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【音楽・芸能業界】志望動機に何を書けば好印象?例文つきでご紹介!

音楽・芸能関係企業へのエントリーシートに記載する志望動機に、何を書けば良いのか頭を抱えている学生も多いようです。そこで、音楽・芸能関係企業の採用担当者に良い印象を持ってもらうための、志望動機の書き方についてご紹介します。

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エントリーシートの志望動機のポイント(1)業界・企業の研究をしたうえで志望動機を書く

音楽・芸能関係を扱う仕事は、業界も仕事内容も多岐にわたります。「音楽の種類」だけでも、邦楽、洋楽、クラシック、ジャズなど、ジャンルによっても扱う事務所やレーベルが異なります。

また、音楽・芸能関係とひとくちに言っても、音楽事務所で歌手や奏者をマネジメントする仕事や、レコード会社で音楽商品の製作・販売をする仕事、コンサートホールやライブハウスなどの会場を提供する仕事など、音楽・芸能にかかわる業種は一つだけではありません。業種だけでも人材、商社、流通、メーカーなど複数の機能を併せ持つケースがあるのです。そのため、「音楽・芸能関係」と一気にまとめて業界研究をすることは難しいでしょう。

そのため、「なんとなくその業界を代表するトップの企業研究をすれば、ほかの会社の仕事研究にも流用できる」というわけにいきません。エントリーする企業の情報収集を徹底的に行って、求める人物像を把握し、企業にとって「なぜこの学生は自社を志望するのか」という納得感のある志望動機を作っていく必要があります。
さらに、企業に「この学生ならウチの仕事ができる」と感じてもらうために、自分がその企業を目指した理由が、企業の求める人物像をイメージさせる志望動機になっていることが望ましいのです。

出典:pixta

エントリーシートの志望動機のポイント(2)入社後に何をしたいのかを書く

音楽・芸能業界の企業に入るためなら、職種は何でもいい、と考える学生さんもいるかもしれませんが、志望動機を書くときには、やはり「入社後に何をしたいのか」を考えておく必要があります。単に「音楽が好きだから」、「芸能関係に興味があるから」という志望動機ではなく、入社後、その会社でどのような仕事をしたいのか、社会にどのように貢献していきたいのかを書くことで、具体性や現実味が増し、志望度合いの高さを伝えることができます。

なぜ音楽にかかわりたいのか、なぜ音楽事務所なのか、なぜその会社なのか、なぜその職種なのか。少なくともこれらの質問に回答することが、エントリーシートの段階でできていると、競争率の高い音楽業界のエントリーシートの突破率を向上させることができます。さらに音楽業界の企業は、リクナビ、マイナビ、キャリタスといった就活生にとってメジャーな就活ナビサイトを利用して採用活動をすることは比較的少なく、ほとんどが自主ホームページのみで採用情報を告知するのみというケースがほとんどです。また、問い合わせをしてきた学生に個別に対応するケースもあります。このように、「自力で調べてたどり着いた」志望度の高いライバルに勝つ必要があります。早めに志望動機の作成に取り組みましょう。

▽音楽・芸能業界に就職した先輩たちの志望動機例はこちら
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エントリーシートの志望動機のポイント(3)学生時代に打ち込んだことを書く

音楽・芸能関係業界の志望動機に取り組む時は、入社後にどんな仕事がしたいのか、やりたいことを具体的にしておく必要があります。職種や仕事上で接する人、求められる能力が多種多様な音楽業界。「音楽が好きだからこの仕事を選んだけれども音楽を楽しめなくなってしまったから辞めます」という人が少なくないため、「音楽にかかわれたらどんな仕事でもいい」という志望の仕方は好まれないことが多いからです。その際、それまでの音楽とのかかわりについてPRすることに熱心な方が多数見受けられますが、必ずしも今までの人生で音楽とのかかわりがあったことが必要なわけではありません。

学生時代に打ち込んだこと・経験したことで、音楽・芸能業界での仕事に役に立つこと、貢献できる能力があれば、十分アピールポイントになります。それらを志望動機に組み込んでいくことで、「自分ができること、貢献できる能力を発揮する場所としてこの会社のこの仕事を志望しました」という具体性を出すことができます。

まだ、漠然と「音楽が好きだから」で志望動機がストップしているなら、「自分はなぜ、これに夢中になったんだろう?」という過去の棚卸を繰り返し、自分のやりたいことをより深く、明確にしていきましょう。

【例文】音楽・芸能業界の志望動機4選

音楽事務所への志望動機例

プロを目指して、バンド活動をしてきました。「してきました」というのは、バンド仲間が家業を継がなくてはならなくなり、来年の3月を持って解散することが決まっているからです。このメンバーで音楽を作っていくこと以外考えられない自分が、次に、世の中になにか貢献できることを考えた時、今まで目をかけてくれた事務所の方の「サポートの力」に気が付きました。音楽を愛する気持ちと、アーティストのこだわりと、機材やスタジオの知識を活かせるのは、アーティストのいちばんそばで動くスタッフの仕事ではないかと考えています。

【ポイント:今までの自分の経験を役立てたい、というどんな仕事にも納得感のある志望動機になっています。】

レコード会社への志望動機例

3歳からピアノをはじめ、中学では吹奏楽部に入部し、高校ではじめてのバンドを組み、大学ではライブハウスでアルバイトをしています。ずっと音楽にかかわってきた人生の中で、「音楽にかかわらない仕事」をする想像はつきません。なかでもレコード会社を選んだのは、「新しいミュージシャンを発掘したい」との思いです。自分自身には演者としての才能に限界を感じましたが、周囲の「プロの卵たち」をサポートすることに魅力を感じ、今でもHP作成やライブ告知のデザイン制作に協力しています。

【ポイント:「音楽が好き」という言葉にも、レベルはあります。「好き」を仕事にしたいなら、採用担当者に「それは本当に音楽にかかわることが好きなんだね」と納得してもらえるレベルかどうか、考えてみましょう。】

CD販売ショップへの志望動機例

「今は、ダウンロードで十分じゃない?」よく、友人に言われる言葉です。それでも私は、今まで知らなかったジャンルやアーティストとの出会いを、数多く、貴社のお店で提供していただきました。それはこれからも変わらないと考えています。検索ではバッサリ切り取られてしまう新たな音楽と「誰か」をつなぐ仕事を、今度は自分が、提供する仕事がしたいです。

【ポイント:その業界の抱えている課題や、一般的に考えられている不安に言及することで、その仕事に対しての「覚悟」をしめすことができています。】

芸能事務所への志望動機例

マネージャーという仕事に興味を持ったきっかけは、大好きな芸人さんの「マネージャーには公私ともに支えてもらった。彼がいなければ今の自分はないだろう」というインタビューの言葉でした。あんなに輝いている人を、「輝かせる」仕事。体育会チアリーディングのパートリーダーとして、トップを引き立たせる心配りにやりがいを感じてきた私には、とても魅力的な仕事です。

【ポイント:芸能人が好き、華やかな世界に憧れている、という点から一歩踏み込み、マネージャーという仕事の位置づけを自分なりに考えている点が評価できます。】

印象に残る志望動機を書いて選考を突破しよう!

音楽・芸能業界は、志望度の高いライバルたちと、少ない採用枠を争う狭き門です。まずは面接のチャンスをつかまないことには、先へのステップへ進めません。ほかの学生と差がつく深堀りされた志望動機で、エントリーシートを突破しましょう。

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沼田絵美

著者:沼田絵美

最低求人倍率0.98を記録した2000年卒。当時流行だった就職サークルをインカレで立ち上げ、某新卒就職サイト運営会社に企画営業として就職。東京・名古屋・大阪3都市で中堅から大手企業の採用支援に計10年携わった後、大学キャリアセンター相談業務を担当するキャリアコンサルタント、就職関連ライターとして独立。標準レベルキャリアコンサルタント資格であるキャリア・ディベロップメント・アドバイザー資格所持。