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海外インターンシップのメリットデメリット|応募時期や必要な準備など解説

海外インターンシップには様々なメリットがあります。もちろんデメリットもありますが、価値のあるビジネス体験プログラムであることは間違いありません。今回は海外インターンシップに行くための応募方法や行くべき時期などをメリットデメリットと共にお伝えいたします。

海外インターンシップとはどんなもの?

(1)海外インターンシップの概要と背景

「海外インターンシップ」は非常に幅広い意味を持っていますが、共通しているのは「実際に海外に行き、日本語以外の言語を用いながら、自らの専攻や将来の職業に関連した職業体験する」ということです。平成29年の外務省統計では海外に3ヵ月以上滞在している邦人のうち、就労を含めた「留学生、研究者」などの合計人数は18万18人であり、日本の総人口の0.13%となっています。
参加する日本人学生はまだほんの一部ですが、大手から中堅企業含めて、英語力の高い人材や国際感覚に優れた人材のニーズは急速に増しており、海外インターンの経験が大きなアピールになるのは間違いありません。

(2)海外インターンシップの種類とそれぞれの特徴

海外インターンシップへの参加方法は大きく3つに分かれます。

1.NPOインターンシップに参加する
無報酬で参加するプログラムが多く、具体的な内容としては、北米や東南アジア各国でのチャイルドボランティアや学校教師アシスタント、NPOの活動サポートなどが挙げられます。報酬に関しては基本的にはないものの、滞在中の衣食住は保障してくれるところが多いのが特徴です。多くの場合、インターンシップの期間も1週間から3週間程度のものから、長いものは半年などに及びます。

2.企業におけるインターンシップに参加する
NPOのプログラムとは異なり、海外に滞在しながらも、企業から実際に給与がもらえるインターンシッププログラムが多くあります。「カナダやオーストラリアなどで、ワーキングホリデーのビザを用いて飲食店などで働く」というものと「日系企業のメンバーとして現地での就労に参加する」という2つのトレンドがあるようです。

3.技術系職種、専門職インターンシップに参加する
大きく分けると「学校で学んだ専門知識を生かした無給インターンシップ」と「学習と就労を併せた1年以上の長期有給インターンシップ」に分かれます。無給インターンというのは学校で学んだ知識を生かしつつ、アジア、北米、オーストラリアなどで法学や3Dデザイン、ファッションデザイン等の専門分野における課題解決に携わるものです。
一方、長期インターンシップの代表的なものとしては、アメリカの「オプショナル・プラクティカル・トレーニング(OPT)」や「J1ビザを用いた就労」などがあります。OPTは学生が今まで勉強したことを活かして、アメリカの会社で仕事をするプログラムのことです。研究職などが該当職種にあたります。また、J-1ビザとはアメリカ国務省(USIA)が認定するビザで、このビザを取得すると1年もしくは1年半の間、有給で研修できるとされています。それぞれ、学生として学びながらも実際の企業で働くことができます。

(3)海外インターンシップと留学の違い

海外インターンシップと留学は、そもそもの目的が異なります。
海外インターンシップとは、語学研修と海外の企業での本格的な就労経験を通じて、ビジネスレベルの「英語」や「海外の常識」「多様性」を学べます。こちらでは「ビジネスパーソンとしての経験を積む」ことが目的と考える場合が多いです。

留学の目的は学業であり、その仕組みは「学校が、あるいは自分が、留学する大学や参加するコースを決め、大学側へ許可を得て留学し、そのうえで留学期間中に取得した単位を、在学中の日本の大学に認定してもらう」となっています。

また、費用面については、海外インターンシップは年間平均250万円程度で済むのに対し、留学は学校側の補助がない場合、平均400万円程度かかることも違いとして挙げられます。

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出典:pixabay

海外インターンシップのメリットとデメリットは?