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文系から技術職へ就職するには?IT業界を視野に入れておいた方がいい理由も紹介

文系から技術職へ就職することは可能なのか、わからない方もいるでしょう。本記事では文系がIT業界を視野に入れておいた方がいい理由や技術職の種類、文系から技術職へ就職するためのポイントなどを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

文系から技術職に就職することはできる?」
IT業界の技術職にはどのような職種があるの?」
文系から技術職へ就職を考えている方の中には、就職できるのかどうか不安に考えている方もいるのではないでしょうか。

 

本記事では、文系IT業界を視野に入れておいた方がいい理由、IT業界における技術職の種類などを紹介しています。

 

この記事を読むことで、文系から技術職へ就職するためのポイントなども把握できます。その知識をもとに就職活動ができるため、文系から技術職への就職について不安を抱えている方も就職活動がしやすくなるでしょう。

 

文系から技術職へ就職することができるのかどうか知りたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてはいかがでしょうか。

文系からも技術職という選択肢はあり?

出典:PIXTA

文系として技術職に就職した場合、理系と同じように活躍できるのか疑問に考えている方も少なくありません。結論から述べると、文系から技術職に就職することは問題ないでしょう。

 

技術職と聞くと理系の仕事のように考えている方は多いですが、文系で学んだ知識が活かせる部分も多いです。また、技術職の中には文系の方が向いている職種もあります。

 

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文系がIT業界を視野に入れておいた方がいい理由

文系学生でもIT業界への就職を視野に入れておくのがおすすめです。IT業界を視野に入れておくといい理由としては、IT業界が売り手市場であるという点や、IT業界は社員への教育制度が充実しているといった点があります。

 

ここでは文系IT業界を視野に入れておいた方がいい理由について解説していきますので、参考にしてみてください。

売り手市場であるため

IT業界は成長を続けており、需要に対してIT人材の数が不足しています。業界が好況になると人手が必要になるため、原則として人手不足の状態になります。

 

このことからも、IT業界は売り手市場であると言えるでしょう。売り手市場であるIT業界では、技術職一人ひとりの市場価値も高い傾向にあります。そのため、仮に転職を考えた場合にも求人に困ることはないでしょう。

 

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社員への教育制度が充実しているため

IT業界が好況であれば、IT業界に属している企業も好業績であることが多いです。また、業績のいい企業は人材育成にも力を入れる余裕があるため、社員への教育制度なども充実しています。

 

文系の新卒で技術職として入社した場合、最初の新人教育によって得たスキルが今後のキャリアを左右するほど重要なポイントになり得ます。

 

そのため、自分の将来を考えたとき、充実した社員教育を受けられる業績のいいIT企業に就職することは大きなメリットがあると言えるでしょう。

今後伸びる可能性のある企業が多いため

企業に雇用されるサラリーマンは自社の成長と自身の昇進が連動するようになっており、企業の業績が悪くなれば出世も停滞します。入社する企業の業績が今後伸びなければ、自身の出世も見込めない場合もあります。

 

その点、IT業界は業界そのものが好況であると言えます。業界全体が好況ということは、今後伸びる企業も多いということになるため、将来性を考えた上でもIT業界を選ぶことには意味があると言えるでしょう。

個人の努力が認められやすいため

業界が不況であっても自身の努力によってキャリアを築いていけるような人もいますが、自身の努力だけではどうにもならないこともあるでしょう。しかし、業界全体が好況であれば、個人の努力も認められやすくなります。

 

業界が好況であれば、個人の努力が実を結ぶチャンス自体が多くなりやすいため、成功する可能性も高くなるでしょう。そのため、努力を無駄にせずにキャリアアップしていきたいと考えるなら、今後も成長が見込めるIT業界を選択することは有効とも言えます。

多様な専門職や総合職があり自分にあった職種を選べる

IT業界全体で見ると新卒採用も積極的に行っており、多くの企業が人材に投資しています。そのため、IT業界はキャリアの選択肢も豊富で、さまざまな専門職や総合職の中から自分にあった職種を選ぶことも可能になっています。

 

大きく分ければ、技術職である専門職と営業や企画などの総合職の2種類です。しかし、それぞれ専門職と総合職の中でも職種が細分化されており、多様な職種が存在しています。

IT業界における技術職の6つの種類

出典:PIXTA

前述のとおり、IT業界にはさまざまな職種があるため、文系から就職しても自分にあった職種を選択することが可能です。IT業界の技術職としては、プログラマーやシステムエンジニアなどが有名でしょう。

 

ここではIT業界における技術職の種類を紹介します。

1:プログラマー

プログラマーは、システム開発における下流工程であるプログラミングを行う技術職です。システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、プログラミング言語を使ってコードを書いていきます。

 

プログラマーの主な仕事はコーディングによってプログラムを実装していくことですが、システムエンジニアが作成した仕様書にミスがあった場合、それを見つけることも仕事の1つです。

2:システムエンジニア

システムエンジニアは、システム開発における上流工程であるシステムの設計を行う技術職です。システムエンジニアはクライアントからヒアリングを行い、システム開発を行うプログラマーのためにシステムの設計書を作成します。

 

さらに、プログラムが動作するようになれば、仕様書のとおりに問題なく動作するかどうかテストを行います。

 

システムエンジニアの仕事には、これらの業務を行うためのコミュニケーション能力や情報収集能力などが求められるでしょう。

3:インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークなどのITインフラ周りの業務を行う技術職です。ITインフラの設計や構築、保守運用などを行います。

 

インフラエンジニアの業務領域は多岐にわたるため、インフラエンジニアと一言で言っても専門とする業務領域によって「サーバーエンジニア」や「ネットワークエンジニア」などの種類にわかれます。

4:ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、企業が抱えている課題解決のためにITソリューションの提案を行う職種です。ITコンサルタントの仕事はコンサルティングを行い、クライアントが抱えているさまざまな課題をITによって解決することです。

 

そのため、ITに関する知識はもちろん、自社のITサービスや顧客の業務内容など、幅広い知識やスキルが必要とされるでしょう。

5:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトのスケジュールや予算、品質などあらゆる責任を負う職種です。名前のとおりプロジェクトのマネジメントを行う役職で、プロジェクトにおける意思決定や管理を行います。

 

プロジェクトマネージャーになるためには、技術者として多くの経験を積み、マネジメントスキルや経営的な視野を身につける必要があるでしょう。

6:プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーとは、プロジェクトの現場のリーダーとして開発の指揮をとる職種です。プロジェクトマネージャーの指示のもと、直接開発現場のチームリーダーとしてエンジニアの管理業務などを行います。

 

また、プロジェクトリーダー自身が開発業務を行うこともあります。プロジェクトリーダーはプロジェクトマネージャーよりも技術者に近い距離で業務を行うため、開発現場の環境全体を把握できる能力が求められるでしょう。

技術職に向いている人の特徴

どのような仕事でも同じですが、技術職も人によって向き不向きがあります。そのため、文系から技術職を目指す場合は、自身に技術職への適性があるかどうか事前に知っておくことも大切です。

 

ここでは、技術職に向いている人の特徴について解説していきます。

 

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  • プログラミングに関する本や入門動画を見て面白いと思える人
  • 柔軟な思考を持っている人
  • 最新の技術に興味がある人
  • 集中力や粘り強さがある人
  • コミュニケーションが得意な人

プログラミングに関する本や入門動画を見て面白いと思える人

職種にもよりますが、IT業界の技術職は業務でプログラミングを行うケースが多いです。そのため、プログラミングが嫌いではないことは技術職を目指す上で最低限の条件だと言えます。

 

プログラミングに関する本や動画などを見て面白いと思えるような人であれば、IT業界の技術職に向いていると言えるでしょう。未経験の場合は、プログラミングを面白いと思えるかどうかで今後の伸びしろも変わります。

柔軟な思考を持っている人

技術職としてシステム開発などに従事していると、業務の課程でさまざまなトラブルが発生します。また、トラブルが発生した際には最初の方針を貫くよりも、考え方を柔軟に切り替えながら解決策を導き出すことが大切になります。

 

そのため、柔軟な思考ができる人は技術職に向いていると言えるでしょう。当初の方針に固執せずに柔軟に方向転換できる方が、損失を最小限に抑えることも可能になります。

最新の技術に興味がある人

IT業界では日々新しい技術が登場しており、トレンドも目まぐるしく変化しています。そのため、技術職としてそれらの技術を扱う以上、最新の技術を積極的に情報収集できることが望ましいと言えるでしょう。

 

そのため、新しい技術に興味を持ち、楽しみながら情報収集できるような人は技術職に向いています。このような人であれば、学ぶのも苦にはならないでしょう。

集中力や粘り強さがある人

技術職の仕事は地味な作業も多く、コツコツ地道に進める必要があります。また、実行中にバグやエラーが見つかった場合、修正して再度実行してみてバグやエラーが見つかったら修正する、という作業の繰り返しになるため、集中力が求められます。

 

そのため、集中力や粘り強さのある人は技術職に向いていると言えるでしょう。

コミュニケーションが得意な人

技術職は1人で作業を行うイメージがあるという人もいるでしょう。しかし、実際にはさまざまな人と協力し、コミュニケーションをとりながら仕事をすることになるため、コミュニケーションが得意な人の方が技術職に向いている場合があります。

 

特にシステムエンジニアなどのシステム開発の上流工程を担当する技術職の場合、クライアントと接する機会も多いため、高い対人スキルが求められるでしょう。

文系から技術職へ就職するためのポイント

出典:PIXTA

これから技術職への就職を目指すために、就職活動をはじめようと考えている方もいるでしょう。文系から技術職に就職するためには、インターンシップへの参加やプログラミングの勉強などいくつかの準備を行っておくことが大切です。

 

ここでは、文系から技術職へ就職するためのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

  • 長期インターンシップに参加する
  • プログラミングを学習する
  • IT系の資格を取得する
  • ポートフォリオを作成する
  • ツールを使って自己分析する
  • ツールを使って志望動機の基本形を学ぶ
  • 就活エージェントに相談する
  • 就活アプリを活用する

長期インターンシップに参加する

長期インターンシップに参加して、実際にIT企業で働くことを体験しておきましょう。インターンシップでは実際に企業に勤めている現役の技術職と一緒に仕事をすることになるため、技術職に必要な実践的なスキルを磨くことができます。

 

インターンシップの情報は大学のキャリアセンターや求人サイトなどで探すことができるため、チェックしてみるといいでしょう。

 

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プログラミングを学習する

IT業界の技術職として就職するためにはプログラミングのスキルは必須になります。そのため、書籍や学習サイト、プログラミングスクールなどを利用してプログラミングの学習を行いましょう。

 

書籍や学習サイトを利用すれば費用を抑えて学習することができますが、わからないことがあっても自力で解決していく必要があるため、初心者には不向きです。一方、プログラミングスクールは高額な費用がかかりますが、講師に指導してもらえるため効率的に勉強できます。

IT系の資格を取得する

IT系の資格を取得しておくことで、一定以上のITの知識やスキルを持っていること、さらに熱意をアピールできるようになります。資格取得は必須ではありませんが、比較的取得しやすいITパスポートや基本情報技術者試験などを取得しておくといいでしょう。

 

試験勉強を通して、技術職に必要なIT知識を習得することもできます。

ポートフォリオを作成する

技術職にとってのポートフォリオとは、自分の成果物をまとめた資料のことです。ポートフォリオを見れば技術者としての経歴やスキルなどがわかるため、技術職への就職や転職を行う際にはアピールとしても有効になります。

 

また、企業によってはポートフォリオの作成が必須になっていることもあるため、自身で成果物を作成してポートフォリオを用意しておきましょう。

ツールを使って自己分析する

就職活動を行う上で、自己分析を行って自身の強みや弱み、適性などを深く掘り下げることは重要です。自己分析はツールを使って行うこともできるため、自己分析ツールを活用して自分の適性を診断してみるといいでしょう。

 

自分の性格やどのような業界、職種が向いているのかツールを使って自己分析すれば、効率的な就職活動が進めやすくなります。

ツールを使って志望動機の基本形を学ぶ

志望動機を書く際、2つの基本形があります。1つは「事業内容と実務内容の両方に言及すること」です。もう1つは「事業内容→実務内容の順番に言及すること」です。

 

ツールを活用することで、効率的に志望動機の基本形を学ぶことができるでしょう。基本形ができれば、あとは残りのスペースにあわせて肉づけを行えば、志望動機が完成します。

就活エージェントに相談する

就活エージェントを利用することで、アドバイザーのサポートを受けながら就職活動を進めていけます。文系からIT業界の技術職を目指そうと思っても、何からはじめていいのかわからないという場合もあるでしょう。

 

そういった場合は、就活エージェントを活用するのがおすすめです。

就活アプリを活用する

最近では、アプリ上で就活を行える「就活アプリ」も登場しています。就活アプリを利用すれば、アプリ上で企業説明会や担当者とのやりとり、Web面談なども実施することが可能です。

 

そのため、就職活動で必要になる交通費や移動時間も削減できるでしょう。

文系学生が技術職を目指すときに注意したいこと

IT業界は人手不足の状態のため、文系未経験可で求人が出ているケースは多いです。しかし、未経験可だからといって、プログラミングなどの勉強を全くせずに就職活動を行って上手くいくというわけではありません。

 

まずは、理系出身者との差を理解し、モチベーションを保ちつつ、技術職に必要な知識やスキルをある程度習得しておくようにしましょう。

文系からも技術職を目指してみよう

出典:PIXTA

IT業界は今後も成長していくことが予測されているため、文系からでもIT業界の技術職への就職を視野に入れておくのがおすすめです。

 

本記事で紹介した、文系IT業界を視野に入れておいた方がいい理由や技術職の種類、文系から技術職へ就職するためのポイントなどを参考に、技術職を目指してみてはいかがでしょうか。

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