就活中にやる気がでないとき、対策方法があることを知っているでしょうか。この記事では、就活中にやる気があった方がよい理由や、やる気がでないときの対策方法について紹介します。就活中のやる気について気になる方や悩んでいる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
「就活でやる気がでない理由とは?」
「なぜ就活でやる気をだした方がよいのか知りたい」
「やる気をだして就活したい」
このように、就活中なのにやる気がでない方やどうすればやる気がだせるのか知りたい就活生もいるでしょう。
この記事では、就活でやる気をだした方がよい理由や就活中にやる気がでない理由として考えられる理由などについて紹介します。
この記事を読むことで、就活する際にやる気がでない理由として考えられることや、やる気をだすための対策方法が把握できるため、前向きに就活できるようになるでしょう。
力を入れて就活しなければいけないのにやる気がでない、やる気のだし方が知りたいという方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。
就活でやる気をだした方がよい理由
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採用担当者はこれまでに多くの就活生と面接してきた経験から、就活に対するやる気のなさや志望度の低さを敏感に感じ取るでしょう。
そのため、もし就活に対するやる気のなさが採用担当者に伝わるようなことになれば、その時点で内定をもらいにくくなってしまうでしょう。
普段から面接の練習や企業研究することも大切ですが、就職したいという気持ちを強くアピールできることが何よりも重要です。
就活にやる気がでない理由として考えられること
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前述したように、就活を成功させるためにはやる気が大きく関係しています。もしやる気がでない場合は、その原因を把握して改善していかなければなりません。
やる気がでない原因を突き止めて対処することで行動もよい方向に変わるため、どうしてやる気がでないのかといった自己分析は重要になってきます。
ここでは、就活をやる気がでない理由として考えられることについて紹介します。
やるべきことが多くて何からすればよいか分からない
就活に取りかかる際には自己分析や企業研究、面接練習などとやるべきことがたくさんあります。それがあまりにも多すぎることで、何から手を付けたらよいのか分からなくなり、やる気がでなくなってしまうでしょう。
そのような場合でも焦らずに、目の前にあることを1つずつこなしていくことが大切です。
他の就活生が優秀に見えて劣等感を持っている
集団面接などで、周りの就活生が優秀に見えて自信を失ってしまい、やる気がでないこともあるでしょう。また、全国大会出場や生徒会長の経験といった実績や経歴を聞かされて、不安になってしまう場合もあります。
どういった内容の自己アピールでも、企業が求める人材であれば評価してもらえます。あまり人と比較しすぎないようにすることが大切です。
もうすぐ社会人になるという実感が湧かない
企業での就業経験がないことから社会人がどのようなものか分からず、自分が社会人になるという実感が湧かないことが原因で、やる気がでないことにつながってしまうこともあるでしょう。
企業の説明会やインターンで現場の雰囲気を感じられればイメージしやすいですが、学生の立場ではモチベーションにつなげるのは難しいでしょう。
本当にやりたいことが他にある
就活に注力しなければいけないことは分かっていても、他に夢見ていることや夢中になっているものがある場合、やる気がでないことがあります。
もし就活以外に時間を割いて努力していたり、力を入れているものがあったりしても、無理して中断することはないでしょう。夢中になって取り組めるものは、就活において強みとなる場合があります。
また、就活は義務ではないため、本当に就職以外でやりたいことがあるなら、一度就活すること自体を見つめ直す選択肢もあるでしょう。
就活がうまくいっていない
何事も手応えが感じられないとやる気を維持させることが難しいため、なかなか内定がもらえなかったり、選考に通らなかったりすることでモチベーションが下がってしまう場合もあります。
これは志望企業選びにも言えることで、自分が理想とする企業が見つけられない場合も同様にやる気がなくなってしまうでしょう。その場合は、まず、高いモチベーションを持って働けそうな企業を見つけることから始めましょう。
就職後のはっきりとした目標や目的がない
就職後のはっきりとした目標や目的がないと、どの職種に就けばよいのか分からない、やりたいことが分からないといった気持ちになってしまいがちです。その気持ちが原因で、就活に対してやる気がなくなってしまうでしょう。
志望動機に使えそうなエピソードが思いつかない
志望動機やエントリーシートには、自己アピールするための具体的なエピソードが必要です。
学生時代に力を入れていたことは何か、そこから何を学んだかといったエピソードは、採用担当者への印象を大きく左右するため、思いつかないことでやる気がでない原因になってしまうでしょう。
しかし、自己アピールで重要なことは、輝かしい実績や華やかな経歴を披露するのではなく、熱心に打ち込んだ活動から何を感じ取ったのか、それが後にどのように活かされたのかということです。
後のことも考えたエピソードをつくるとよいでしょう。
就活について話せる仲間がいない
自分と同じように就活中の悩みを共感できる相手がいない場合も、やる気がでないことにつながってしまうでしょう。
悩みがあって行き詰まったり、疑問があって立ち止まったりすることがあっても、相談したり愚痴を聞いてくれたりする仲間がいなければ、ストレスが溜まるばかりでやる気も失われてしまいます。
気軽に相談できる就活仲間がいればやる気を維持・向上させられるうえに、お互いをライバル視できるため、就活には理想的でしょう。
やる気がでないときの対策方法
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就活は、人生を左右する重要なライフステージの1つですが、プレッシャーを感じることで前向きになれなかったり、やる気がでなかったりします。どうしてやる気がでないのか、その原因を把握し改善することで問題は解決できるでしょう。
ここでは、やる気がでないときの対策方法について紹介します。
1度就活をやめてみる
志望企業から内定が出たなら就活を終えることも可能ですが、まだ本命企業の選考が残っているなら、「やる気が出ない」状態に焦りを覚えるかもしれません。
しかし、無理をせず一時的に就活を休んでみてはどうでしょう。十分に休んでリフレッシュした状態で就活を再開した方がスムーズに進むかもしれません。
就職で得られるメリットを考える
現状と比較して、就職したらどのようなメリットがあるか考えてみると、やる気がでないときの対策方法になるでしょう。
働くことで安定した給料がもらえること、業務を通して高いスキルが身につくこと、社会人として世の中に貢献できることなど、就職したからこそ得られたり経験できたりするメリットをリストアップしてみると、やる気につながるでしょう。
なぜやる気がでないのか自己分析する
いきなりやる気をだして行動できる人なら悩む必要はありませんが、きっかけや理由が欲しい場合は、なぜやる気がでないのか自己分析してみましょう。
他にやりたいことがある、理想の企業が見つけられないなど、やる気がでない理由をリストアップして原因を探り、解決に向けて1つずつ焦らず行動に移していくことが大切です。
呼吸と姿勢を整える
一生懸命就活に励むことは重要ですが、肩に力が入りすぎていると空回りしてしまいます。
そのような状態では、広い視野を持った考え方ができず周りが見えなくなってしまうため、やる気をだして就活に臨めるように、呼吸と姿勢を整えるとよいでしょう。
就活の相談ができる仲間をつくる
就活は、多くの就活生が自分の将来ために他の就活生と争います、そういった競争心は仲間をつくることで連帯感が生まれ、やる気につながります。
就活について相談できる就活仲間をつくることで、「友人も頑張っているから自分も頑張ろう」「もっと努力している人もいるだろうから自分も負けていられない」といった気持ちを感じながら頑張れるため、就活生が集まる場所で仲間を探してみるとよいでしょう。
内定がもらえたときのご褒美を決める
内定に向けて頑張った自分に、必ずしも高価な物といった必要はありませんが、何かご褒美をあげてもよいでしょう。買いたかったけど我慢していたものを買ったり、おいしいものを食べたりするなど、就活中に我慢していたことをやってみてはどうでしょう。
就活の方法を変えてみる
就活にやる気がでないときは、就活エージェントに頼ることも対策方法の1つです。就活エージェントは就活生と企業を結びつける役割があり、やる気のない就活生にとって大きな味方となってくれるでしょう。
また、就活経験のない就活生に何をすればよいか丁寧にアドバイスしてくれるため、不安を感じている就活生でも安心して活動に励めるでしょう。
息抜きができる時間をつくる
これまで内定に向けて頑張ってきたのですから、ゆっくり休む時間もつくって自分を労わってあげましょう。読みたかった小説を読んだり、見たかった映画を見たりして、就活から少し離れるのが一番です。
環境を変えてみる
就活に集中するために、今の環境を変えてみることが効果的な対策となる場合があります。
テレビやスマホ、パソコンといった電化製品に時間を奪われているのであれば使用時間を制限したり、友人と遊ぶ時間が多いのであれば就活中だけでも控えたりすることで、就活に集中できるようになるでしょう。
就活が成功したら解禁できると思えばモチベーションにもつながるため、環境を変えてみることはやる気がでないときの対策方法として有効と言えるでしょう。
目標を設定してみる
内定という目標を達成したためにゴールを失ったように感じている人は、次のゴールを設定しましょう。大きなゴールにする必要はありません。入社に向けてパソコンスキルを上げるなど、短いスパンのゴールがよいでしょう。
また、設定した目標を友人や家族に宣言しておく方法も、就活でやる気がでないときの対策方法としておすすめです。
そもそも就活している人の100%がやる気を持っているのか
周囲の就活生の全てがやる気に満ち溢れ、アグレッシブに就活しているかと言うとそうではありません。見た目ではやる気があるように見えても、深く悩んでいる人もいます。
重要なのは、周りの就活生と自分とを比較しないこと、そしてやる気がないことを自覚して状況を変えようという気持ちを持つことです。それができて初めて、就活への第一歩を踏みだしたと言えるでしょう。
周りと比べず、自分の状況を把握して就活に取り組みましょう。
就活中やる気がでないときは原因を考え対策をとろう
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今回は、就活中なのにやる気がでない理由として考えられることと対策方法を紹介しました。就活に集中できなかったり、気持ちが入らなかったりしている方は参考にしてみて下さい。
頑張った末に燃え尽きたような状態になることは決して悪いことではありません。頑張った証しです。しかし、やる気が出なくても人生は続きます。就活や内定は人生のひとつの通過点にすぎません。
「やる気が出なくなるほど頑張ったんだ!」と自分を認め、次のエネルギーに変えていきましょう。

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。