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プロフィール

株式会社 富士通ミッションクリティカルシステムズ
株式会社 富士通ミッションクリティカルシステムズ
(会社概要はこちら)
代表取締役会長兼社長 宮田  一雄 様

1954年生まれ。山口県出身。 1977年大阪大学基礎工学部卒、同年富士通株式会社入社。2004年経営執行役、2009年執行役員を経て、2011年株式会社富士通アドバンストソリューションズ代表取締役社長に。2013年10月、合併に伴い、現職の株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ代表取締役社長に就任。

 

競合優位性、市場での位置など、貴社現在の御状況について教えてください。

2013年10月、日本の金融・官公庁システムをワンストップで開発する新生企業に

 2013年10月、当社は、株式会社富士通アドバンストソリューションズ(以下、FASOL)と旧・株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ(以下、旧FMCS)との合併により、新生株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ(以下、FMCS)として再スタートしました。

 お客様は、システムのことでお悩みの際、安心して任せられるところに一括して発注したいと考えておられます。FASOLは金融・官公庁向けを中心とした業務アプリケーション開発で、旧FMCSは社会インフラシステムの基盤構築に強みを持っていました。この両者が合併することにより、日本の経済活動や公共サービスのインフラを支えるミッションクリティカルなシステムを、インフラ構築からアプリケーション開発まで、一括してワンストップでご提供できるようになり、お客様のご期待に沿えるようになりました。

 さらにマーケットとして、近年はスマートフォンやタブレット端末などを利用できるスマートなシステムの開発も高い潜在需要があり、アベノミクス効果により、徐々に先送りにされていたシステム更改の気運が高まりつつあります。

 このような背景から、現在は大きなプロジェクトの話がいくつもあります。

貴社の3年後のビジョンや事業戦略について教えてください。

いまこの時、この場所で、この人に! 世界初のホスピタリティIT企業に

株式会社 富士通ミッションクリティカルシステムズ  現在、2100名の社員で年間630億円の売り上げを上げているのですが、今後のさらなるニーズの拡大を見込み、3年後には年間売り上げを720億円に想定しています。そのため今後の人材確保とその育成が急務となります。

 1つは、技術者の技術力を高めて、お客様の満足を勝ち取り、それにともなって技術者の単価を上げていくことです。先ほどリーマン・ショック時の研修の話に触れましたが、実はもともと当社は創業以来、「高度技術者」の育成を非常に重視してきました。当社の定義する「高度技術者」とは、高い技術力とヒューマンスキルを兼ね備えた技術者のこと。両者が満たされなければ、お客様のもとで活躍し、評価を得る技術者にはなれないと考えています。そのため新人研修でも技術はもちろん、挨拶練習や、内観、ビジネスマナーなどヒューマンスキルを磨くプログラムが盛り込まれています。

 お客様に選ばれ続けるSEを育てるために、当社では技術とともに、お客様との接点をマネジメントするコミュニケーションスキルを向上する「ホスピタリティSE」の育成に力を入れます。コミュニケーションというと、持って生まれた能力のように思われがちですが、実はきちんとしたロジックがあり、それを習得すれば誰でもできるようになります。SEはロジカルシンキングが得意ですから、これらのロジックを研修で習得して、現場で実践すれば、全社員が身に付けることが可能です。

 この研修を通じて、ロジックを知り、実践し、教えるというサイクルを回すことで、前身の会社から引き継がれてきた30年間の現場のノウハウを、しっかり伝える体制を整えていきたいと考えています。これにより、当社は世界初となる「ホスピタリティIT企業」を目指します。

 また、優秀なSEに仕事が集中し、オーバーワークやプロジェクトの遅延を引き起こさないため、全体最適を考えて業務フローを再構築するロジックをまとめた、「TOC(Theory of constraints、制約理論)」による研修も進めています。TOCの浸透と実践により、3年後には常時、納期遅延のない安定的なシステム開発を可能にし、お客様の揺るぎない信頼を勝ち取ります。結果として、お客様に選ばれるSE会社となり、5年後には売り上げ1000億円を狙います。

 私が持つFMCSの成長ストーリーを共有して、全社員が共通の価値観を持つため、一般社員20~30名単位で、「社長講義」を全社員に対して順次実施しています。会社が成長するビジョンを示し、実現していくことで、若手社員に夢を与えられる企業でありたいと思っています。

 私は一人ひとりの社員に対し、自分自身が長年の経験で培ってきたものを伝えていきたいと考え、直接顔を見て話をすることを大切にしています。

今後貴社で活躍できる人材像(新卒対象)。

素直に学ぶ姿勢があれば大丈夫。育てるのは会社の責任

株式会社 富士通ミッションクリティカルシステムズ  物事を素直に受け止め、真面目に勉強し、明るい対応のできる学生なら大丈夫です。SEとしての専門知識や専門技術、コミュニケーション能力は、スキルなので、学んで訓練すれば、誰でもできるようになります。育てるのは会社の責任だと考えています。

 女性にも長く活躍してもらえる環境の整備も進めています。出産・子育てといったライフサイクルがある女性にとって、現場から離れる時期があるのは当然のことです。また、子育て中は働く時間に制約が出るものです。そこでパッケージ開発などの社内事業を拡充し、就業時間に制約のある方でも、組織でカバーし合えるような職場をつくっていこうと思います。

 私は、SEという仕事を愛してます。私自身、現場でSEとして45歳まで働いていました。お客様と一つのプロジェクトに取り組み、喜びを共有し合う。これほど楽しい仕事はないと思っていました。

 しかし、近年は過酷な労働条件の職種としてレッテルが貼られています。その原因を考えると、私たちが若手の頃は、10人規模のプロジェクト、次は50人規模、その次は…というように、OJTによって経験して徐々にステップアップして成長していく学びの環境がありました。

 ところが、今はそのような段階を踏むことなく、いきなり1000人規模のプロジェクトに投入されます。万一ミスが起ころうものなら、グループの経営トップがお客様のもとに謝罪に行かなければならないほどシビアな環境です。これでは若手が育ちません。だからこそ、私はSEが身に付けるべき理論、ロジック、スキルをきちんとカリキュラムを組んで、育成しようと決意しました。

 SEはやりがいがあり、社会に貢献できる仕事です。ぜひ、これからの世代の方にも、当社でSEとしての喜びを実感してほしいと願っています。



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