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就活でたばこはNG?喫煙者か聞かれたときの答え方と面接時の注意

世間では禁煙の風潮が高まっていますが、たばこを吸っていることは選考に響くのでしょうか?たばこについて面接で質問された際の答え方や注意点、喫煙することに対する企業側のイメージやマナーについても見ていきましょう。

就活でたばこを吸うのは不利になる?

就活生の中には喫煙者もいると思いますが、今企業では会社として禁煙を推奨しているところや、社内全面禁煙を実施しているところが数多くあります。喫煙者は自己管理ができていないと思われるケースもあり、喫煙者は肩身の狭い思いをしている人が多いでしょう。特に喫煙する就活生の場合、面接官が喫煙者でない限り良い印象を持たれない可能性は大きくなります。喫煙者が好印象を持たれない主な理由は次の2つです。

(1) 健康面

たばこはガンや心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる大きな病気のリスクも高めます。また、受動喫煙といって喫煙者だけでなく、喫煙者から出た煙を吸う人にも健康被害が及びます。受動喫煙の方が喫煙者よりも健康被害が大きいと言われており、たばこを吸う人がいることで周りにリスクが広がります。

(2) 仕事の生産性

喫煙者は勤務中でも、「ちょっと一服してこよう」と席を離れて喫煙所などに移動し、喫煙をして戻ってきます。その結果、非喫煙者よりも席を離れる時間が多く、長くなってしまうのです。企業側から見ると何度も席を離れ仕事の生産性を落とす人材よりも、与えられた時間で精一杯仕事をしてくれる人を雇いたい、と考えるのが普通です。

▽喫煙に関するクチコミはこちら
タバコを吸っているのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

就活でたばこはNG?喫煙者か聞かれたときの答え方と面接時の注意 出典:pixabay

就活で注意したい企業の禁煙への動き

2003年に施行された健康増進法により、公共施設や飲食店などで分煙が推進され、全面禁煙の場所が増加。企業によっては就業中の喫煙を禁止する企業も出てきました。たばこによる健康被害から社員を守ることや、喫煙者と非喫煙者との休憩時間の不公平さをなくすためなど、さまざまな理由で禁煙に対する動きが広がっています。禁煙に対する企業の動きについて紹介します。

就業中は全面禁煙(喫煙所の撤去)

製薬会社のファイザー株式会社では喫煙者をなくすことを宣言し、就業中の喫煙を全面禁止しました。喫煙中の社員に対しては禁煙治療の費用全額を企業が負担し、会社として禁煙を支援しています。接客業のすかいらーくグループでは、通勤時の喫煙を禁止したり、勤務時間中の外出時も喫煙を禁止したりしている企業などがあります。

非喫煙者には有休付与

ウェブマーケティング企業の株式会社ピアラでは、非喫煙者社員に年間最大6日間有給休暇が特別に付与される、スモーク休暇(略して「スモ休」という名称)という制度を設けています。喫煙者は業務中に喫煙のために離席してしまいますが、非喫煙者はその時間業務を行っているので、休憩時間が不公平になるという問題を解消するための施策です。

喫煙者を採用しない

近年では、採用活動の際に非喫煙者のみ応募を受けつけている企業が増えています。例えば、ホテル業の株式会社星野リゾートでは、採用サイトをクリックすると喫煙者かどうかを答えるページが現れ、YESのボタンをクリックした方のみが募集要項を見ることができるサイトになっており、たばこを吸わないことが採用条件に含まれるようになりました。また、募集要項にはっきりと「弊社は喫煙者の採用は致しておりません」と記載してあります。

就活中に注意したいたばこのマナー

就活中のストレス解消にたばこを吸う人も多いと思いますが、面接前にはできるだけ吸わないことが望ましいです。たばこを吸うことは自分が良くても周りの方に健康被害や臭いなどの不快感を与えることがありますので気をつけましょう。ここでは就活中のたばこマナーについて紹介します。

たばこの臭いに気をつける

喫煙者であれば、面接を受ける前や、企業へ移動する途中のカフェやコンビニエンスストアなどで一服したいと思うもの。しかしたばこの臭いは口臭だけでなく、洋服や髪の毛にもついてしまいます。面接官が喫煙者でない場合は特にたばこの臭いに敏感ですし、その臭いを不快に思う方は少なくないでしょう。できればリクルートスーツに着替えたら、たばこを吸わないことがベストです。もし吸ってしまった場合は、洋服に残った臭いを消すスプレータイプの消臭剤や口臭ケアなどをしっかり行っておきましょう。

企業内に喫煙所があっても企業内では吸わない

企業内の喫煙所は、基本的にはその会社で勤務している社員のために作られている場所です。入社したい企業の喫煙所で学生が喫煙をしているのは、当然ですが良い印象ではありません。また、面接官にその姿を見られている可能性もありますので、社内で喫煙することは控えましょう。

企業外でもマナーに反した吸い方やポイ捨てをしない

受験した企業を出て最寄り駅までの帰り道、「やっとたばこが吸える…」と思っても、歩きたばこをしたり、道端にポイ捨てしたりなどマナー違反な喫煙はやめましょう。どこでその企業の方が見ているかわかりませんし、社会的にもマナーに反しているのでしてはいけないことです。

就活の面接でたばこを吸うか聞かれたときの答え方

面接官からたばこを吸うかどうかを聞かれた場合、喫煙者は即答しにくいかもしれません。しかし嘘をつかずに正直に答えましょう。

正直に答えることがベスト

「はい、吸います」と正直に言うことが一番です。喫煙者であっても吸っていないと嘘をつくことは良くありません。もし吸っていないと言ったとしても、服についた臭いや口臭でわかってしまうものです。そこで「たばこの臭いがしますが気のせいですか?来る前に喫煙されたのでは?」などと言われてあたふたし、嘘をついていたことがわかってしまうと、喫煙していることにプラスして嘘をついている学生ということで大きな減点となります。基本的には正直に答えることをおすすめします。

医療や健康系の会社であれば、喫煙していることがマイナスになる

医療系や製薬会社、スポーツジムや健康食品を取り扱う会社など、健康増進を推進している企業には特に、喫煙はマイナスイメージを持たれがちです。喫煙していることは自分の体を傷つけていることになりますし、禁煙ができない、自己管理ができない人だと思われてしまいます。

面接前に禁煙にチャレンジしておく

就活を機に禁煙してみることもひとつの方法です。喫煙をすることにより、金銭的、時間的なロスに加え、健康面にも悪影響を及ぼします。また、喫煙者であることで受験できない企業もあるので、喫煙をしていて良いことは少ないでしょう。肩身の狭い思いをして喫煙するよりも、禁煙することのメリットの方が大きいことは間違いありません。

就活中はできるだけたばこの本数を減らそう

たばこを吸うことは、就活においてあまり良いイメージを与えることがありません。どうしても喫煙したい人は、面接に向けて細心の注意を払って対応することや、マナーを守ることを心がけてください。就活をきっかけにたばこの本数を減らしてみたり、禁煙に挑戦したりするのもいいかもかもしれません。

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