森山 千絵 /CHIE MORIYAMA
自動車保険部 商品企画チーム主任
三井住友海上火災保険株式会社
国際文化交流学部卒。2009年入社。入社時より商品企画チームに所属。2013年に結婚。2年後には男の子を出産し、今は一児の母として家庭と仕事を両立しながら、第一線で活躍している。
“世界トップ水準の保険・金融グループの創造”を経営ビジョンに掲げ、成長し続けている三井住友海上火災保険。現在、商品企画部門の主任として活躍する若手社員の森山さんに話を聞いた。
人柄を知ろうとしてくれたのがうれしかった
大学の卒業生の大半が金融業界に就職していました。その影響で、私も自然と金融業界に興味を持ちました。金融業界といってもさまざまな事業がありますが、私は漠然と社会を支える仕事をしたいと思っていて、そのイメージに一番合った損害保険の「リスクマネジメントを通して人や企業を支える」という事業に興味を持ち、三井住友海上に応募しました。面接では、自分の人柄が伝わるようなエピソードを選んで話しました。すると、一つひとつ丁寧に話を聞いてくださり、私個人の人柄を知ろうと真摯に向き合ってくれました。できるだけ長く勤めたいと考えたとき、職場の雰囲気がよくて、人が合うかどうかも重要だと考えていました。そういう点でいろいろな会社を見ながら就職活動し、「長く、働ける」イメージが持てた当社に入社を決めました。
入社3年目、20代半ばで大役を任されたことが成長につながった
入社後、配属されたのは自動車保険部・商品企画チームでした。この部署では、損害保険の中でも自動車保険の企画・開発を行っています。具体的には、新商品の企画・立案からその商品を世に送り出すまでの一連の業務を担っています。基幹業務は商品案を策定し、損害保険の商品そのものである保険約款を作成することですが、保険募集に必要な社内体制の整備や募集に使用する文書のチェックなども行っており、多岐にわたります。自動車保険の開発プロセス全般に関わることができ、一連の流れを俯瞰しながら業務に携わることができるので、やりがいも大きいです。
私が成長するきっかけになったのは入社3年目の出来事でした。ある商品開発のリーダーを任せていただきました。それまでも、商品のあるべき姿を論議したり、約款作成にも関わっていましたが、リーダーとなるとスケジュール管理を確実に行いつつ、商品案の検討・確定を自ら行う必要があります。もし自分にわずかでも見落としや誤りがあれば、そのままプロジェクトが進んでしまうため、それまでとは違った責任の重さを感じましたが、業務に邁進して、最終的には金融庁への認可折衝という大役も担いました。20代半ばで責任ある業務を経験をしたことで、視野も広がり、自分のスキルアップや業務品質の向上につながったと実感しています。当時業務を任せていただいた上司・フォローいただいた先輩方には感謝しきれません。経験を積んだ今、今度は私が後輩に対して同じように指導したいと思っています。
復帰前の準備、復帰してからの時短勤務でスムーズに職場復帰
2013年に結婚し、2年後には男の子を出産しました。出産後は、子どもが生活の中心になり、ライフスタイルも激変しました。約1年の育児休暇を取得しましたが、復帰前に「MSクラウドソーシング」という新たな仕組みを活用させていただき、短時間の業務を自宅で担わせてもらいました。長い間仕事から離れて子供中心の時間を送っていたため、正直なところ業務に復帰してすぐに仕事の勘を取り戻して働けるのか不安がありました。そのため、復帰前に少しでも業務に携わり、復帰の準備ができたことがすごく助けになりました。復帰後は、2カ月間、実働6時間の短時間勤務を選択しました。当社の短時間勤務制度は、朝夕と30分ごとに6パターンの出勤時間を選ぶことができ、家庭それぞれに応じた働き方ができます。そして復帰して2カ月が経ったころ、思いのほか、業務のペースをつかめたことから「もっと仕事がしたい」と思い、自らの希望でフルタイム実働8時間に戻しました。
自分なりの家庭生活、仕事の進め方を選択してきた
会社によって働く環境はそれぞれ違うと思いますし、仕事内容やプライベートの過ごし方も人それぞれのやり方があると思います。私の場合、共働きだから家事を分担するということではなく、なるべく自分でやりたいという気持ちがありました。もともと家事が苦ではなかったということもありますが、「やってもらって当たり前」と思うと、どんどん甘えてしまい、相手への配慮が薄れていってしまうような気がする、というのが理由です。実際には、夫も家事に積極的に関わってくれ、子どもを寝かしつけたり、お風呂に入れたりと、育児にも参加してくれています。それでも、家事も育児も、私は自分にできる限りのことをしたいと思っています。それは、仕事に対しても同じで、育児もあるから、ということを理由に、仕事を制限したくはありません。ライフスタイルや業務時間が変わっても、それに応じてやり方を変えて対応していけばいい。仕事では、個人的に業務をこなすだけでなく、組織をけん引して職場の業務運営を円滑に進めていけるように成長したいと思っています。今後も「自分らしく」、家庭にも仕事にも全力投球していきたいです。
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当社は、神田駿河台に本館・新館の2棟からなる本社ビルを構えています。本館にはコーポレート部門などの本社機能があり、新館では営業や損害サポート部門の社員が働いています。本館には「駿河台屋上空中庭園」があり、「都会のオアシス」として近隣の方に親しまれています。
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