人サイトとは、就活をする人がプロフィールなどの個人データを匿名で登録しておくと、それを見て興味をもった企業がオファーをくれるというサイトです。

 

登録してある個人データを見て企業が興味をもてば、オファーが届くため、早期内定につながる可能性があります。早期内定が欲しい人は、逆求人サイトに登録しておくのも1つの方法です。

OB・OG訪問に参加

志望する企業の社員とのつながりを増やすことも早期内定を目指すためには大切なことです。OB・OG訪問があれば、積極的に参加しましょう。

 

OB・OG訪問の対応は、新人採用担当の人が行うことが多いです。そのため、OB・OG訪問に参加したことが早期内定につながることもあるのです。

規模の小さい説明会に参加

就活をしていると、1度にたくさんの情報を得られるなどの理由から、どうしても大規模な合同説明会に目がいくでしょう。ですが、規模の小さな合同説明会に参加することも、早期内定につながる可能性が高いです。

 

企業から説明をじっくり聞くことができる上、知名度はあまり高くなくても優良な企業を知ることができる利点もあります。

早期内定のためのステップ

就活生にとって、気持ちに余裕ができたり、面接の練習になったり、本命企業に集中できたりするのが早期内定です。これらのメリットから早期内定をもらいたいと考える就活生も多いでしょう。ここからは早期内定のためのステップを紹介します。

早めに就活を始める

早期内定をもらうためには、早めに就活を始めることが大切です。まずは積極的に就活に関する情報を得て、行動に移しましょう。特に情報に関しては絶えずアップデートが必要です。

 

気が付いたら、選考が終わっていたなどという結果を招かないようにしましょう。

早期内定を出す企業にエントリーする

先に述べたように、経団連に加盟していない外資系やベンチャー企業などは早期内定を出しやすいといえます。まずは、そういった企業にエントリーをしてみましょう。

 

ただし、経団連のスケジュールに沿って動く日系大手企業は、受けられる企業が限られるという注意点は頭に入れておきましょう。

早期内定に関する情報を集める

就活全般にいえることですが、希望する企業や業界に限らず、早いうちから情報を収集することが大切です。また、一般的な就活スケジュールでは大学3年生の3月が情報の解禁の時期ですが、早期内定を得たいのならば、それを待つ必要はありません。早く動き出しましょう。

 

特に早期内定に関する情報は、早いうちから積極的に集めておく必要があります。

 

出典:2022 年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について|日本経済団体連合会
参照:http://www.keidanren.or.jp/announce/2021/0401_betten.pdf
アクセス日:2022.04.12

志望企業について調べる

就活のために、志望企業について知っておくことは大切なことです。企業情報や、事業内容、制度、採用情報など、企業のホームページやパンフレットなどを使って調べておきましょう。早期内定を得るための就活の際に役立ちます。

志望動機を明確にする

書類選考や面接の時に採用担当者は、なぜこの企業を選んだのかという志望動機に注目します。漠然としたものではなく、より具体的にまとめられるといいでしょう。

 

早期内定では書類選考や面接の時期が早いため、その時期に間に合うように準備しましょう。

早期内定に関する注意点

出典:PIXTA

ここまで紹介してきたように、早期内定には多くのメリットがあります。しかし、実際には早期内定に関して注意しなければならないこともあるのです。

 

ここからは、早期内定に関する注意点をみていきましょう。

早期内定は簡単ではない

早期内定を得るためには、早期選考に呼ばれなければなりません。早期選考に呼ばれるということは、それだけ企業にとって優秀で必要とされている人材であるということです。

 

何人もの優秀な人材の中から、より優秀であると企業側が認めた学生にだけ、早期内定が出されます。

 

このように優秀層との競争になってしまうため、早期内定は簡単に得られるものではないでしょう。

一度落ちた選考は再挑戦できない

企業にもよりますが、早期内定に落ちた場合、本選考を受けることができない可能性もあります。理由としては、就活生が採用したいと思える人材に短期間で成長しているとは考えにくいからです。

 

早期選考がダメなら、本選考で再挑戦すればいいという軽い考えは改めましょう。

早期内定も辞退や保留ができる

早期内定をもらっても、辞退や保留ができることを知っておきましょう。

 

第一志望でない企業から早期内定をもらったのなら、内定を保留するという手もあります。承諾した早期内定を辞退することに特に問題はありません。

 

早期内定をもらっても、辞退や保留ができることを頭に入れて、自分が納得できるまで就活を続けることが大切です。

早期内定について理解しよう

年々、企業が早期内定を出す時期が早くなってきているといわれています。早期内定についてしっかりと理解して、積極的に自ら動かないとあっという間に取り残されてしまうでしょう。

 

早期内定に関する情報を積極的に取り入れて、悔いの残らない就活にしましょう。

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