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提出締切時期 | 2021年6月下旬 |
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私は、のらぼう菜の別名として「◯◯」を提案する。以下にその理由を記載する。
今回検討しているビジネスの背景も踏まえると、のらぼう菜が若者に浸透する別名の要件は大きく3つあると考える。それは、(1)その名前を聞いてどのような食品かイメージできること、(2)機能的な特徴を示せていること、(3)上記をキャッチーに表していること、である。それぞれについて詳細に説明し、「葉っぱの形のサプリメント」という別名のネーミングの妥当性を示せればと思う。
前提として、本ビジネスには2つのフェーズにわたり課題があると考える。一つ目はのらぼう菜自体の認知度の向上、二つ目は魅力度の訴求である。そもそも認知度が非常に低い状態のスタートであり、まず人にのらぼう菜の存在を知らしめた上で、その魅力を伝えるべきだ。前者は必要条件であり、その実現なしにはいくら魅力を押し出しても購入にはつながらないと考える。この二つの観点とビジネスの背景を考慮し、上記(1)~(3)の要件を洗い出した。
一つ目の条件について、別名を聞いて食品のイメージが想起させられる必要がある。これは先述の認知度向上に関わる要素だ。そもそものらぼうとは何なのか、それが野菜であることすら想像できない人も多いだろう。その状況を踏まえ野菜であること、及び小松菜や菜の花のような葉物であることを最低限伝えることで、のらぼうというもののイメージが伝わると考える。
二つ目の条件は魅力度向上に関わる。のらぼう菜はβカロテンやビタミンC、葉酸が豊富で、これらの摂取により人体機能の維持から美白効果まで期待できる。この栄養価の高さは紛れもなくのらぼう菜の魅力であり、三つ目の条件と併せて「◯◯」という表記を付した。
三つ目の条件は、若者に対しての訴求という点に関わる。上記二つの条件はあくまで必要条件であり、若者に普及させたいという視点から考えると、いかに若者に面白さを提供できるかが重要だと思う。その点、野菜と一見相反する◯◯という表記は目新しく、この条件を満たしている。面白さという要素を切り取った背景には、若者の情報伝達手段がSNS等に傾倒しているからである。話題性の獲得という目的をここに設定すると、面白さという観点は非常に大切だろう。
このように、「◯◯」は別名としての要件を満たしていると考える。
最低限論理性に問題がない形で文字数いっぱいで提出した。友人の話を聞くと、社会的に不適切なネーミングをすると論理性の如何に関わらず落とされるみたいなので要注意。
筆記・WEBテスト
テストの種類 | 受験場所 | 詳細 |
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企業オリジナル問題 | 自宅 | 計数・判断推理など |
・カーニーオリジナル形式のWEBテスト、難易度は非常に難しい。
・数理計算、判断推理、GMAT過去問などが多く、SPI対策本などでは対処は難しい。
・自宅WEBテスト形式だが、朝8:00スタートかつweb exによる監視がある。
・ミスすると減点され、未回答であれば±0点という形。
非常に難しい問題だが、過去問等により対策した。
GD
コロナ禍で長期休校が発生し、学習の遅れが問題となっている。義務教育の柔軟性を高めるためにはオンライン教育の導入が求められているが、導入を加速するために、政府としてどのような施策を打つべきか
・面接5分前に課題がメールが送られてきて、合計15分思考時間がある。
→その後は各自発表→20分ほどグループでディスカッション→20分ほど質疑&面接官込みでディスカッション、という流れ。
・おそらく質疑応答は当落選上の学生を見分けるものだったと思われる。
・15分個人で思考時間があり、その中で構造化しつつ自分の意見をまとめ、GDで話したい論点をまとめるという時間の使い方が良いと感じた。
→各自の発表後にディスカッションがなされるため、個人の思考のアウトプットの質の高さは重要。
Teamsでの開催であり、画面共有などの仕方が普段と異なるので要注意。各自の思考時間が長いGDであったため、いかに最初に良いアウトプットを出せるかでその後の主導権を握れれるか別れると感じた。検討しきれなくても、全体感を持って重要な論点を洗い出すことを心がけた。
面接
参加者 | 面接官:1名 学生:1名 |
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面接時間 | 約1時間 |
難易度 | 難しい |
雰囲気 | 普通 |
「企業に対して強制的に「管理職に占める女性比率3割以上」の実現を求めることの是非を検討せよ」,最初のアウトプットに対する質問は、それまでのロジックの整合性をとる質問,その後提示した論点に対して面接官が「どう思う?」とオープンな質問を投げかけ、検討内容の深掘りに入る,最終的に、「これまでの議論を踏まえると、あなたはどちらの意見ですか?」と聞かれた。
カーニーのプロジェクトについて
選考を振り返って
思考力に尽きる。GDや個人面接でも定型的なフレームワークでは解けないお題が出されるため、自分自身の力でその問題にたいしどう立ち向かうかを工夫できる人が評価されると感じた。ジョブでも、MBBや他戦略ファームの内定者でも簡単に落とされてしまうため、数あるコンサルの中でもトップクラスに難しい会社である。だからこそ、あまり対策をしてなくても突破できる可能性はあるし、逆にジョブに慣れていてもゼロベースで思考を深掘り続けることが大事(一人でそれを行う思考体力も求められていたと思う)。
議論を楽しむこと。実際、個人面接では私の考えをうまく引き出すようなコミュニケーションを取ってもらえた。答えがない難しいお題だが、面接官の問いに粘り強く答え続けていれば十分勝機はあると思う。一方で、アイデアベースにならないようあくまで論理的に答えることを常に意識し、その上で発散した意見をどう集約するかを考えた。
「結局あなたの提案で一番言いたいことはなんですか?」「その企業の課題は本当にそれなんですかね?」などと、アウトプットがどれだけ本質的に対象企業の問題を捉えられているかという質問が多かった。
開催時期 | 2021年8月中旬 |
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開催期間 | 4日間 |
開催エリア | オンライン |
開催場所 | オンライン |
職種 | 経営コンサルタント |
このインターンで学べた業務内容 | コンサルタント |
一定期間で支給 20,000円
コアタイムはteamsに乗ることが求められる。それ以外の時間帯は自由だが、皆残業してアウトプット向上に努めていた。
インターンシップの内容
・参加人数は15名ほど。学生は3名1グループ単位で業界を割り振られる。その3名は別々の企業を担当するため、同じ課題に取り組む学生はいない。
・対象企業は業界シェア4-7位ほどが多かった記憶。
・初日はカーニーの紹介や社長講演など。
・各日昼頃に社員紹介やプロジェクト紹介が行われ、フラットに質問する機会がある。カーニーについての理解も深められる。
・各日午後にメンターとの壁打ちが1日1回用意される。その後、夜の時間帯に同じ業界に取り組む学生同士で別の社員(メンターではないが、おそらく評価している)を含めディスカッションを行う。
・teamsでのコミュニケーションとなり、学生同士での意見交換も自由にできる。
・最終発表は3グループに分かれるが、明らかにそれまでの評価による部屋わけがなされる。したがって、毎日1回の壁打ちとディスカッションの時間に全力で臨むべき。
能力面の実質的な最終選考。インターンを通過すると最終面接に案内される。
4日間非常に楽しく、またとても充実感のあるインターンだった。一方ワークは非常に難しく、自分自身が本当にコンサルタントになれるのかという不安を感じた。
・学生は優秀な人が集まる。就活コミュニティの有無に関わらず、これまでの厳しい選考を突破した思考力のある学生が揃っていた。
・おそらく学生に「個性」を求めている。最初の自己紹介でも個性を出すことを要求され、ジョブ後のFBでも個性について言及された。
「考えることが好き」「ディスカッションが好き」という印象。コンサルタントとしての基礎的な素養として上記の観点はもちろん求められるが、他者と比較しても思考に対する貪欲さを持つ社員さんが多いと感じた。4日間のジョブを「楽しかった」と振り返られるような人がそのまま入社しているのだと感じる。
就活コミュニティで「慣れてきた」学生よりも、しっかり自分自身の頭で考え切れるかどうかを重視していた印象がある。個人発表のわりに質疑応答がかなり厳しいところまで突っ込まれるため、深く考える重要性が非常に高いインターンであり、型にはまった思考よりは十分に本質的な思考を重視すべき。
選考はどのフェーズも非常に難易度が高いですが、一つ一つ愚直にこなせば勝機はあると思います。会社としても非常にユニークで、MBが拡大路線をとる中ベインやカーニーは小規模を貫くと思われます。だからこそ一人当たりの生産性も求められるし、カーニーは「尖った個性」を必要とするのだと感じます。入社できれば間違いなく角度高く成長できるファームですし、「考えるのが好きな方」は非常にフィットするはずです。一方、小手先のテクニックや慣れではジョブは突破できないと思われますし、4日間のジョブでコンサルタントに対する適正も自ずとわかる気がします。
A.T.カーニーのインターンに参加した学生たちのインターン体験記は5件あります。
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