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面接で「自分を動物・もの・色に例えると?」と質問される意図と回答例

面接時に「あなたを動物に例えると?」という質問をされることがあります。例える対象は動物に限らず物や色の場合もありますが、採用担当者はなぜこのような質問をするのでしょうか?ここでは、その質問意図と回答例をご紹介します。

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採用担当者の質問意図とは?

採用担当者により「自分を○○に例えると?」という質問の意図はさまざまですが、ここでは考えられる質問意図をご紹介していきます。

本音を引き出す

準備しにくい質問であり、その場で考えて答えなければならないため、就活生の本音を引き出しやすいという意図が考えられます。

アイディア力

動物・物・色という自分とかけ離れた物を、どのようにつなげるかというアイディア力を見ていることもあります。

発想力

アイディア力にも通じますが、予期せぬ質問に対応する発想力や柔軟性、アドリブ力があるかを見極めていると考えられます。

着眼点

就活生の答えから、その人物の着眼点が見えていきます。何をチョイスするか、どうのように話題を広げるかなどを観察し、人物像を探っている場合もあるでしょう。

瞬発力

社会人になると社内・社外を問わず、多種多様な人々と話をすることになるので、コミュニケーション能力は欠かせません。予期せぬ話題でもコミュニケーションをスムーズに進められるかという瞬発力、あるいはポテンシャルの有無をチェックしているとも考えられます。

上記のような質問意図が考えられますが、端的にいえば、就活本に書かれていない質問をすることで、本来の就活生の人物像を探っているということです。瞬時に答えられるか否かは、自己分析の内容や量にかかっているといってもいいかもしれません。

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自分を物・動物に例えると何?のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

出典:fotolia

「○○に例えると?」の答え方2つのポイント

本来の自分が反映されるとはいえ、考えなしに答えるのは賢明ではありません。当然のことながら、上記で述べた質問意図を念頭に答えた方がいいでしょう。ここでは、「○○に例えると?」の答え方のポイントを解説します。

ポイント1:自分の強みと結びつける

まず、自分の強みは何なのか、特に企業で活躍したり社会人として役立ったりするような強みを選びましょう。採用面接は企業が応募者の強みや資質などを見極めるために行うため、この質問に対する答えも自分の強みを選ぶことでアピールになります。アピールできる強みとは何かを重点に考えてみましょう。

ポイント2:自分の強みを動物や物の特性・特徴で表現する

アピールできる強みが決まったら、それをどんな動物や物に例えられるかを考えていきます。例えば、自分の強みが「コツコツ真面目に取り組む」という物であれば、「蟻」などが考えられます。

このように答えを導き出せば、その理由も簡単に答えられるはず。自分の強みと動物や物の特性を結びつけてアピールしてみてください。

「あなたを動物に例えると?」の回答例

では、「あなたを動物に例えると?」という質問に対する答えとその理由を紹介していきます。

カバ(アピールポイント:いざというときに力を発揮)

私を動物に例えると、「カバ」です。カバはのんびりしているように見られますが、ここぞということに力を発揮します。私もカバのように普段はのんびり屋に見られることがありますが、いざというときには力を発揮するタイプだと思います。

イルカ(アピールポイント:協調性・社交性)

私を動物に例えると、「イルカ」がぴったりです。イルカは周囲とコミュニケーションしながらお互いに協力したり、自分より強いサメなどから身を守ったりします。私も周囲と協力しながらグループの一員として物事に取り組むのが好きで、その方が力を発揮しやすいからです。

ネコ(アピールポイント:冷静沈着・協調性)

私を動物に例えると、「ネコ」だと思います。なぜなら、ネコのように物事を冷静に観察する上、マイペースで自分をしっかり持っているからです。一方、人と過ごすことも苦にならず、ネコのように人懐っこい面もあります。

チーター(アピールポイント:瞬発力・行動力)

私を動物に例えるなら、「チーター」が適しているでしょう。獲物を見つけたら素早く行動するチーターのように、私もじっとしていられないタイプだと思うからです。

「あなたを物に例えると?」の回答例

次に、「あなたを物に例えると?」という質問に対する答えとその理由を紹介します。

時計(アピールポイント:コツコツと進める・確実性)

私を物に例えると、「時計」です。時計は休むことなく確実に一秒一秒刻んでいきますが、私も一歩一歩丁寧に物事に取り組むのが好きだからです。

納豆(アピールポイント:粘り強さ)

私を物に例えるなら、「納豆」かもしれません。なぜなら、粘り強いからです。また、混ぜれば混ぜるほど美味しくなる納豆のように、知れば知るほど奥深い人間だと思われるようになりたいという面もあるからです。

タオル(アピールポイント:飲み込みが早い・使い勝手がいい)

私を物に例えると、「タオル」だと思います。タオルはいろいろな物を吸収しますが、私も物事を比較的早く吸収できるからです。また、タオルのようにいろいろな使い方ができる人材になりたいと思っています。

ボールペン(アピールポイント:意志の強さ・使い勝手がいい)

私を物に例えると、「ボールペン」です。その理由は、一度書いたら消すことができないところが、自分の意志の強さを表しているように感じるからです。また、どんなときでも必要とされるボールペンのように、必要とされる人間になりたいと思っているのも選んだ理由です。

「あなたを色に例えると?」に回答例

続いて、「あなたを色に例えると?」いう質問に対する答えとその理由を紹介します。

赤(アピールポイント:やる気・情熱・負けず嫌い)

私を色に例えるなら、「赤」がぴったりです。私は赤色のように熱い思いを心に秘めていて、これと決めたら情熱を注ぎ込むタイプだからです。また、負けず嫌いで、とことん学んで克服するところも赤色のイメージだと思います。

青(アピールポイント:冷静沈着・誠実)

私は「青」だと思います。物事を冷静に受け止め、しっかりと考えて行動できるイメージが青だからです。また、誠実な人間でありたいと思っていることも、青を選んだ理由です。どんなときでも理性的に物事に対処することをモットーとしています。

黒(アピールポイント:意志の強さ・周囲を引き立てる)

私を色に例えると、「黒」が適していると思います。それは、どの色にも染まらない黒色のような芯の強さがあるからです。一方、簡単に染まらない色でありながら、他の色を引き立てる役割も持っているので、そのように周囲を引き立てる人間になりたいと願っています。

黄色(アピールポイント:協調性・調和)

私は「黄色」をイメージした人物になりたいと思っています。黄色は情熱的な赤と混ぜれば元気なオレンジになり、理性的な青と混ぜれば癒やしの緑になるので、いろいろな色を持つ人々と上手く調和することで、新たな物を生み出したいからです。

まだまだある!「○○に例えると?」番外編

動物・物・色に関して選んだ理由を含めご紹介しましたが、採用面接ではこれ以外にも「○○に例えると?」という質問をされることがあるので、参考までにご紹介しておきます。

これまで就活をした先輩たちによると、野菜、食べ物、鍋の具、文房具、電化製品、日用品、アニメキャラクター、国などさまざまです。動物や物などが採用面接の定番になりつつあるので、違う例えを質問される可能性も高くなっているかもしれません。どんな例えを質問されても困らないよう、自己分析はしっかり行っておきましょう。"


自己分析をして、質問「○○に例えると?」に備えよう!
「○○に例えると?」という質問は、その答えに自己分析の量や内容が反映されやすいため、採用担当者は自己分析の度合いをチェックしているとも考えられます。予期せぬ質問に戸惑わないためにも自己分析をしっかり行い、面接までに自分に合った答えを見つけておきましょう!

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面接でこう聞かれたらのクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)
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reisuke

著者:reisuke

人材派遣会社で数年間コーディネーターとして従事し、その後海外へ。現在は、ライター・翻訳者・日本語教師という3つの顔を持つ。政治・経済・教育を中心に幅広いジャンルで執筆中。