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2021卒が選ぶ人気企業紹介!職業別ランキングからみえる共通点とは?

就活をこれから始めるかたには、まだどの業界で働くか迷っている方もいることでしょう。この記事では、就活を行う際の企業選びのコツや各業界の人気企業を紹介しています。いまから就職活動を始める方や興味がある方は、是非、最後まで読んでみてください。

「就活生に人気なのはどの企業なんだろう?」
「人気の理由や先輩方の志望理由が知りたい」
このように、就活生には就職に向けた疑問がたくさんあるのではないでしょうか。

 

本記事では、就職活動における企業の選び方のポイントや業界別に人気がある企業に加え、志望者が多い企業の共通点を紹介しています。

 

この記事を読むことで、自身のことや本当に働きたい企業、業界ごとの特徴について把握することができます。それらの知識をもとに自分が働きたい業界を選択できるため、希望している業界に疑問を感じている方の判断材料になるでしょう。

 

就職活動を始めた方やどの業界に身を置くか悩んでいる方は、是非この記事をチェックしてみてください。

企業選びはなにから始めるべき?

出典:PIXTA

就活の準備を始めるにあたって押さえておきたいポイントは、自分自身と仕事について深く知ることです。

 

自分の強みや弱み、得手不得手などを把握しておくと、企業と自身の相性を客観的に判断できる材料になるでしょう。

 

また、関心がある企業だけでなく、興味の対象以外の企業を知ることも重要です。さまざまな企業を比較することで、なぜその企業に惹かれるのかという動機が明確になるからです。

【業界別】人気企業ランキング

出典:PIXTA

楽天みん就が、2021年3月卒業予定である約3,400人の学生を対象に「2021年卒 新卒就職人気企業ランキング 業界別ランキング」の調査を行いました。

 

どの業界に興味があるか、また就職先として人気があるか、国内情勢や景気動向の影響が就職先ランキングとして表れます。

 

ここでは、業界別に上位に入った企業を中心に紹介していきます。

 

出典 :2021年卒 新卒就職人気企業ランキング|楽天グループ株式会社
出典 : https://www.nikki.ne.jp/event/2020032701/
アクセス日:2022.02.16

都銀・信託・外銀

金融業界では、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクが人気の傾向にあります。

 

志望理由を見てみると、給料や待遇面ではなく、社内の雰囲気や経営理念に同調するような意見が多く見られました。

 

また人気企業には、社員が挑戦できる環境が整っていることや、ほかの部署への転属のしやすさなどが目立ち、社員の向上心を大切にする土壌があることが人気の1つと言えるでしょう。

総合商社・専門商社

総合商社・専門商社は、総合人気ランキング第3位につけた伊藤忠商事を始め、丸紅や三菱商事などの大手企業が軒並みランクインしています。

 

世界中で活躍できるこの業界は、海外で働きたい、という志望理由が多く見られます。過去に海外で生活をしていた志望者も目立ち、語学を活かせる点も魅力の1つでしょう。

 

国をまたいで仕事をする業界であることから、ルールに縛られすぎない企業に志望者が集まっています。

 

出典 :2021年卒 新卒就職人気企業ランキング|楽天グループ株式会社
参考 : https://www.nikki.ne.jp/event/20200327/
アクセス日:2022.02.16

電機・機械・材料

日本の主要産業の1つである電機・機械・材料は、ソニーが首位、つづいてトヨタ自動車、パナソニックと世界的に展開する企業が名を連ねています。

 

上位にランクインされている企業は、自由な発想を重視する傾向にあり、この理念に共感した学生の応募が多く見られました。

 

地域による不便な交通事情や、環境に配慮したモノづくりなど、社会問題に取り組んでいる企業が人気です。

生命保険・損害保険

保険業界で人気のある企業は、東京海上日動火災保険、太陽生命保険、第一生命保険などとなっています。

 

学生たちの志望動機として多かったのが、そこで働く人に魅力があったから、という理由でした。保険業界は、クライアントのリスクマネジメントを行うことから、保険の知識やだれにでも話しやすい人物像が望まれます。

 

面接官に好印象を抱いたことや人々の生活を根底から支えたい、という理由も多く見られました。

医薬・化学・化粧品

医薬・化学・化粧品の分野では、総合順位4位の花王と5位の資生堂がランクインしています。

 

化学工学を専攻している学生や、美しさに興味がある学生の志望者が多く見られます。また、モノづくりだけでなく、大手企業ならではのマーケティングに魅力を感じるなどの理由もありました。

 

とくに化粧品業界は、商品だけではなくユーザーに提案する仕事も求められるため、コミュニケーションも重要になるでしょう。

食品・農林・水産

食品・農林・水産業界は、総合順位第2位の味の素がトップとなっており、サントリーホールディングス、アサヒビールなどの企業がランクインしています。

 

人間の生活に欠かせない「食」や「住」に使われる木材の提供などを担っており、人々の暮らしを支えている業界で、近年では高齢化や後継者不足が深刻であり、安定的な人材確保が急務となっています。

 

志望理由として、若手でも社会に貢献できる企業であることが多く見られました。

通信/ネットワーク

通信/ネットワーク業界は、NTTドコモが首位、2位にNTT西日本、3位にKDDIという人気順になっており、NTTグループが上位を占めています。

 

平成半ばから急速に発達してきた通信業界は、業界全体の動きが早く、国内外の情勢を日々確認する必要があるでしょう。

 

応募した学生は、通信をベースにした日本の国際交流や社会問題の解決など、世界に目を向けた志望者が多く、それを実行できる企業が人気となっています。

コンサル/シンクタンク

企業の課題を解決するコンサル/シンクタンク業界は、日本全国で展開するアクセンチュアが人気です。

 

金融や広告などの人気業界よりも高い成長率を誇り、コンサルティングに対するニーズは増加傾向にあります。海外展開やIT技術の導入など企業の課題は多岐にわたることから、コンサル業界も多様化していくでしょう。

 

コンサル志望の学生は、ITを用いて解決したい、というコンサル業界の労働緩和に着目する理由が目立ちました。

情報処理/システム

情報処理/システム業界で人気がある企業は、NTTデータとなっています。なお、総合順位でも1位を獲得しており、業界を問わず人気がある企業です。

 

SEやシステムの保守運用など、専門的な知識が必要となるため、おのずと理系を専攻している志望者が多くなる傾向にあります。

 

ITを活用した社会貢献を目指している、という志望理由が多くあり、設計から運用まで実践している企業が人気と言えるでしょう。

ホテル/レジャー

人々を楽しませたり癒しを提供するホテル/レジャー業界では、オリエンタルランドに多数の応募がありました。さらに、バンダイや任天堂などもランクインされています。

 

ホテル/レジャー業界は、さまざまな産業と提携や融合をくり返すため、大きな経済効果をもたらす可能性を秘めている業界と言えるでしょう。

 

ユーザーホスピタリティが徹底されている企業が、学生たちの支持を集めている結果となっています。

流通/小売

人とモノをつなぐ流通/小売業界の1位は、家具を取り扱うニトリでした。良品計画やイケアジャパンなど、日常生活に近い企業が上位に入っています。

 

近年では、自社で企画・製造、販売までを行う「製造小売業」が台頭しており、ニトリや良品計画はその筆頭です。

 

志望理由に、生活者からモノを考える理念に共感した、との意見が多くあることから、アイデアを受け止めてくれる企業が学生たちに人気であると言えるでしょう。

トラベル/航空/運輸

トラベル/航空/運輸業界においては、全日本空輸(ANA)が1位となりました。つづいて日本航空(JAL)、JTBグルーブが学生たちに人気のある企業でした。

 

募集職種がパイロットや整備士だけでなく、不動産や商業施設の開発なども行っていることから幅広い求人があるのが特徴です。

 

航空業界の志望者は、昔から航空機が好き、という純粋な動機が多く見られるほか、世界を旅した経験を活かしたいとの理由もありました。

出版

日々、世界に誇るマンガが生まれている出版業界では、人気連載を多く抱える集英社が1位となりました。そのほかに、子ども向けの教材で知られる学研グループがランクインしています。

 

出版業界は、デジタル化の普及に伴い紙媒体の雑誌の売上が落ち込んでいるものの、コミックスの売上は増加傾向にあります。

 

企業によってコンテンツの強みが異なるため、学生たちの趣向が動機となっている点が特徴的でしょう。

広告

広告業界では、メディアやゲーム開発なども行うサイバーエージェントが1位に選ばれました。つづいて電通、博報堂となっています。

 

従来の広告はテレビやラジオ、新聞などが主流でしたが、近年ではWebを用いた広告が広がっています。インターネットの普及により、エンジニアやWebデザイナーなど、Web関連の求人が多いことが特徴でしょう。

 

この業界では、オンラインの立ち位置を重要視している学生の応募が目立ちました。

音楽/芸能/制作

華やかな舞台を演出する音楽/芸能/制作業界は、ソニーミュージックグループが1位でエイベックスが2位、東宝が3位となりました。

 

マスコミ業界との関係がつよいとされている業界ですが、インターネットやSNSなどの連携が顕著になり、新しいメディアをいかに活用するかが重要になるでしょう。

 

世界に発信力のある企業や、新しい表現に挑戦している企業に関心が高く、ボーダーレスな感覚を大事にしている学生が多い傾向です。

繊維/アパレル服飾

繊維/アパレル服飾業界のトップは、女性用下着を扱うワコールとなりました。2位、3位にはアシックスとミズノが入っています。

 

ファッション業界は景気などで市場の増減がありますが、繊維業界は衣服だけでなく車や家具などのつながりが深いため、比較的に安定した業界であると言えるでしょう。

 

人気企業たる理由は、科学的データを用いた商品開発を行っていることが挙げられ、説得力がある企業が学生の支持を集めています。

建設/住宅/不動産

暮らしを提供する、建設/住宅/不動産の業界で人気がある企業は、旭化成ホームズ[へーベルハウス]でした。さらに三井不動産、三菱地所がランクインしています。

 

情勢を反映する分かりやすい業界でしょう。高齢化に備えた住宅づくりや社会インフラ事業など、政府機関とも仕事をすることが多いのが特徴です。

 

時代の変化に対応できている企業が学生の支持を集めており、事業規模の大きさも魅力となっています。

人気の企業からみえる共通点とは

出典:PIXTA

学生から人気がある企業には、企業のプレゼンが上手い、という共通点があります。人気がある企業の志望理由として、プレゼンがわかりやすい、担当社員が親身に対応してくれたなど、学生との接点を有効に活かしていることが挙げられます。

 

また、挑戦できる土壌を持つ企業も学生から支持を集めていました。成果に見合った報酬を用意していたり海外勤務がある企業など、キャリアの道筋が明確である企業が好まれる傾向にあるでしょう。

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