就活を進めていく中で、もし志望する業界や企業が斜陽産業・衰退産業だとわかったら、どうしたらいいのか悩む学生も多いのではないでしょうか。ここでは、それらの産業の背景や将来性などを含め、斜陽産業・衰退産業について解説します。
斜陽産業・衰退産業とは
まず、斜陽産業・衰退産業とは何かを解説するとともに、斜陽・衰退した理由も探っていきましょう。
斜陽産業・衰退産業とは
「斜陽」とは西に傾いた太陽、つまり夕日を意味する言葉です。沈みゆく太陽=夕日に例えられるとおり、「斜陽産業」とは、需要が減少傾向にある産業を指し、産業としてのピークが過ぎて低迷状態にあることを指します。「衰退産業」も同様で、将来的に衰退が予想される産業を指します。斜陽産業・衰退産業の対義語は、「発展産業」「繁栄産業」「成長産業」などがあたります。
斜陽産業になった原因
以前に繁栄・発展した産業が斜陽・衰退に転じたのは、どうしてなのでしょう?その主な原因は以下の通りです。
<斜陽産業になった原因>
・産業の成熟期を越えた(市場シェアの限界)
・技術革新などにより、新たな産業が登場した
・外国製品の輸入や新技術による競争の激化
など
第2次世界大戦後から1960年まで繁栄した石炭産業は、エネルギー革命により衰退した産業のひとつ。また、繊維産業なども国内で生産するとコストが多くかかることから比較優位性を失い、輸入製品に需要を侵食されています。
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出典:写真AC